2015/12/11 - 2015/12/13
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bibouさん
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JR線・旧国鉄転換線(未成路線含む)の未乗区間の乗車。
今回は矢島線(由利高原鉄道)、角館線・阿仁合線(鷹角線・秋田内陸縦貫鉄道)に乗車。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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前回の9月の北海道旅行のあと、運休となっている日高本線を除くと、JR線の未乗区間は、東北新幹線盛岡−新青森間のみとなっている。
新幹線で東京から乗り換え無しの3時間のこの区間をさっさと乗車して、現在鉄道で運行されているJR線に関して全線完乗としてしまうのは簡単なのだが、日高本線の運休区間が残ってしまうことや、すぐに新函館まで延長されそうな事を考えると、何だか中途半端な感は拭えない。 -
そんなわけでもうJR線の完乗は、やる気になればいつでも達成できる状態にあるし、まな板の上の鯉、といった感じである。いつ達成しようが、そんなにこだわることもないのではないかと思い始めた。
私は一応、転換や廃止された旧国鉄線の代替交通の訪問も目標にしている。これはJR線全線完乗のような簡単なものではない。
旧国鉄線と一口に言っても、いつの時代を基準にするのか、という問題がある。そして旧国鉄線の代替交通機関すら廃止されている区間もあるし、これに完全を求めるのには無理がある。
だからどの程度までを求めるのかもいい加減になりがちで、JR線の完乗を目標にしてきたのに、目標達成の直前になってそれすら曖昧にしたまま放置するという私の性格に現れている。
(写真は昨年5月に廃止された、江差線の湯ノ岱駅。) -
よく考えれば、この日本には旧国鉄線やJR線に限らずいろいろな鉄道があるし、かつて乗車した魅力ある鉄道路線でも、JR線完乗に明け暮れてしばらくご無沙汰の線もある。
それに鉄道だけではない。日本には私の知らない様々な美しい風景があるはずだ。
それらに会いに行くほうが、高い新幹線料金を払わされた上に味気ないに決まっている、東北新幹線の盛岡−新青森間に乗るよりはるかに面白そうなことは、おそらくどなたもが納得して下さることだろうと思う。
(写真は今年の夏に訪問した、成田線小見川駅。) -
そういうわけで、JR線の完乗は中途半端にしたままだが、引き続き旧国鉄線の訪問も交えながら、これからはそれ以外のところにも行ってみたい。
実は少し前からそういう方向に方針転換しようかと、心の片隅では思っていたのだが、改めて心機一転、どこに行こうかと考えて情報収集していたら、面白そうなきっぷを見つけた。それがこのあきたフリーパス。 -
秋田県のJR線と第3セクターの普通列車が乗り降り自由で、1日2600円という企画きっぷである。
JR線だけだとあまり旨みはないのだが、第3セクターに乗れてこの値段となるとお得感がある。しかも青春18きっぷと違って、特急券を買えば秋田新幹線や特急にも乗れるらしい。
似たような企画きっぷはたまに発売されるのだが、近年はなかなかお目にかからなかった。
この区間に含まれる第3セクター鉄道の、由利高原鉄道(矢島線)と秋田内陸縦貫鉄道鷹角線(角館線・阿仁合線)はいずれも未乗区間である。これを1日で乗れないかと予定を組むと、なんとかなりそうである。
これで予定は決まった。 -
次に出かける時期をどうするか、である。
東北地方や北海道には、今年の前半の雪のシーズンに頻繁に出かける機会に恵まれて、東京ではなかなか味わえない雪景色を堪能した。
雪景色は美しい。だがそれにも限度はあって、出かけるたびに雪景色を見させられるとなるとさすがに飽きてくる。飽きるだけではなく、歩きにくいし雪にぬれて気分のいいものではない。雪など迷惑だという地元の人の気持ちがよくわかる気がした。
そういうわけで秋田に行くなら、今年はぜひ雪のない時期に行ってみたい。
調べてみると、11月末頃にはまだ雪は積もっていなさそうである。
秋田市街地のライブカメラの映像でも雪は確認できない。インターネット上で雪の積雪状況が目視でリアルタイムに確認できるとは、便利な世の中になったものだと感心してしまう。
あきたフリーパスの発売は11月19日からである。山岳部の雪の状況はどうだかわからないが、出かけるなら早い時期のほうがよさそうだ。
(写真は今年2月の奥羽本線湯沢駅) -
もうひとつ問題があって、実は12月19日〜20日にかけて、青春18きっぷを使って出かけることにしている。
ご存知の方も多いと思うが、青春18きっぷは5日分を1枚のきっぷとして販売している。2日使うために購入すると、当然3日分余る。
その3日分を放棄したら2日分の単価が高くなり、何のために青春18きっぷを使ったのかわからなくなるから、当然あと3日、好むと好まざるにかかわらず、どこかに出かけなければならなくなる。
今年の冬の有効期間内に、2日連続で出かけることはできそうだが、それでも1日分余る。
この1日分を今回の秋田旅行で使ってしまいたい。それは鈍行での強行軍を意味することになり気が重いのだが、そういう都合の悪いことはとりあえず出かけてしまってから考えることにしよう。 -
12月11日金曜日。
仕事が遅くなるかわからなかったので、当日の状況に任せるつもりで事前予約はしていなかった。思いのほか早く仕事を終われたので、駅のみどりの窓口で今夜の指定券があるかと聞いてみると、1席だけ余っているという。
そういうわけで、時間は午後9時、東京駅へやってきた。 -
乗るのは21:20発の羽後本荘行きドリーム鳥海号。
