2015/12/20 - 2015/12/20
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ゆうこママさん
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京都2日目は、全国高校駅伝の行われている京都市内を西へ東へ、交通規制をかわしながらの仏像めぐり。
乗車した市バス車内では、運転手さんに向けたランナーの通過予定時刻などの無線連絡が聞こえ、沿道には応援の生徒や市民の姿。
仏像めぐりから駅伝見物に変更しようかと思ったが、いや駄目、彼女が待っているとお寺に向かった。
この日の行程
広隆寺
西本願寺
ホテルカンラでランチ
龍谷ミュージアム
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最初に訪れたのは、広隆寺。
このあたりは、太秦(うずまさ)、蚕の社(かいこのやしろ)といったいかにも古代な地名が現れ、それだけで胸が高鳴る。
京都には美しい寺院がたくさんあるが、お気に入りの仏像が多いのは、古都奈良だ。京都の文化財の多くは、大火や応仁の乱で焼失してしまったからだ。
とはいえ、長く日本の中心であった京都。珠玉の仏像が残る寺院もある。
その一つが、広隆寺。
この日は、繊細優美な上品さでいったら随一の弥勒菩薩ののこる広隆寺を一番に訪れた。 -
南大門の前は、京福電鉄嵐山線の太秦駅前交差点で、通りには車が行き交い、喧騒に包まれた現代の日常がある。
その交差点の信号機に接するように立つ門をくぐると、木々や建物が点在する静寂の境内にたたずむことになる。
このギャップが良い。 -
創建は秦河勝。
秦氏は、蚕養や機織、土木など最先端の技術によって強大な力を持つ渡来系氏族で、聖徳太子のスポンサーであったようだ。
その太子から賜った仏像を安置するために建立したのが、この広隆寺。 -
以下、勝手に太子と河勝の会話のシーン・・・
河勝:「太子様の思惑どおり、近頃、仏教人気がうなぎ登りに高まってきていますよ。」
太子:「そうでしょう。いくら反対勢力が騒ごうが、この流れを変えることはできません。」
河:「皆、競って仏像を手に入れているようです。人の姿をそっくり写した形と、目のくらむような輝きに、誰もが一瞬で魅了されてしまう。それに、何やら大きな力を持っている。太子様が言っていたとおりですね。」
大:「仏像のような力が私にも欲しいものだが。」
河:「いかがですか、太子プロデュースということで、この世の最上の美を備え、人を虜にしてしまう仏像を、我が氏族の威信をかけて用意してみせます。そして、私どもで未来永劫お守りします。」 -
実際のところ、どんな会話があったのかしら・・・。
力関係はどんな具合だったのか・・・
タイムマシンがあったら、覗いてみたいものです。
写真は、上宮王院太子殿(じょうぐうおういんたいしでん)。 -
あまり有名ではないが、この講堂は京都最古の建物なのだそうだ。
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境内の最奥に位置する霊宝殿。
弥勒菩薩はじめ何十もの仏像を拝観することができる。
弥勒は、変わらぬ美しい姿で待っていた。守ってあげたい仏像?1だと思う。
この日、もうひとり気になったのが、弥勒の向かい側に立つ不空羂索観音。
3メートルを越える巨大な像だが、プロポーションが素晴らしい。正面から見るとスリムで脚が長い。横へまわると、肉感的で豊か。
お顔も美形だ。
下半身にまとう衣の柔らかな表現は、触りたくなるようなもの。
綺麗・・・。
美しい仏像を堪能し、広隆寺を出てバス停に向かったが、ちょうどバスが行ってしまった。なので、近辺を少しうろつくことにした。 -
木嶋神社(このしまじんじゃ)
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蚕の社(かいこのやしろ)とも呼ばれ、バス停の名前にもなっている。
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創建は、推古天皇の頃だそうで、広隆寺と同じく秦氏のゆかりの神社のようだ。
養蚕・機織の技術者集団を擁した秦氏の神社で、養蚕の神社でもあるそうな。 -
本殿の向かって左側に、なにやら厳重な結界が見える。
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覗いてみると、不思議な鳥居。
