2015/12/31 - 2016/01/04
2066位(同エリア4511件中)
4skさん
娘が年末は帰国しないというので、一人ぽっちの年末をどう過ごそうかと思っていました。折しも家の中は断捨離中で、メーカー梱包のまま置いていたテレビをオークションに出した直後に、skyscannerで高雄行、年末発の航空券が売却価格より安く出ているのを発見。ホテルは高いだろうと思ったら、小さいけれど4トラベルで高評価のホテルがc-tripで手頃な値段で見つかりました。それも最後の一部屋。これは、もう旅立つしかないという”神のお告げ”とばかり両方を購入し、2015年末の台湾、高雄行きが決まりました。LCCなので、預け荷物の無料範囲は10kgまで。旅行荷物の断捨離にもチャレンジします。高雄に初めて行ったのは1993年、20数年ぶりの再訪です。
(スケジュール)
2015年
12/31 (木)
タイガーエアーIT285 関西国際空港11:15 - 高雄国際空港13:45
蓮池潭・龍虎塔
六合国際観光夜市
2016年
1/1 (金)
佛光寺〜E−DA
1/2 (土)
愛河沿いのサイクリング
三多商圏〜新堀江商圏〜中央公園
1/3 (日)
西子湾〜旗津海岸公園〜駁二芸術特区〜IKEA,カルフール
1/4 (月)
タイガーエアーIT284 高雄国際空港13:15 - 関西国際空港17:15
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2015年 12/31 (木)
タイガーエアー IT285 関西国際空港 11:15 - 高雄国際空港 13:45
蓮池潭・龍虎塔
六合国際観光夜市
朝8時45分タイガーエアー搭乗開始、ヨーロッパやインドでLCC搭乗経験はありますが、関空から乗るのは初めてです。手続きは事務的かと思うとそうではなくとても親切。座席指定は有料オプションですが、早い時間なので無料で希望を聞いてくれました。
リッチなバックパッカーを目指している為、今回は手荷物10kgのみの身軽な出発となりました。いつものようにKALラウンジに向かいます。大晦日で混んでいるかなと思いましたが最初はそうでもなく、でもやはり次第に満席に。ちょうどいいタイミングで出国審査に向かいました。さすが年末という混み方でしたが、経験を踏まえてきちんとマニュアルが出来ているのでしょう、さほど時間も掛からずに搭乗口へ。機内は決して空いているわけではなかったのですが、3人席を一人で使用できるラッキーなお席になりました。iPadにダウンロードしていた華流ドラマを見て過ごすと、あっと言う間に高雄空港に到着です。やはり近場は楽ですね。 -
高雄空港では、出国審査の手前でATMを発見、NEO MONEYを使って現地通貨を少し引き出します。手続きもとてもスムーズで、いつも長く待たされる預け荷物の引き取りも無いので、ゲートを出てインフォメーションで観光マップをもらい一旦外に出て、エレベーターに乗ります。地下鉄に乗りたいと言うと乗り合わせた中国人の人が行先のボタンを押してくれました。
地下鉄の窓口で一卡通(ipass)を買います。クレジットカードが使えないというので現金で100NT$をカード代として、あと100NT$を交通費のチャージとして払いました。交通費の安い高雄でカード代の100NT$は高いのでは?
