2016/01/13 - 2016/01/26
10位(同エリア20件中)
youさん
美しいカリブ海と世界の十字路と呼ばれるパナマ運河とを廻る、マイアミから出港・帰港のクルーズを楽しみました。
日程は下記。
1月13日 成田→マイアミ
1月14日 午前フォートローダーデールへ移動し乗船。16時アルバ島に向けて出港
1月15日〜16日 終日航海
1月17日 7時 アルバ島入港 アルバ島観光 13時カルタヘナに向
けて出港
1月18日 9時 カルタヘナ入港 カルタヘナ観光 15時パナマ運河
に向けて出港
■1月19日 6時〜16時 パナマ運河通過→ガツン湖
17時 コロン入港 コロン散策 20時コロン出港
1月20日 7時 リモン入港 コスタリカ観光 18時リモン出港
1月21日 終日航海
1月22日 7時 グランドケイマン入港 島内観光 16時 出港
1月23日 終日航海
1月24日 午前 フォートローダーデール入港
マイアミ観光 マイアミ泊
1月25日 マイアミ→ニューヨーク経由
1月26日 16時 成田着。
この旅行記では、パナマ運河とコロン編を掲載します。
表紙の写真は、パナマ運河通過中の船上から。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 船
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-
1月19日 早朝 クレーンが林立する海岸沿いを通過。
この日は、今回のクルーズのハイライトでもあるパナマ運河を通過します。 -
6時 パナマ運河の入口に入ってきました。
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船体の両サイドにボートが付いて、船の進行方向を調整しているようです。
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クルーズ船が運河に入ってきました。運河の幅は33.5m、クルーズ船の幅は32m、運河の両脇の壁までは1mありません。
船体が壁にぶつからないよう水門の中に導くために、クルーズ船には左右・前後にワイヤが取り付けられ、船が水路の中央に保持されるように機関車がワイヤを引っ張って牽引しています。 -
こちらがクルーズ船を牽引している機関車。
パナマ運河の最高地点であるガトゥン湖は海抜26m、機関車はその勾配を越えるために運河の両側にラック式の線路が敷設されており、機関車はその上を走行しています。この機関車や、船を水路の中央に保つために複数の機関車が連携してワイヤを引っ張る技術に日本が貢献しています(クルーズ船の説明)。 -
進行方向に2つの水門が、奥の水路には先行する大型のコンテナ船が見えています。
この水路の左側に、もう一つの水路が並行して設けられており、そちら側もコンテナ船がガトゥン湖に向けて牽引されています。 -
船首のデッキにはお客様がぎっしり。場所取りが大変なんです。
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左右2つの水路の水門が閉じられています。
このタイミングで、水門の手前に運河橋が渡されて、車がこの運河橋を渡っています。この橋は第三パナマ運河橋と呼ばれています。 -
運河橋をバスが通過中。この間、手前のプールの水が抜かれており、プールの水面が次第に下がっています。
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手前のプールの水面がクルーズ船がいるプールと同じレベルになると、バスや車が通っていた運河橋が外され、手前の水門が開かれます。
満水時のプールの深さは12.8m、長さは304.8m、幅は33.5m、プールへの水の導入や排出は、ガトゥン湖との標高差を利用しています。 -
水門が完全に開かれ、船は手前のプールに牽引されます。
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日本製の牽引機関車・・・頑張っています。
先行しているコンテナ船が上の方に見えています。船が山を越える・・・という感じです。 -
機関車はこの勾配を走行します。この段差は約9m、船がプール内で上昇又は下降する高さに相当します。
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プールに船が入ったところで、船の後方の水門が閉じられて水が導入され、船はプールの水面上昇に併せてだんだんと上昇します。
手前のプールの水面と同じになったら、手前の水門が開けられプール内に船が牽引されます。この間の時間は約1時間。 -
2つの水門を通過して最後の3番目の水門が見えるところまで進んできました。
水門の奥にガトゥン湖が見えています。 -
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最終プールの水面がガトゥン湖の水面レベル近くまで上昇してきました。
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12時 最終の水門が開いてガトゥン湖に入ってきました。
合計3回の作業で海抜26mのガツン湖の高さまで船が上ってきたことになります。
ここでしばらく停泊します。 -
デッキ14の船首にあるホライゾンコートにて湖を見ながらランチタイム。
窓際の特等席は先客で占領されています。 -
運河通行を待つタンカーが待機中。
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13時
ガトゥン湖でUターンして、船はカリブ海に向けて運河を進みます。 -
