イタリア観光２０１５　ローマをとことん回る12日間　2日目　コロッセオとフォロ・ロマーノ

2015/12/09 - 2015/12/09

今日から本格的にローマ観光になります。まずはメトロからすぐのコロッセオに向かいます。

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルから一番近いメトロPoliclinico駅に向かいます。10分程度で到着。ローマパスをかざして入場。ローマパスには氏名と今日の日付を手書きしてあります。
で、テルミニ駅方向に乗ったつもりが、逆方向に乗ってしまいました。どうも表示の感覚が日本人と逆です。
反対方向に乗り換えたところ大混雑です。メトロはスリの被害多くが寄せられていますが、ただいま厳戒態勢中らしく、駅構内には軍の兵士がマシンガン持ってたりポリスがうろうろしていたりで、スリの心配は全くなかった。

予定から大幅に遅れて11時ごろにコロッセオに到着。列はありませんでしたが、2つの通路があります。確かローマパスの入り口があるはずですが、適当に通路に入ると入り口で持ち物の金属反応チェックと身体チェックを受けます。そのまま進むと、自動改札になっており、こちらがローマパスの列で正解した。もう一方はチケットの購入窓口になっています。ただ列はなく5名ぐらいが並んでいるだけでした。朝一でなくても大丈夫そうです。

コロッセオ 建造物

とりあえず上を目指します。

3階部分の内部通路。パネル展示や遺物の展示などがありました。

コロッセオの内側通路

これがコロッセオ内部。中央部分は床板が無くなっているのでもろ見えですが、本来はバックヤード。内回廊では地下部分からエレベータで動物を運ぶ仕組みや、発見された動物の骨などの展示もありました。コロッセオ内側の写真はいっぱい撮りましたが、後から見るとどれも一緒です。

当時のコロッセオは今の造形美だけではなく、装飾も豊かだったようでいたるところに彫刻の断片があります。

ここのアーチの両端にはローマン柱があったようですが、すべて倒れています。あちこちに折れた柱や、柱上装飾が転がっています。

1時間位見回って、最後に土産物屋さんで、コロッセオのミニュチアを買いました。前回、ホーエン・ヴィルフェン城とホーエン・ザルツブルグ城のミニュチュアを買って、毎日見ていて気にいっており、今回もミニュチュアを集めたいと思っています。5ユーロ。これ以外にもフォロ・ロマーノの柱や凱旋門等のミニュチュアがありましたが大きすぎて、値段も高い。手のひらサイズがいい感じです。
落ちとして、今日最後にメトロの駅に向かって帰る途中の道ばたの土産物屋さんには同じものが1ユーロで売っていました。コロッセオで買ったことに4ユーロを捧げます。
1ユーロだったら土産物としても良さそうですが、行ってない人がいきなりコロッセオのミニチュアもらってもね。ほしい人はいないな。

コロッセオを出てフォロ・ロマーノに向かう途中にコンスタンティヌスの凱旋門があります。立派です。ローマでは最大の凱旋門だそうです。

コンスタンティヌスの凱旋門 建造物

列柱も美しい。全部倒れて破壊されたものを修復したようです。

列柱をコロッセオと重ねてみました。

で、フォロ・ロマーノからかなり離れたところに入り口があります。ここで荷物をX線に通して人は金属探知を通ります。空港のゲートと同じ。でほぼコロッセオまで戻ってきたところにあるのがティテゥスの凱旋門です。小ぶり。

ティトゥスの凱旋門 史跡・遺跡

巨大なマクセンティウスのバジリカ。その形状からなにに使われたのか想像できませんが、パジリカは公会堂のことのようなので、現在残っているのはその一部のようです。建設当時はローマで最大の建築物だったようです。

