小浜島2泊+西表島2泊vol.2　10kgの息子背負ってマリュドゥの滝・カンピレーの滝トレッキング。帰り道でカンムリワシ発見！(1歳0か月子連れ)

2016/01/06 - 2016/01/10

いよいよ今回の本命である西表島に上陸しました。

冬の八重山ですから、雨は覚悟のうえだったのですが
西表島2日目はこの時期としては相当珍しく晴天に恵まれ、
10kgの息子を背負ってトレッキングを楽しむことができました！

乳幼児がいると、トレッキングやカヤックなどのガイドツアーに参加することが難しい
（というか乳幼児の参加は危ないので断られて当然）ので、ガイドなしで自力で
トレッキングができるマリュドゥの滝・カンピレーの滝へ行ってみました。

どの程度のものなのか少々不安でしたが、十分にジャングルトレッキングを楽しむことができました。


＜スケジュール＞
※JALダイナミックパッケージ利用

【1日目】
[便名] JTA071
[出発日] 2016年1月6日(水)
[区間] 東京(羽田) → 石垣
[発着時刻] 06:40‐ 10:10
10:30 石垣空港→離島ターミナル（空港バス）
11:00 離島ターミナル着、昼食、所用対応
14:00 離島ターミナル発（フェリー）
14:40 小浜島着。
15:00 ホテルチェックイン。雨のためホテルで過ごす。
19:00 夕食
21:00 自力でナイトサファリ


【2日目】
7:30 朝食
10:30 レンタカーで小浜島1周
12:30 レンタカー返却
13:00 昼食
14:00 ホテル滞在
19:00 夕食


【3日目】
7:30 朝食
8:40 小浜港へ（ホテルのバス）
8:50 小浜港発（フェリー）
9:30 西表島・大原港着
10:00 レンタカーでホテルへ　大見謝ロードパーク立ち寄り　
12:00 ホテルチェックイン
13：00 昼食
14:00 北部地区〜西部地区へドライブ
16:00 ホテル滞在
19:00 夕食

　　
【4日目】
7:30 朝食
10:30 裏内川クルーズ・マリュドゥの滝〜カンピレーの滝トレッキング
15:30 トレッキング終了 帰路にてカンムリワシ観察
16:30 ホテル着
19:00 部屋で夕食
21:00 自力でナイトサファリ


【5日目】
8:00 朝食
9:30 ホテルチェックアウト
10:00 裏内川下流　宇多良炭鉱史跡までのトレッキング
12:00 トレッキング終了　島内ドライブ
13:30 昼食
14:00 大原港方面へ　船浦港付近でマングローブと干潟観察
15:30 大原港付近の林道を散策　ヤエヤマオオコウモリ観察
16:30 レンタカー返却
17:00 大原港発
17:40 石垣島離島ターミナル着
18:00 離島ターミナル→石垣空港
[便名] JTA076
[出発日] 2015年1月10日(日)
[区間] 石垣 → 東京(羽田)
[発着時刻] 19:25 ‐ 22:00