隣の水路に大型コンテナ船がカリブ海に向けて進んでいます。
韓国の会社名入りのコンテナが積まれています。
パナマ運河の通航料は、船種や船舶の積載量、トン数や全長など船舶の大きさに基づき決められており、平均で54,000ドルとか。 -
隣の水路のコンテナ船が追い抜いてゆきます。
船の後ろに白波が見えていますのでスクリューウの推力でも前進しているのでしょう。沢山のコンテナを積載しているので、機関車の牽引力だけでは不足なのかな。 -
隣のコンテナ船の前進が止まりました。
隣のプールの水が抜かれています。 -
隣のコンテナ船のレベルが次第に下降してきました。
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手前の水門が開かれて我クルーズ船も前進します。
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午前中は乗客で一杯だった船首の展望デッキは、午後は空いています。
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下のデッキはいつの間にか美男・美女が日光浴をしております。
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2本のワイヤを引っ張る日本製の機関車くん。
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最後の水門が開かれてカリブ海に戻ってきました。
2012年9月に、ガトゥン湖側から太平洋に向かってパナマ運河を下りましたので、今回と合わせて、カリブ海側から太平洋側までパナマ運河を通過したことになりました。 -
防波堤を横に見てリモン湾に出てきました。
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湾岸に大きなクレーンが並んでいるのが見えています。
パナマ運河を通過するコンテナ船からコンテナを積み下ろしする施設なのでしょう。 -
プロムナード・デッキ7から湾岸を眺めます。
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17時 パナマ運河のカリブ海側出口にあるコロンに到着。
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船はコロンで3時間停泊します。
コロンの人口は14万人、自由貿易地域ということで、周辺地域から貧困層の流入を招き、治安が極度に悪化していて、中米一危険な都市と言われています(Wikipedia)。 -
バルコニーから桟橋を見ると、クルーズ船から大勢の乗客が下船しています。船のスタッフに聞けば、港周辺であれば、危険ではないよ・・・と言うので、私達も下船します。
カラフルな建物が並んでいます。 -
港前の広場から見る我らのクルーズ船。
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港前のビルのホールに、パナマにようこその歓迎パネルが観光客を迎えてくれます。
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コロン港への入口ゲート。
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観光客相手の土産屋さんが並んでいます。
広場にタクシーが並んでいますが、港や出入りする船の関係者らが利用するのでしょうか。バス等の公共の乗り物は見当たりません。 -
奥にホテルが見えています。
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地元の人達も来店する大型スーパーもあります。
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観光客相手のカジノもあります。
1時間ほど港町を散策しました。港町はクルーズ船から降りた観光客で一時だけ賑わっており、危険は感じませんが、他に見るべき場所もないようなので船に戻ります。 -
20時 次の寄港地コスタリカのリモンに向けて出港。
プリンセスで航くカリブ海とパナマ運河クルーズ・コスタリカのリモン編につづく。
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この旅行記へのコメント (2)
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- pedaruさん 2016/03/15 22:11:31
- パナマ運河
- youさん こんばんは
パナマ運河の通過、貴重な写真をありがとうございました。知らなかった光景です。4トラベルのおかげだと感謝します。
コロンの街はあまり見るものがなかったみたいですね。やっぱり街はセミコロンくらいでしょうか?
pedaru
- youさん からの返信 2016/03/16 22:19:58
- RE: パナマ運河
- pedaruさん
毎度のコメント有難うございます。
今回のクルーズの目玉がこのパナマ運河通過だったのです。
自分が乗っている大型クルーズ船が、ポンプ等の動力を使わないで水路の階段を上り下りする様を体験出来、人間って凄いものを創造するものだ・・・と感動しました。
写真も同じようなシーンを何枚も掲載しましたが、本当は水路の微妙な水位の変化を伝えたかったのでございます。
pedaruさんには分って頂けたようで、嬉しゅうございます。
you
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