2015/12/08 - 2015/12/09
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ペコちゃんさん
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忘年山行の二日目は、日本百名山の天城山。
ちなみに天城山という山はなく、伊豆半島中央部の東西に広がる連山の総称で、天城連山や天城山脈ともいわれる天城の山々の総称です。
最高峰の万三郎岳(1405m)を中心に、東に万二郎岳や遠笠山、西に天城峠を経て猿山・十郎左衛門山・長九郎山と続いて西海岸で終わっています。
深田久弥によると、『 天城のいいことの一つは、見晴しである。煙を吐く大島を始め、伊豆七島がそれぞれの個性のある形で浮かんでいる海が眺められるし、いつも真正面に富士山が大きく立っている。 ・・・ 山の好きな人だったら、富士山の左に遠く南アルプスの山々が連なっているのを見落とさないだろう。』とあり、期待が持てます。
天城山は、日本百名山の中では比較的低山のため登り易く、登山道もよく整備されており、案内表示も充実しています。
写真は、万二郎岳から万三郎岳に向かう途中で見えた富士山。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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一日目は青木ヶ原樹海をウォーキングし、三湖台からの眺望を楽しんで昼食をとった後は、西湖から東富士五湖道路で御殿場まで行き、新東名の長泉沼津ICから国道136号線で下田方面に向かいます。
大仁中央ICから県道19号で伊東の街に着いて、スーパーで二次会用のお酒とつまみを買って、16時ごろ本日の旅館「山岸園」へ・・・伊東駅裏の山側中腹にある温泉旅館です。 -
それほど大きな旅館ではありませんが、ロビーにある屋久杉のテーブルと椅子が凄い。
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夕食の前に温泉へ。
これは、地下一階にある総大理石造りの「ヴィーナス風呂」・・・薬草湯・サウナもあります。
当館の湯は、100%天然の源泉かけ流しの温泉で、皮膚病や疲労回復に効能があるそうです。 -
これは、二階にある「月光の湯」・・・「ヴィーナス風呂」と「月光の湯」は一日毎に男女の入替制になっており、翌朝入ってみました。
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月光の湯は、大浴場の外に露天風呂もあります。
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17時半からお楽しみの忘年会。
今回予約したのは、豪華(?)な「鮑・伊勢海老・金目鯛プラン」です。
新鮮な魚を豪快に盛った船盛を前に、 ” 早く食べたい~ ” 。 -
当館の名物「あわびの踊り焼き」・・・活きたあわびは可愛そうでしたが、バターで食べると美味しい!
右は伊勢海老のサラダ。 -
金目鯛も出てきました・・・やはり、美味しい。
別室の大宴会場には、「仲良しクラブ・美人会」の看板があり、60~80代の熟女約20名がカラオケをしたり大騒ぎ・・・美人がいたかは?
私達は幹事部屋で二次会・・・飲んだり食べたりの一日目は無事終わりました。 -
二日目の朝。
部屋からは初島が目の前に見えます。 -
朝風呂を浴びた後、7時半から朝食。
チェックアウトをして、8時半に天城山に向けて出発。 -
途中の山にも紅葉がまだ残っています。
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9時半前に、左側にある天城高原駐車場に到着。
右手が登山口で、この道の突当りは「天城高原ゴルフコース」のクラブハウス。 -
駐車場から冠雪した美しい富士山が見えます。
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駐車場のトイレは、冬場はクローズされているので、天城高原ゴルフコースのクラブハウスに行ってトイレを借用。
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今回のコースは、天城山でも定番の「シャクナゲコース」・・・万二郎岳から万三郎岳へと歩き、涸沢分岐点から四辻へ戻る周遊コースを約6時間でゆっくり回ります。
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これは、天城高原ゴルフ場下にある天城縦走路入口の標識。
ここから万二郎岳・万三郎岳へ向かって9時45分にスタート。 -
万三郎・万二郎など、まるで人の名前の様な呼び名は、昔、天城山に住んでいたとされる天狗伝説から名付けられたそうです。
天狗が住んでいたと言われるだけあって、今もブナの原生林などがあり、手つかずの自然がそのまま残されており、そんな自然林の中を歩くと、心が和みます。 -
苔むした堰堤の傍を通って進んでいくと・・・
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木肌が美しい “ ヒメシャラ(夏椿) ” の巨木に出会いました。
明るい赤褐色のツルツルの樹肌をしたヒメシャラは、森林内でひときわ目立ちます。 -
ヒメシャラの木は天城山縦走路の至るところで見られます。
夏に白い花が咲いているところを見たいものです。 -
ヒノキ林や赤茶色した木の肌が美しいヒメシャラなどの木々を見ながら進み、20分で四辻(よつじ)へ。
下山の時に、涸沢分岐から再びここに戻って来ます。 -
夏には、太平洋からの湿った風が天城山にあたることで上昇気流となり、雨雲に発達するため雨が多く、年間降水量が4,000mmを超えることもあります。
多雨と自然林の保水力で、岩に生える苔も美しい・・・苔むす百名山と言えます。 -
また、冬期には積雪することも珍しくない山です。
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水枯れの沢には霜柱が・・・
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11時に万二郎岳(1,299m)に到着。
木で囲まれた頂上なので、展望はありません。 -
ここで最初の休憩です。
眺望もないので、早めに休憩を終わらせ出発。 -
登山道はすぐに急な下りとなり、途中に岩場があります。
ここから5分ほど歩くと、ビューポイントがあるのですが、今日はどうでしょう? -
見えました、富士山の優美な姿!