MTR(地下鉄)空港駅ー美麗島ー市議会駅と、乗り換えを含めても30分かからない程、市中への乗り入れはスピーディーです。今回の宿泊はレジェンドホテル。小さなホテルですがトリップアドバイザーや4トラベルで高評価だったのでC-TRIPで出ていた最後の部屋を押さえました。 -
ホテルが送ってくれた地図のおかげで、珍しく迷わないで到着。日本語を話せる感じのいいお嬢さんがチェックインしてくれました。ところが部屋に行くとバスタブがありません、受付に電話して部屋を替えてもらいます。バスタブ付きの部屋の方が高層階にあり明るく、少し広い気もしました。壁には噂通り絵本のような絵がかいてあります。
お部屋に置かれていた紅茶でティータイムを楽しんでいると、もう午後5時に。慌てて出発し、ホテルで教えてもらった通りにMRT左營駅から51番のバスで蓮池潭へ向かいます。このバスには20分くらい乗りました。町の様子が分かって面白かった半面、着く頃には日が暮れてしまうだろうと心配になりました。 -
バスの運転手さんはとってもいい人で、ロータスポンドで降りるから知らせてというと、指を丸めてOK。乗客が私一人なると「一人で来たんですか?」「どこから?」などととても気さくで、ある停留所に止まった時には、近くの食堂を指さしてここの牛肉麺が美味しいよ、などとアドバイスしてくれるのです。勿論蓮池潭に着くと、「着きましたよ」とちゃんと教えてくれました。
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この時期の日本に比べれば日の長い高雄ですが、バスを降りる頃に日が暮れ始め、イルミネーションされた蓮池潭を見る事になりました。これが極彩色の作り物(失礼....)のトーンを和らげて思いがけず眼に心地よいのです。まず、パワースポットと言われる龍虎塔で龍の口から入り、虎の口から出て2015年の悪運を払い飛ばしました。これで、2016年はラッキーな年になるはずです!
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埠頭のように突き出した橋からは湖全体が見渡せて様々なシルエットにキラキラした光が点在し、この時間に来るのも悪くないなと思いました。何よりも人が少ないので静かな気持ちで観光出来ます。湖の周りのお寺も装飾が凝っていて見ごたえがありました。
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帰りもバスとMRTに乗り一旦ホテルに戻り、直ぐに近くの六合国際夜市に出かけました。ほとんどのお店は食べ物屋さんで、雑貨を売っているお店も少しありましたが、残念ながら興味が持てませんでした。20年前に行った台北の士林夜市はおもしろかったのに〜。夜市はやはり大勢でガヤガヤひやかして回るのが一番ですね。ホテルのスタッフお勧めのお店で勇気を出して食べてみようかなと思っていましたが、やはり無理だと思い彼女お勧めの牛肉飯をテイクアウトしました。
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部屋の帰って直ぐにlive放送されているNHKをつけました。赤白歌合戦はTOKIOから最後まで見て、引き続き除夜の鐘を聞きました。そしてその一時間後には高雄のカウントダウンが終わり花火の音(爆竹の音)がホテルの部屋まで鳴り響きました。私の2015年はこうしてけたたましく終わり、2016年を迎えました。どんな年になるか楽しみです。
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2016年 1/1 (金)
佛光寺〜E−DA
翌日は、7:30分にホテルの食堂に行き朝食。先に二人食べていましたが、すぐに食事を終えたので、ほぼ一人独占でゆっくり食事しました。パンはダメでしたが、中華系の料理と温野菜が美味しいかったので助かりました。コーヒーも合格点です。
ホテルから市議会駅に行く道は単純で自信があったのに迷ってしまって、お孫さんを連れたおばあさんに道を聞きました。私にも同じ年頃の孫がいるので、親近感を持って下さったのか、駅まで案内してくれるというのです。時間大丈夫ですかというと「没問題」。ほんの少し日本語がしゃべれて、東京と京都に来た事があるそうです。11月に紅葉を見に来る予定だというので、下旬の方がいいと言っておきましたが通じたかどうか。京都のカラフルな紅葉をぜひ見て頂きたいです!
