初冬のレッサーパンダ紀行【６】 とくしま動物園　こんにちは！！よもぎ君＆さくらちゃん　面白い！！みたらしちゃん＆あんきな姉妹の同居　ようこそ！！ユウキ君

2015/12/26 - 2015/12/26

２０１５年に日本の動物園では１６園で２３匹（訪問日当時、その後、残念ながら日本平動物園のタケル君が天国に旅立ってしまいました）のレッサーパンダが誕生しました。
９月のシルバーウィークから始まった今年生まれの仔パンダ訪問もいよいよラス１・・・何とか年内に完訪となりました。

今年生まれの仔パンダツアー最後の訪問園はとくしま動物園。
ソラ君＆ミンミンちゃんのまったり＆ちゃきちゃきペアは一昨年のとくしま動物園初めてのレッサーの誕生から何と３年連続の双子出産！！
気がつけば今や７頭飼育の大所帯となりました。

今年は、ある意味ファン待望の男の子も誕生したとくしま動物園、是非、お楽しみください。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 徳島市(徳島)

三ノ宮バスターミナル９時４０分発の高速バス「阿波エクスプレス号」で徳島駅前へ、徳島駅前からは１２時１０分発の徳島バスの路線バスで動物園に向かいます。

徳島駅前から動物園までは所要時間２５分、運賃は３５０円、動物園のラッピングバスでの運転でした。

左の子はミンミンちゃんで間違いないと思いますが、右の子は・・・しらたまちゃんでしょうか？
自信なし・・・。

とくしま動物園には定刻の１２時３５分頃に到着しました。

入園料は大人５１０円です。

１３時頃にレッサーパンダの個体入れ替えがあるはずなので何はさておきレッサーパンダ舎へ。

とくしま動物園のレッサーパンダ舎には屋外放飼場が２つと屋内展示室が１つあります。

こちらは向かって左側の屋外放飼場。

こちらの放飼場ではソラ君、ミンミンちゃん、

そして、今年の６月２７日生まれのよもぎくん、さくらちゃんが展示されます。

今日は、開園から１３時、１４時３０分から閉園までがお父さんのソラ君、
１３時から１４時３０分まではお母さんのミンミンちゃんとよもぎ君、さくらちゃんの展示でした。

１３時まではソラ君の展示。

７歳、６匹のお父さんとは思えない可愛らしさのソラ君です。

ソラ君は２００８年６月１６日長野市茶臼山動物園生まれ、お母さんがセイナちゃん、お父さんがキキ君、双子の妹にララちゃん（現、多摩動物公園）がいます。

こちらが右側の放飼場、もともとはアカハナグマの放飼場でしたがレッサーの繁殖が順調で飼育数が増えたので譲ってもらいました。

こちらの放飼場には３匹のレッサーパンダが展示されます。

２０１３年６月２５日生まれのみたらしちゃんと、

２０１４年６月２６日生まれのあんこちゃんときなこちゃんです。

今日は、開園から１３時５０分までがみたらしちゃん、
１３時から閉園まであんきな姉妹の展示で、１３時からの５０分間は３姉妹同居展示となりました。

ところで、今、気づいたのですが、ミンミンちゃんの出産日は初産が２０１３年６月２５日、２回目が２０１４年６月２６日、３回目が２０１５年６月２７日と並んでいるんですね。
出産日にばらつきが少ないのはソラ君との相性も含めて安定した出産ができている証拠ですよね。

