2015.GW　フランス南西部＊コンク＆アルビ（2）

2015/04/30 - 2015/05/10

コート・ダジュールを走ってみたい！
2015.GWの旅は夫の一言から計画がスタート。
最初は南仏を、調べれば調べるほど興味が西へ西へと移り、、、

地中海に沿ってイタリアへも足を伸ばそうかという当初の計画から
大幅にずれ、フランス南西部の田舎巡りと夫の希望も取り入れた
広範囲な旅になりました。


　　　　　〜*〜　日程　〜*〜

4/30　関西空港 AF0291　11:30発　
　　　 パリ経由にてトゥール―ズ空港 19:50到着（泊）

5/ 1　サンシルラポピ―　→　ロカマドゥール（泊）
5/ 2　コンク　→　アルビ（泊）
5/ 3　コルドシュルシエル　→　カルカッソンヌ（泊）
5/ 4　サントマリードラメール　→　カマルグ湿原　→　アルル（泊）
5/ 5　ゴルド　→　ルシヨン　→　ボニュー　→　マルセイユ（泊）
5/ 6　ラ・シオタ　→　ソルミュー　→　マルセイユ（泊）
5/ 7　ニース（泊）
5/ 8　エズ　→　モナコ　→　ニース（泊）

5/ 9　ニース空港 AF7701　10:35発　→　関西空港　5/10　08:35 到着

エリア フランス

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

2015. 5月 2日
ロカマドゥールを発ち、サンティアゴ・デ・コンポステーラの
巡礼路沿いにある村　コンク Conques へ車を走らせます。

コンク Conques に到着。

村の手前に駐車整理をするおじさんが数名。
パーキングスペースは少なく、誘導されるがままに山道の脇へ。
路駐でも駐車料金いるんだ。 なんだか観光地に来たみたい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　4EUR (2015.5月)
　　

所が少し歩くと村の姿が見えはじめ
観光地的な感じはなくなりました。

現世とは思えない村の佇まい。

村へ入ると思ったより人が少ない。
巡礼路をたどる旅人さんが目につきます。

聖ヤコブのシンボル、ホタテ貝
順礼路の道しるべに。

お疲れさま！
現代でも巡礼地をたどる旅は人気があるそうです。

私たちは村の広場に建つ教会へ。

サント・フォア修道院教会。
4世紀初頭にわずか12歳で殉教した聖女フォアにささげられ建造。
聖女フォアを崇拝する多くの巡礼者が訪れる重要な教会です。
1988年 世界遺産に登録されました。

教会正面のタンバンに掘られた　「 最後の審判 」
向かって左側が天国、右側が地獄。
一体一体、実に見事な彫刻で表現されています。

わんちゃん　お昼寝。

この通り、すごくいい感じです。

小さな村ですが歴史を感じる立派な建物が多い。

小さなホタテがいちまい、くっついてます。

おとぎ話に出てきそうなとんがり屋根に

うろこのような瓦。
屋根裏部屋をのぞいてみたくて仕方ありません。

古い家ばかりなのにしゃれて見えるから不思議です。

壁につたう緑や赤が彩りをプラスして。

石段を上り

アーチをくぐると

中世にタイムスリップしそう。
上から眺めると木々に覆われ隠れ家のような村です。

まさに、時が止まったような、、、　こんな表現がぴったり。
今日のような薄暗い曇りの日はこの村の魅力が一層増すような気がしました。

住民の方はそっとしておいてほしいのではと思いますが
巡礼者だけでなく観光客も受け入れてくれます。
人が押し寄せすぎて、村が荒れないことを祈ります。　　さようなら。　　　　　

