Paris (Day 4)

2010/09/16 - 2010/09/16

日常と非日常のバランスを保つために、年に最低一回は海外旅行に行くようにしています。もちろん日本でも非日常を体験できることが沢山あるのですが、見も知らない人たちと未知の文化に触れるというのが海外旅行の醍醐味というか。そんな御託はいいとして、今年はパリに行ってきました。パリに行くのは92年以来、18年ぶり2度目になります。当時は学生の貧乏旅行だったので、2〜3泊で軽くスルーしてしまいました。今回はじっくりと行く予定です。

エリア モンサンミッシェル(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0

朝、食堂でビュッフェ形式の朝食をとる。特にこれといって美味しいわけではないんだけど、それでもクロワッサンやフランスパン、チーズのレベルは極めて高い。だけどもコーヒーはエスプレッソ文化なので、日本で飲むいわるゆブラックコーヒーは大した味ではない。

モンサンミッシェルとその湾 史跡・遺跡

ホテルの周りは見渡す限りの草原〜放牧地となっている。

モンサンミッシェルとその湾 史跡・遺跡

海方面を臨むと、朝焼けに照らされたモン・サン・ミッシェルがぽっかり浮いている。今日はパリに戻る日なんだけど、電車の切符はレンヌ発16:00、パリ着18:00となっている。つまり14:30頃のバスでここを出ることになる。でもね、そんなにゆっくりする必要ないのよ、ここ。遠目で見たらそれは素晴らしい眺めだけどね。

モンサンミッシェルとその湾 史跡・遺跡

暇をもてあました末、猛獣を乗りこなすbeatjunkie。

モンサンミッシェルとその湾 史跡・遺跡

更には勇者の腕にすがるbeatjunkie。

モンサンミッシェルとその湾 史跡・遺跡

対岸と島が堤防で結ばれているせいで砂が堆積してしまったことは前に述べた。近々この堤防を撤去し、橋をかけるプロジェクトが進んでいる。では、溜まった砂はどうするのか？湾に流れる河にかけられたこの橋がキーとなる。

モンサンミッシェルとその湾 史跡・遺跡

実はこの橋、ダム機能を兼ね備えた橋なのだ。流れをせき止め、ダム底に溜まった砂を上にある浚渫機で掻きだす。そうしてダムに溜まった水を一挙に放流することにより、湾の砂を海に流し戻すという壮大な計画なのだ。これによりモン・サン・ミッシェルはかつてのような海に浮かぶ島の景観を取り戻すことだろう。

さて、時間が有り余っているので、取りあえず早めのバスに乗ってレンヌ駅に向かうことにした。駅周辺で時間を潰そうと考えたのだ。予約している切符は時間変更できないと書いてある。…でもダメもとで「もっと早い電車に乗りたいので変更してくれ！」と駅員さんに頼んでみた。そうしたら追加料金36ユーロ払えば変更可能とのこと…逡巡の末、時間を金で買うことに、つまり早めの電車に乗ってパリに戻ることにした。

モンサンミッシェルとその湾 史跡・遺跡

早速次のホテルにチェックイン。初日に泊まった「ビクトリアホテル」は予約が取れなかったのだ。地下鉄「トリニテ・デスティエンヌ・ドルヴ」駅から徒歩圏にある「トリニテ・プラザ」に泊まる。このホテルは三ツ星なので、ようやく人並みのホテルに泊まることになる。

トリニテ オスマン ホテル

部屋に入ってクローネンバーグを飲む。度数は7.2%とやや高め。ビールを飲み干してからオペラ座界隈まで歩いて行き、パリ随一のデパート「ギャラリー・ラファイエット」へ入店した。

トリニテ オスマン ホテル

そこで目の当たりにしたのは中国人観光客の山、山、山…。ルイ・ヴィトン、グッチ、シャネルといった高級店に行列を作るのは全部中国人。20年前、ここに行列をつくっていたのが日本人だったことを考えると隔世の感だよ。デパート内には中国人専用、韓国人専用の免税カウンターがあり、長蛇の列を作っていた。高級デパートなのに階段にどっかり座り、彼らが立ち去ったあとにはごみの山が残されていました。うーむ。

ギャラリー ラファイエット ショッピングセンター

夕食はホテルへの帰り道途中にあるカフェでとりました。

なかなか雰囲気がよろしい。

臓物を詰め込んだ腸詰めとポテト盛り合わせプレート。これがなかなか旨いのだよ！