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最後に引き当てた1席は、3列シートの真ん中の、前から2列目であった。
昨シーズンよく使ったwillerの夜行バスは、4列でも座席がよく、快適に眠れたのだが、このドリーム鳥海号は、昼行便によくある普通の観光バスのような座席で、よく眠れなかった。 -
時刻表では6:15に羽後本荘駅に到着予定だったが、6:00過ぎには到着。
キオスクが開いていたので、駅の待合室でおにぎりをいただく。 -
その後、今日使うあきたフリーパスを買い求めに、みどりの窓口へ向かうが、ここでとんでもないミスが発覚する。
発売期間は11月19日からだが、実際に利用できるのは12月19日からだという。よく見ればそう書いてあるので完全に見落としだが、雪のないうちに早く行きたいという気持ちが仇になってしまった。 -
仕方がないので由利高原鉄道の窓口で1日乗車券を購入する。1100円也。
改札はJRと分離されているが、入ってしまえば完全に共用という、よくわからない構造になっていた。
JRに改札業務を委託するよりも安上がりなのだろうか。 -
こちらが未乗の矢島線の車両。6:54の矢島行きに乗車する。
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2両つなげていたが、先頭車のみ開放。
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車両は新しそうで、クロスシートにはテーブルがついている。
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出発するとしばらくは羽越本線に平行し、やっと分岐したかと思うとすぐに最初の駅、薬師堂に止まってしまう。隣には羽越本線の線路が走っているが、あちらにホームはない。
少し霧がかかってきて視界が利かなくなってきた。 -
子吉駅。
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黒沢駅。
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鳥海山が見えるが、霧がかかってしまっていて残念。
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曲沢駅。
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前郷駅。
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吉沢駅。
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終点の矢島駅に到着。
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新しくて立派な駅舎だ。折り返しは7:46で、13分ほどの滞在。
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駅前に食堂があるが、暖簾は仕舞っていた。
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時間がなくてゆっくりは見られなかったが、駅舎の中には矢島線の写真やきっぷ、地酒などが置かれていた。
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折り返しは1両。切り離されたもう1両は側線に留置されている。
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羽後本荘駅に戻ってきた。
窓口で角館までの普通乗車券と秋田からの特急券を購入する。 -
羽越本線に乗り換え。
この区間は以前にも何度か普通列車に乗っているが、だいたいいつも混んでいる。
今回も立ち客がいるくらいには乗っていた。 -
秋田駅に到着。次は23分の接続で、10:06の秋田新幹線に乗り換え。
昨シーズンには秋田駅には乗り換えのために3回も訪れている。そのいずれも好接続で、いつも改札を出る機会に恵まれなかったが、今回は多少時間があるので一度改札の外に出る。 -
羽後本荘の駅でおにぎりを食べただけなので、お腹が空いている。見回したところホームや駅構内には立ち食いそばを見つけられなかった。
駅ビルの1階にはなまるうどんがあったので、そこでてんぷらうどんをいただく。 -
秋田新幹線に乗車。
在来線ホームみたいなところに新幹線車両がいるのに、違和感を感じる。
秋田新幹線は全車指定席で自由席がない。そのかわりに特定特急券という、座席を指定しないから空いてる席に座れ、という座席を管理する側からすると合理的なシステムが導入されている。
利用する側からすると、駅に止まるたびに本来の指定席券を持った客が乗ってこないかと、びくびくしながら乗っていなければならない。 -
大曲で一度進行方向を変え、角館に到着。
次は8分の接続で、11:02の秋田内陸縦貫鉄道阿仁合行きに乗り換える。 -
こちらが秋田内陸縦貫鉄道の乗り場。
ここで全線1日乗車券を買う。2000円也。 -
秋田内陸縦貫鉄道は、旧国鉄の角館線と阿仁合線を転換し、その両者の間を結んで新規開業した第3セクター鉄道である。
国鉄時代に結ばれていたら鷹角線と名乗ることになっていた。 -
11:02の普通列車で、阿仁合まで行く。
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角館を出発。
普通列車だが、観光アテンダントと称する、女性乗務員が乗車していた。
沿線紹介パンフレットを配布して回ったり、見所などの紹介をするほか、車内販売も行っていた。 -
お客は10人くらい乗っている。しかし地元のお客は3人くらいのようだ。
