白川郷から金沢へ

2016/01/09 - 2016/01/11

三連休を利用して白川郷と金沢に行ってきました。

エリア 白川郷(岐阜)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝早く空路名古屋へ。名古屋駅まで移動し、濃飛バスで飛騨高山まで2時間半の旅。
やっと到着した高山。一時間半しかないバス待ちの時間なのでタクシーに乗っちゃいましたが、5分もかからずに到着。
黒塀のレトロな街並みがいい感じです。

急いで昼食を食べる所を探さないとって思って、案内所をたずねたら、地図を示して詳しく教えてくれました。
和食のお店を3件くらい教えてもらった中で、一番近いお店へgo。
古民家の広い土間と上がっ畳の間があって、レトロな調度品も並んでいました。

朴葉という乾燥させた葉っぱの上で焼くのが名物のようで、朴葉焼き定食と 飛騨牛握りを食べました。
どちらも美味しかったですが、特に飛騨牛握りは絶品です。

徒歩でバス停まで戻り、濃飛バスで1時間、白川郷に到着です。
今朝、雪が降ったとの事で、山々が白く薄化粧していて、テンション上がりました。
きょうの宿泊は山本屋さん。
若奥さんがにこやかに迎えてくれました。
暗くなると足元が見えなくなると危ないので、荷物を預けたらそのまま荻町展望台へ。

3時40分で展望台行きのバスが終わってたので、緩やかな坂道を登って行きました。今日は道路にはなにもないけれど、雪が深いと大変かも。
写真でよく見る、雪が厚く屋根に降り積もっている風景ではなかったけれど、うっすら雪が積もっていて、これはこれで美しい景色でした。
来週からライトアップだから、夜の景色も綺麗だろうなあ。

展望台から降りた所に白川郷の湯があるので、温泉に入って温まりました。
宿へ帰る途中、合掌造りのおうちをゆっくり見ながら歩いていると、かわいい雪だるま 発見！ 村の人の歓迎の気持ちかな。

宿の夕食、地元の名物 朴葉焼きなんですが、A5ランクの飛騨牛が、、、
すごく美味しかった。この後 白川郷で育ったイワナの塩焼きも出たのですが、それがまた美味しいこと！朝まで泳いでいたイワナを夕方届けてもらって、焼いたものだとか、どうりでおいしいはず。
香港から旅行に来た若いカップルと一緒に楽しく食事をしました。

昔ながらの茅葺きの合掌造りで、いろりもあります。
食事をするお部屋の明かり 、うん、可愛い！
夕食が終わった頃、お母さんや若奥さんや子供達が顔を出してくれて、色々お話を聞かせてくれました。三世代でここの暮らしを守ってきた家族なんですよね。
ご主人は村の会合にでてらして、お顔を拝見できず 残念。

お部屋は床暖房が入れてあって、ヒーターもあって 暖かく過ごせました。
底冷えがするような気候を想像してたのですが、ほかほかと暖かく、宿の方の心遣いを感じました。

合掌造りの見学で 神田家へ。
１階のいろりの煙が上へ上がっていって、柱に虫がつかないようになってるとか、煙の暖かさで蚕を育てたとか。
昔の人は偉かったなあと思える工夫がいたるところにありました。
2階にいたおばあさんが詳しく説明してくれますよ。

白川郷から金沢へ北陸バスで1時間ちょっと。
駅でコインロッカーへ荷物を入れたら、ひがし茶屋街へ。
前日予約していたお店で蟹面寿し御膳を注文しました。
蟹の甲羅に寿し飯、そして蟹が一面にのせてありました。豪華。
金沢名物の車麩、治部煮、ゴリの佃煮、、どれも美味しかったですよ。
全部美味しかったです。

昼食後、二軒隣りにある金箔屋さんへ。
列ができてるので、早速並びました。ほとんどの人が色紙大の金箔を貼り付けたアイスクリームを持っていたので、私達も記念にゲット。
薄〜い金箔は息で飛んでいきそうなので、ピンセットでアイスクリームにさっと貼り付けてもらいました。レジの横には 嵐の番組で石原さとみさんが食べたアイスですって書かれてました。テンション上がったー！
アイスクリームは濃厚で美味しかった。
ちなみに、金箔は無味無臭。

