2015/10/22 - 2015/10/22
10位(同エリア141件中)
かっちんさん
小坂鉄道は、明治42年に小坂鉱山の鉄道として開業し、平成21年に廃止されました。
その後、小坂駅構内が鉄道ミュージアム「小坂鉄道レールパーク」としてオープンしています。
小坂にはかつて鉱山労働者が集まり、鉄道、病院、芝居小屋(康楽館)などがつくられ、鉱山の町として栄えたところです。
これから、小坂鉄道レールパークを見学し、小坂の街並みを歩きます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
小坂小学校前バス停
JR大館駅から小坂まで秋北バスが1時間に1本の頻度で走っています。
小坂鉄道レールパークへは小坂小学校前バス停で降ります。
かっちんはレールバイクを体験していたので、途中の清風荘前から乗りました。 -
小坂鉄道の踏切
平成21年に鉄道が廃止されたので、一時停止不要の標示があります。
踏切を渡り、右が小坂鉄道レールパーク、左が芝居小屋の康楽館(こうらくかん)です。 -
イチオシ
小坂鉄道
昔のままの姿で残っています。 -
小坂鉄道レールパーク
小坂駅の構内が鉄道ミュージアムになっています。
休園日は毎週火曜・水曜です。 -
木造駅舎の小坂駅
小坂鉄道の起点駅でした。 -
きっぷうりば
ここで入園料500円を支払います。 -
昔の時刻表
小坂鉄道は小坂から大館駅を経由し、小坂とは別の鉱山がある花岡まで走っていました。
国鉄への接続案内に、急行の津軽・きたぐに・はちまんたい、特急の日本海、白鳥など、懐かしい列車名が書かれています。 -
きっぷの日付印字
入園きっぷが硬券になっていて、この装置に自分できっぷをガチャンと通して日付を印刷します。
駅員さんになった気分です。 -
小坂の木造駅舎
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イチオシ
青空に伸びる腕木式信号機
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駅構内に車両が勢揃い
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イチオシ
輪投げ競技ができる通票受器
単線区間には通票を持った1列車しか通さないようにする仕組みがあります。
ホームの端にある通票受器は、列車が走ったまま通票(タブレット)を引っ掛けて渡す装置です。
では、車両と駅施設などが展示されている機関車庫へ向かいます。 -
ディーゼル機関車
DD13-556は同和鉱業が経営する岡山県棚原鉱山の片上鉄道が昭和43年に導入したもので、昭和53年に小坂鉄道に転入してきました。 -
機関車の真ん中にある運転台
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汽笛のラッパ
いい音が鳴りそうです。 -
DD13-3の運転席
小坂鉄道が汽車会社に発注したディーゼル機関車です。
国鉄のDD13は入換運転用に運転台が横向きですが、小坂鉄道では本線で運転されるため正面向きの運転台が前後に設けられています。 -
鼻が長〜いDD13
運転席から前面を見たところです。
鼻の中にはディーゼルエンジンがあります。
小坂鉄道は平成20年に営業停止しましたが、平成23年に整備し直し動態保存されるようになりました。 -
この緑色の車両は何だ?
屋根に大きなマーブルチョコを載せている・・・ -
正面は鉄仮面
緑色の車両は、除雪用のラッセル車キ115です。
マーブルチョコの正体は連結した機関車から送られてくる圧縮空気を溜めておくエアタンクで、この圧縮空気で除雪翼を動かします。
もともと国鉄新津で活躍していたキ134を昭和44年に譲り受けたもので、越後から来た由来を忘れないよう100番台のエチ・ゴとしてキ115にしたエピソードがあります。 -
エンジンのピストン展示
大きなピストンです。 -
ディーゼルエンジン
昭和47年に神鋼造機で製造された6気筒、排気量31,000cc、1500回転、500馬力のエンジンです。
このエンジンが機関車内部の前後に装備されます。 -
出札口の備品
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合図灯
昔は左にあるような大きな合図灯が、全国の鉄道で使われていました。 -
もしかして、アラジンのランプ・・・
冬期間、凍り付いてしまったポイントを、油を燃やして氷雪を溶かす融雪ランプです。 -
タブレット
わっかの形をしたタブレットキャリアの根元にタブレット(通票)を入れて使います。
では、外の車両展示場へ向かいます。 -
小型のSL
雨宮製作所の11号蒸気機関車は、軌間762mmの狭軌用として大正15年に小坂鉄道に登場しました。
昭和37年の軌間拡幅(1,067mmに改軌)まで36年間にわたり、旅客や貨物の輸送に活躍しました。 -
貴賓客車
大正5年に2・3等客車を改造したものです。
秩父宮・高松宮両殿下、小坂鉄道の歴代社長、来賓などが利用しました。 -
あれっ、引退した寝台特急「あけぼの」がいる!