マクセンティウスのバジリカ 史跡・遺跡

ロムスの神殿
内部には馬や人の像や絵画の一部が残っています。

アントニウスとファウスティーナの神殿。
フォロ・ロマーノでは一番ほ保存状態が良い

アントニヌスピウスとファウスティーナ神殿 史跡・遺跡

アントニウスとファウスティーナの神殿の列柱を横から。

セヴェルスの凱旋門
凱旋門に柱が合体しているのは斬新。

フォーリ インペリアーリ 史跡・遺跡

タブラリウム下の遺跡
このミニュチュアが25ユーロぐらいで売ってました。でも大きすぎて買えなかったです。

サトゥルヌスの神殿
現在残っているのは入り口の列柱部分のみです。普通に考えると、壁部分より柱の方が先に崩れそうですが。

タブラリウム下の遺跡

ユリウスのパジリカ
ほんの一部しか残っていないようです。

フォカスの記念柱
広場の真ん中にあったようでかなり目立ちます。

カストルとボルックスの神殿
こんな不安定なのに残っているのはやっぱり不思議

炉とかまど女神ヴィスタの神殿
円形だった神殿の一部のみ残っているようです。中に聖火がともされていたらしい。

ヴィスタの巫女の家
広い空間に巫女の像がいくつの並んでいます。

ここからはパラティーノの丘に移動しました。
これがアポロ神殿
内部は見れないようです。

アウグストゥスの邸宅跡
こちらも内部には入れず。ちょっとどれがそうなのかわかりにくい

アウグストゥスの家 史跡・遺跡

ドムスアウグスターナ
ドミティアヌス帝の私邸跡

ドムスアウグスターナの中央噴水跡

スタディオ
馬場だったらしい
奥の楕円形の部分はテオドリックの囲い

すでに3時になってしまいました。少し休憩して、市庁舎下の出口からフォロロマーノを出てカンピドーリオ広場に向かいます。ほんの2、3分で到着です。
これはカンピトリーニ美術館
一般公開された世界最古の美術館だそうです。

カピトリーニ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

カンピドーリオ広場を挟んでコルセルヴァトーリ宮博物館があります。

中央に市庁舎
デザインは統一されています。ミケランジェロのデザインのようです。まじか。中央にはマルクス・アウレリウスの騎馬像のコピーが置かれています。オリジナルはコルセルヴァトーリ宮博物館にあり、一部金箔が残っていました。当時は金ぴかだったようです。金ぴかの騎馬像というとドレスデンで見たアウグスト強王を思い出しますが。

で、カピトリーニ美術館に入ろうと思ったら出口しかありません。入り口はコルセルヴァトーリ宮博物館にあり、地下で連結されているようです。ローマパスを見せると、履歴を検索して、チケットを2枚発行してくれます。ただこのチケットを使うことはなかった。荷物はロッカーに預け入れないといけません。このロッカー、ロックするのに1ユーロ硬貨が必要であいにくなかったが、そばに両替機が置いてあり、5ユーロ札で両替できました。すべての紙幣に対応とありますが、50ユーロとかは入れたくないです。でカメラだけ持って入場。3部屋目ぐらいにあったのがこのとげを抜く少年の像です。特別彫刻が素晴らしいとかはない普通です。なんで有名なのか不思議ですが、題材が変わっているからでしょうか。

カピトリーの雌狼
乳をのむ子供はローマ帝国の祖ロムルスとレムス。オリジナルはオオカミのみで、ロムルスとレムスの像はあとからの付け足しだそうです。

ギリシャぽい彩色の壺。2部屋くらいで展示あり。最後に出口にある土産屋さんそれっぽいミニテュアがありかなり悩みました。結局買いませんでしたが。

ヘラクレス像の一部。青銅の板金のようで内部は空洞。あちこちあなが空いており結構ボロボロ。巨大で、頭だけで人の身長ぐらいあります。ミケランジェロ作と書いてあった。

彫刻は数えきれないぐらいあります。

正直、ここだけで1日過ごせそうです。

ガレリオ・ガリレイ
当然比較的あたらしい

絨毯や、焼きものの部屋もあります。
ところどころにある建物自体の柱も美しい

羊を襲うトラ
トラの顔がアニメっぽい。部屋の左右に2枚あります。

カピトリー二美術館に移動してきました。
パンフレットの表紙にあったビーナス
手で隠されるとこっちが恥ずかしくなります。

瀕死のガリア人

真実の口っぽい

最後にエジプト関係の像がおいてあるブースがありました。スフィンクスやヒヒ、ホルス神があります。

この時点で5時過ぎで外は真っ暗です。今日は600枚以上写真を撮ったので、カメラのバッテリが予備を含めて終わりです。どこかによっても、写真が取れないので、もうメトロでホテルに戻ることにします。途中、ちょうどメトロCavour駅の入り口の前でスーパーを見つけて、ワインと食料を購入して帰りました。

明日はスペイン広場周辺を探索しようと思います。