昼食を食べたお店の方が金沢の歴史を詳しく教えてくださって、そこに話が出てきた四高記念館へ。
金沢大学は現在の地に移転する前は 金沢城址の中にあって、しかも前身はナンバースクールの高校で、四高時代の写真やエピソードを興味深く拝見しました。

次は、兼六園へ。
学生時代に訪れて以来30年ぶりの再訪です。その時は、雪つりにつもった白い雪がとても美しかったのを覚えています。
残念ながら 雪が全くない兼六園は、普通の公園でした。
次回は雪が降ってるときに来たいな。

隣にある21世紀美術館へ行きました。
有料の所は明日にして、今日は無料の展示をみることにしました。
で、屋根の上で望遠鏡を覗いてる金色の人が立っているのですが、見る位置によって手の形が違うことを発見！
この写真は、望遠鏡を、手を前後にして持って覗いてる形。
違う位置から見ると、両手をそろえて上へ、ハの字に上げてるように見えるんですよね。行かれたかたは是非見上げてみてください。

さあ、夕食です。
金沢に来たからには、蟹と思っていたので、昼食に続いて蟹が食べれる居酒屋を前から予約していました。値段のこともあったので、居酒屋に絞って検索して、予約の時点で、蟹脚の刺身を人数分と焼きガニ一杯を頼んでおきました。もちろん刺身はとてもおいしかったです。冷凍のものは扱ってないと言ってました。焼きガニは思ったより小ぶりで、普通。
でも、お通しでマグロの中落ちが骨つきで出てきたのにはビックリ！
他の居酒屋メニューも色々食べて 満腹！

駅まで戻って、ロッカーの荷物を持ってタクシーで宿へ。
2日目の宿泊は、天然温泉の宿泊施設って感じです。
炭酸泉や薬湯、ジャグジー、サウナetc、、、
日帰り入浴の人も大勢いて賑やかだったけど、温泉を楽しめました。
部屋着も着やすいし、宿泊者はタオルを何枚でも借りれるし、お部屋も綺麗でした。
値段が安かったので、朝食の豊富さもかんがみれば、コストパフォーマンスがとてもいいです。

３日目、駅でコインロッカーに荷物を預けたら、タクシーで21世紀美術館へ。
有料ゾーンへ入って、書家 井上有一展を見学、力強い書の世界。
次に有名なレアンドロのプール 、まず上から見ると深い水の下に人がいるように見える。下から見ると、薄い水の層の上に人の影が見えてました。
不思議な水のマジック。

金沢城址は無料ゾーンが広くて、公園のようになってました。
ここでも、金沢の歴史やこれからの展望について、ボランティアの方が詳しく説明してくれました。加賀百万石の歴史に地元の皆さんが誇りを持ってらっしゃる事が伝わってきました。地元愛ですね。

歩いて10分ほどで近江町市場へ到着。
入ってすぐのお店で 金沢おでんを食べました。
蟹面は残念ながら売り切れていたので、海老面を食べ、車麩など地域のおでんを食しました。
市場の他のお店では、ボタン海老の刺身を食べていたりしてました。

行列になっている近江町市場寿しに並びました。
30分くらいでやっと入店。
ここでも蟹で行こう、蟹イクラ寿司を注文しました。
もちろん間違いなくおいしかったですよ。

食後、近江町市場のすぐ横にある尾山神社にたちよりました。
前田利家の妻 まつが祀られている神社です。
金沢の皆さんから愛されている前田家由来の場所なので、多くの人がお参りに来ていました。
前田利家の銅像も建っていました。

金沢で何回かタクシーに乗ったのですが、どの方も色々解説してくれる乗務員さんでした。
その中で、金沢駅から少し走った所で、「後ろを振り返って下さい。兜に見えるそうです。」って教えてくれました。
金沢駅の鼓門ばかり話題になっているけど、その上の屋根が兜になってるんだ！と感動！
帰りに写真を撮って 確認しました。
やっぱり 兜に見える。

金沢駅でお土産を買った後、早めに空港へ。
小松空港までリムジンバスで、40分。
空港での軽い夕食、最後も蟹でいこう。
冷やしうどんに蟹載せバージョンです。
観光も食も大満足な旅でした。