2015/05/03 - 2015/05/07
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massiさん
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2015年GWのクルーズ旅行記、第4段です。
クルーズ船はイベリア半島を離れ、ヴィスケー湾を縦断する形で、一気にイギリスに向かいます。
今までは毎日寄港でしたが、ここからは距離がありますので、終日クルーズの日程も多くなります。
天候のほうは、直前のサンチァゴ・コンポステーラでは大雨。
クルーズ船の進行には問題がありませんが、出発直後の天気の良さとは
うってかわって不安定感が出てきました。
日程も後半、ここまで順調にきていたクルーズもここから一気に波乱の展開となってきます。
それでは終盤、8〜12日目までの旅の状況をご報告したいと思います。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 100万円以上
- 交通手段
- 観光バス 船
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-
クルーズ船はスペインのヴィーゴ港を出港し、ビスケー湾を縦断。
一路ドーヴァー海峡の対岸、イギリスのポートランド港までの航海に入ります。
距離があるため、この日は終日クルーズ。
周囲には島影一つ見えません。
心配された天気ですが、やはり外れとはいえ、大西洋ということで、地中海に
比べ若干波は高くなりましたが、問題のないレベルです。 -
終日航海ということで、この日は船のプログラムであった船内見学に
参加してみることにしました。
まずは、食事の準備をする厨房からです。
こちらは船尾にあるディナー会場で、一度に数百人が食事をすることが
できます。 -
それだけの多くの人数が一気に食事をするということは、準備のほうも
大変になっているはずです。
メニューは好きなだけ選べますが、一皿一皿はご覧のように大量に
作っておいて、注文の卓に持っていくということで、見込みが違うと
大量に廃棄が出るでしょうね。 -
こちらの方は料理ではなく、食堂用のオブジェを刻んでいるようです。
船内ツアーの客が見に来ていますので、果物類も見せるように並んでいます。 -
食事は和洋中すべてが揃います。
もちろん、こちらのようにお寿司もあります。
といっても、欧米系の寿司なので、日本人には今一つという感じです。 -
こちらでは、何か氷の彫刻をしているようですね。
彼の苦心作が見えるのは翌日になります。 -
ちなみにディナーは3コースですが、メインであれ、デザートであれ、
実質何個頼んでも大丈夫です。
やはり、上のように大量生産している関係上、個数管理はしていない
ようですので、いくつでも出すことができます。
私たちもメインは無理ですが、デザートは常に2品お願いしていました(笑)。 -
続いてカジノに来ました。
写真は何と現金のUFOキャッチャーです。
いかにも…という感じで、2〜3回やってみましたが、うまくつりさげるのは
相当難しそうでした。
しかし射幸心をあおりますね。 -
船の中にはギャラリーもあります。
通常は閑散としていますが、終着地までには随時セールが行われていて、
結構売れているようでした。 -
こちらは船内にあるほうの室内プールです。
上屋根がガラス張りになっていて明るい造りになっています。
ジャグジーもあり、温度も一定ですので、こちらは冬でも泳げますね。 -
部屋については、毎日ディナーの前後でルームキーピングされているようでした。
チップも事前清算ですので、そういった意味では非常に楽です。 -
丸1日の航海のあと、イギリスのポートタウンにつきました。
この町は、名前のとおり、港そのものです。
近くにちょっとした町はありますが、観光的には何もありません。 -
ここでの見どころはバスで2時間ほどにあるストーンヘンジです。
ストーンヘンジに向かうには、日本のクルーズ会社のツアーと、船会社のツアー。
どちらかに参加する必要がありますが、私たちは船会社のツアーに参加する
ことにしました。
日本人ツアーは便利ですが、ストーンヘンジ観光のみで、半日観光
それに対して船会社はソールズベリの自由散策がついて終日観光で、
事前にチェックしたところ、ストーンヘンジ以外に見るべきものが
あまりなさそうなので、地元の街も見れるほうが面白そうだと思った
からです。ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群 史跡・遺跡
-
バスは菜の花畑と草原の中を一路目的地に向かいます。
美しい風景が続きます。 -
イチオシ
ストーンヘンジに到着しました。
草原の中にポツンと建つ石群はかつて世界7不思議の写真で見たそのものです。ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群 史跡・遺跡
-
もちろん石柱には近寄ることはできませんが、周囲を遊歩道が巡って
いますので、そこから眺めることになります。
この成り立ちは古代の儀式に使われたとか、天文観測のためであった
等いろいろと言われているのは周知のとおりです。 -
しかし、周囲を巡っていて、予想はしていましたが他に何もない。。。
ミステリー好きの方が聞いたら怒られるかもしれませんが、確かに
古代に造られた巨石群は不思議ですが、世界にはもっとすごい古代
遺跡が沢山あります。
やはり、存在したのがイギリスだからここまで有名になったのかな
という気もしました。 -
駐車場の近くにはちょっとした資料館とショップ、それから
古代の復元住居が整備されています。
全部で1〜2時間あれば十分な感じですが、やはりこれだけを
見に来るのは少々もったいないかな。。と思います。 -
その後、30分ほどでソールズベリの街に到着です。
駐車場の後方には教会の尖塔が、その前にはイングランド国旗がはためいています。 -
天気は上々。
そして、ソールズベリを散策したのですが、ここがいかにもイングランドという
感じで、とても美しく、気にいりました。 -
街角にはイギリス名物?の赤い電話ボックス。
いい感じです。 -
