2015/09/17 - 2015/09/17
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ぱっしょんKさん
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2015年の9月はインド出張中。9月17日はヒンドゥー教の顔が象の神様ガネーシャのお祭り、ガネーシャフェスティバルで仕事が休みです。
チェンナイの南60キロの地点にある世界遺産の村、マハーバリプラムへ行くことにしました。よってインドの世界遺産21箇所目はマハーバリプラムの建造物群ということになりました。
それほど遠くないので、朝はゆっくりと出発。
村の広範囲に遺跡があるためかなり歩きましたが、良い休日になりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ホテル ラダレジデンシーホテルのすぐ横を2015年に開通した地下鉄が通っています。
マハーバリプラム行バスの発車するCMBTバスターミナルまで2キロ弱ですので歩けばいいのですが、せっかくですので地下鉄を使ってみることにします。 -
最寄り駅はアルムバッカムメトロステーション。
地下鉄は荷物検査があります。
写真撮影は禁止です。
荷物検査でも確認されます。 -
ホームに上がって、列車が来ていたので思わず撮影して列車に乗り込むとホームにいた係員の女性が走ってきました。
「ごめんなさい」
謝ったら、カメラをしまいなさい。と言われただけで見逃してもらいました。が、僕のインドの旅行記で何度も書いていますが、インドでは鉄道の撮影は違法行為です。
拘束されても文句は言えませんのでご注意を! -
CMBT駅に着くとバスターミナルの前の広場になんと地下鉄車両が展示してありました。
あんな危険の思いして撮影する意味なかった。。。(笑) -
CMBT中長距離バスターミナル。
-
各方面のバスがひっきりなしに出発しますが、1時間まってもマハーバリプラム行きのバスが来ませんでした。
頻繁にバスの運転手やバスターミナルの人に声をかけましたが、朝早くこなくちゃバスはないのかな?と諦め、ホテルに戻りかけた時、 -
ポンディシェリ行バスの前で声がかかりました。
「マハーバリプラム行くでしょ?これに乗れ」
諦めかけていましたが、このバスに乗り込みます。 -
典型的なインドの中距離バスです。エアコンはありません。
マハーバリプラムの入り口までこのバスで行けます。値段は80ルピー。 -
入り口からは一緒にバスを降りたドイツから来た女性とマハーバリプラムの村の中心までリキシャをシェアして移動です。
彼女はマハーバリプラムビーチまで行くそうなので、僕が先におりました。 -
マハーバリプラム村に点在している世界遺産マハーバリプラムの建造物群のなかから、まずは海岸寺院を見てみることにします。
入り口から正面に小さく海岸寺院が見えます。 -
海岸寺院までは芝生が眩しい公園として整備されています。
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芝生の真ん中を通る石畳の道を歩くとだんだん海と海岸寺院と海風から寺院を守る防風林が見えてきます。
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石を積み上げて作られた海岸寺院の建物です。
今まで見てきたインドの寺院の中ではかなり小さなものでした。 -
寺院の建物のすぐ横には池の跡地がありました。
中には象の像となにやら石柱が。
どのくらい水が張られていたのかよくわかりませんが、水の中からこれらが浮き出る格好になっていたんでしょうか? -
寺院を見ていきます。
まずは海側の大きな寺院の外側から見学していきます。 -
外壁の彫刻が海からの風で風化していました。
丸くなってて元がなんの彫像だったのかが全くわかりません。 -
寺院から海側を見ると、寺院と海の間にグリーンベルトのように木が植えられています。
世界遺産に登録された今、これ以上痛まないように設置されたの防風林です。 -
西側まで半周回ったところで中を覗いてみます。
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小さな寺院のなかにはヴィシュヌ像が納められていました。
これは7世紀に造られたそうです。 -
小寺院の外壁の彫像も風が当たり顔なんかも削れてしまっています。
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側面に入り口があり、中には眠るヴィシュヌ像が。
神話によると172万8000年も寝ていたのだとか。 -
大寺院の方の壁にはシヴァ神が。
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シヴァを祀るお寺にはこれが中心にあります。
リンガです。
以前も書いたのですが、これは生物創生のシンボル。
リンガはシヴァの男性器を表していて、この空間は女性器の中。
挿入されているのを表しているそうです。 -
海岸寺院の西側にはお墓らしきものなど小さな遺跡が散在しています。それを見ていきます。
でもその前に写真撮ってほしいなぁ〜。 -
日本語が聞こえました。
男性2人組が歩いてきたので、お願いして撮影してもらいました。 -