エリア 西表島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0

小浜島から西表島へのフェリー。

朝からどしゃ降りです。

西表島に到着。

ここからさらに雨が激しくなり、降船時にびしょ濡れに。

オリックスレンタカーで車を借り、星野リゾートを目指します。

道は1本しかないので単純です。

妻は以前、西表島で開催される「やまねこマラソン」に参加したことがあるのですが
この道路をひたすら走るのだそう。

小浜島と違って放牧場もワイルドな雰囲気。

期待が高まります。

大見謝ロードパークに立ち寄りました。

休憩所からマングローブへ徒歩2分。

それ以上でも以下でもありません。

微妙です。

星野リゾートリゾナーレ西表島に到着。

3月から経営がユニマットに代わってしまいますが
サービスなどはどうなるのでしょう。

ちんすこう各種、黒糖チョコを自由に食べられます。

部屋です。

さすがにちょっと古さは感じますが清潔そのもの。

アメニティもしっかり。

哺乳瓶を洗うブラシが有難い。

この辺りの気遣いがさすが星野リゾートって感じです。

ミネラルウォーターは毎日補充されます。

湯沸かしポットは当たり前のようにありました。

ベビー用アメニティ充実。

息子はデイベットで寝ることに。

落下しないようベッドガードなどを借りて工夫しました。

ホテルのスタッフがおすすめしていた「ランチハウスたまご」へ。

外観が民家みたいで、最初は通り過ぎてしまいました。

店内の様子。

絶品の沖縄そば！

小麦の香り豊かで、この旅行中に食べた
八重山そばの中では一番おいしかったな。

妻はゴーヤチャンプルー。

これも美味しかった！

その後、白浜地区までドライブしてみました。

生憎の天気でしたが、天気が良ければ最高に綺麗な海を楽しめたでしょう。

ホテルに戻り、ジャングルブックカフェに行ってみました。

文字通りジャングルの中にあり、素敵な空間になっています。

ドリンクはセルフサービスです。もちろん全て無料。

夕飯は早めに「いるむてぃや」という居酒屋へ。

全席座敷なので子連れでも安心でした。

グルクンのから揚げ、八重山そば、チャンプルーなどをいただきました。

どれも美味しかったです。

19:00からホテル主催の「ヤマネコの学校」という
プレゼンテーションに参加しました。

西表島の自然や生き物について説明してくれます。

セマルハコガメいいな〜会いたいな〜

翌朝。

妻は7:30からホテル主催のヨガ（無料）に参加。

自分は息子を連れてスーパー川満へ本日のトレッキングに
持参する弁当を買いに行きました。

お店は8:00オープンで、8:15くらいにお弁当が入荷するんだとか。

8:15ちょうどに行きましたが、ほかほかの状態でした。

8:30　ホテルに戻って朝食です。

乳児用の離乳食など。

このホテルも子連れにはぴったりです。

コンデジの調子がイマイチで写真が悪いのですが、
味が良かったフレンチトースト。

ビュッフェも品数は十分。

カレーがあるのはポイント高いですねー。

スクランブルエッグをのせて"オムエッグカレー"にしてみました。

事前に確認していたのですがホテルでモンベルのベビーキャリアを\300でレンタルできました↓
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1123859

これがなければ自力でトレッキングできませんでした。有難いです。

ちなみに西表島で自力でトレッキングできるのはこの裏内川トレイルと
もう１つ、最終日に訪れた某林道しかないんだとか。

裏内川下流の船着き場へ

10:30発の便だと基本コースは下記の通り。

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10：30裏内川下流船着き場

↓30分のクルーズ

11:00上流船着き場

↓45分のトレッキング（2.2km）

11:45マリュドゥ滝・カンピレーの滝で休憩　30分

↓45分のトレッキング（2.2km）

13:00上流船着き場

↓30分のクルーズ

13:30裏内川下流船着き場

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と、基本コースはかなり急ぎ足です（汗）。

もっとゆっくりしたい人は船長に相談して、帰りの便の
時間を伝えましょう。

我々は息子も背負っているし自然を楽しみながらゆっくり歩きたかったので
ゆったりめのスケジュールにしました。

なので、我々は下記のようなスケジュールにしました。

トレッキング時間と休憩時間を全て×２としています。

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10：30裏内川下流船着き場

↓30分のクルーズ

11:00上流船着き場

↓90分のトレッキング（2.2km）

12:30マリュドゥ滝・カンピレーの滝で休憩　60分

↓90分のトレッキング（2.2km）

15:00上流船着き場

↓30分のクルーズ

15:30裏内川下流船着き場

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さて出航です。

今のところ、雨は降らない予報です。

八重山の天気予報は全くアテにならないそうですが、なんとか晴れてほしいものです。

マングローブを眺めながらクルーズ。

クルーズよりカヤックの方が楽しいでしょうね。

妻は前回の渡航でカヤックを体験しており、
断然カヤックの方が面白いと言っていました。

クルーズ船に乗ると、いつもボツワナ・チョベ国立公園の
ボートサファリを思い出してしまいます。
http://4travel.jp/travelogue/10711619

