パリの朝市　2015年12月始め

2015/12/05 - 2015/12/05

市民の生活を支えているパリの朝市は、楽しい☆

12月に入り、暖冬のパリも風が冷たくなってきた。クリスマスツリーは、11月下旬から皆飾り始めるというのに、今年は、11月13日のテロ事件にて、遅めの準備。パリ市民達の自重もあり、かなり寂しいクリスマスになりそうだ。

そうは言っても、日本のお正月のような家族団欒でご馳走を食べ、プレゼント交換するクリスマスは、国民にとって、重要な行事。

今朝の朝市は、まだまだクリスマスモードではなく、いつもの日常的朝市といったのり。

春に違う朝市にて取った写真も合わせて、写真公開をしたい☆

パリに行ったら、朝市ものぞいて見てね〜☆

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0

パリは12月なのに、パリジャン、パリジェンヌ達は、テラスが大好き！
という事で、冬もテラス。勿論、寒い！　でも、ご安心を、、、
写真の中央あたりに、クリスマスツリー風の背の高い物が、イスやテーブルの間に！
これは、テラス用暖房♪
色々なタイプの暖房機がある。

こちらの傘タイプは、パリ市内に多い。もっとも、寒くて、コートは脱げないが、、、
頭のてっぺんが、暖かくなる。場所によっては、頭だけ熱くなる！

うん？　少ししか、寒さが、しのげないね！

昔の日本は、生の門松を飾っていたが、今では、どうなのか、、、？
パリでは、このシーズン、生のもみの木を買う人達が多い。
勿論、お一人様は、面倒で、プラスチック、、、になり易いが。。。

お惣菜屋さんでは、ソーセージやテリーヌ類等を販売

多種のキッシュやホタテ貝のホワイトソースグランタン等

オリーブ屋さん。たくさんの種類のオリーブ！
個人的には、アンチョビー入りのオリーブが好き☆
プレーンなオリーブを買ってきて、自宅で、にんにくのみじん切りや鷹の爪、ハーブ類をあわせたりして、＜我が家風＞も良い。どこのご家庭も我が家風というオリジナルな味のオリーブを楽しんでいる。

八百屋さん

卵屋さん
卵と言えど、天然のえさで、庭を駆け回っている健康なニワトリの卵から、ニワトリ工場の卵まで、色々あるが、やはり、健康なニワトリの卵が人気。無論、若干高め。

近年は、日本のような白い卵を産むニワトリもフランスにいる。

チーズ屋さん

チーズは、各地方ごとに、ものすごく多くのチーズがある。
クリーム系、ハード系、ウオッシュ系、青かび系、白かび系、ミルクを沸騰させて作ったものから、絞りたての生ミルクで作ったものから、、多種。
さらには、原料が、ヤギ、牛、羊、ミックスタイプまである。

個人的には、クリーミーなブリア　サバランのトリュッフ入りか、熟成させた36ヶ月位のコンテか、春のイチジク入りのヤギチーズとか、クリーミーヤギのロカマドールとか、未のミルクの青かびのロックフォールや一般的な白かび系のブリ、牛のミルクのレボルッションとかが、好きですねえ〜♪

もみの木を購入したカップル☆

ちょっとコーヒーとケーキで、一休み、、、も可能。

もっとも、お買い物したら、すぐに自宅に帰りたい人達ばかりだが、、、

ケーキは、テイクアウト客が主流ねえ、、きっと、、、

生のオレンジを絞る機械。
これは、お勧め！

オレンジジュースは、生を絞るに限る!!!

パリの高級ホテルの朝食は、100％生のオレンジを絞ったジュース。
ここで、リーズナブルに飲めるよ〜☆

個人でワインを作っているであろうワイン屋もある。
まあ、テーブルワインだが、ここでワインを買う人は少ないかな。。。
皆、専門店やスーパーにて、多種の中から、出来るだけ安くて美味しいワインを選ぶ。
よって、聞いた事も無い作り手のテーブルワインは、味が想像出来るので、あまり人気が無い。。。

ランチ用に、お持ち帰りのピザまである！
イタリア屋さんだから、かなり薄目の本場に近いピザ。

切り売りまでしている。

もっとも、自分で作るピザが、一番美味しい☆

イタリアンの手作りパスタやラビオリの生。

ハム、ソーセージ類。生ハムは、多種あり、美味しい！　フランス、スペイン、イタリア産と、それぞれ種類があるが、個人的には、生ハムメロンの時には、断然、イタリア産！

香草屋さん
フランスのハーブは、体にも良いので、プロバンス料理に欠かせない。
カレー粉も多種ある。

旬の野菜。黒い大根！　水分が少ないので、美味しくは無いが、ちょっとした飾り付けに、スライスの黒大根を使う場合もある。
しかし、フランス人のご家庭では、あまり使わない。。。

