2016/03/07 - 2016/03/07
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chiaki-kさん
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「悲情城市」とは1989年製作の台湾映画のタイトルで、監督は侯 孝賢(ホウ・シャオシェン)。終戦直後の九分(*正しくはイに分と書く:文字化け防止の為以後「分」とする)を舞台に二・二八事件を取り扱った映画で、ヴェネツィア国際映画祭グランプリを受賞、内外から注目を受けた作品。
「悲情城市」発表当時の台湾は、1987年の戒厳令解除からまだ間もない頃であり、事件そのものをタブー視する雰囲気も強かった。このため作品の発表自体が危ぶまれたものの、検閲を無事通過してノーカットで公開され、台湾社会で大きな反響を呼び、1989年の金馬奨最優秀監督賞・最優秀主演男優賞も受賞している。興行的にも外国映画に押されて低迷していた台湾映画の中では異例の大ヒットとなった。
ストーリーは1945年、日本の敗戦から1949年の国民党政府が台湾に渡り台北を首都とするまで、台北郊外に住む一家がたどった悲情な運命を描いたちょっと暗い映画だが台湾に住む人々が何を求めているのか考えさせてくれる名画である。
写真は軽便路と賢崎路交差点から見上げた賢崎路石段。右側の建物に「悲情城市」の看板があり、ここが映画のロケ地だったことを教えてくれる。
2024/03/05 一部修正
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
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3/7
12:20 西門紅楼を後にMRT西門駅へ降りる。駅構内はこんな感じでとても解りやすい。 -
板南線プラットホームへ降りるエスカレーターの壁にはこんなアニメの画が。
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右側はもっと凄いことに・・・
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13:40 ホテルで一休みした後、板南線で忠孝復興駅へ。1番出口からgoogleで予習しておいた基隆客運バス停へ。
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目印は目の前に高架のMRT文湖線、後ろには「高記」。
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15分ほど待つと「金爪石」行き「1062」のバスがやってきた。乗車したらEasyCardをセンサーにタッチ。(降りるときも)
なお、前方に駐まっている黄色い車はタクシー。タクシーで九分まで乗り合いでいかないか日本語で売り込みをしていた。 -
ちなみに台北のTAXIで最も多いのはトヨタ・ウィッシュ。今夜の夢にはDAIGOが出てきそうだ・・・
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車内は、若いお姉さん達でほぼ満席。九分って女性に人気あるのね。
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松山駅付近でフェラーリ458スペチアーレ発見。翌日は西門で458、599など4台発見。台湾って香港同様お金持ちがいるのね。
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突然、急ブレーキ停車。前方を見ると交差点の真ん中近くで後部座席ドアを開け、堂々と乗り降りしている輩発見! ちなみに車はベントレー。もしかして台湾ヤクザ?
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高速公路(高速道路)進入。あれ、料金所は?
