2016/02/27 - 2016/02/27
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Kオジサンさん
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「歴史街道を歩く会」の2月例会に参加しました。今回は、恵那市のJR武並駅から瑞浪市のJR釜戸駅までのコースです。12月例会でJR武並駅まで歩きまして、その続きを歩きました。タイトルで下(シタ)街道とふり仮名を付けましたが、(シモ)街道とも呼ばれているようです。中仙道が上(ウエ)街道とか(カミ)街道と呼ばれ、それに呼応した、言い方です。伊勢神宮へ参詣するのに歩かれて、伊勢街道とか善光寺へのお参りに歩かれて善光寺街道と呼ばれているようです。
感想
JR武並駅からJR釜戸駅までの1区間。7キロほどを歩きました。
春を迎える時期的でして、民家の庭先で沈丁花や福寿草を目にすることが出来ました。八重の椿。満開の梅も美しかったです。オバアチャンから「からすみ」を戴きましたが、このことは、思わぬ出来事でした。
今回、歩いたコースは下街道ですが、国道19号線。それに中央高速道路が平行しています。何れも「道」ですが、新旧の道が平行しています。それに土岐川と中央線も平行していると言う地形です。
そのような道で、最も古い道を歩きました。沿線に常夜灯や馬頭観音が点在し往時を偲ぶ事が出来ました。
また、中央線が平行しており、この近辺は鉄道写真を撮影するポイントが多い場所だと感じました。それに明治の鉄道遺跡部分を目にする事も出来て良かったです。
今回歩いた下街道は参拝で歩く庶民の街道です。そんな街道を時代を思いながら歩けました。
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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あきやまさんの「街道を歩く」下街道。⑦の地図を使わせていただきました。
右上の武並駅から左下の釜戸駅に向かって7キロほどを歩きました。 -
左は多治見駅の3番ホームです。
右は快速電車の車内です。快速中津川行きですが、快速と言っても各駅に停車しました。名古屋と多治見の間が快速であって、多治見からは各駅停車です。 -
列車の車窓。
この後、あの家の辺りを歩きます。 -
JR武並駅
武並駅に着きました。 -
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ウォークの開始です。
地図でこれから歩く道を紹介していますが、これから歩く下街道は解説して有りません。 -
中山道まで2キロとなっていますが、私たちが歩いているのは下街道です。
途中で、交差するのだろうか。 -
街道を歩き始めました。
登りの「しなの」が追い抜いていきます。 -
瑞現寺に着きました。
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瑞現寺の入口です。
石柱に酒と葷(クン)(ニンニクやニラなどの臭気のするモノ)が寺域に入るのを禁じています。
右の石仏には享保十一の字が読めます。 -
瑞現寺の門です。
この門は名古屋の末盛城の門を移築したものと言われて居ます。会長が言っていました。「昔は何でも、リサイクルで利用したんや」と。
某ウオーキングの会で千種区を歩いた時に、末盛城跡に寄った事が有ります。あの時訪ねた城跡と、今日見た門が結びつき、点が線となりました。そのように結びつく事が面白いと思いました。
末盛城の門を解体して運んで来たのだと思います。荷車で運んだか、馬車で運んだか、そのような事を想像するのも面白いです。屋根は新しく葺かれたのでしょう。瓦は新しいです。運んで来たのは柱だけか、他に何を運んで来たのかと思います。 -
瑞現寺の境内。
サンシュユの蕾が膨らんでいます。 -
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道路の際に道標があります。
こんな、道標の方を眺めていました。
道標には「左 なごや 右 ふじ」と刻まれています。
左に向かうと恵那方面になりますので、道標の向きが違っているのでしょうか。誰かが言っていましたが、ふじは富士山で無く、中山道の方の場所みたいでした。 -
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武並神社へ来ました。
神社の正面に巨岩がデーンて有ります。
鎮座と言う感じです。 -
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中央線。
下りの特急「しなの」と上りの快速か普通列車か。すれ違います。
瞬間を撮影しました。
もう1枚撮影したのは、列車が重なっていました。 -
もう直ぐ開きます。
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蛇行した道。
かつての街道と言う雰囲気が有ります。 -
鉄道遺跡
中央線の旧線路と新線路です。
歩いていて、たまたま気が着きました。
石造りの立派な橋脚です。かつて、蒸気機関車が走った線路が複線電化で新しい線路となりました。新しい線路はコンクリート製ですが、旧線は石造りで美しさが有ります。石工が精魂込めて石を積んだのでしょう。鉄道遺産に指定されないような場所です。私は気が着きましたが、興味の無い者には素通りとなってしまいます。
それにしても、旧線上の木。これだけの大きさになるというのは、相当な歳月が流れています。 -
旧線路の直ぐ横。
民家の敷地に馬頭観音像が有りました。 -
古い茅葺きの家屋。
瓦を被せたように見えますが、瓦型の鉄板で葺きなおして有ります。
私は瓦で葺きなおしたのだと思いましたが、他の人が鉄板でやっていると教えてくれました。
古い家屋。
この家の前を旅人が通ったと想像するだけでも、ロマンが広がります。 -
前方に常夜灯が見えます。
近寄って見てみましたら、文化十一の文字が読めます。 -
民家の庭先。
沈丁花が花を付けています。
まだ、匂いは漂ってきていませんでした。
香りを放つのは、もう直ぐです。 -
下街道を歩きます。
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庚申堂
庚申堂に来ました。
ずら〜と並んだ石仏。
手が何本も有るように見えますので、千手観音なのでしょう。 -
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カーテンが引いてなく、窓から堂内が見えました。
今も地域住民に守られています。 -