それにしても、今どこの国に旅しても中国、台湾、韓国からの旅行者の方に遭遇しますが、その中の沢山の方が日本を訪れていますね。日本に来たことのある人が多いのに驚きます。 -
MRT市議会駅ー美麗島ー左營駅と昨日と同じルートでさすがにスムーズに目的地に着きました。後は佛光寺行のバス停を又地元の人に教えてもらうと丁度バスが到着。何と待ち時間なしで出発です。30分で佛光寺記念館に到着。
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大勢の人がブログで佛光寺はとても大きいと書いていたので、大きいと思っていたからか、大きさにビックリする事はありませんでした。インドで見た同じような宗教施設スワーミナーラーヤン・アクシャルダムを思い出し、国の大きさと人口から考えてこんなものかなと思いました。ただ、日本でもそうですが、宗教の力と宗教団体の財力のすごさを強く感じました。参拝者や見学者からお金を集めないで施設を開放しているのですから。
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最初の中国式の建物には、お土産物屋、スターバックス、レストランが入っていて、左右に塔の立ち並ぶ大通りの先に本館があります。本館に入ると「新年おめでとうございます。」と係りの人が挨拶したので、今日は元旦だったんだと気持ちを新たにしました。
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丁度、仏陀の一生を3D映像で紹介するビデオが始まる所だったので、ぎりぎりで入れてもらいました。3Dを見るのは初めてで本当に物が飛び出してきて掴めるかと思うほどでビックリしました。最初に偉いお坊さんが出てきて、「子供たち〜」と語りかけました。これは、子供たちに仏陀の事を知ってもらうプロモーションビデオだったんですね。私の隣に5歳くらいの男の子が祖父母と来ていて、その子がお坊さんの言葉の意味を祖父母に熱心に聞いているのが印象的でした。この子は大きくなっても純粋な気持ちで仏の教えを守っていくのかなと思うと、それもとても良い事だと思えました。
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本堂には、千手観音のような仏像や金ぴかの仏様が置かれていて、その前で今年一年が家族にとって良い年になるよう祈りました。部外者の私にもこのように素敵な元旦を迎えさせてくれた事に感謝です。記念館の中には美術館も併設されていて、そこにある陶器の形や色が中国の長い歴史と技術を受け継ぎながら、新しいエッセンスに満ちていて感動しました。記念館の見学を終えて、次は佛光寺を見に行きます。
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シャトルバスが出ているので、行き来きは簡単です。5分くらいで到着し階段を上ります。
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本堂の広場が赤い敷物やりぼんで飾られていたので、結婚式でもあったのかと尋ねると年始の行事があったとの事、そうですね、いくら旧暦のお正月がメインとは言え1月1日に結婚式はしません。
佛光寺から記念館に戻るシャトルバスで隣り合わせた女性は日本語が少し話せるとかで、「こんにちは」「ありがとう」など知ってる日本語を披露してくれました。彼女のお母さんが日本語を話せたそうです。すると彼女のご主人が指を折りながら「いち、に、さん」と数をかぞえるので、こちらも「イー、アール、サン」と中国語で返しました。もう少しバスの時間が長ければ、お互いにもっと語学の勉強が出来たのに残念でした。 -
佛光寺エリアの後は、前回の中欧の旅で出会った台湾人が教えてくれた義大世界 (E-DA) へ行ってみることに。路線バスでも行けますが、E-DAの巡回バスの時間が早かったのでそちらに並びます。前に並んでいた学生さん2人は中国の広州から来たそうで見学ではなく信者でお参りに来たとか、バスが来てしまったので詳しい事が聞けずに残念でした。義大世界はアウトレットモールと遊園地とホテルのあるテーマパークです。近頃物欲が無いので、アウトレットにも遊園地にも興味がさしてありませんが、帰り道なので覗いて見ます。
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時間が午後2時になっていたので、フードコートに行ってみましたが、どの席も満席で驚きました。すごい人気です。アウトレットをひやかしながら時間をつぶします。知っているブランドも知らないブランドもありましたが、日本と違うのは、子供たちが喜びそうな物が沢山あった事とスポーツ施設が併設されている事。スカイドームとローマ風の噴水を見た時には、思わずラスベガスに来たのかと思いました。遊園地もとっても広いのでファミリーで色々な楽しみ方が出来そうです。
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3時過ぎにフードコードに戻るとポツポツと席が空いていたので、地元のお店で軽く食事をしました。日本食が大人気で、とんかつ、うどん、寿司などのお店の方が人気を集めていました。私の好きな珍珠奶茶のお店が近くにあったので食後に飲みたかったのですが、若者が長蛇の列を作っていたので諦めました。
