【フィリピン】また負けた‥。

2006/09/28 - 2006/09/28

(当時フィリピンに住んでました。）


ちょっと最近、職場で、あんまりにもどーでもいい失礼なことを言われ、子供のケンカレベルで「もー私、アナタと話さないから！」と言い放ってしまった。

そんなケンカのお相手、33歳。
私のことが多分大好きなんだと思う（自分で言うな）、小学生レベルのいたずらやなんやを、色々仕掛けてくる。

つまり、多分精神年齢は10歳なので、（向こうのほうが年上だけど）子供を相手にするように、出来るだけ大きな心で接するようにしたいと、心がけてはいる。


加えて、こちらに長く住む日本人の方達には、

「プライドの高いフィリピンの人達のプライドを、絶対に傷つけてはいけない。
心無い一言で恨みを買い、日本では考えられないくらい安易に、取り返しのつかないことが起こることもある。
だから、トラブルが起きないよう、謙虚な気持ちで接するように」

と言われているので、そんな、無視するとかいう態度をしてはいけないと思っている。思っている。

…思っているのに、この、精神年齢10歳相手になると、ついつい本気でプンプンしてしまう‥。





彼はしばらく夜勤が続いていて、昨日、みんなで食事に行ったときに久しぶりに会った。

「まだ怒ってる？」と聞くから「ちょっと怒ってる」と言うと、「どうして日本人はそんなにシリアスになるんだい？ドントマインドだよ」と言う。

テメーのせいで、あたしゃ超迷惑被ったんじゃー！と言うのも面倒くさいので、「Never Mind（もーいい）」と私は話を切った。

すると、一応向こうも気にしているんだろう、しつこく話しかけてきた。



彼は言い、私は答える。


「今日のキミと僕は、同じ色のTシャツを着ているね」

「そーだね」
（偶然、二人とも赤いTシャツを着ていた）

「Tシャツのデザインも似ているね」

「そーだね」
（偶然、二人とも前に英語のロゴがあるTシャツだった）

「僕達、これから一緒に旅に出よう。この格好で。コリアンカップルのハネムーンだ」

「ぶっはっっっ（←お茶を噴き出した音）」


負けた。シカトし続けようと思っていたのに、コリアンハネムーンで負けた。
気付くと爆笑している私が居た。


どうしてなのかよく分からないけれど、多くのコリアンカップルは、お揃いのTシャツを着ている。

いつも私達は（日本人もフィリピン人も）、お揃いのＴシャツを着たコリアンカップルを、若干の疑問を持って、かつ大喜びで見ている。それを踏まえた上での発言だ。

してやったり、の彼の笑顔を見ていたら、何かどーでもよくなって仲直りした。




この前もそうだった。

だまされて、それが仕事に関することだったので、私が本気で怒っていたら、彼がやってきた。

ナゼか後ろ向きで話しかけてきて、でもその時、怒ってる絶好調で「もー話したくない」とか言ったら、

「怒らないで。僕、しばらく君の前から消えるから。休暇を取るから」

と言う。うっかり、

「アナタ、今年のエキストラデイオフ（有給）もう全部使い切ったんじゃなかったっけ？」

と尋ねたら（計画性が全く無い人で、４月時点で１年の年休を全部使い切ったらしい）、

「実は、マタニティリーブ（出産休暇）なんだ」

そう言って、正面を向くと、ご丁寧にわざわざ腹に何かを詰めて、おなかを大きくしていた。

その瞬間、爆笑した。もー負けた、と思った。とてもとても怒ってたのに、爆笑してしまった。

ちょうど、その数日前に、ある女性がマタニティリーブを取るということで、一時お別れ会を開いたばかりだったのだ。

それからしばらく、ツボってツボって、「マタニティリーブって…」と一人で笑ってた。


今日もずっと「コリアンハネムーンって…」とずっとツボって、思い出しては笑ってた。ていうか、今も笑ってる。


それにしても２連敗。

次こそは、何か言われても笑わないように頑張ろう。

その前に、もういい加減、諸姉諸兄の教えを守ろう怒るのはやめよう、と思わなくも無いけど、私もなかなかに精神年齢低いので、それは多分無理な気がする‥。





てことで、和解の現場。

JUMBOで中華料理を食べました。しかし、料理のお写真は全く残ってない。外観もたったの2枚だけ。

代わりに残っていたのが、スターシティ。むしろスターシティの写真しかない。
まがい物満載のこの遊園地。確か近くにありましたよね。


旅行情報を人様に伝える能力が皆無です。我ながら、本当に使えないわたし。無念です。

エリア マニラ(フィリピン)

ジャンボ・キングダム 中華