Wikiで調べてみると、2014年1月2日より全土の高速公路で自動料金収受システム(ETC)が導入されており、料金所はすべて廃止となっていた。さすがはIT大国だけのことはある。
なお、道路料金はe-TAGと呼ばれる小型ラベルを読み取る方式で、e-TAGの口座にあらかじめクレジットカードや銀行口座、コンビニエンスストアなどからチャージをしておく必要がある。残高不足あるいはe-TAG無しで走行すると罰金請求が、登録住所もしくは自動車所有者に送られてくるそうだ。 -
皆さんの書き込み通り、台湾のバスは結構なスピードで走行し、少しでも遅い車がいるとベンツだろうがBMWだろうがグングン抜きまくる。
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右でも左でもお構いなし。
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やがて高速道路を降り基隆や瑞芳の町を過ぎて山道にさしかかるが、バスのスピードはいっこうに落ちない。酔い易い方は酔い止めを飲んでおいた方が良いかも。
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台北を出発して約1時間後、九分の町が山の上に見え始める。その姿はまるでイタリアの町のようだ。
ここで九分についてスタディ。
その昔、九分は世帯数が9戸しかなかった一寒村に過ぎなかったが、19世紀末に金の採掘が開始されたことに伴い徐々に町が発展し、日本統治時代にその最盛期を迎えた。九分の街並みは、日本統治時代の面影を色濃くとどめており、路地や石段は当時に造られたものであり、映画館などの古い建物が多数残されている。しかし、第二次世界大戦後に金の採掘量が減り、1971年に金鉱が閉山されてから町は急速に衰退し、一時人々から忘れ去られた存在となっていた。
1989年、それまでタブー視されてきた二・二八事件を正面から取り上げ、台湾で空前のヒットとなった映画「悲情城市」のロケ地となったことにより、九分は再び脚光を浴びるようになる。映画を通じて、時間が止まったようなノスタルジックな風景に魅せられた若者を中心に多くの人々が九分を訪れ、メディアにも取り上げられるなど、台湾では1990年代初頭に九分ブームが起こった。
ブームを受け、町おこしとして観光化に取り組んだ結果、現在では街路(基山街など)に「悲情城市」の名前を付けたレトロ調で洒落た喫茶店や茶藝館、みやげ物屋などが建ち並び、週末には台北などから訪れる多くの人々で賑わっている。
(Wikipedia参照) -
15:00 九分老街の下りバス停に到着。
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通常は前方へ進み、セブンイレブンの横から基山街に入るのが普通なのだが、すこしへその曲がったchiaki-kはバス停先の階段を下へ降りる。
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階段を降り、Uターン。すると軽便路と呼ばれる通りになるので、そこを進む。階段の上には不思議そうな顔(多分)の観光客の皆さんが。
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軽便路は観光客で混み混みの基山街と違い快適な空き空き道路。途中には民宿や食堂などがチラホラあるだけ。
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こんな展望台も用意されている。
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雨降りの多い九分なのだが、今日はラッキーにも晴れている。午前中だったらもっと良かったかもしれない。
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左側には山の斜面にへばりついたような九分の町の家並みがあった。
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パノラマで一枚
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人のいない九分も良いもんだ。
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10分ほど歩くと賑やかな広場に到着。
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ここが有名な賢崎路。夕方には人混みで歩くのが困難になる石段。
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悲情城市のロケ地になった場所を示す看板あり。
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石段は結構急。
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阿妹茶楼(あめおちゃ)発見。
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定番のショットです。
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湯婆婆の屋敷
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カオナシ?
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湯婆婆?
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海悦楼1Fから撮影した阿妹茶楼。これも定番。
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映画館の名は「昇平戯院」。今日は開いていない。
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昔金鉱だった名残の像が。
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九分で忘れてならないスイーツはこれ。
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九分名物、芋圓。アツイノ?ツメタイノ?と聞いたので「冷たいの」と注文するとこんなのが出てきた。あれ?何処が冷たいの?
