サホロリゾート（SAHORO RESORT）　～暖冬にもめげず、サホロでゆったりと～

2016/03/19 - 2016/03/21

1年1回のスキーでどのゲレンデを選ぶかですが、2015年は海外のようなニセコで、露天風呂も外国人だらけで、くつろげませんでした。
2016年は3月の3連休に4年ぶりにサホロリゾートホテルに2泊3日しました。
常に－7℃～－2℃ぐらいと暖かく、晴天に恵まれて、春スキーを満喫しました。

サホロリゾートホテルは“【美味旬旅】十勝の食材たっぷり！グルメ満喫プラン☆1泊朝食＋フルコースディナー付”というプランを2015年11月23日予約しました。ホテル内のレストランで、十勝・新得の地産地消の食材を活かしたフレンチやあっさり系中心の和食膳などを楽しみ、綺麗なお湯の温泉につかり、とても優雅な3日間を過ごしました。

サホロゴンドラに1日半で15回乗り、「スキーは質より量！」と思っている私にとって、サホロはやっぱりパラダイスでした。（現在、左肩の怪我のため、ドクターストップがかかっているため、内緒のスキーです。怪我をしないよう抑えめに滑りました。）

エリア 新得・芽室・士幌(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 5.0

• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

2016年3月19日(土)は4時20分起床で、MKシャトルを使って関西国際空港に7時に到着しました。
ANA1711便は関西国際空港を8時10分頃離陸し、新千歳空港に10分遅れの9時55分頃着陸しました。到着後、バス（サホロ・エクスプレス）で十勝サホロリゾートに向かいました。ゲレンデまで飛行機とバスでダイレクトに簡単にアクセスできます。

トマムICを降りて、約5分で星野リゾートのトマム　ザ・タワーと雪が解けたゲレンデが見えました。

天気予報では、雪の高さは60cmから140cmとなる見込みで、全てのゲレンデがオープンしていました。

せっかく早起きして12時30分にはホテルに到着できたものの、サホロゴンドラ(2,140ｍ)が運行見合だったので、スキーはあきらめました。

今回はサホロリゾートホテル南館1階の533号室に2泊しました。

ホテルの部屋から見えた風景です。大浴場『リフレ』で温泉を楽しんで、部屋でテレビを見て過ごしました。3月は仕事が忙しく、夜も送別会などで1日も空いている日が無かったので、スキーに備えて休養に徹しました。

フレンチレストラン『サホロガーデン』で夕食をいただきました。

本日のスペシャルディナーの前菜「イタリア産生ハムと豚肉のリエット　グリッシーニ添え」です。

「とかちマッシュのクリームスープ」と自家製パンです。

魚料理は「鯛のソテーと雲丹のムースリーヌ桜色ソースにて」です。

牛ヒレ肉と牛ロース肉から選べる肉料理の「牛ヒレ肉　レフォールソース」です。
焼き加減もバッチリで、とても美味しくいただきました。

「季節のサラダ」もシャキシャキで美味しかったです。

「パティシェ特製デザート」とコーヒー。

次の日（2016年3月20日）の天気予報をチェックすると、最高気温-1℃、最低気温-3℃、積雪量も135cmとさらに5cm少なくなりました。

2016年3月20日(日)の朝は宴会場で洋食バイキングをしっかりいただきました。

朝食後、ホテル内でスキーセットを借りて、8:18にホテルを出発するバスでゴンドラステーションに行きました。

サホロリゾートホテルの回りには雪はほとんどありませんでした。

三連休の中日だけあって、ゴンドラステーション前の駐車場に自家用車が沢山駐められていました。

斜里スキー協会のゼッケンをつけた北海道の子供たち。地元の子供はすごくスキーが上手です。

サホロゴンドラ（2,140ｍ）でサホロ岳(1,060ｍ)の山頂を目指しました。風速が強く、減速運転で山頂まで所要10分のところ15分かかりました。

気温-4℃、風速5-12m/sと穏やかな天候で、全てのリフトが運行されていました。

4年前に来たときも老朽化で運行していなかったリフト2基（第3リフトと第5リフト）が綺麗に撤去されていました。

雪崩や老朽化の危険性が指摘されていた第1高速リフトと第4リフトは修理されていました。

サホロゴンドラ山頂駅は標高1,000ｍです。

いつも山頂に見られるマンモス樹氷も無く、ホテルで聞くと「この10年間で2回目の暖冬」とのことで、積雪量も135cmと少ないのも仕方ありません。

ノース・アベニュー（滑走距離3,000ｍ）側を目指しました。

絶好の春スキー日和に感謝です。
ここから右側に出るとスリリングコース（初級コース）になり、左側に出るとノース・アベニュー（中級コース）になります。
ゴンドラを降りたスキーヤー・スノーボーダーにまとまって出会える場所はここぐらいで、三連休でもゲレンデはガラガラなので、経営破たんを心配してしまいます。