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田沢湖線と分岐し、最初の駅、羽後太田駅。
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西明寺駅。
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八津駅。
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羽後長戸呂駅。
おそらく最後の地元のお客さんと思われる人が降りる。
後は鉄道旅行客と思しき人たちだけである。 -
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角館線時代の終着駅、松葉駅。思っていた以上に何もない。
沿線では田沢湖への最寄り駅だというが、田沢湖線の田沢湖駅が最寄代表駅だろう。
ここから比立内駅までが新線区間。 -
羽後中里駅。
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左通駅。
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上桧木内駅。
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これまで通ってきたところでは、期待したとおりに雪がなかったが、このあたりの山岳地帯まで来ると、このように雪が残っている。
観光アテンダントの案内によると、今年のようにこの時期に沿線に雪がないのは珍しいとのことであった。このあたりに残っている雪は12月頭に降った雪が残っていて、それ以降は降雪していないのだという。 -
戸沢駅。
次の阿仁マタギ駅までの間には長大なトンネルがあり、直線なのだという。ただし、トンネル内に勾配があるので、ちょうど入り口と出口が同時に見える場所があるということであった。
確かに、同時に光が漏れている場所が確認できた。 -
阿仁マタギ駅。
何もないようなところだが、この先に打当温泉や熊牧場などの見所があるという。
それにしても、他につける名前がなかったのだろうか、と思う駅名ではある。 -
奥阿仁駅。
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比立内駅に到着。これで新線区間は終了。
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比立内ですれ違ったこちらの車両はお座敷車両だということで、この日は地元の方たちが宴会を行っているようだった。
後ろに連結している青い車両は一般車両とのこと。 -
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岩野目駅。
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笑内駅。ホームが老朽化しているので、新しくするべく工事中なのだという
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このように待合室の前にはホームがない。
秋田内陸縦貫鉄道は赤字が続いていつ廃止になってもおかしくないと聞いていたのだが、このような設備の老朽化に対してはきちんと更新されているようで一安心。 -
笑内駅と萱草駅の間にある、阿仁川をまたぐ大又川橋梁は有名らしく、徐行運転してくれた。
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道路側から見るとこちらはきれいな赤い橋梁で、撮影スポットにもなっているという。
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萱草駅。大又川橋梁への最寄り駅だという。
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荒瀬駅。少し開けてきた。
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これまでよりはだいぶ集落らしい所を通って、12:26に阿仁合駅へ到着。
この普通列車はここが終点。このあとは後から来る、13:14の急行に乗るつもりでいる。 -
時間があるので駅前を散策。
変わった形の駅舎で、中にはレストランもあったが、秋田駅で食べたうどんのせいか腹が空いていないので見送る。 -
駅を出てすぐ右手に、内陸線資料館があるので入ってみる。
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阿仁合線、角館線、内陸縦貫線の写真が展示されていた。
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このように、開通当時の新聞記事が紹介されていた。
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阿仁合駅のジオラマが置かれていた。
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内陸線資料館を後にして、駅から駅前の通りを見たところ。
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バス停があるが。1日2本のみ。
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駅前の通りを大通りまで出てみた。
人はいないが商店が並んでいる。 -
駅のほうを振り返ってみる。
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北秋田市の庁舎。
