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万葉のころは、畑の見張り小屋に泊まるのも“旅”とされていたそうです。つまり、旅とは家を離れて心細さや緊張感とともにワクワク感を伴って外泊することだったようです。<br />そして、旅の要諦としては「まず旅に出ること、旅先では歩くこと・人と話すこと。そして関係する本を読むこと」と誰かが書いていましたが、出典は忘れました。<br />本は、ニセコに行くなら有島武郎を、フィジーに行くならサマセットモームです。<br /><br />前回の男鹿半島や博物館に菅江真澄を訪ねた旅から4年半のあいだ、津軽・二戸・八戸などを歩き、津軽から秋田の土崎港まで菅江真澄を送り届けた深浦の豪商の末裔の家をみたりしましたが、そろそろ自分自身の旅の終わりを考えるようになりました。<br />秋田は今までに何回か訪れているので、今回は目的や予定をもたずに日常を受け入れてみようと考えました。私の旅を反自然的傾向があるサイト(名所)シーイングから、ライフシーイングに変える試みでもあります。<br />中間結論としては「異形を異と思わないようになることが「旅」の根本に関係するのかな」です。<br />表紙写真は市内循環バスと、停留所の同色の標識(バス停)ですが、残念なことによく知っている街では写真が少なくなります。<br /><br />到着日:観光案内所やホテルで、駅周辺にある夕食のお薦めの店を聞きましたが、どこでも「きりたんぽ」がトップで、稲庭うどん・秋田長屋酒場などもありました。<br />駅を出て階段を下りて・・・・・と教えられて、降りる方向を間違えて迷っていたら、若い女子学生?が「案内しましょう」と言ってくれて「きりたんぽ家」の前まで案内してくれました。途中で「仙台からですか?」「いえ、東京からです」「うわー」なんてやり取りがあって、「楽しんでください」と言われて別れました。旅先で受けた親切は、忘れられない良い思い出となります。<br />店に入ったら「予約してますか」と聞かれ「いいえ」と答えたら「予約が無い人はだめです」と、軽くあしらわれました。人気がある店は、もう一度来てくれるような断り方を考えないと先細りになります。観光案内所などにも予約が必要な店だと知らせておくべきでしょう。<br />やむなく、西武の地下の稲庭うどんの店で、きりたんぽ+うどんのセットをいただきました。広い店なので気楽だし、店員の女性が親切なので気が晴れました。<br /><br />二日目:秋田市には“ぐるる”という100円の市内循環バスが、ほぼ20分ごとに走っています。秋田駅から二つ目の木内(キノウチ)で降りて少し戻って県立美術館の後ろにある“なかいち”。ここには、比内地鶏や稲庭うどん、ステーキ、イタリアン、タニタ食堂などのレストランや、JAの直売所もあります。昼食を済ませてからJAの直売所で 古代紫米や黒い小豆・茄子などを買いました。<br />ふたたびバスに乗って駅近くの市民市場で下車。店を見て歩き、正月用に昆布巻きを買いました。ニシンのほかに珍しいシシャモ・ハタハタの昆布巻きも買って、ホテルまで歩いて帰りました。<br />大振りの昆布巻きですが、よく煮えていて美味しく、賞味期限も2か月先でした。<br /><br />三日目:駅前バス停の案内所で、循環バス一日券・300円を買いました。途中で降りて見物を・・・・と思いましたが粉雪が地面を掃いてゆくような寒い日だったので、ホテルに帰りました。夕方になって雪が収まったので、またバスで市民市場にある「回転寿司」(いちばん寿司)に行きました。再訪した観光案内所のお薦めです。<br />甘エビ・中トロや生うに・生牡蠣のグンカンなどがとても美味しかったし、満腹してお酒もつけて、一人あたり3000円足らずでした。しゃりの握りの硬さなど気にせずに食べてきました。<br />駅に接続しているトピコで、自家用の“もろこし”などを買って帰りました。<br /><br />四日目:駅の改札前にあるJRのコンビニで「あわび五能線弁当」を買って新幹線に乗りました。10時頃に入荷して11時すぎには売り切れるという人気弁当です。老人にはアワビが硬すぎましたが、“あきたこまち”のご飯はとても美味しかった。<br />硬かったアワビの稚貝は韓国から入れて養殖しているそうです。<br /><br />今回は、人出が少ない冬だったので地元の方と触れ合う機会がほとんどありませんでしたが、初日に案内してくれた快活な娘さんや、わがままな注文を聴いてくれた稲庭うどんの店員さん、観光案内所の方たちなどに親切にしていただきました。<br />土地不案内の外来者から地元の方に話しかけることが楽しい結果を生むことを改めて感じました。<br />市場では言葉がわからないこともありましたが説明を受けて、美味しい昆布巻きを買えました。<br />いつか、“秋田”と聞いたら甘エビや昆布巻き、稲庭うどんとともに、優しかった人たちを思い出すことでしょう。ついでに きりたんぽの予約のことも。<br />