基本的に途中までは左側に向かって滑って行きました。

このように見晴らしが良くても、ゲレンデはどこもアイスバーンで、ほとんど全部ガリガリなので、頻繁にターンしなければなりませんでした。
アイスバーンのため早々に滑るのを止めてゴンドラで下山する方もいらっしゃったようです。

景色を楽しみながら（ちょくちょく撮影しながら）滑り降りました。

第8リフト手前の斜面はなだらかで滑りやすいです。

青空に恵まれ、眼下に広がる十勝平野の絶景を楽しめたのは、ラッキーでした。

硬雪アイスバーン状態で、一般のスキーヤー・スノーボーダーが苦戦する中、地元の子供たちはものすごい速さで滑り降りていきました。
自宅の近くのコンビニからサホロリゾートまでバスが出ていて、毎日のように通って、バッチテストを受けているとのことでした。

スキー場の中心ゴンドラステーション内2Fにあるレストラン「フォーマルハウト」では、サホロリゾートホテル特製のスイーツも売っています。

カタラーナとシュークリームとアイスコーヒーを注文しました。
カタラーナはイタリアの定番ドルチェ。焼きプリンアイス。表面のカラメルをバーナーで焼いてカリッとキャラメリゼしたもの。中身は固いアイスです。

山頂付近も視界良好で、見上げると青空が･･･。

ゴンドラの終着点には、佐幌岳神社があります。冬季に限定で設置され、鳥居とお賽銭箱があり、強風が無ければ、サホロ岳からの美しいパノラマを楽しめます。

春スキーなので、ホワイトアウトも無く、緊張感も全く無し。

アイスバーンの斜面ながら、広くて目立ったコブも無いので、かっ飛ばして滑ることができます。

ゴンドラの車窓から見た「サウス・ウェイ」です。

標高1,060mのサホロ岳山頂から展開するコースは全部で17本。
アイスバーンでなければ、各コースなりにいろいろ楽しめます。

18時30分にレストラン“北海道郷土料理　ゆきざき”で「季節の会席料理」をいただきました。北海道限定販売の生ビール「サッポロクラシック」も注文しました。

前菜　稚内産毛蟹半身盛り
光付　焼き帆立と白アスパラの黄身酢掛け
小鉢　空豆と湯葉の和え物散し桜海老
お造り　本日の鮮魚盛り合わせ

焼物　春鱒の木の芽味噌焼き
煮物　鰈の揚げ浸し、みぞれ餡掛け
強肴　越冬野菜と道産牛の和風ビーフシチュー
お食事　白飯（北海道産ななつぼし）
上椀　浅利と白魚の清まし
香の物　お漬物バイキング