フランス海外県のアンチーユ諸島のクレオール料理。
青いバナナの串刺し焼きは、美味。じゃがいもに近い味。
アクラモリュという、タラと香辛料の入った小さいボール状のさつま揚げ風揚げ物が美味しい。すっかり、フランスの家庭料理として、サラダの上にのせたり、おつまみで食べたりする。

鳥屋さん

鳥のロースト機

お花屋さん
1年を通じて、すごく豊富な種類なので、毎回、どのお花を買うか？迷ってしまう☆

今日は、ピンクのバラを10本と、小さなもみの木。

今日は、このバラを買ちゃった〜☆

この小さなもみの木も、、、香りが良いわ〜☆

今年は、こんな風に飾りつけてみた〜☆

市場に戻って、、、続きを、、、
お花屋さん。ポインセチアやリースも今シーズンの花形！

ちなみに、昨年は、こんなリースをわらから手作りしてみた☆

またまた、脱線。

市場に戻り、、、続きを、、、
パン屋さん

生牡蠣屋さん
12月になると、大人気☆

生牡蠣屋さんのおばさんに、＜味見してね！＞って、言われ、ううん？と、美味しそうな生牡蠣を見て、ちょっと引かれたが、、、

いやいや、今日のランチは、生牡蠣ではなく、ムール貝なんだ！と、思い起こす。苦笑

来週にでも、、、生牡蠣を、、、

エスカルゴ屋さん！
パリならでは！

エスカルゴは、ぶどうの葉っぱだけしか食べていないエスカルゴ。特に、ブルゴーニュ料理として欠かせない。
アクが強いので、生の場合には、たくさんの小麦粉を入れて茹でるが、すごい泡！何度も何度も湯がき、洗い、非常に手間がかかる。

こんな手間をかけるフランス人主婦はいない！　という事で、ほとんどが、出来合いを買ってくる。オープンで焼くだけ！　今では、家庭の味。

写真の左手の方は、ラ　レンヌ　ド　ブッシュ＝王女様のお口。のような？パイの容器に入ったエスカルゴ。

このおじさんは、車椅子。きっと、ぶどう畑で、ゆっくりとエスカルゴを毎日取っているんだろうな〜

お魚屋さん。
ホタテ貝の季節となった！　ホタテ貝は、いつもカラ付きで販売されている。
中身だけ出して貰う人もいる。

でも、この貝の容器を使って、ホタテ貝のグラタンにするのが、パリ流。
皆が大好きな家庭の一品で、オープンで火を通すだけの冷凍食品まである！

ホタテ貝は、塩コショウバター焼きにして、オレンジソースが合う！
美味しいオレンジジュースと生クリームがベースのソース♪

ホタテのカルパッチーオにする時には、オレンジの皮をすり下ろしたのをお塩をかけるようにふり掛けると、香りが良い。

モンサンミッシェル産のブッショウという小粒のムールが美味。

前菜用に、2人用１リットル買う。MOULE　MARINIEREは、カンタン。

お鍋に、エシャーロットのみじん切りをバターで炒め、白ワインをお鍋３−４CM位まで入れ、塩はせず、沸騰させ、そこに、藻とかのゴミを取って洗ったムールを加え、生クリームを加え、ムールが口をあけたら、ソースと混ぜ合わせて、お皿に盛り、パセリのみじん切りを加えるだけ！
塩分は、ムールから出る。新鮮なムールならば、塩味が丁度良い！古いムールだと、塩味が無いので、塩を加える必要有り。

今のシーズン、くるみが美味しい！！
冬といえば、＜くるみ割り人形＞のバレエを毎年行っているのがパリ。

上から垂れ下がっているのは、ダーツ。ヤシの実の乾燥。味は、干し柿のよう、、、

北アフリカの食べ物。
チュニジアのサハラ砂漠に行った時には、オアシスで、ヤシの木のジュースまで飲ませて貰えた。

懐かしの食べ物だが、あまり買わない、、、苦笑

アンチーユ諸島のクレオール料理　アクラモリュは、これ。
タラと香辛料の揚げ物。結構美味しいので、フランス人達は、大好き！サラダの上にのせたりする。
おつまみにも最適！

ここからは、春の違う場所の市場。バスチーユ市場。毎週、日曜日朝だけ。

レバノンピザ。　右がゴマ味、次のオレンジ色が、トマト系ピリ辛だったかな？　半々の味にもしてくれる。
店によって、やはり、美味しいマズイがあるが、レバノン料理は、全体的にヘルシーで安いので、人気。