凄まじい奥行のジャングルが広がっています。

上流船着き場に到着。

こんな奥行のある亜熱帯ジャングルが日本に存在していることが驚き。

トレッキング開始です。

トレイルからの眺め。

まだ1歳0か月なので記憶に残らないでしょうが、
色々な風景を見せてやりました。

当然ですが、トレイルは常に緑で溢れてます。

クチコミなどを見ると「整備されていて歩きやすいです」とか見かけますが
前日が雨の場合は増水していて、トレイルもぐちゃぐちゃですので要注意です。

沢のようになっている箇所もありました。

こんな綺麗な道なのに30分で歩くことが定時とされているなんて・・・

写真撮ったり植物眺めてたら30分じゃ全然足りませんよ。

シダ類とか眺めたりしてると、ほらあっという間に時間が。。。

なかなか良いシダです。

揺られて気持ちよくなってしまったのか、息子は早々に寝てしまいました。

妻が履いているのは「日本野鳥の会」製の長靴です。

女性や野外フェス好きにはファッションアイテムとして市民権を得ていますね。

ドロドロのトレイルですから、長靴がベストでした。

巨大なシダ類にテンションも上がります。

ヒカゲヘゴかな。

この幹はすごいな。

最初、この裏内川〜マリュドゥの滝・カンピレーの滝トレイルについて
調べたときは、「所要時間：30分」となっていたので大したことは
ないのでは？と思っていたのですが、実際歩いてみたらとんでもなく
満足度の高いトレイルでしたね。

増水の影響で水分、というか水量がたっぷりです。

マリュドゥの滝展望台に到着！

アップ。

水量がすごいことに。

普段はこんなに迫力ないそうですよ。

展望台からの眺め。

奥行のあるジャングルです。

日本なのにね。

カンピレーの滝へ向かいます。

ここから徒歩10分ほどです。

こんなポイントもありますから、やっぱり長靴がベストなんです。

トレッキングシューズでも厳しかったですよ。

カンピレーの滝に到着しました！

こちらも水量がすごいです！

そして川幅が広いので大迫力！

滝（というか川に近い）の近くで弁当を広げるとカラスが
狙ってくるので気を付けましょう。

父と息子で記念撮影。

雨が降らなくて本当にラッキーでした！

滝を眺めながらオムツ替えます。

そして離乳食もあげます。

自分たちは今朝買ってきた弁当を食べました。

岩の上で楽しそうに遊んでいました。

いろいろな感触を経験してほしいです。

ここでの休憩も定時では30分になってますが。。。

短いと思います。

この時期、全く雨が降らないなんて奇跡に近いそうで、ただただ
ラッキーとして言いようがありません。

上流から下流を見るとこんな感じ。

たっぷり60分、昼食休憩しました。

もと来た道を戻ります。

15:00　上流船着き場から下流船着き場へ出発です。

最初は西表島の自然を楽しむにはガイド同行が基本なのか？と考えていたので
乳幼児連れ＝ガイド不可＝楽しめない、という負のスパイラルが心配でしたが
結果的にガイドなし・自力トレッキングでも十分楽しめてよかったです。

まだまだ楽しみは続きます。

駐車場に着くと、どこからともなく「ピーフィフィーフィー」と明らかに生き物の声が。

これはもうヤツしか考えられん！と鳴き声がした辺りを捜索すると
10mも離れていない、目の前の木に留まっていました。

カンムリワシです！遂に発見しました。

しかもかなりのんびりしていて、全く逃げようとしません。

カンムリワシは電線に留まっていることが多いそうですが、運よく木の枝に
どっしり構えてくれていました。

腹の水玉模様が綺麗な猛禽ですね。

冠羽の様子がよくわかります。

ちなみに冠羽が白っぽいのオスだそうですので、この個体はメスかな。

西表島といえばイリオモテヤマネコですが、遭遇難易度は超S級のため最初から諦めています。

となると、比較的大型で発見しやすい生き物はこのカンムリワシくらいです。

八重山で観察できる生き物は蝶、カニ、カエル、トカゲ、カメ、ヘビ、鳥など
小ぶりな種類が多いので発見・遭遇することがとてもたいへんです。

昨年は「知床病」に感染し何度も訪れましたが、北海道はヒグマ、エゾシカ、
シマフクロウ、オオワシ、オジロワシ、タンチョウ、キタキツネ、シャチ、
マッコウクジラ、アザラシ、トドなど・・・大物ばかり。