みたらしちゃんの双子姉妹のしらたまちゃんは２月１６日に福知山市動物園にお嫁入りしています。

こちらみたらしちゃんです。

以前からその傾向はあったのですが、あんきな姉妹との同居でみたらしちゃんの不思議キャラが完全開花しました（笑）

その様子は後ほどのお楽しみに！！

”みたらし””しらたま”と名前が付いた時は「やられた〜！！」と思いましたね（笑）、レッサーパンダにぴったり・・・確かにみたらし色としらたま色の動物なのです。

以降、とくしま動物園で誕生したレッサーには和菓子系の名前が付いています。

とくしま動物園で初めて誕生したレッサーパンダがみたらしちゃん＆しらたまちゃんでした。
それだけにキーパーさんの思い入れは強いように感じました。

１３時になりソラ君はバックヤードへ。

慌ただしく出入りするキーパーさんを見つめるソラ君・・・本当にシャッターチャンスをたくさんくれる子です。

お父さんのソラ君がバックヤードに戻り、代わってお母さんのミンミンちゃんが登場しました。

「こどもたち、ついていらっしゃい」

お母さんを追ってさくらちゃんは出てきましたが、よもぎ君は出てきませんでした。

さくらちゃん、リンゴむしゃむしゃ。

もちろんまだまだ仔パンダではありますが、園によってはそろそろ親離れをさせる時期に近づいていますので、もう普通にリンゴも竹の葉も食べれます。

バックヤードでお皿が転がるような大きな音がしてよもぎ君が飛び出してきました（苦笑）

ミンミンお母さんもさくらちゃんもびっくり、警戒態勢・・・ちなみに手前がミンミンママ、中央がよもぎ君、木の上まで逃げたのがさくらちゃん。

さくらちゃんは驚き過ぎのようにも見えますが、何かあったときに木に登るのは正しい行動なので嬉しく思いました。

木の上で暫し警戒態勢を続けるさくらちゃん。

よもぎ君はいち早く警戒を解きリンゴを食べ始めました。

こう言ったところはやはり女の子の方が慎重ですね。

みたらし＆しらたま姉妹、あんこ＆きなこ姉妹と仔パンダの頃の見分けが超絶的に難しい姉妹が２年連続で続いたとくしまですが、よもぎ＆さくら兄妹は性別が違うこともあって個体識別がとても容易です。

それにしても、よもぎ君は特徴的な眉をしてらっしゃる。

キーパーさんが左から右の放飼場に移りみたらしちゃんもリンゴをもらいました。

うまうま〜！！

おやっ？

リンゴが３カ所セットされましたね・・・と言うことは・・・

あんこちゃん＆きなこちゃん合流です。

仔パンダの頃は見分けが困難・・・と言うか僕には不可能だったあんきな姉妹ですが、現在は体格差などで識別ができます。

小柄な方があんこちゃんで体重は４ｋｇ台半ばだそうです。

最初はいろいろあったみたらし姉ちゃんとあんきな姉妹の同居ですが、オモシロ姉ちゃんのみたらしちゃんのおかげで同居訓練は順調？のようです。

特にきなこちゃんはみたらし姉ちゃんを慕っているとか。

よもぎくんとさくらちゃんは少しまったり。

先ほど、今年生まれの双子ちゃんは識別が容易と書きましたが、ミンミンお母さん似だったこれまでの２姉妹とは顔立ちの雰囲気が違いますね。

さくらちゃんはソラ君似のように思えます。

よもぎ君は基本的にはミンミンちゃん似だと思いますが、

白眉の真ん中を走る茶色のラインの綺麗さがすごく特徴的です。

ミンミンママは相変わらず男前（笑）

円山のセイタ＆ココ夫妻、那須どうのジジ＆ダイズ夫妻もそうですが、可愛らしい旦那さんと男前な奥さんの組み合わせはレッサー界では結構あります。

右側放飼場の３姉妹は忙しく立ち回られるキーパーさんの様子が気になります。

立ち上がってキーパーさんの様子を覗うあんこちゃん。

３姉妹の遊びの中心はみたらし姉ちゃん。

自らごろんと仰向けになり妹たちを遊びに誘います。

妹（との認識はないと思いますが）を遊びに誘うみたらしちゃんを見るにつけ、彼女はいずれいいお母さんになれると確信しました。

３姉妹で仲良くお食事。

左側放飼場ではまったりから覚醒してママを追尾する双子兄妹。

竹の葉を食べるママを２匹で観察中です。

再び右側放飼場。

ごろ〜んと寝っ転がり遊びに誘うみたらしちゃん・・・ほんと面白い子です。

とても楽しい３姉妹の同居ですが、まだお試し同居なのか１３時５０分頃にみたらしちゃんはバックヤード収容となりました。

多くの園で展示を見てきた（見ただけですけどね）ファンの目からすると、全然問題のない３姉妹同居だと思いました。
このまま３姉妹終日同居に移行してもいいようにも思いましたが、逆に短時間の同居なのでみたらしちゃんもこれだけ弾けているのかもしれませんね。