珍しくタコがあるが、フランス人は、あまりタコを食べない。

私は、イタリアン風のタコのオリーブオイル漬けやスペイン風のタコのソテーで、にんにくパプリカ添えのお料理方法が好き。
たこ焼き！という方法もあるわね。

写真上は、オマール海老！　ブルターニュ産のブルーオマールが最高級とされているが、こういう市場には、売っていない。

勿論、全てのオマール海老やカニや貝類は、全て生きたまま売られています。死んでしまうと、まずくなって、食べられない、、、

右が、フェンネル＝ういきょう。サラダで食べる。ブレゼ＝蒸し焼きもする。
左が、アーチチョーク＝朝鮮あざみ。これの家庭での食べ方が、面白い。
まるごと茹でて、お箸がさされば、OK。
お皿に、このまま置く。葉っぱを1枚ずつはがして、その根元のわずかな部分に、ドレッシングをつけて食べる。
最後に、めしべおしべが出てくるので、それを避けて、茎に近い中心部をドレッシングをつけながら、フォークとナイフで切って食べる。
ポテトのようなお味。

アーチチョークをお皿に盛りつけた所。素敵でしょう！？　爆

食べていくと、こうなる。途中段階！

おしべめしべに包まれている。これを外す。

最後のこの部分が、一番美味しく食べれる所！　爆

これは、アンチーユ諸島のクレオール料理である、青いバナナの串さしを買って来た。
じゃがいも炒めに近いような？お味だけど、ちょっとねっとりして、甘くて、美味しい。スイートポテトに近いかな、、、？

中央は、野生のグリーンアスパラのにんにくオリーブ炒め。これが、すごーく美味☆
時期が限られているし、あまり出回らないので、めったに食べられない。

またもや脱線。失礼。

市場の続き。フランスの乾燥ソーセージは、多種あって、うす〜く切って、おつまみに最高☆

乾燥木の実屋さん

木の実も美味しいですね。
乾燥したアーモンドをフライパンでゆっくり炒って、暖かいロースト　アーモンドをおつまみにすると、美味しい☆
焼き方が足りないと、チューイングガムになるので、注意！

でも、生のグリーンアーモンドもたまに、八百屋さんに出回る事もある。

フルーツ100％のジュース屋さん

ミックスジュースも色々な組み合わせがあり、飲みながら、朝市のお散歩は、春夏には、気持ちが良い。

ビタミンC　たっぷり☆

春だったので、いちごがこんなにたくさん♪

やはり、シャンティイ＝ホイップ生クリームをのせなくっちゃ！

ちなみに、パリ郊外に、シャンティイ城がある。そのお城で、ホイップクリームは、生まれたので、お城の名前になっている。
是非とも、お城見学＆レストランにて、本場のホイップクリームを！

はちみつやさん

種類も豊富！　ちなみに、私は、ロイヤルゼリー入りの蜂蜜をお料理に使っている。

今日買って来た、たらを西京漬けにしたので、明後日位に食べる予定。その漬ける白味噌の中にも蜂蜜を入れた。

こんな蜂の巣の自然状態の蜂蜜も売っている☆

ここは、ボルドーワイン屋。

種類があるので、選択が出来て良い。

フルーツ屋さん
ぶどうが美味しそう！

この貝は、すごく珍しい！
LA　PIED DE CHEVAL=馬の足と言うらしい！
こんなに大きい生牡蠣には、なかなかお目にかからない。
でも、、春には、食べない主義なので、泣く泣く買わなかった。

春のホタテ貝も美味しそうだけど、、、

ラングスチーヌは、一年中あるので、安心。とても美味しい♪

そして、5月6月には、何と言っても、このホワイト　アスパラ！
大好物なので、毎週のように買う！
出来るだけ、太いのを買っている。だって、皮をむいたら、細くなってしまうものね。

塩湯でして、ドレッシングやマヨネーズやタルタルソースで食べる。

すごーーーくたくさんのチューリップ☆
こんな状態見たら、手ぶらで帰れない!!　爆

どのお花にするか迷っちゃう！　わくわく☆

そうなると、２−３種類のブーケを買って、フラワーアレンジかな？

ため息、、、至福の時間、、、

八百屋さん

ざくろもあります。

このルビーのような粒は、デザートのお皿に散らして飾ると、素敵！

お肉屋さん

お〜お、大好きな未の骨付き！　COTE　D'AGNEAU！

キノコ屋さん

私は、秋のセップ茸が、大好物☆

近頃は、しいたけも有る。

パエリアのお惣菜も売っている。

サーモンの芸術的な並べ方？　爆

採りたてのレモン！美味しそう！

ぎょ！　うさぎちゃんだ！

頭付きの鳥。

野菜も芸術的に並べられている？　爆

ハーブ屋さん
写真右上には、猫用葉っぱまで売っている！

ほおずきは、フルーテイーで美味しい☆

これに、とろっとした熱々のチョコレートをコーテイングすれば、素敵なデザートになる！

チュロス
お砂糖をまぶしてくれる。
お店によって、美味しいマズイがある。
本格派のじゃがいものすりおろしたのが入っているのが好きなんだけどなあ、、、

2015年の朝市だった。

春は、バスチーユの朝市。日曜日にやっている。

パリの朝市は、如何でしたか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（完）