そのせいか、八重山地方の生き物はさらに小ぶりに感じてしまいます。

しかし小ぶりだからこそ、発見が難しく、マニア心をくすぐり、
再訪したくて仕方なくなる「八重山病」に侵されていたことに
この時は気づく由もありませんでした。

そしてホテル前の放牧地で幼鳥にも出会いました。

全体的に白っぽい体色が幼鳥の証。

裏打川乗船場からリゾナーレまでの僅かな距離で2羽に遭遇することができました。

石垣島よりも西表島の方がカンムリワシは見つけやすいそうです。

天気が良いので夕陽目当てでホテル前のビーチへ。

まだ夕陽を見るには時間が早いのでジャングルブックカフェへ。

夜中も入れますがけっこう不気味ですよ。

18:30ごろ。

綺麗な夕陽ではありませんでしたが、1日晴天に恵まれたことを感謝。

西表島最終日・最後の夜です。

妻も今夜ばかりはセルフナイトサファリがしたいとのことなので、
トーチライトを持ってホテル周辺を散策。

天気が良く気温が高いので、リュウキュウコノハズクの
「ホホー　ホホー」という声がどこからともなく聞こえてきます。

鳴き声を頼りに散策すると、駐車場沿いの木からガサガサと音が聞こえてきます。

トーチライトで照らすと、ヤエヤマオオコウモリでした！
コウモリの概念を超えた大きさ！

初見なので大興奮でした。

リュウキュウコノハズクは2羽いました。

ホテル周辺を飛び回っていたようで、至近距離で3度発見することができたものの、
いずれも飛ばれてしまいました。

後の旅行記で"リベンジ編"を書く予定ですので詳細はそちらに書きますが
西表島の個体は人馴れしていないのでなかなか撮影が難しいようです。

※この写真は小浜島で撮影したものです。

この旅行記へのコメント （2）

• 潮来メジロさん 2016/03/30 10:32:35

  カンムリワシ素敵ですね。\(^o^)／

  kemurさん、こんにちは！　(^◇^)ﾉ
  毎度、訪問＆投票ありがとうございました。
  
  カンムリワシ見事ですね。
  私も昔、石垣島でカンムリワシの幼鳥を見たのですが、成鳥は見れなかったような気がします。
  リュウキュウコノハズクも鳴声を聞いて探したのですが、見つけられませんでした。
  西表島は訪れた事がないので、いつか訪れてみたいと思っています。
  素敵な旅行記、ありがとうございました。
  
  ではまた・・・。(^_^)/~~~
  　　(潮来メジロ)

  kemurさん からの返信 2016/03/31 18:47:58

  RE: カンムリワシ素敵ですね。\(^o^)／

  潮来メジロさん、こんばんは。
  コメントいただき、ありがとうございます。
  
  カンムリワシは八重山地方では普通に見られますね。
  個体差はあるものの、西表島でも石垣島でも割と近くで観察できました。
  リュウキュウコノハズクは、声を頼りに探すしかないですね！
  西表島では警戒心が強く、なかなか写真に収められませんでしたが
  石垣島でリベンジ果たせました。
  
  最近、野鳥観察にちょくちょく出かけてますのでまた
  載せようと思います。
  
  よろしくお願いいたします
  
  kemur
  
  > kemurさん、こんにちは！　(^◇^)ﾉ
  > 毎度、訪問＆投票ありがとうございました。
  >
  > カンムリワシ見事ですね。
  > 私も昔、石垣島でカンムリワシの幼鳥を見たのですが、成鳥は見れなかったような気がします。
  > リュウキュウコノハズクも鳴声を聞いて探したのですが、見つけられませんでした。
  > 西表島は訪れた事がないので、いつか訪れてみたいと思っています。
  > 素敵な旅行記、ありがとうございました。
  >
  > ではまた・・・。(^_^)/~~~
  > 　　(潮来メジロ)