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実は下に氷が隠れていたのでした。お味は「ぜんざい」です。やわらかなタロ芋の食感と、やさしい甘さがgood。
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夕日とナイト九分が見たかったのだが、カミさんから混んだ乗り物はいやだ!とのご託宣があり、台北に戻ることとなる。残念。写真は帰り道に歩いた基山街の様子。
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坊さんも九分見物するのね。
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このセブンイレブンが基山街入り口。帰りのバス停へ行くには右折して上の方へ。
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十分な歩道が無いので車には九分注意してください。(^^;;
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上り九分老街バス停からの眺めがgood。すぐ下には来た時に降りた下りバス停、町の向こうには基隆湾や島などが見える。
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イチオシ
UPしてみます。
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最大UPです。
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16:10 帰りの台北行きのバスがやってきた。
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この交番が賢崎路の下の終点。
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瑞芳駅から台鉄で帰る方法もあり、大勢の方が降車する。
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17:20 忠孝復興駅のバス停で降り、横断歩道を渡ってSOGOデパート復興館B2Fにある鼎秦豊へ。15分ほど待つ間に写真の注文票を記入する。
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まずは台湾生ビール。なんと大瓶。生ということもあり軽い味で完飲。150元×2。
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空心菜は品切れでほうれん草炒めを注文。おいしいのだがちょっと高いかも。180元。
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ど定番の小籠包。バンコク以来だが安定の味。120元
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牛肉の煮込みスープ。予想より大きな器だったのでちょっと苦戦。200元。カミさんはトマト・豆腐入り野菜スープの(小)を頼んだが写真は取り逃がした。120元。
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野菜と豚肉入り蒸し餃子。108元。
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しめはエビチャーハン。ちょっとオイリーだったが、頑張って完食。210元。
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合計1,238元に10%のサービスチャージがつき1,361元(約4,800円)を支払う。もう食えん・・・・・
この後、SOGOを出てMRT板南線でホテルに戻る。時間的には夜市へも行けたのだが朝から歩き回って足は限界、そのうえお腹はパンパンだったので無理をせずそのままホテルで過ごす。もう、若い人のまねは出来ない。残念無念。
これで「2016年 台北旅行記:非情城市を彷徨う」は終了です。本日も最後まで、ご覧いただきありがとうございます
2024/03/05 一部修正
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この旅行記へのコメント (2)
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- 犬のしぇりーさん 2016/11/07 21:24:35
- 台湾の歴史
- chiaki-kさん
いつも投票ありがとうございます。
突然行く事になり、何も調べず行った自分が恥ずかしくなります。
3.11で高額の寄付を頂いた事は、Webで知っていましたが、なぜ政府とかマスコミは、その事を積極的に国民に知らせないのか不思議でした。
大陸とか、他の国の事を配慮したせいでしょうか。
昨年、今年と続けてインドネシアへ行きましたが、行ったきっかけは、終戦になってもインドネシアに残り、命を懸けて、オランダから独立する手助けをした旧日本軍人がいたのを知ったからでした。
台湾にしか行かない妻にも勉強しなさいと言っておきます。
今後とも、よろしくお願いします。
- chiaki-kさん からの返信 2016/11/08 13:33:55
- 1月に再訪します
- ・
しぇりーさん、こんにちは。私の旅行記に
たくさんの”いいね”をありがとうございます。
>なぜ政府とかマスコミは、その事を積極的に国民に
知らせないのか不思議でした。
想像ですが、政府は原発騒ぎでそれどころでは無く、
マスコミは良いことより悪いことを騒ぎ立てる
ほうが忙しかったんでしょうね。
>終戦になってもインドネシアに残り、命を懸けて、
オランダから独立する手助けをした旧日本軍人がいた
その通りです。ミャンマー(ビルマ)の独立にも
日本が関係していますよ。
ところで、台湾と大陸の関係ですが、今年5月に
民主進歩党政権が出来たことにより、ぎくしゃく
しているようです。
以前の政権時代には、あれだけ来ていた大陸人観光客
が来なくなったり、輸出入もスムーズにいかなくなった
と聞いています。
中国政府は表面的には何も言っていませんが、裏の
部分、または下のレベルでは常に上層部の顔色を
うかがっているような気がしてなりません。
閑話休題
初披露ですが来年1月に台湾を再訪することに
なりました。
しぇりーさんの大好きな胡椒餅は饒河街夜市のもの
しか食べていませんので福州元祖、士林夜市、
台北駅前などの胡椒餅を食べまくってやろうかと
今から妄想しています。(^^;;
では、また。
chiaki-k
PS:「JALビジネスで台湾へ胡椒餅を食べに&
ちょっと鉄(2日目)」の旅行記中、
”IT'S SHOW TIME OF 胡椒餠 IN TAIPEIです。
左が龍山寺で右が饒河街夜市・・・”
の記事がありますが左右が逆のような気が
しますので、ご確認ください。
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