みたらしちゃんがバックヤードに戻ったのを機に少しホッキョクグマ舎へ。

ポロロちゃんはキーパーさんの通る職員用道路を眺めていました。
それにしても仕切りは電柵だけなのでしょうかね？見えないだけでこの先にお濠でもあるのでしょうか？

ホッキョクグマ舎の壁にがファンの方から寄付されたおもちゃの写真が並んでいました。

今度は園路を歩くキーパーさんを観察中のポロロちゃん。

札幌市円山動物園とのポロロちゃんの預託契約は２０１６年２月で切れるはずですが、おそらくあと数年は徳島に残ってくれるのではないでしょうか。

とくしま動物園はここ２年間素晴らしい仕事をしてくれましたもんね。

ポロロちゃんのホッキョクグマ舎のお隣がオオカミ舎です。

昨年１２月に天国に旅立ったシベリアオオカミのコウゲツじいちゃんの後継者がやってきました！！

円山動物園で父親ジェイ君に反旗を翻して単独飼育となっていたシンリンオオカミのユウキ君が徳島で独り立ちです。

ユウキ君はとても元気に放飼場を走り回っていました。

ポロロちゃんとユウキ君がお隣同士・・・札幌のファンの方には是非会いに来て頂きたいと思います。

レッサーパンダ舎に戻りました。

こちら左側放飼場の今年生まれの兄妹ですが、
さくらちゃんは不思議っ子かもしれません・・・。

なんと木の幹に背中を向けて木を降りようとしています！！

よもぎ兄ちゃんもびっくり。

「逆向けば？」ｂｙよもぎ兄ちゃん

不思議っ子さくらちゃん、お母さんが持っている木の枝も気になります。

「ママ、それ欲しい」ｂｙさくらちゃん

帰りのバスの時間が近づいてきたのでホッキョクグマ＆シンリンオオカミ以外の子にも会いに行きましょう。

レッサーのお隣のコツメ夫婦、ユメちゃん、ミライ君。
ユメちゃんは昨日が誕生日だったですね、もう９歳かな？

ベンガルトラのルパン君は毛繕い中。

マサイキリン＆白オリックス＆カピ様。

マサイキリンのイッペイ君には王子からミライちゃんがお嫁に来る予定があったそうですが、ミライちゃんは１１月４日に天国へ・・・。
今年はキリンの訃報が多くて悲しい１年でした、老衰での死亡や事故死はまだ原因がはっきりしていますが、突然死も多くてまだ根本的な原因が分からないのが現状、ファンの目から見ても特に飼育環境に問題があるとは思えない状態でそこそこ若いキリンが亡くなる事例が多かったのが気がかりです。
これ以上、キリンの突然死が続くようなら安易に動物園で飼育するのはよした方がいいのかもしれませんね・・・人気動物だけに難しいとは思いますが。

レッサーパンダに戻ると、左側放飼場には再びソラ君が出ていました。
こちらも、ファンの目から見るとミンミンお母さん＆双子で閉園まで展示して何の問題もないように思いましたが、園としては慎重になられているようです。

それはさておき、福知山にお嫁にいったしらたまちゃんを含め８匹のファミリーの中でダントツに運動能力の・・・なソラ君（失礼っ！！）、木登りするのを見ているとこちらもつい力を入れて応援してしまいます。

ソラ君だってレッサーパンダ・・・もちろん登頂成功です。

帰りは動物園１５時１９分発の路線バスと徳島駅前１６時発の高速バス「阿波エクスプレス」を乗り継ぎました。

今日は、ソラ君、ミンミンちゃん、みたらしちゃん、あんこちゃん、きなこちゃん、そして、よもぎくん、さくらちゃんの徳島レッサー全員に会えて大満足の一日となりました。

ソラ君、またね！！