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帰りのE-DAのバスもまた長蛇の列で左營駅でMRTに乗り換えて市議会駅に着いた頃には、疲れ果ててしまいました。一旦ホテルに戻るともう外に食べに行く気がしないなと思い、ホテルスタップお勧めの七賢鴨肉店で鴨肉をテイクアウトする事にします。お店は古そうでしたが既に満席で、テイクアウトする人と席を待っている人で大混雑。お店の人は大忙しで一人でオーダーを聞き会計もしています。でも、とっても要領が良くて思ったより待たずに買うことが出来ました。「謝謝啊」と微笑みながら私の目をみてを商品を渡してくれた時には、何だか感動しました。鴨肉はアヒルの肉らしいですが50元、日本円にすれば200円です。薄利多売の大忙しのお店ですごく丁寧な応対でした。心がこもっていると感じました。きっと家族で経営されているんでしょうね。地元で長く愛されているお店はこういうものなのかと思いました。
ちょっと気を良くして、セブンイレブンに寄りドライマンゴやデザートを買ってホテルに戻ります。もう、鴨肉の味は食べなくても分かりましたが、ソースのお味も良くて、コスパが凄いと思いました。B級グルメと言われるお店がこのような良心的なお店なら高雄でB級グルメのお店を回るのも一つの楽しみ方ですね。
庶民の味のレベルの高さに脱帽です。 -
1/2 (土)
愛河沿いのサイクリング
三多商圏〜新堀江商圏〜中央公園
朝食後、ホテルの自転車を借りて、愛河を目指します。いつものように道に迷い若いカップルに道を教えてもらいます。若い人とは英語の方が会話がスムーズに進みます。 -
自転車は4時間無料なので愛河沿いを1時間半北上して折り返すつもりです。久しぶりに乗るので最初は用心しましたが、ブレーキの感覚になれると昔のように問題なく乗れました。曇り空が残念ですが、川沿いは緑も多く綺麗な花も咲いています。土曜日なのに、地元の人にはあまり遭遇しませんでした。
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帰りはさすがに道に迷うことなくスムーズに進みました。七賢二路を走ると丹丹
漢堡の前に若者の列が、昨日好印象だった七賢鴨肉店にも長い列が出来ていて、自転車を降りて道路を迂回しなければなりませんでした。ホテルに戻ると久しぶりの自転車で少し疲れたので、お部屋でゆっくりティータイムを楽しみました。 -
外は雨が降り出していたので、この日は町の中心に出る事にしました。MRT三多圏駅で降りて85大楼を目指します。雨なので展望台に上がるのは止めてビルの中を覗きましたが、何も面白い物はありません。駅前に戻って日系デパートそごうと地元デパート大遠を覗きます。日系はガラガラですが、地元は若者で賑わっていました。はっきり客層が分かれているようです。
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メインストリートの中山二路を北上しますが、面白くないので一つ二つ小道に入ります。どこの国でもメインストリートから少し外れた所に面白いお店や人気店があるように思います。
若者に人気の新堀江に近づくにつれて、お店が多くなりどこからともなく若い人が溢れ出てきました。珍珠奶茶かMango cha chaがあれば休憩したいと思いましたが遭遇せず、ティーンエイジャーが好きそうな小物やお洋服のお店を場違いな感じで通り過ぎます。ファッションビルの中がどうなっているのかと思ったのが間違いで、今まで珍しく把握していた方向が分からなくなりました。困って、お店の人に中央公園に出る道を聞くと、親切に案内してくれました。それも途中で他のお店の中を横切って。「これが一番近道なのよ」と。複雑過ぎて口で説明できなかったんですね。昔の香港の雑居ビルを思い出しました。 -
案内してくれた女性は日本に来たことがあり、私が日本に行った時に同じように案内してもらったからと言っていました。私の知らない日本人のした親切が私に帰って来たのです。素敵なことです。今、日本には大勢の外国人が訪れているので、日本で受けた親切を今度は自国を訪れた日本人に返してくれるなら、私達の旅は随分快適な物になりますね。私も神戸を訪れた外人を積極的に助けてあげなくてはと思いました。
それにしても、台湾人のこのような心持ちは日本人にはとても理解しやすく、又共感出来るものです。私が台湾を最も日本と似ている国と感じるのはこのような所にあります。彼女と握手して別れました。また、日本に来て下さいねと。 -
中央公園につきましたが、城市光廊はまだ時間が早くライトアップされていませんでした。中央公園に沿って民生二路まで出ると日本人に人気の牛乳大王というお店がありました。疲れていたので、試飲を兼ねて休憩します。何の飾りもないシンプルなお店で、混んでいなかったのでゆっくり出来ました。新堀江のカフェは若者で溢れていましたが、すでに観光客向けのお店になっているのでしょうか?頼んだ木瓜牛乳は多くの人が濃厚で美味しいと高評価でしたが、私は薄いと感じました。果物なので季節的な影響もあるかもしれませんが.....