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これは伝承館・異人館の建物。
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途中の踏切から1枚。
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スーパーがあったので飲み物を購入してから、阿仁合駅へ戻ってきた。
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13:14の急行鷹巣行きに乗車。隣に写っている白い車両が、かつての急行専用車両である。
現在は老朽化で引退し、普通列車と同じ車両で運行されている。 -
この列車にも観光アテンダントが乗務していて、車内販売を行っていた。
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阿仁前田駅。この駅は温泉施設が併設されているという。
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米内沢駅。
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合川駅。
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鷹巣駅へ到着。これで鷹角線は完乗。
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鷹角線の鷹巣駅。
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こちらがJRの鷹ノ巣駅。隣接しているが駅名も微妙に異なっている。
さて、この先どうしようか。
当初の予定では、この後15:07の奥羽本線で大館へ出て、昨シーズンの雪の時期に初めて乗った花輪線に乗って、八幡平か湯瀬温泉で泊まろうかと考えていた。
というのも、秋田フリーパスが花輪線の湯瀬温泉まで使えるからで、花輪線は前回猛吹雪で車窓をよく見られなかったからちょうどいい。この先は明日青春18きっぷでも使って帰ればいいだろうと考えていた。
しかし秋田フリーパスは使用開始期間前で使えない。となると、わざわざ別料金を払って花輪線に乗るよりも、今乗ってきた鷹角線を角館まで戻ればお金もかからない。 -
角館へ戻るには14:37の急行に乗るのがちょうどいい。30分くらいあるので少し駅前を散策する。
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大館能代空港までのバスが出ている。
どこにあるのだかよくわからない名称の空港だが、最寄のJR駅は大館でも能代でもなく、実は鷹巣駅なのだという。 -
鷹巣駅へ戻ってきた。
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さっき乗ってきた折り返しに乗る。
この列車は地元のお客さんもよく乗っているようだった。 -
来た道を戻る。
これは阿仁合駅の車庫。 -
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16:31に角館駅へ到着。
そろそろ今日泊まるところを決めなければいけない。
インターネットで検索できるところだと、手頃なところは角館にはなく、大曲か横手あたりになりそうだ。
結局横手で安いホテルを見つけたので、そこを予約する。
少し角館の町並みでも見学しようかと思い歩き始めたが、あたりは日も落ちて暗く寒くなってきた。 -
角館の町並みの見学はあきらめて、近くにあったバス停から、17:01の大曲バスセンター行きのバスに乗ることにした。今回はフリーきっぷではないから、せっかくなのでバスに乗ったほうが面白そうだ。
3分ほど遅れてやってきたバスに乗車。 -
運転士さんに聞くと、このバスが大曲バスセンターに着くのが17:41。
大曲の駅は通らないらしい。バスセンターから駅までは300メートルくらいとのこと。
大曲発17:47という奥羽本線の新庄行きがあるので、遅れを回復してくれればこれに間に合うかもしれない。 -
途中通った羽後長野駅。
ここまで走ってきた感触だと、どうも遅延を回復しそうにない。 -
大曲バスセンターに到着したのは17:45。
間に合わないだろうと思いながら、急ぎ足で大曲駅へ向う。適当にダイヤが乱れていて間に合う場合もあるが、定時に新庄方面に列車が発車していくのが見えた。 -
とりあえずバスターミナルまで戻る。
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次の横手行きは18:00ちょうどと、すぐの発車であるが、1時間近くかかるらしい。
外でも見える時間帯であればこれで横手に向ってもよかったが、真っ暗である。
奥羽本線には18:53の普通列車があり、横手には19:13に着く。時間の事を考えてもこっちのほうがいいだろう。 -
バスターミナルから程近いところが繁華街のようで、そこにあった串焼屋で少し飲む。秋田駅でうどんを食べて以来、何も食べていないから腹は空いている。
まだ早い時間なので客は少ない。マスターのお任せで焼いてもらったが、レバーが何の臭みもなくとても美味かった。
その後18:53の奥羽本線の普通列車に乗車。 -
暗い中を走って横手駅に到着。
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横手のホテルにチェックインした後、駅前の食堂でまた少し飲む。
この食堂が安くて美味かった。
ホテルで明日の予定を計画してから就寝。
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