2015/08/01 - 2015/08/01
225位(同エリア341件中)
JIC旅行センターさん
- JIC旅行センターさんTOP
- 旅行記327冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 448,509アクセス
- フォロワー9人
ブリャンスク(Брянск)はモスクワの南西380キロ。ベラルーシ(西)とウクライナ(南)に国境を接するブリャンスク州の州都です。ブリャンスクはロシアの年代記で12世紀に登場する古い町ですが、今日では赤軍パルチザンの強い活動で有名です。第二次世界大戦で、ドイツ軍は開戦直後の1941年6月10日にブリャンスクを占領しました。これに抵抗して、ブリャンスクの森林では6万人以上のロシア人がパルチザン部隊として活動しました。そして、1943年9月17日、赤軍はブリャンスクを解放しました。1944年7月、ブリャンスク州が新設されて、ブリャンスクはその州都となりました。ブリャンスクは「戦争栄光都市」(city of military glory)なのです。9月17日は「ブリャンスクの日」として毎年祝典が行われています。
モスクワからブリャンスクへは、日帰り旅行が可能です。モスクワ発6時20分の急行列車“STRIZH”に乗ると、10時35分にブリャンスクへ到着します。帰りは18時55分発の急行列車で23時15分モスクワ着。ほぼ丸1日ブリャンスクで過ごすことができます。
ブリャンスクの駅から市内中心部まではバスを利用します(片道12RUB=約25円)。
-
市内の主な名所としては、戦争栄光の石柱、不死の塚(Курган Бессмертия)、パルチザンスカヤ・ポリャナ記念館 (Мемориальный комплекс Партизанская поляна)など、第二次世界大戦に関係する名所があります。戦争栄光の石柱は不死の塚の出入口の前に立てられています。不死の塚というのは、丘の上に建てられた高さ12メートルのメモリアル碑です。このメモリアルの特徴はどこかから見たら、星が見えることです。丘の上に立つと、眼下に美しい景色が広がっています。
パルチザンスカヤ・ポリャナ記念館内には、ソ連軍の戦車、飛行機、灯明、戦争博物館などがあります(博物館の入場料は60RUB)。
木製彫刻の公園もあります。これは、ブリャンスクの有名な作家、ワレンチン・ディナブルグスキーのユニークな木彫コレクションを集めた公園です。このコレクションのおかげで、公園は世界の400の珍しい公園を収録した「世界の公園」という本で紹介されています。
ブリャンスクは、ロシア南西部の交通の要衝にあるため、13世紀にはタタールの侵攻を受け、その後もリトアニアやポーランド、ロシアによる争奪を何度も経験しました。17世紀以降、交易都市として発展し、「スヴェンスカヤの市」という、西ロシア最大の定期市が開かれていました。19世紀から冶金業、繊維業などの工業化が進み、今日ではロシア鉄鋼業・金属工業の中心地となっています。ブリャンスクは鉄道車両や機関車の生産拠点として有名です。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
その他の都市(ロシア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
1