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シニアに必須の休憩時間を経て、また元気になったので愛河を目指します。雨はシトシトと降り続き、愛河も雨に曇って、週末のオフィスビルの明かり不足も影響してか今一つ輝き不足でした。明日お天気が良ければ又出直すことにしてホテルに帰ります。道は碁盤の目なので、地図をみればもう迷子になることはありません。夜市には興味がないし、レストランで食事するのはおっくうです。ホテルスタッフに教えてもらったお弁当屋さんでテイクアウトする事にしました。正忠排骨店は観光の途中で何度か見かけたので、チェーン展開しているお弁当屋さんのようです。メインのメニューを選んで支払い、食券を買ってショーケースに入っている副菜を3種選べます。日本人も良く来るのか私が「帯走」というと、「日本人でしょう。おもち〜〜」というので、「お持ち帰りですよ」と教えてあげました。食券を売っているのは、明るいおばさまでした。お弁当はなんと70元、日本円280円です。レジェンドホテルの近くには、B級グルメが沢山あります。このお値段ならお味は勿論合格点です。
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この日は沢山歩いて少しはダイエットになったので、夜はお部屋で甘い物を食べてティータイムです。家では、テレビはニュース、音楽、旅番組しか見ませんが、NHKでドラマを見ました。お正月なので、出来れば民放のお笑い番組が見たかったのですが....
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1/3 (日)
西子湾〜旗津海岸公園〜駁二芸術特区〜IKEA,カルフール
今日も雨が降るようで残念ですが、頑張って旗津にフェリーで行ってみようと思います。MRTで西子湾に行きフェリーで対岸に渡りました。細かい雨の中、85大楼が遠くに見えました。晴れの日や夜は綺麗なのかなと想像しましたが、雨に煙る85大楼もなかなか素敵でした。 -
フェリーは直ぐに船着き場に到着。降りると海産物の露店やレストランが並んでいました。極彩色の寺院を少し覗いて海の方向に進みます。幸い雨は止みました。
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海が大好きで神戸の海の手に住んでいます。毎日の散歩で海は見ているのですが、砂浜はないので旗津の黒い砂浜を歩きます、押し寄せては引いて行く波の低く悲しげな音を聞きながら、ほのかに潮の匂いが漂います。やはり、海は最高ですね。何隻もの船が海上に停泊し、広がりのある水平線を所々遮っています。湿気を多く含んだ大気が船のアウトラインをぼかして、まるでターナーの絵を見ているようでした。晴れていれば、海の色が青く輝くでしょうから、また違った絵が見れるのでしょう。思った以上に気持ちのいい所でした。
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少しすると風が出て来てまた雨の気配がしたので、灯台へ行くのは諦めて、引き返しました。フェリーを降りて西子湾駅まで行くのに、来た道と違う道を歩きたいと思って又迷いました。道を聞いた男の子が、「僕は日本人です」と言い、前を歩いていたおじいさんらしい人が、「適当に歩いているけど見つけられると思うから付いて来たら」とおっしゃたので、お言葉に甘えました。旅慣れた様子でちゃんと駅まで連れて行って下さいました。お礼を言ってお別れしましたが、またその後お会いする事になるとは思いもしませんでした。
西子湾で残額の少なくなった一通卡を払い戻しました。カードは100NTDで買い取りなので手元に残りました。再訪すれば又チャージして使えますね。以後、コインを減らすためにMRTはトークンで乗ります。 -