海岸寺院の西側には彫刻の施された壁があったようです。
今は一部を残して崩れてしまっています。 -
壁の後をぬけたところにこれが。。。
多分お墓じゃないかなぁ。
もともとは建物の中にあったんじゃないかと思うんですけどね。 -
海岸寺院というだけあって、すぐそこがビーチ。
海水浴してる人もいますけど、女性は服着たまま水浴びています。 -
世界遺産海岸寺院の見学はこれで終了。
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海岸寺院入り口に土産物屋さんなんかが並んでいます。
ぼくはここでチャイを飲んで、水を購入。 -
マハーバリプラム村の中心に向かって歩きます。
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ここが中心の交差点。まっすぐ行けばアルジュナの苦行やクリシュナのバターボールへ行くのですが、先に遠くを見に行くことに。ここで
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左に曲がってまっすぐ進みます。ここから1キロほど歩くと、世界遺産に海岸寺院といっしょに登録されているファイブラタがあります。
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石で神像を作っているところがありました。
中から職人さんが笑いながら「買っていくかい?」
そんな重いの買うかいな!! -
道の途中にヤギが2匹繋がれていました。
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道沿いに行くと岩に彫刻が施されているところが。
後でわかりますが、これは世界遺産アルジュナの苦行の一番端。 -
ファイブラタに向う途中のガネーシャ寺院。
ガネーシャフェスティバル当日に色を塗って綺麗にしてました。
日本だったら前日までに終わらせてるよね〜!絶対。 -
ファイブラタ公園に到着。海岸寺院から歩いて15分。
やっと到着!
入場料は海岸寺院とセットで250ルピー。(2016年4月から500ルピーに値上げされています。) -
これがファイブラタ。5つの寺院があります。
なんとこの寺院はもともと大きな岩から切り出したもの。
そして南インドに広がるドラヴィダ様式の寺院のプロトタイプとなった寺。
南インド様式の寺院はこの5つの寺院のどれかのタイプにあてはまるそうです。 -
エローラのような派手さはないけれど、人力でここまで掘り出すのはかなりの時間がかかったはず。
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上の写真でわかるように後ろが円形になっているのが特徴、ナクサ・サハデーヴァ・ラタ。
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ライオンの像が。
インドで象の石像はよく見ますけど、ライオンの石像はあんまり見た記憶がないなぁ〜。 -
ドラウパティー・ラタ
茅葺屋根の民家がルーツとなったお寺。 -
壁にも女神像の彫刻が入っています。
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階段状の3層の屋根が特徴のアルジュナ・ラタ。
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壁の彫刻も柱や神像など大分細かい彫刻が施されています。
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う〜ん。この神像は顔がはっきりしないなぁ。
でも裏に回ると -
素晴らしい彫刻が。
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さらに隣にあるビーマ・ラタ。
外観はほぼ完成していますが、 -
中は未完成です。ナンディーらしき彫刻も壁にくっついていて、まだ未完成。
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長方形のビーマ・ラタを後にしてその隣のお寺に移動します。
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一番奥にある4層の屋根が特徴のダルマラータ・ラタ。
5つのお寺の中で一番高い建物です。 -
外観は立派で回廊はできていますが、建物内部は全くできていない状態です。
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5つのお寺の中では外観は一番立派でも、
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一周回っても内部に入ることはできませんでした。
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写真とってくれ!と地元の若者達が。
撮りますよ!! -
じゃぁ自分も撮っとこ〜。
ファイブラタを後にします。 -
遺跡群が並ぶ岩山エリアに南から入ります。最初の目的地は岩の上にあるオラッカンニスワラ寺院。
お!岩の上にヤギが。 -
君はまったく逃げないね〜!