2015年1月まで臨時列車として運転していた「あけぼの」が廃止になり、ここにやって来ました。 -
B寝台車両から見学します
24系ブルートレインの電源車、A寝台個室、B寝台個室、B寝台の4両がいます。
この日は宿泊準備の工事中で、B寝台のみ見学します。 -
B寝台(オハネフ24-12)
大変お世話になった懐かしい寝台です。
10/31から期間限定で、A寝台個室、B寝台個室に宿泊ができるようになります。 -
レールバイク
構内だけ走れるレールバイクがあります。 -
ミニレールバイク
ハンドルを手で回して動かします。
レールがまるくつながっているので、いつまでも乗って遊ぶことができます。
では、小坂鉱山で栄えた街並みを散策します。 -
明治百年通り
通りには歌舞伎役者の名前が染められた大のぼりが立てられています。 -
康楽園(こうらくえん)
芝居小屋「康楽館」の隣にある日本庭園に入ります。 -
小坂鉄道の橋梁
赤く錆びている橋は、鉄道が廃止されてからの歳月を感じさせます。 -
真っ赤なハナミズキの紅葉
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イチオシ
美しい彩りの紅葉が似合う康楽館
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康楽館の玄関
明治43年に康楽館は小坂鉱山の厚生施設として誕生しました。
和洋折衷の木造芝居小屋で、桟敷や花道、切穴、回り舞台などがあり、現在でも芝居が公演されています。 -
赤煉瓦倶楽部
小坂鉱山に電気を送っていた旧配電所が平成26年に移築され、観光拠点施設「赤煉瓦倶楽部」が誕生しました。
明治37年に建てられた木骨煉瓦造りです。 -
昔の配電所を想像させる「送電の碍子」
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ちょっと贅沢な鉱山最中
赤煉瓦倶楽部で販売しているお菓子です。
小豆、白あん、抹茶の3種類の餡が一度に味わえる最中(2ヶパック\350)です。
小坂鉱山の黒鉱から銅、亜鉛、鉛が採れるので、3種類の餡にしたのでしょうか? -
小坂鉱山事務所
小坂鉱山事務所は、東洋一の銅山とたたえられた小坂鉱山の中心施設として明治38年に建てられたものです。
正面ベランダや内部のらせん階段など、その華麗さは明治近代建築の傑作と高く評価されています。 -
小坂鉱山事務所
明治小坂のシンボルで、国指定重要文化財になっています。 -
綺麗に紅葉した桜
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イチオシ
美しい色合いを組合せたレンガ壁
明治42年の旧電錬場(電解工場)妻壁です。 -
花園館
秋田県最古の映画館です。
小坂鉱山の労働者や家族の娯楽の場でした。
上映中の映画の看板がないので、今はやっていないかも知れません。 -
小坂町消防団の建物
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小坂の紅葉が見頃
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歩道脇の塀
小坂小学校前バス停近くです。
見ていて和む絵が描かれています。
ところで、右側のしっぽは誰かな? -
おらっちダョ!
な〜んだ、モグラくんでした。
小坂がかつて鉱山町として人が集まり繁栄したことが、鉄道と街並みの建物などからよくわかりました。
この後、青森から夜行急行はまなすに乗り、北海道幌延へと旅が続きます。
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