2015/11/28 - 2015/11/28
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happa2323さん
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多摩動物公園の「大人のための動物園講座」に参加してみました。
テーマに沿って、動物園を詳しく観察・研究する講座です。
この日のテーマは「変わる動物園」でした。
今から約40年前の夏休み、
三多摩地区の小学生を対象に、多摩動物公園のサマースクールがありました。
動物や昆虫好きの小学生が集まったその中に、私がいました。
そしてそこで知り合った人とずっと変わらぬ付き合いが続き、
その大親友とこの企画に応募。
「変わる動物園」ならぬ「変わった動物園」を体感してきました。
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ウオッチングセンターのレクチャールームで
参加者の自己紹介のあと、
動物解説員の山崎さんから動物園やその歴史のお話を聞きます。
いやぁ〜、絶滅危惧種の動物の多いこと!
動物園の役割が変わってきているというのが、今日のテーマなんですね。東京都多摩動物公園 動物園・水族館
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将来、絶滅の可能性が高い「マレーバク」を見学。
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バクの黒白の色は、
森の中の光と影の保護色だそうです。
なるほど。 -
ちょっとずつ移動してる。
元々、南アメリカから大陸を移動してきているらしい。
で、大陸では食用にされちゃって、
東南アジアではムスリムのおかげで、食べられずに生き残っているとか。
そんな説もあるようです。 -
次は、「コウノトリ」。
この鳥も、絶滅危惧種なのです。 -
多摩動物公園は、国内のコウノトリの繫殖基地。
だからいっぱいいるのです。
でも、血統とかに偏りがないように、
計画的に増やされています。 -
羽を広げると大きいのがわかります。
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鶴に、よく間違われてしまうそうです。
確かに似ている(笑) -
お昼の時間。
アフリカ園の食堂でランチ。
自分では覚えていないのですが、
小学生の時、私はこの食堂で「なめこ汁」を好んで食べていたようです。
(親友談)多摩動物公園アフリカ園休憩所 グルメ・レストラン
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チンパンジー舎の前で集合です。
実は、チンパンジーも絶滅危惧種です。 -
人工のアリ塚。
これも環境エンリッチメントの1つです。 -
人工のアリ塚の中に、ジュースなどを入れるのですが、
扉のネジがチンパンジーに開けられないように
工夫されています。
チンパンジーは、人間とDNAが2パーセントくらいしか違わないそうです。
すごくお利口です! -
夜になると、こちらの個室に戻ってきます。
-
チンパンジーも一人になりたい時があるようです。
食べ物を探したりする森もあります。 -
1970年から2000年まで使用していた「旧類人猿舎」に
やってきました。
類人猿も危険動物ということで、
厳重な扉です。 -
ゴリラがいた部屋。
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扉の柵は、動物の指の太さに合わせて作られています。
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類人猿の気分を体感。
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さっきの扉と、柵の幅が違います。
鍵の部分は、指が届かないようになっています。 -
チンパンジーの個室。
夜になると、ここに戻ってきます。 -
チンパンジーの気分になって、
階段を降り、外に出ます。 -
頭上注意と言われていたのに、
頭を打ちました。
チンパンジー以下でした〈笑) -
ここでチンパンジーたちは暮らしていました。
-
チンパンジーの気持ちになって、外を見てみる。
何を想っていたんだろうか。 -
ここで思い出したのが、
サマースクールの時に、チンパンジーから石を投げられ
頭に当たった同級生のSくん!
次の日、頭に包帯を巻きながら、参加していました。
今じゃ考えられない話。
ここから石を投げたチンパンジーは、
新しいチンパンジー舎にいるのかなぁ? -
旧類人猿舎を出たところで、
いやいや実は「出る」んですよ、という話。
チンパンジーのお化け?
ちょっと怖いけど、生きてる人間より怖くないという説も。 -
外から、ゴリラ舎を見る。
なんか物悲しい。
ゴリラはねぇ、みんな上野に行っちゃったんですって。
反対に、チンパンジーは多摩に集められたそうです。
群れで暮らすのが、いいのだそうです。 -
アフリカ象舎にやってきました。
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トムくんが挨拶にやってきてくれました。
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ブリーディングローンで、
家族と別れてやってきた子象です。 -
パオーン!
とは、啼かないそうです(笑) -
牙を守るためのサポーターをしています。
ケガをしているわけではありません。 -
さてさて、ターゲットトレーニングのため、
トムくんは飼育舎に戻ってきました。
ここからは非公開です。
ターゲット棒を使って、間接飼育をします。
今日は、採血のトレーニング。
耳の後ろの血管が、太くはっきりしているのでびっくりしました。
採血のあと、足の裏を洗ってもらったり、
牙のサポーターを替えてもらったり、
全部、ターゲット棒での指示に従います。
象も頭のいい動物なんですねぇ。 -
チーキおばさんが、トムくんを迎えに来ています。
「まだ、トレーニング終らないの〜?」 -
トムくんが多摩に来たとき、
慣れない環境から引きこもりになっていたそうです。
それを毎日チーキおばさんが、扉のところで待ち続け、
出てくるようになってもこうして待ってくれるそうです。 -
出てきたのを確認すると、さっさとその場を離れる
チーキおばさん。
子育てってこういうものよね。
「待つ」のが大事。
「見守る」のが大事。
考えさせられましたね。 -
レクチャールームに戻って、感想を発表。
いやぁ、変わりましたよ、動物園。
単なるレクリエーション施設では無いってことですよ。
これが大人の楽しみかたなんですね。
東京都民として、これからも期待します!
お土産までいただいて、充実した一日でした。
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