2015/10/22 - 2015/10/22
13位(同エリア148件中)
かっちんさん
小坂鉄道は、1909年(明治42)に小坂町と大館市の間22.3kmを結んで開業し、2009年(平成21)に廃止された鉱山鉄道です。
廃線後の線路を自転車駆動による乗り物(レールバイク)で、紅葉の長木渓谷コース往復約4kmを30分程で走れます。
小坂鉱山の歴史は1901年(明治34)に銀の生産高が日本一となり、その後黒鉱から銅や亜鉛、鉛の生産に移り、1990年(平成2)まで採掘が続きました。
小坂は鉱山労働者が集まり、鉄道、病院、芝居小屋(康楽館)などがつくられ、鉱山の町として栄えたところです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
赤く実ったりんご
新青森から奥羽本線で大館に向かう途中、大鰐温泉付近に名産のりんご畑が続きます。 -
大館駅に到着
大館駅は奥羽本線だけでなく、花輪線の終点駅です。
緑色のコンテナは産業廃棄物を輸送するコンテナです。 -
駅前に秋田犬の家族がお出迎え
大舘は秋田犬の産地であり、渋谷駅で主人を待ち続けた「忠犬ハチ公」のふるさとです。 -
大舘はきりたんぽ発祥の地
きりたんぽは、昔、炭焼きや秋田杉の伐採のため山籠もりした人たちが、山小屋で残り飯やおこげを練ってトリ鍋に入れたり、味噌を塗って食べたのが始まりと伝えられています。 -
大舘の味「比内地鶏」
駅弁の鶏めしで味わえます。
明治32年創業の「花善」では、古い駅弁の掛け紙をすべて保存しておらず、持っている方を探しています。 -
コンテナヤード
緑色のコンテナが目立ちます。
現在のDOWAホールディングスでは、鉱山、製錬で培ったエンジニアリング力を環境、リサイクル事業に展開しています。 -
駅前通りの紅葉
黄色と赤色に色づいた樹木が順番に並んでいます。 -
小坂鉄道の跡
駅前から小坂行きのバスに乗ると、小坂鉄道の線路が見えます。 -
雪沢温泉「清風荘」
バスは20分程で、レールバイク乗り場の清風荘前に到着します。
レールバイクは小坂鉄道の中間地点にあり、よく迷うそうです。 -
桜の紅葉
清風荘の桜が色づいています。 -
レールバイクの受付事務所
-
レールバイク体験案内
乗車料金は2人で2,000円。乗車しているところの記念写真を貰えます。
事前に予約しておいたのですが、13:00発はかっちん夫婦だけです。 -
いろんな形のレールバイク
13台の中から、自分の好きな車両を選びます。 -
イチオシ
色鮮やかな紅葉
発車時間まで、長木渓谷をブラブラします。 -
色鮮やかな紅葉
地元では紅葉の名所として自慢の渓谷です。 -
跨線橋を渡るとバイク乗り場
そろそろ時間です。 -
かっちん夫婦が乗る車両
金属車輪の振動が直接伝わる2人こぎの8号車です。
変速ギアも付いているので、坂道でも楽に上がれます。 -
かっちん運転士が「出発しんこう〜」
続いて、家内が「茄子のおしんこ〜」---誰もいないので恥ずかしくない
8月に北海道美深でエンジン付きトロッコの運転体験したことを思い出します。 -
イチオシ
まわりの景色は秋の紅葉
長木渓谷沿いに線路が続きます。 -
竜神様を通過
しぱらく10/1000の緩やかな勾配を上っています。 -
運転席からの眺め
自転車をこぐのと同じ感覚です。
こぐことをサボると、ペダルが重くなるのですぐばれてしまいます。 -
何やら広い水田?
実は休耕田に雪沢温泉の余剰温泉水を活用した「どじょうの養殖場」なんです。
どじょうは外国産が主流ですが、これから国産シェアが伸びることを期待します。 -
まもなく小雪沢駅
昭和36年まであった小さく低いホームの小雪沢(こゆきさわ)駅です。
かつて、この駅から小坂駅までが電化区間、大館駅までが非電化区間で、電気機関車と蒸気機関車の付け替え駅でした。
小坂鉱山に自前の発電所があり、余力電力を利用して電化しました。
その後小坂線全線が国鉄と同じ軌道幅(1,067mm)に改軌し、車両もディーゼル化されたため、電化から非電化へと珍しい変遷をしています。
昭和29年の映画「心臓破りの丘」のロケ地でもあり、映画で宇野重吉が蒸気機関車に乗っている姿が見られるそうです。 -
四十八滝橋を渡ります
ここから800mの区間が、20/1000のきつい登り勾配になります。 -
赤く色づく線路の草
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雪沢温泉駅
ホームの土台が残っています。
左の「×」の標識は「汽笛を鳴らせ」の合図なので、チリンチリンとベルを鳴らします。 -
バイクの折り返し
折り返し地点では係りの人が待っていて、回転できる短い線路にバイクが乗るとぐるっと反対向きにしてくれます。
では、復路を「出発しんこう〜」、続けて「茄子のおしんこ〜」。
左手に秋田杉が茂っています。 -
リンドウの花
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S字カーブ
帰りは下り坂なので、楽ちん楽ちん! -
列車の運転士になった気分です!
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四十八滝橋を渡ります
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橋の真ん中で臨時停車
長木川の清流と紅葉を眺めています。 -
逆光でススキの穂が輝いています
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イチオシ
渓谷の紅葉が美しい小雪沢
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ガタンゴトンと軽快な響き
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イチオシ
カーブに入るので「減速〜」
隣にいる運転士も「ハイ、減速〜」と連呼し、ブレーキをかけます。
大人も遊べる電車ごっこです(笑) -
もうすぐ終点
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8号車が到着
途中臨時停車が多かったせいか、40分もかかりました。
満足 満足!
この後、長木渓谷を散策します。 -
次の発車を待つバイクくん
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長木渓谷に色づくカエデ
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赤い実
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小川のような長木渓谷
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イチオシ
錦繍のように混ざり合う彩り
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静かに流れ落ちる四十八滝
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紫色が鮮やかなアザミ
廃線跡を利用したトロッコ車両は、北海道美深トロッコ王国をはじめ、最近ブームになっているようです。
自力で走行するので、自分だけの鉄道の世界に入り楽しむことができます。
この後、小坂鉄道レールパークと明治の建造物が残っている鉱山事務所などを訪ねます。
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