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岩の上まで上がると青々としたベンガル湾が望めました。
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ベンガル湾の反対側は緑の広がる景色でした。
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オラッカンニスワラ寺院に向かいます。
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本来なら屋上に出れるようですが、階段には残念ながら柵がされていました。
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壁や柱にはヒンドゥの神像が彫られていてなかなか壮観。
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オラッカンニスワラ寺院からは灯台を見下ろせました。
このあとこの灯台にも向かいます。 -
オラッカンニスワラ寺院を下まで降りてきました。下にも寺が掘り出されていました。
マヒシャマルディニマンダパです。 -
中にはおそらくラーマヤナの一節と思われる彫刻が彫られていました。ナンディーの姿が見えます。
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反対側の壁には眠るシヴァ神が。
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正面にはこの祭壇が。
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この日は子供達がたくさん来てました。
ドレスを着た女の子がやたらと多かったです。
ドレスコードがちょっとずれてる気がしますが、可愛いからまぁいいか!! -
マハバリープラム灯台までやって来ました。上に登ります。
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西暦1900年に作られたようです。
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入り口入って上を見るとこのように階段が螺旋状になっています。
入場料は10ルピー。カメラ持ち込み料は15ルピーの合計25ルピー(だったんじゃないかな)もうちょっと安かったかも。ごめんなさい。 -
螺旋階段は狭く下からの登る人と上から降りる人のすれ違いも一苦労する感じです。高いところが苦手な人にはちょっと怖いかも。
登るならちょっとした覚悟を。 -
さっきとは逆にオラッカンニスワラ寺院を上から見下ろします。
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なるほど景色はいいですね。
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こうやってみるとマハバリープラムの周りは緑が多いです。
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このマハパリープラム灯台は現役の灯台なので、灯火装置は立派なものが備え付けてあります。
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再び狭いこの螺旋階段を降りて次のところに向かいます。
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こんな岩の間を道が通っています。
ここを通って北に向かいます。 -
するとこの寺に出ますが、名前がよくわからないんです。
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上の名前のわからん寺を過ぎるとヴィジャヤナガル朝に作られた未完成の塔門跡ラヤ・ゴープラムがあります。
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門の内部に美しい彫刻があります。
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それに対して外壁はいたってシンプル。
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ラヤ・ゴープラムからさらに北に行くと道は下り始めます。下ってすぐ右手にヴァラハ・カーヴという小さなお寺があります。
2本の柱がライオンに支えられています。 -
内部の壁には素晴らしい彫刻がされていました。
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これもラーマヤナの一節でよく見るんですが、何の場面だったかな?
以前聞いたんですけどきれいに忘れちゃってますね。 -
山から下りてきたところにあるこの寺がガネーシャラタ。
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この日はガネーシャフェスティバル。門が開けられていました。
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さらに北に行くとこの大きな岩があります。
これはクリシュナのバターボールと呼ばれています。
昔パッラヴァ朝時代の王様が象を使って引っ張ったけどビクともしなかったそうです。 -
横から見るとこんな感じ。
おそらくこの岩、地面の大きな岩と一体なんだと思いますよ。 -
裏側から見ると丸いバターをバターナイフで切り取ったような形になっています。
クリシュナ神はバターボールが大好物なんだそうです。
だからこの岩はクリシュナのバターボールと名付けられてるんですけど。。。
なんとも奇妙ですね。 -
クリシュナのバターボールから南に150メートルくらい行ったところにアルジュナの苦行と名付けられた壮大な彫刻があります。
ここがマハーバリプラム最後の見どころ。 -
大きな岩が彫刻でいっぱいです。
この彫刻は叙事詩マハーバーラタの中のアルジュナの苦行の場面だとも、女神ガンガーのこの世に降りてきたところだとも言われていて。
別名でガンガーの降下とも呼ばれています。 -
アルジュナの苦行のすぐ横に石窟寺院があります。
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この寺院はアルジュナの苦行の本当にすぐ横にあります。
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中に入ってみると、
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壁いっぱいに
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大きな彫刻が施されています。
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端にはライオンの彫刻が彫られていました。
これで世界遺産マハーバリプラムの建築物群の見学は終了です。 -
バスターミナルに向かって歩き始めると、
お!! -
塀の上に猿の親子発見!!!
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マハーバリプラム村の中心にあるバスターミナルに来ました。
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ここからチェンナイに向かう路線バスがありました。
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エアコン付きのバスで120ルピーでした。
この日も暑かったですからね。エアコンが嬉しかったわ〜。 -
夕飯はホテルのヴュッフェでいただくことにします。
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サラダとフィッシュチッカを中心にインド料理で夕食をとりました。
翌日からの英気を養えました。
PS. 9か月も前の旅行でしたので記憶が曖昧で申し訳ありませんでした。
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