本日の宿泊地、アルビへ向かいます。

タルン川沿いにある町　アルビ Albt
　
たいした期待もせずやって来たアルビの町。
先ずは橋のある風景を眺めましょ。ってことで町を流れるタルン川へ。

対岸の町並のなんと素晴らしいこと！　予想外でした。

濃い赤茶色の町並み
大聖堂の堂々とした存在感
タルン川の対岸から初めてこの眺めを見た時は圧倒されました。

川を挟んで、大聖堂がある旧市街と

対岸の新市街がわです。

建物と土台が一体化したような面白い造りです。
小さなテラスがかわいい。

建物の下の部分にあるアーチは何？
川から船で荷物を運んだりするところかな。
その上は運んだものを置いておく倉庫のようなところかしら。
内部が気になり想像しながら眺めました。

眺めのよさそうなテラスが見えます。
お隣りの建物の専用かなと思ったら道路から自由に出入りできました。
花が植えられベンチもあってきれいなテラスです。
壁を這う緑が絵になりますね。

ひとしきり眺めた後、橋を渡って旧市街がわへ。

わっ、　大聖堂だ！

足が止まり見上げた建物
ずいぶん年季が入っています。

レンガ造りの民家、石畳の路地。
右を見ても左を見ても良い雰囲気。

お花の鉢が置かれたかわいい民家
普段の暮らしぶりを垣間見ながら。

楽しくて階段の上り下りも気にならない。

旧市街、なかなかいい感じです。気に入りました。

新市街にある民家に宿泊。
泊まっていたのは長期滞在のおじさんと下宿生の男の子だけ。
宿の分類はホームステイ。私たちは１泊寝るだけなんだけど。

到着してドアを開けたら奥さんがワックスがけの真っ最中（笑）
「 ちょっと外で待っててね 」　　は〜〜い。
明るい奥さんの気取りのないゆる〜い感じに
人見知りのうさみみも瞬時に打ち解けられました。

息子さんが日本に留学中だそうです。

5月 3日　　
この旅 初めて快晴の朝を迎えました。気持ちいい〜〜〜
すぐに出発予定でしたが うさみみ、アルビの町がすっかり気に入りました。
予定変更です (*^_^*)

青空、青空　♪♪♪

緑が多くて素敵です。

新市街側

昨日撮ったのに、何枚も何枚も、、、

ぱちり、ぱちり。　　　　橋の上から動かない私。
早くしてくれ〜〜〜　　うるさい夫。

歩きましょう〜　♪

マーケットは準備中、のぞくだけ。
外壁のデザインが目を引きます。

町を抜けたところにある公園。左側は噴水のある大きな広場。
一帯がとてもきれいに整備されています。

「何かあったら叫ぶからすぐに来て。」　夫に頼んでトイレへ。
地下にあるので恐々下りて行ったら事務机に座ったおじさんがいた。
有料かと思いきや無料でした。利用者の数をチェックしているようです。
　

画家 トゥール―ズ・ロートレック美術館。
アルビは彼の生まれ故郷ですって。来てから知りました。

あっ、ロートレック！　お店のウインドウにペイントされています。
知ったとたん、目につくように（笑）　　

かわいいパンやさん。みんな美味しそう。
あれこれ買って

大聖堂前の広場で朝食。

サント・セシル大聖堂

開くのを待って一番に入場です (^0^)

思わず息をのむきらびやかさ。
まっ先に目に飛び込んできたのは

巨大なフレスコ画 「 最後の審判 」
すごい迫力です！！

地獄絵図
コンクの緻密な彫刻もすごかったですが
あまりのリアルさにしばらく見入ってしまう。
こんなに間近でじっくり見たのは初めて。

多彩、、、　隙間なくびっしり。

内陣の手前のジュベと呼ばれる仕切り壁。

団体さんが入ってこられたのでそろそろ退散しましょう。
重厚な外観からは想像できないきらびやかさ、素晴らしかったです。

ロカマドゥール　→　アルビ　　走行距離　217 Km

アルビから車で20分ほどの町、コルド・シュル・シェルに向かいます。
外観に特徴がある城塞都市。遠望が楽しみ♪

この旅行記へのコメント （4）

• みちこちゃんさん 2016/06/24 07:39:40

  サンティアゴ・デ・コンポステーラ

  うさみみさん
  
  サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼の旅は、
  いつかしてみたいと思っています。
  でも、きっと夢で終わると思うけど・・・
  