西子湾駅からMRTで一駅乗り、今若者で人気だという駁二芸術特区へ行きました。例によってMRTを降りて地上に出ると右に行ったらいいのか左に行ったらいいのか分からなくて、近くにいた若いカップルに尋ねます。中国の広州から来た彼らも丁度進む方向をスマホで検索中との事、結果を一緒に待ちます。方向を教えてもらってお礼を言って別れた直後に、後から声を掛けて下さったのは西子湾駅への道を教えて下さった日本人のおじい様とお孫さんでした。驚く私に西子湾駅から駁二芸術特区へは歩いても十分行けるんですよ、とさすがエキスパートよくご存じです。それにしても、またお会いできるなんて!あちらは大阪出身、こちらは神戸出身の関西同士なのでまた何処かで好青年のお孫さんと共にお会い出来ればいいなと思いました。
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駁二芸術特区には、若者に人気のありそうな物がたくさん売られていました。象徴的なオブジェがあり、所々に服装を替えて登場します。だまし絵が描かれた壁もありました。ギャラリーや劇場もあり、若い人の意欲が伝わってくる場所でした。
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雨はずーと降り続き、ひときわ激しさを増すとみんな軒下に避難し始めました。きっとざ〜と降って止むんだろうと予想し、私も大きな軒下に入りました。近頃日本でも雨の降り方が男性的になってきていると感じますが、久しぶりに経験するスコールでした。する事も無くどじゃふりの雨を見ていると、バンコク、台北、シンガポールなどで見たスコールが浮かび、旅の思い出がよぎりました。日常生活では、雨をただ眺めることはあまりないので、こういう時間もいいなと。
地元の人は雨の終わりが分かるのか、皆が移動を始めると雨は徐々に元のシトシト雨に戻りました。生活体験ですね。皆、それぞれの行動を再開します。スコールなど無かったかのように。 -
雨がやみそうも無いので、塩テイ埔駅に戻りカルフールとIKEAがある獅甲駅を目指します。駅から5分も歩けばお隣どうしで並んで建っていました。先にIKEA行き、ドライマンゴ、野菜チップ、果物チップなど、お土産にいいかなと思いましたが、壊れやすいのが心配で買うのは保留にしました。次にカルフールへ。お菓子や食料品は上の階にあります。今日行った旗津から来た人が薩摩揚げのような物を売っていて、思わず買ってしまいました。さつま揚げは大好きなので。お菓子は量が多くて、お土産には不向きかなと思い、やはりIKEAのドライマンゴとチップ類に決めました。手荷物だけで来ているので中でうまく固定すれば壊れないように持ち帰えれると判断しました。
建物を出ても、まだ細い雨が降り続いていたので、暖かいホテルのお部屋が恋しくなりました。 -
部屋に戻ってゆっくりお風呂に入り、IKEAで調達したクッキー、チョコレートでティータイム、久しぶりの西洋の味です。テレビのバラエティーは、言葉がよく解らなくても楽しめました。明日は帰国かと思うと少し寂しい気がします。
-
1/4 (月)
タイガーエアー IT284 高雄国際空港 13:15 - 関西国際空港 17:15
帰国日は観光する時間はなく、朝食を食べたら出発です。
ダイニングはいつもより家族連れが多いように思いました。ここのホテルは、廊下やお部屋の壁には絵本に描かれているような絵が描かれているので、子供たちが喜ぶのでしょうか。口コミを読むと絵に関しては、賛否両論のようでしたが、私は絵はあった方がいいと思いました。おそらく私の部屋の唯一の欠点は、カーテンを開けるとプライバシーが無くなる事です。カーテンを閉めた時にこの絵がある方が楽しいと思うのです。
私はダブルのお部屋をシングルユーズしていましたが、先に書いた意外不満は一切ありませんでした。とても清潔で適度な広さがあり、備品の手配や配置が完璧でとても使い勝手が良かったのです。スタップも大変親切でした。そして帰国してから、このホテルに泊まっていて本当に良かったと思う事が起こります。 -