デザート　本日のデザート

2016年3月21日(月)の天気予報は最高気温-2℃、最低気温-7℃と、なんとか暑くない程度に冷えそうです。

2016年3月21日(月)は7時に洋食バイキングをいただきました。

ホテルを8時に出発するバスで8時5分にはゴンドラステーションに到着しました。

8時10分に、8時20分〜12時20分までの4時間券を購入しました。

ホテルで借りたスキーセットのレンタル料金と合わせて、4時間券が5,200円、1日券が6,200円とお得なセット料金となっています。

1日半で、サホロゴンドラ（2,140ｍ）に10回＋6回＝計16回乗りました。
左肩を負傷していて、無理ができないので、回数は少なめでした。

2016年3月21日(祝)は気温がマイナス7℃にまで下がり、曇りがちの天候でした。

山頂駅からの景色です。寒くて前を向くことも困難なほど強風が吹くことも多いこの場所で、のんびり体操ができるほど暖かく、風もほとんどない状態でした。

ノース・アベニュー（滑走距離3,000ｍ）を滑ってみると、前日よりさらにアイスバーンが酷くなっていました。

今朝は気温がマイナス7℃にまで下がり、昨夜の予期せぬ降雪のお蔭で新雪を楽しむことができました。

結構雪が降っていて、思いがけずアイスバーンの上にクッションとなる新雪が積り、ゲレンデコンディションがかなりいい感じになってきました。

圧雪した上に恵みの新雪で、ヤッホーと言いたい気分でセントラル・アベニューを調子づいて滑り降りました。

「サウス・ストリート、特にアイスバーン注意」ということで、途中で閉鎖されました。

セントラル・アベニューの中級コースの雪質が良かったです。アイスバーンの上に前夜からの降雪で新雪が数cmのった状態で、とても滑りやすかったです。

スキー場の中心ゴンドラステーション内2Fにあるレストラン「フォーマルハウト」は午前10時からの営業で、早めの休憩で利用しました。

サホロリゾートホテル特製のスイーツをいただけて嬉しかったです。

アイスクリームをいただきました。

同じゴンドラに乗った12歳(小学6年生)の少年にはスキーの先生が同伴していて、スキーのプライベートレッスンの最中でした。
4泊5日で同じサホロリゾートホテルに泊まっているとのことで、お母さんは家にいて、お父さんと一緒に来ていると教えてくれました。
お父さんはスキーをしたり、ホテルでパソコンでお仕事をしたり、その間に彼は1日4時間(午前2時間、午後2時間)のスキーのプライベートレッスンを4レッスン受けるとのことです。昨年もプライベートレッスンを受けたそうです。

1日4時間のレッスンの料金は28,080円で、4レッスンで112,320円かかります。

「言い方は悪いけど、あとは本人次第なんです。」と笑って先生が言っていました。一度でいいから受けてみたいスキーのプライベートレッスン、羨ましいです。

サホロリゾート内施設を賃貸している外資系の「クラブメッド北海道」も2010年から5年連続夏季は休業していて、サホロリゾートの経営が懸念される要因になっていましたが、2015年の夏季シーズンは5年ぶりにオープンしました。
サホロリゾートで働く住民の多い新得町も財政面で支援し続けているようですが、いつまで持つか、来年はどうなるか…ということをホテルの職員の方々も心配されていました。

サウス・ロードを下ったところにClub Medとサホロリゾートホテルがあります。
ほとんど平に近いので、かなり勢いをつけていかないと途中で止まってしまいます。サホロは十勝平野の狩勝峠の麓にあり、晴天率の高いスキー場です。

サホロリゾートホテルのすぐそばに第１高速リフトがあります。

到着日（3日前）よりさらに雪が解けたホテル前の景色です。

サホロリゾートホテルのイオンスパ“リ・フ・レ”でスキーの疲れを取り、スキーウェアや荷物を整理しました。

4年前は、お風呂上りなどに利用したテレビを見ながらマッサージチェアーを利用できるお部屋があったのですが、それが無くなっていてちょっと残念でした。

お風呂上りに“北の氷点菓(194円)”をいただきました。

ホテルでお土産（ハッピネスチョコレート、利尻昆布和風だし、新得そば半生製法、十勝サホロリゾートスイートクッキー）も大量に買いました。

サホロリゾートホテルを14時40分に出発する「サホロ・エクスプレス」で新千歳空港に向かいました。

新千歳空港←→クラブメッドサホロ・サホロリゾートホテルで片道6,000円です。
両ホテルに宿泊者向けのバスです。

バスの車窓からの風景です。スキーシーズンも終わりです。

バスの車窓からの風景です。途中で雪が降ってきました。

途中10分だけトイレ休憩があります。トイレと自動販売機があるだけです。

新千歳空港、国内線ターミナルビル3階の“郷土料理　ユック”に入りました。

空港限定メニューのしらかば定食（1,480円）を注文しました。

人気No.1とのことで、うに、かに、鮭、いくらの小丼と刺身、天ぷらの北の食材満載のお膳です。いろいろなお味を楽しめて、とても満足できました。

新千歳空港ターミナル内の宮越屋珈琲でコーヒー（594円）をいただきました。カップは熱々で、ドリップしたばかりとは思えないお味で残念でした。

今回、2015年11月24日にANAのチケットを往復68,200円で手配しました。
[1] 2016年3月19日(土) ANA1711 大阪(関西)(08:00)-札幌(千歳)(09:50) 普通席 旅割55
[2] 2016年3月21日(月) ANA1720 札幌(千歳)(19:20)-大阪(関西)(21:35) 普通席 旅割45

関空行はオーバーブッキングで、翌朝便に変更した場合、ANAホテルと20,000円がいただけると案内がありました。休めないから3連休を利用している方が多いと思います。

ちなみに翌3月22日はANAの国内線システムの不具合で欠航146便（約1万8200人）、遅延391便（約5万3700名）、23日は欠航2便（約200人）が発生し、計7万2100人ほどに影響がありました。