左側には駿河湾も見えます。 -
そして、少し霞んでいますが、冠雪した南アルプスの山並みも・・・深田久弥もここからの眺望を堪能したのでしょう。
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南側を見ると「東伊豆風力発電所」の風車が見えました。
東京電力初の風力発電所で、全部で11基・・・年間の発電量は一般家庭の使用量(年間3600kWh)に換算すると、約1万世帯分に相当します。 -
ヒメシャラの林を通り・・・
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天城高原ゴルフコースを見ながら進むと・・・
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「馬の背」の標識がある場所に到着。
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この辺りは展望が開けており、東伊豆の街並みが見えます。
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「馬の瀬」の名前の通り、石や岩の細い道を登って行きます。
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「アセビのトンネル」の標識からは、馬酔木(アセビ)の森が続いています。
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この辺りが、アセビの木がトンネル状になった「アセビのトンネル」と呼ばれる場所。
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この蕾も3~5月頃には、小さな白い花を咲かせるでしょう。
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アセビのトンネルを通り抜けると・・・
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岩やハシゴの下りが待っています。
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石楠立(はなだて)と呼ばれる鞍部に案内板があり、万三郎岳まで0.9km、35分となっています。
ここは平坦地で、丸太がベンチの様に作られた休憩スポット。 -
この先に、アマギシャクナゲの群生地があります。
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このあたりから、石楠立という名前の通り、シャクナゲの木が沢山生えています。
万三郎岳の頂上は、ここから15分ほど。 -
アマギシャクナゲは、天城山固有の種類で、天城山一帯にしか自生していません。
毎年5月中旬~6月上旬に、このような素晴らしい花が沢山咲きます。
花はピンク系が多いのですが、万三郎岳の直下に、珍しい白い花も見られます。
(写真はHPより) -
12時半過ぎに、万三郎岳の山頂へ到着!・・・万二郎岳から約80分です。
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この山は、とにかく木が多いので、山頂からの眺望はほとんどありません。
道の途中という感じの頂上は結構広いので、ここでランチタイム。 -
一等三角点。
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『弥栄の神』の石碑・・・裏には「昭和43年12月29日」と刻まれています。
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日本百名山を、また一つクリア・・・満足感を胸に下山します。
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頂上の少し先に、枝越しに富士山が見えるポイントがあります。
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涸沢分岐点を目指して、階段で整備された道を、ズーッと何段も下ります。
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結構歩き難いし、勾配もある・・・慎重に一歩ずつ下ります。
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30分位下って来ると、またまたブナ林です。
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完全に落葉したブナ林は、日差しが差し込んで爽やかな気分になります。
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これは、ブナの実・・・種子には毒がなく、カロリーも高いので、山の動物たちの格好の食料です。
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こんな岩場の急斜面や・・・
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大きな岩の上にも、しっかりと根を張っています。
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青木ヶ原樹海ほどではありませんが、この山のコケも自然林の生育に役立っているのでしょう。
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15時20分に駐車場に到着。
朝と同じく、天城高原ゴルフコースのクラブハウスでトイレを借用。
今日も無事に下山できたことと、楽しい時間を過ごさせてくれた登山仲間に感謝しながら帰路に着きます。 -
帰りのルートは、《 伊豆スカイライン ⇒ 箱根ターンパイク ⇒ 小田原厚木道路 ⇒ 圏央道 》。
天城高原から熱海峠に行く途中の「西丹那」で写真ストップ。 -
時刻は16時半。
黄昏時の富士は、何とも言えない美しさ! -
昨年9月に登った宝永山火口もクッキリと見えます。
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そして、西の空を見ると、日没前の空が金色に輝いています。
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駿河湾も穏やかな表情です。
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これは、16時45分の燃えるような夕焼け・・・この日は、関東からも美しい夕焼けが見れたそうです。
山梨・静岡を巡る一泊二日の忘年山行も無事に終わりました。
両県から見た富士山の雄姿、青木ヶ原樹海、百名山の天城山と、一年の締めくくりに相応しい企画に参加出来て、また思い出が一つ増えました。
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