そういえば、こちらもいかにもイギリスらしい赤いポスト。
最近日本ではほとんど見かけなくなりましたが、イギリスの文化を
取り込んだものだったのでしょうね。 -
イチオシ
街角の家々を覗いてみましたが、イングリッシュガーデンというのでしょうか。
とてもお洒落で絵になる庭になっています。 -
花の盛りにはまだ少し早い感じですが、庭にはそろそろ咲きそうな
つぼみが揃っていて、新緑の美しい季節です。 -
運河沿いの街並みも美しく、散策していて飽きません。
-
そしてこちらがソールズベリの大聖堂です。
尖塔は当時イギリスでも随一の高さを誇ったようです。ソールズベリ大聖堂 寺院・教会
-
そして、ここソールズベリの大聖堂にはイギリスでも数冊しか残っていない
有名なマグナカルタの正本が残っています。
そのため、教会の中には博物館が付随されています。マグナ・カルタ 建造物
-
ただ、このツアー中にはいくつか失敗もあり、一つは食事です。
カードを船内に忘れてしまい、いくつかお店に入りましたが、持っていた
ユーロもドルも使えない店ばかりで昼食は抜きになってしまいました。。
また、今までの英語ツアーで困ったことはありませんでしたが、このツアーは
英語ネイティブの国の方を対象にしていたため、早すぎてほとんど聞き取れません。
おまけに、英語圏特有の慣用句を使うため、困りました。
集合時間、場所などみんな去った後、バスガイドさんに確認しなければ
なりませんでした。
自分もまだまだですね。 -
散策は楽しかったですが、終了ごろ空が曇ってきました。
でも観光中は天気がよくて良かったです。 -
バスで港に戻るとここも大雨でした。
観光中は青空でしたので、今回は外に出て大正解です。
天気はこんな感じですが、翌日の寄港地は対岸のフランスですので、
距離的にもまず大丈夫でしょう。 -
翌日の寄港地は北フランス、ノルマンディー地方のシェルブールです。
対岸に渡るだけなので、数時間で到着です。
港に着くと、隣には同じホーランドアメリカラインのクルーズ船が
並んでいます。
天気もまたまた上々です。 -
このシェルブールの街でもいくつか観光の選択肢がありました。
一つはモンサンミッシェル観光です。
日本人客の皆さんはこちらを楽しみにしていたようですので、
大半の方が参加されます。でも、自分は以前行ったことがあるし、
時間的にも遠いため、往復8時間、現地2時間といった強行軍です。
もう一つはシェルブール近郊の観光。
自由観光ですが、結構きれいな港町です。
そしてもう一つ、バイユーの街の観光ツアーというのがクルーズ船の
ツアーリストにあり、世界遺産がある美しい街だということで、
事前情報あまりなしにこちらにしてみました。
ということで、例により日本人は我々だけのクルーズ船ツアーです。 -
約2時間ほどでバイヨーの街に到着しました。
最初に世界遺産のあるという博物館に向かいます。 -
世界遺産の銘板です。
この中に記載のある、バイヨーのタペストリーというものが認定されて
いることがわかります。
銘板には大聖堂と青空が映し出されていて面白い光景です。タペストリー美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
こちらがそのタペストリー(複製)です。
もちろん、博物館では原本を見ることができますが、撮影禁止なので、
こんな感じですということで、出しています。
このタペストリーにはノルマン・コンクェストの歴史が鮮やかな刺繍で
縫い取られていて、戦いの進行に応じて説明を聞くことができます。
日本語での解説もありましたので、非常にわかりやすかったです。
私は歴史好きなので、ここは行って良かったです。 -
続いて、昼食をとりながら町の中を散策です。
フランスではユーロが使えますので、昨日のような失敗はありません。 -
そのまま歩いてバイヨーの大聖堂につきました。
ノルマンディー地方の町は第二次世界大戦で破壊された場所が多いですが、
このバイヨーの大聖堂は生き残り昔のままの姿をとどめているということです。ノートルダム大聖堂 (バイユー) 寺院・教会
-
青空の下、聖堂の尖塔が美しいです。
なんとなくですが、前日訪れたソールズベリの大聖堂にも似た感じがあります。 -
内部も美しいですが、比較的ガランとしています。
ただ、ここは第二次世界大戦で亡くなったオーストラリア・ニュージーランド軍
兵士の眠っている場所ということで、新しい花が手向けられていました。 -
イチオシ
初夏の風景に建つ大聖堂です。
ここも言って良かったと思える場所でした。 -
バイヨーの街を散策してます。
運河沿いの雰囲気を見ていると、こちらも昨日のソールズベリの運河から
つながっていてもおかしくないような風景です。 -
やはりノルマン・コンクェストを経て、ドーバー海峡を隔てはいますが、
両岸には多くの類似性があるような感じがしました。
でも、いずれも美しい街です。 -
シェルブールの町に戻ってきました。
出航時間はまだ先ですので、この町も散策してみることにします。
港では帆船が停泊していて、雰囲気のある景色になっています。 -
街中は観光馬車が走っており、それなりの観光地であることをうかがわせます。
時間がなかったので、ここで船に戻りましたが、確かにこの町の観光も面白かった
かもしれません。 -
船につくと、フランスさよならパーティーの準備がしてありました。
ご覧のとおり、有料(笑)でフランスワインの飲み放題です。 -
ここで、昨日彫刻していた氷の怪獣も見つけました。
天気は良いのですが、風が強かったのでポルトガルの時とは違い、写真のように
屋内プールの脇でのパーティーです。 -
しかし、サヨナラパーティーが進んでもなかなか出航しません。
何で、と思っていると、風が強いから一時出航見合わせ、と。
外に出てみると確かに風は強いですが、通り雨は止み、ご覧のように虹も
出ています。
しかし、船内アナウンスでは外洋の天候は悪いため、翌朝まで出航延期
とのこと。
では、楽しみにしていた次のブルージュは?そして3日後の最終寄港地
コペンハーゲンへの到着は?
と急に不安なってきた旅終盤の状況はまた次回で。
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