下街道を歩きます。
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街道に立派な松がせり出しているところに差し掛かりました。
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いとう鶴酒造
大きくて立派な家屋です。
ここは、いとう鶴酒造です。今は廃業しています。往時、酒造りが盛んに行われた時期には、軒先に杉玉が下げられたのでしょう。 -
右は歩いて来る時に見えた煙突です。
左はいとう鶴酒造株式会社と書かれています。この表示が残っているので、かつては酒屋だと判りますが、大きな家屋に看板などは一切有りませんので、ここが造り酒屋だった事が判りません。 -
大きな蔵もあります。
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いとう鶴酒造の横に石碑が設けて有ります。
字を判読し難くなっています。
伊藤敏博画伯と有ります。岸田劉生に師事したと有ります。岩崎巴人らと日本表現派を・・・・・と有ります。伊藤敏博を検索しても、国鉄マンだった歌手は出てきますが、絵の伊藤敏博は出てきません。 -
梅の木の梅の花。
前の人が撮影しましたので、私も撮影しました。 -
民家の庭先に福寿草が咲いていました。
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これから境橋を渡ります。
この橋が恵那市と瑞浪市の境界となっています。 -
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国道19号線の下をくぐり、中央高速の下をくぐります。
石の階段を登りますが、ここが今日の一番キツイと頃だと言っていました。 -
一番奥に着いたところに祠が有ります。
妙見神社です。 -
下街道を歩きます。
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ジイチャン、オバアチャンとの出合い。
街道を歩いていて、地元の人とのふれあい。
通過して行くのに、みんなが声を掛けました。 -
電動車いすのオバアチャン。
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オバアチャンは、「チョッと待っとって」と言って家の中に入っていきました。
オジいさんは、通っていく皆が声を掛けてくれた事が嬉しいといっていました。今度、来る時は事前ら連絡してと言われました。事前に連絡してと言われても・・・・。 -
オバアチャンが家から出てきました。
手に「からすみ」を持っています。
「からすみ」をあげると言って、くれました。
オバアチャン。
電動車椅子に乗っていましたが、歩くことは出来る。
でも、体力的に弱ってきたので、電動車椅子を使っているのでしょう。 -
これが「からすみ」です。
東濃地方では和菓子屋などで売っています。上手に作ってあり、店で買って来たものかと思いましたが、オバアチャンの手作りの「からすみ」なのでしょう。
この後に昼食の時間があります。その時に18等分する事を考えましたが、ナイフを持参していなくて無利なので、自宅で食べました。黒っぽい色をしていますので、黒砂糖味かと思いましたが、食べた味はお団子のような味でした。
前の人達が通る際に声を掛けて通ってくれました。挨拶してくれた事が嬉しかったのだと思います。列の最後尾を歩いていて、私が貰うことになってしまいました。
ボラの卵のからすみと「からすみ」は言葉は一緒ですが、東濃地方のお菓子で、郷土食です。米の粉を使って整形し頂点が凹んだ形です。切って横から見ると富士山の形をしています。 -
土岐川沿いを歩きます。
前方につり橋が見えます。 -
馬頭観音が祀って有ります。
落石防止用のネットが掛けて有りますが、馬頭観音の部分だけは窓が明けて有ります。 -
下りの特急「しなの」が通過して行きます。
この付近。鉄道写真を撮影するのに最適地です。 -
つり橋を渡ってみます。 -
つり橋の支柱がコンクリート製です。
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橋を渡って、南側の景色です。
前方に中央線が見えます。
今朝、車窓からこの辺りが見えました。 -
つり橋に乗って見て、ゆらゆらと揺れる感じを体感しました。
また、元の街道に戻ります。 -
宝珠院へ来ました。
美濃瑞浪三十三霊場の幟旗が立っています。
ここで庭先をお借りして昼食を取ります。 -
寺からの遠景。
遠くで列車がすれ違います。
上りの特急「しなの」と快速列車です。 -
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昼食を終え、再び歩き始めました。
寄ったところは出雲大社教です。
祠の中に松ぽっくりで作った大蛇が掲げて有ります。 -
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旧友との出合い。
私たちが列になつて歩いていて、前方から二人の男性が歩いて来ました。
お二人も、このような旧街道を歩いておられる様子です。
私たちの会員Mさんの友達が歩いて来たのでした。
このように、街道を歩いていてアレアレと言った感じの旧友との出合いでした。タマタマばったり。偶然の出会いでした。 -
釜戸駅に向かって歩きます。
1本の木がポツリと立っています。
木の根元のプレートには荒磯大明神と書かれています。石碑が荒磯大明神です。
何で、海が無いのに荒磯なのだといっているのが聞こえました。ここは川が荒れので、それで荒磯としたのだろうという言葉でした。
祠の建物が有りませんが、大きな木が守っているように見えます。 -
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歩みを進めてきまして、中央線の踏み切りを渡るところまで来ました。
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下りの特急「しなの」が音を立て、一気に走り去りました。
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釜戸駅に来ました。
このアーチをくぐると駅です。 -
JR釜戸駅
釜戸駅の出札口です。
男性が座っていましたが、ここの駅も委託駅だと話しました。 -
釜戸駅のプラットホームです。
この駅も武並駅と同じで待避線の無い駅です。 -
16時11分発の快速名古屋行きが入線してきました。
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