2015/10/16 - 2015/10/16
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naoさん
10月14日の鉄道の日を記念して発売された、「鉄道の日記念 JR西日本一日乗り放題きっぷ」を使って、加賀百万石の城下町、金沢への日帰り旅をしてきました。
JR西日本全線の普通列車に一日乗り放題で、大人運賃が3,000円と破格値のこの切符は、秋の行楽シーズンにはうってつけの魅力的なもので、鉄道ファンならずとも旅に出たい気持ちをくすぐられてしまいました。
浄土真宗本願寺派による一向一揆が各地を席巻した際、天文15年(1546年)に加賀一向宗の本拠地として金沢御堂が置かれた事から金沢の歴史が始まります。
永らく続いた一向一揆が織田信長により幕が下ろされると、天正11年(1583年)に信長の軍勢にいた前田利家が金沢城に入城、以来、明治2年の版籍奉還までの287年間、加賀百万石の城下町として華やかな歴史に彩られます。
金沢城を中心に形成された城下町には、風情ある町並みとともに、茶の湯に代表される伝統文化や、九谷焼、加賀友禅、金箔などの伝統工芸が連綿と受け継がれ、今もなお、金沢を象徴する美の世界が息づいています。
一方、芸の町としても名高い金沢には、浅野川の川岸沿いの「ひがし茶屋街」と「主計町(かずえまち)茶屋街」、犀川からほど近い「にし茶屋街」の、金沢を代表する3つの茶屋街があり、茶屋街独特の風情をたたえています。
今回、往復の列車乗車時間が10時間、金沢滞在時間が4時間30分と云うスケジュールの中、浅野川に沿った「ひがし茶屋街」と「主計町茶屋街」の二つの茶屋街を訪れたわけですが、果たしていかが相成ります事やら・・・。
金沢藩士、富田主計重家の上屋敷があったことにちなんで町名がつけられた「主計町茶屋街」は、明治2年(1869年)に遊郭が置かれました。
浅野川を眼前に連なる町並みは、細い路地に至るまで落ち着いた雰囲気のお茶屋さんが軒を連ね、夕暮れ時ともなると、ほのかに漏れる灯りが茶屋情緒を掻き立ててくれます。
ちなみに、金沢生まれの作家、泉鏡花が、小説『由縁の女』の中で「此の川の水は柔かうて、蒼い瀬も、柳の葉の流れるやうだで、女川と・・・」と、浅野川を表現したことから、今も「女川」の別称で呼ばれているそうです。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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主計町茶屋街へ来ました。
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魅力的な細い通りが続いていますが、先ずは浅野川の川岸の町並みを歩きます。
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浅野川の川岸に沿って軒を連ねる、主計町茶屋街の町並みです。
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ひがし茶屋街に勝とも劣らない主計町茶屋街ですが、観光客の姿はちらほらと見える程度です。
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主計町茶屋街は、片側を浅野川が流れているのと・・・
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2階が大きなガラス窓になっているので、ひがし茶屋街とは違った風情をたたえています。
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みっちり目の詰まった千本格子がとても印象的な町家です。
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堤防越しに見た浅野川大橋です。
美しいアーチ型のこの橋は、金沢のシンボルとして多くの人々に親しまれています。 -
路地好きの私を唸らせた、素晴らしい路地がありました。
この素晴らしさには、何も云うことができません。
只々、無言! -
まさに、100点満点のたたずまいです。
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金沢市の市章が入った側溝の蓋。
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川沿いの桜並木も、ひがし茶屋街と違った印象を与える要因の一つのようです。
春の開花シーズンには、素晴らしい光景を見せてくれそうです。 -
街灯は、ひがし茶屋街と同じものが立てられています。
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水引き細工の飾り物が吊り下がられています。
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金沢生まれの泉鏡花の名前を冠した、ベンガラ塗りのギャラリーの先にも・・・
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素晴らしい路地がありました。
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ギャラリーのあちこちにつけられた行燈の・・・
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「鏡花」の文字が文豪の世界へ誘っているようです。
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店先に吊られた杉玉が、このお店のアクセサリーになっています。
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この辺りで主計町茶屋街の町並みは終わり、公園へと続いています。
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公園の先には、江戸時代に個人が架けたと云われる中の橋があります。
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中の橋は、橋の渡し銭で生計を立てる貧しい母子を描いた、泉鏡花の小説『化鳥(けちょう)』の舞台となった橋だそうです。
金沢生まれとはいえ、泉鏡花と金沢の深いつながりを感じさせてくれます。 -
泉鏡花の余韻に浸るように、中の橋から女川の柔らかい流れに見入ってしまう私が居ます。
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浅野川沿いの桜並木の光景です。
では、主計町茶屋街へ来て最初に見た、 魅力的な細い通りへ向かいます。 -
ベンガラ塗りの虫食い板を欄間にはめ込んだ町家です。
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川岸沿いの町並みから一本入った、魅力的な通りにやってきました。
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通りから見上げると、簾をおろした町家があります。
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通りにつながる路地の角に、ベンガラ色も鮮やかな町家があります。
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その路地の奥には、遊びに来る旦那衆が人目を忍んで通った「暗がり坂」があります。
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路地に立てられた「暗がり坂」の石碑。
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これが、その「暗がり坂」です。
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人目を忍んで通ってくるのにピッタリの、「如何にも!」と云った趣きです。
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ルンルン気分で遊びに来た旦那衆は、この光景を見るやいなや・・・
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胸踊らせながら階段を駆け降りてきたことでしょうね。
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ちなみに、泉鏡花もこの坂を上り下りして小学校に通ったそうです。 では、通りへ戻ります。
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ベンガラ塗りの町家は、簾との相性がピッタリです。
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細い通りの奥に、さらに狭い路地が延びています。
この、何とも云えない素晴らしい雰囲気、どうですか・・・。 -
反対側の町並みの光景です。
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2階のガラス窓の桟が、良い表情を描いています。
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「明かり坂」だそうです。
この坂を堂々と下りて通ってくる強者も居たようです。 -
この路地の素晴らしさも、どんな言葉を使っても言い表しようがありません。
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強いて云うとすれば、板庇を支える持ち送りの透かし彫りかな・・・。
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さて、通りの出口が見えてきました。
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出口の手前にある真言宗の寺院、源法院の石塀の上に生した苔が良い表情を見せていたので、「カシャッ!」。
では、浅野川大橋を渡って、対岸からの光景を楽しみます。 -
浅野川大橋から見た主計町茶屋街の町並みです。
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西日を浴びた浅野川の川面がキラキラと輝いています。
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逆光なのでシルエット風に・・・。
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浅野川の川面に姿を映す町並み。
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堤防越しに撮影しているところへ、赤とんぼが飛んできて目の前に止まりました。
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これは「チャンス!」と、正面に廻りこんでも全然逃げようとしません。
赤とんぼとお友達になれた瞬間でした! -
さて、赤とんぼとお友達になれたところで、もう一度ひがし茶屋街へ戻ります。
観光客、少なくなってるかな〜! -
堤防上の道路に置かれたベンチ。
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浅野川大橋の美しいアーチ型の橋脚。
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ひがし茶屋街へ戻る途中で見かけた風情ある町家。
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こちらは酒屋さんと薬屋さんです。
さて、ひがし茶屋街へはもう少しです。
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