久しぶりの秋田で 旅の終わりをかんがえる

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2015/12/04 - 2015/12/07

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ANZdrifter

ANZdrifterさん

万葉のころは、畑の見張り小屋に泊まるのも“旅”とされていたそうです。つまり、旅とは家を離れて心細さや緊張感とともにワクワク感を伴って外泊することだったようです。
そして、旅の要諦としては「まず旅に出ること、旅先では歩くこと・人と話すこと。そして関係する本を読むこと」と誰かが書いていましたが、出典は忘れました。
本は、ニセコに行くなら有島武郎を、フィジーに行くならサマセットモームです。

前回の男鹿半島や博物館に菅江真澄を訪ねた旅から4年半のあいだ、津軽・二戸・八戸などを歩き、津軽から秋田の土崎港まで菅江真澄を送り届けた深浦の豪商の末裔の家をみたりしましたが、そろそろ自分自身の旅の終わりを考えるようになりました。
秋田は今までに何回か訪れているので、今回は目的や予定をもたずに日常を受け入れてみようと考えました。私の旅を反自然的傾向があるサイト(名所)シーイングから、ライフシーイングに変える試みでもあります。
中間結論としては「異形を異と思わないようになることが「旅」の根本に関係するのかな」です。
表紙写真は市内循環バスと、停留所の同色の標識(バス停)ですが、残念なことによく知っている街では写真が少なくなります。

到着日:観光案内所やホテルで、駅周辺にある夕食のお薦めの店を聞きましたが、どこでも「きりたんぽ」がトップで、稲庭うどん・秋田長屋酒場などもありました。
駅を出て階段を下りて・・・・・と教えられて、降りる方向を間違えて迷っていたら、若い女子学生?が「案内しましょう」と言ってくれて「きりたんぽ家」の前まで案内してくれました。途中で「仙台からですか?」「いえ、東京からです」「うわー」なんてやり取りがあって、「楽しんでください」と言われて別れました。旅先で受けた親切は、忘れられない良い思い出となります。
店に入ったら「予約してますか」と聞かれ「いいえ」と答えたら「予約が無い人はだめです」と、軽くあしらわれました。人気がある店は、もう一度来てくれるような断り方を考えないと先細りになります。観光案内所などにも予約が必要な店だと知らせておくべきでしょう。
やむなく、西武の地下の稲庭うどんの店で、きりたんぽ+うどんのセットをいただきました。広い店なので気楽だし、店員の女性が親切なので気が晴れました。

二日目:秋田市には“ぐるる”という100円の市内循環バスが、ほぼ20分ごとに走っています。秋田駅から二つ目の木内(キノウチ)で降りて少し戻って県立美術館の後ろにある“なかいち”。ここには、比内地鶏や稲庭うどん、ステーキ、イタリアン、タニタ食堂などのレストランや、JAの直売所もあります。昼食を済ませてからJAの直売所で 古代紫米や黒い小豆・茄子などを買いました。
ふたたびバスに乗って駅近くの市民市場で下車。店を見て歩き、正月用に昆布巻きを買いました。ニシンのほかに珍しいシシャモ・ハタハタの昆布巻きも買って、ホテルまで歩いて帰りました。
大振りの昆布巻きですが、よく煮えていて美味しく、賞味期限も2か月先でした。

三日目:駅前バス停の案内所で、循環バス一日券・300円を買いました。途中で降りて見物を・・・・と思いましたが粉雪が地面を掃いてゆくような寒い日だったので、ホテルに帰りました。夕方になって雪が収まったので、またバスで市民市場にある「回転寿司」(いちばん寿司)に行きました。再訪した観光案内所のお薦めです。
甘エビ・中トロや生うに・生牡蠣のグンカンなどがとても美味しかったし、満腹してお酒もつけて、一人あたり3000円足らずでした。しゃりの握りの硬さなど気にせずに食べてきました。
駅に接続しているトピコで、自家用の“もろこし”などを買って帰りました。

四日目:駅の改札前にあるJRのコンビニで「あわび五能線弁当」を買って新幹線に乗りました。10時頃に入荷して11時すぎには売り切れるという人気弁当です。老人にはアワビが硬すぎましたが、“あきたこまち”のご飯はとても美味しかった。
硬かったアワビの稚貝は韓国から入れて養殖しているそうです。