ホテルからMRT空港駅まで30分足らずで到着。抜群のアクセスですね。空港のエレベーターの中で空港で働いている女性から声を掛けられたました。「どこから来たの?」「日本ですけど、日本に来たことありますか?」「沖縄、東京、京都に行ったわ」と。この旅で出会った台湾の人は、ほとんど日本に来たことがあると言っていました。日本はとてもポピュラーな旅行先なんですね。彼女は日本が気に入ったからまた来年来る予定だそうです。歓迎しますよと言っておきました。私も又来年台湾に来たいものです。
出国審査を終えて、ショッピングエリアに出る前に、プライオリティパスの使えるラウンジがあります。あまり広くない室内に大きな椅子がいくつも置かれていて、ちょっと不釣り合いな気がしました。
時間があったので、久しぶりにワインを楽しみます。私はやっぱりビールよりワインです。勿論Wifiが使えるので旅行のメモを書いたり、メールを読んだりして過ごしました。最後にマッサージチェアーで旅の疲れを癒して搭乗口へ向かいます。前回の旅で飛行機に乗り遅れてしまったので、今回は早めの行動をとります。 -
ところが、今回も又最後に大きな失敗をしてしまうのです。飛行機が日本に着こうとする頃に、自宅の鍵はどこに入れたかと気になりました。鍵はチェックインした日に、ホテルの部屋のセーフティーボックスに入れました。今朝ボックスからパスポートや日本円は出しましたが鍵はなかったなと。そうです。セーフティーボックスの中、きっとボックスの隅に鍵は置き忘れられているはず。
飛行機が着くまでどうしようかと考えました。お友達の所に行くにしてもお正月で来客中の可能性が高いし、ホテルを今から探すのも厄介。一番は鍵を預けているセキュリティー会社に立ち寄って鍵を貰う事かな等、普段あまり使わない頭をフル回転させて考えました。 -
結局、空港に着いてすぐにマンションのフロントに連絡し、セキュリティー会社の電話番号を教えてもらい、事情を話します。本当に有り難い事にセキュリティー会社というのは、365日24時間稼働していて、鍵をもって来てくれると言うのです。前回飛行機に乗り遅れた時にも思いましたが、どんな事にも解決法はあるものですね。そう考えると世界のどこにでも行けるような気がしてきます。後は高雄のホテルにメールして、すぐに鍵を見つけて送り返してもらうだけです。
セキュリティー会社の人はマンションの前で待っていてくれました。部屋に入ってメールチェックするとホテルから鍵をフロントで預かっていますとの返事。一件落着、無事に帰れたとホットしました。鍵は着払いで送ってくれるようにメールし、その翌々日に自宅に届きました。レジェントホテルは信頼できる本当にいいホテルでした。勿論お礼のメールを直ぐに送りました。 -
こうして今回のお騒がせの旅も終わりました。高雄の温暖な気候、空港から市中までのアクセスの良さ、旗津の開けた海と愛河沿いサイクリングの気持ち良さ、超一流の庶民のレストランなど、思い出は尽きませんが、何より素晴らしのは、地元の人の親切なおもてなし。皆さん日本に良い印象を持って下さっているのが嬉しくて、いつまでも仲の良いご近所のお友達でありたいと願うのでした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- tomatoさん 2016/02/21 21:27:39
- はじめまして
- シニア一人旅ってことで、興味をもち一気にsakuraさんの旅行記読みました。
私も、主人がいなくなって6年。海外旅行が好きで、年に二回くらいいろんな国に、息子と行ってきました。
そろそろ一人旅に挑戦しなくては、と思っています。
まずは、台湾高雄かなと。
旅行記参考にさせていただきます。
- 4skさん からの返信 2016/04/08 08:19:28
- RE: はじめまして
- Tomato様
初めまして。長い間、掲示板のチェックが出来なくて、2月に頂いたメッセージに今返信を書いています。同じように一人旅に挑戦される方とお知り合いになりたいです。旅行記アップされたら、必ずご連絡下さいね。
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