柱が三本立つ、ズバリ「三柱鳥居」。
元糺の池(もとただすのいけ)といわれる泉のなかに立っていたらしいが、現在は涸れて水は無い。
広隆寺を出て20分ほどうろついて、京都駅へ向かうバスに乗った。 -
次に訪れたのは、西本願寺。
門前をバスで通るだけで、中に入るのは初めて。
この年は、異常な暖かさで紅葉の進行が遅く、京都市内の街路樹のイチョウもまだ葉を落としていないものがちらほら。
なので、大きなイチョウがあるという西本願寺へ。 -
一面に散った黄葉は、見事なもの。
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次に東本願寺方面に歩き、ホテル・カンラへ。
目的はランチ。
molmさんとおっしゃるトラベラーさんの旅行記で見つけたお店。
http://www.hotelkanra.jp/thekitchenkanra/about/ -
京野菜たっぷりの「タパス・ランチ」をいただきました。
フレッシュドリンクと10種類野菜の菜園風サラダから始まって、 -
おばんざいの盛り合せと、
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野菜の味のしっかりするお澄ましと、白ご飯
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一口サイズの菓子と紅茶。
これで1,650円
ひとりだけで、ランチタイムのオーダーストップ間際だったため席があったが、予約をしておいたほうがよさそう。
空席は他に見当たらなかったので。 -
独りランチを済ませて、また、西本願寺方面へテクテク。
仏具や法衣、数珠などの店が軒を並べる独特の雰囲気の通りで、偶然見つけた洋風建築。
「浄土真宗西本願寺派伝道院」
浄土真宗の信徒保険会社として、明治45年(1912年)に建設されたもので、現在も研修所として使われているらしい。 -
最後に訪れたのは、龍谷ミュージアム。
特別展「アンコールワットへの道」の最終日。
柔らかくなだらかな曲線と、ざらっとした石の質感。
おだやかで濁りのない微笑と、豊満ではち切れそうな肉体表現。
相反するような個性が共存するから面白い。
それに、クメールの仏像をこんなにも多数観るのは、初めて。
微笑む仏像に囲まれて、なんだか穏やかな心地になる。
おしまい。
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この旅行記へのコメント (2)
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- コクリコさん 2016/01/19 22:07:52
- 今年もよろしくお願いします♪
- ゆうこママさん、こんばんは!
1年の締めくくりに優しさと美しさを備えた弥勒菩薩さまと、素朴な笑みを浮かべたクメールの仏さまと会ってきたのですね♪
4トラの会員になる前、広隆寺の回りをぶらぶら歩いたことを思い出しました。
蚕の社なんて久しぶりに見ました!
不思議な3本足(三柱)の鳥居、私も見ました。
そこだけ太古の空気が漂っていましたね。
懐かしいです〜
秦さんと太子さまの会話も楽く想像してしまいました!
今年もゆうこママさんがステキな仏像との出会いがありますように♪
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
- ゆうこママさん からの返信 2016/01/20 20:28:20
- RE: 今年もよろしくお願いします♪
- こんばんは、コクリコさん。
今朝は名古屋も大雪に見舞われ、早起きして出勤しました。
まだ寒さは続きそうですね。
クメールの仏像も広隆寺の弥勒も、私の中では暖色系の仏像なので、寒い冬にうれしい、なあんて思っています。
> そこだけ太古の空気が漂っていましたね。
> 懐かしいです〜
そうなんです。太古の空気が漂っていて、ワクワクします。
聖徳太子が馬を駆っていたかもしれないなどと想像すると、胸キュん。
でも、歴史に疎いので、想像が深まらないのが残念なのですが。
この旅行記の後、1月に入って、奈良、京都と隔週で訪れ、久しぶりに仏像三昧です。
こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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