今回は、人出が少ない冬だったので地元の方と触れ合う機会がほとんどありませんでしたが、初日に案内してくれた快活な娘さんや、わがままな注文を聴いてくれた稲庭うどんの店員さん、観光案内所の方たちなどに親切にしていただきました。
土地不案内の外来者から地元の方に話しかけることが楽しい結果を生むことを改めて感じました。
市場では言葉がわからないこともありましたが説明を受けて、美味しい昆布巻きを買えました。
いつか、“秋田”と聞いたら甘エビや昆布巻き、稲庭うどんとともに、優しかった人たちを思い出すことでしょう。ついでに きりたんぽの予約のことも。

旅行の満足度
4.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
新幹線 JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 秋田駅です。<br /><br />吹雪でも大丈夫なように造られています。

    秋田駅です。

    吹雪でも大丈夫なように造られています。

  • 駅から西に向かうと北側にこんな景色が見えます。<br />後から気が付いたのですが、左下に”きりたんぽ”の看板が見えます。<br />この店が予約していないと入れてくれない店です。<br /><br />写真の右側に広いバス停がありますが、京都のようなバスの路線番号がないのでどこ行きのバスがどこから出るのか、案内所で聞かないと判らない。

    駅から西に向かうと北側にこんな景色が見えます。
    後から気が付いたのですが、左下に”きりたんぽ”の看板が見えます。
    この店が予約していないと入れてくれない店です。

    写真の右側に広いバス停がありますが、京都のようなバスの路線番号がないのでどこ行きのバスがどこから出るのか、案内所で聞かないと判らない。

  • 駅の看板です。<br /><br />美人に会えるというキャッチフレーズで「”んだ・んだ・秋田」と書いて秋田美人の写真を紹介しています。

    駅の看板です。

    美人に会えるというキャッチフレーズで「”んだ・んだ・秋田」と書いて秋田美人の写真を紹介しています。

  • 改札口から東口に向かう通路です。看板の多くは竿灯の写真でした。

    改札口から東口に向かう通路です。看板の多くは竿灯の写真でした。

  • 改札口の前には竿灯の実物が飾ってありました。<br /><br />保育園の子供たちが手をつないで歩いてゆきました。<br />

    改札口の前には竿灯の実物が飾ってありました。

    保育園の子供たちが手をつないで歩いてゆきました。

  • 循環バスの市民市場停留所で降りると、この市場の裏口があります。<br /><br />ここから入って、たくさんの店が並んでいる市場に入りました。

    循環バスの市民市場停留所で降りると、この市場の裏口があります。

    ここから入って、たくさんの店が並んでいる市場に入りました。

  • 上野写真の反対側の出口の前に”いちばん寿司”があります。<br />12月だったので 甘エビが美味しかったし、生牡蠣のグンカンなどもとても美味しかった。<br /><br />余談ですが、ひだりの階段を上がった二階にはダイソーがあります。

    上野写真の反対側の出口の前に”いちばん寿司”があります。
    12月だったので 甘エビが美味しかったし、生牡蠣のグンカンなどもとても美味しかった。

    余談ですが、ひだりの階段を上がった二階にはダイソーがあります。

  • これが ”予約してないとダメ”といわれたきりたんぽ屋です。<br /><br />予約のことなど どこにも書いてなかったのに えらそうに ”ダメ”なんて言われた。

    これが ”予約してないとダメ”といわれたきりたんぽ屋です。

    予約のことなど どこにも書いてなかったのに えらそうに ”ダメ”なんて言われた。

  • 写真は駅の東側のアルヴェというビルディング。1階にコンビニ、2階にはホテル受付があり、NHKも入っている。

    写真は駅の東側のアルヴェというビルディング。1階にコンビニ、2階にはホテル受付があり、NHKも入っている。

  • これが TVで紹介されて人気となった五能線弁当。<br /><br />あきたこまちのご飯が美味しかった。

    これが TVで紹介されて人気となった五能線弁当。

    あきたこまちのご飯が美味しかった。

  • 岩手山に雪が積もる頃の旅でした。<br /><br />秋田市内の景色には慣れていたのと、寒さのために面倒になって、写真を撮り忘れていました。<br />それで 写真が少なくなったことを お詫びします。

    岩手山に雪が積もる頃の旅でした。

    秋田市内の景色には慣れていたのと、寒さのために面倒になって、写真を撮り忘れていました。
    それで 写真が少なくなったことを お詫びします。

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