  こんなに可愛くて素敵な景色と出会いながら夫と歩けたらなぁ・・・と言えば聞こえは良いけど、速足で先へ先へと進んでいく我が夫と一緒に歩けば、喧嘩が絶えず、巡礼ではなくなってしまいそう（笑）
  
  最近は某ツアー会社さんでもサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の企画があったりするので、それを利用するのも安心で良さそうだわ！と眺めてたりします。
  うさみみさんの旅行記で様子が見れてよかったです！
  
  新市街の民家でのホームステイはいかがでしたか？
  部屋の中って気になります。
  ドアを開けていきなりワックスがけの真っ最中というのも
  面白いですね！
  
  みちこちゃんより
  

  うさみみさん からの返信 2016/06/25 03:21:18

  RE: サンティアゴ・デ・コンポステーラ

  みちこちゃん　こんばんは。
  メッセージ、ありがとうございます！
  
  > サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼の旅
  
  サンティアゴ・デ・コンポステーラ
  聞いたことあるな〜 くらいで実はよく知りませんでした ^_^；
  巡礼路沿いにある村を訪ねたのはたまたまなんです。
  四国のお遍路さんみたいに年配の人が多いのかと思っていたら
  若い人にも人気があるようでした。 へぇ〜　そんなツアーもあるのですね。
  二人より大勢で歩く方が喧嘩にならずいいかもね^^
  
  > 新市街の民家でのホームステイはいかがでしたか？
  
  泊まったお部屋の本棚や机の上には本や雑誌が無造作に置かれ
  お庭では園芸用品が作業途中のままほってあったり　笑
  キッチンも自由に使わせてくださり、普段の暮らしの中に入らせてもらった感じでした。
  外国のお宅の暮らしぶりが垣間見られとても良かったです。
  下宿の男の子はてっきり息子さんかと思ったほど奥さんに甘えてました。
  自然体でぱっと心を開かせてくれるような女性で
  私にはそういう事ができないのでいいなと思いました。
  
  みちこちゃんも受け入れをされていますね。
  もう何か国の人がいらっしゃったのかしら。
  日本のママですね。
  
  うさみみ

• cheriko330さん 2016/06/20 22:38:35

  サント・セシル大聖堂

  うさみみさん、こんばんは☆
  
  お久し振りです。私の方へも、ご訪問頂き、投票ありがとうございました。
  フランスのもっとも美しい村巡り、素敵ですね。
  ドライブ旅行は憧れです。
  
  丁寧に写されたきれいな写真に、うっとりしました。アビルは世界遺産ですね。
  サント・セシル大聖堂は見ごたえがあり凝ってて、フレスコ画は必見ですね。
  
  また続きにおじゃまさせて下さい。よろしくお願い致します。
  
  cheriko330

  うさみみさん からの返信 2016/06/21 03:10:56

  RE: サント・セシル大聖堂

  cheriko330さんへ
  こんばんは。お久しぶりです！
  いつもsanaboさんの所でお見かけしています^^
  こちらこそ、ありがとうございます。
  
  車の旅、自由は聞きますが私たちの場合は
  迷ったり行きたいところに行けなかったり
  スマートな旅とは程遠いのが実状です 笑
  
  アルビは時間的に泊まるだけになると思い
  十分な下調べもせずでした。その分意外性もあり
  特にサント・セシル大聖堂のフレスコ画には目を見張りました。
  
  先日、拝見させていただいた北イタリアの旅、
  海に湖に山あり町あり…　旅行記のタイトル通り充実し
  バラエティーに富んだ内容ですね。
  私の行きたいところがいくつも入っています。
  特にチンクエテッレやポルトフィーノ、カラフルなお写真を見て
  改めていいな〜と思いました♪
  
  メッセージをいただきありがとうございました (^_^)
  こんな時間にごめんなさい。
  
  うさみみ