特別公開の秘仏を中心に一味違う　奈良めぐり

2015/11/03 - 2015/11/03

秋の行楽シーズンにあわせ、奈良エリアのお寺では日頃は見られない秘仏、秘宝の公開が相次ぐ。もちろん最大のイベントと言えば国立博物館での正倉院展だがこちらは休日ともなると入るのに１時間位並ばないといけない。今回はメインの東大寺や興福寺ではなく周辺エリアに秘仏巡りをした。大和西大寺駅で降りたら、この時期限定の木簡形バスフリー乗車券というものを売っていて、せっかくなのでこれを活用してまずは平城京の朱雀門へ。ここから歩いて大極殿へ移動すると平城京の広さを身を持って体感できる。平城京の北の端を歩き、法華寺へ。光明皇后のお姿を写したと言われる十一面観音が公開されていた。東に向かって歩き、途中人気の雑貨店「生活の木」に立ち寄り、ここからバスで近鉄奈良駅前へ移動。県庁前までの道は奈良公園へ向かう人と車で溢れ返っていた。奈良県庁前から再びバスに乗り、若草山の麓経由で春日大社へ。七五三参りの親子連れも多く見かけた。社殿は御造替の最中で本殿には参拝できなかったが、仮の宮にお参りして普段は入れない内陣の近くまで入ることが出来た。神の使いの鹿を眺めつつ飛火野でしばし休憩。十二神像で有名な新薬師寺へ。うす暗いお堂の中で本尊を守って立つ神像達は躍動感あふれていた。高畑町エリアをぶらぶら歩き、きき酒の出来る「春鹿」酒造へ。奈良町エリアにはカフェなども増え若い人達にも人気だった。田中町から再びバスに乗りＪＲ奈良駅に戻る。奈良の宝物にたくさん触れられる旅だった。

エリア 奈良市(奈良)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩

平城京の大極殿。秋のイベントが行われていた。とにかく空間が広く大陸風。

龍を模したモニュメント。

法華寺の本堂。平城京の内裏に隣接する形であり、こじんまりとした風情ある建物。藤原氏の出である光明皇后縁のお寺。

光明皇后が病の人たちのために作られたお風呂。

不退寺近くにある、全国的にも知名度の高い雑貨店「くるみの木」隣接するカフェも大人気。

回廊に囲まれた春日大社本殿

名物の吊り灯篭に灯りを灯した様子を再現して見せてくれる暗室があった。幻想的な風景。

春日大社の万葉植物園前。木々も色づき始めていた。

新薬師寺前にあった稲わらを干した田んぼと案山子。

新薬師寺の門

十二神像で有名な新薬師寺は萩の寺としても有名。盛りは過ぎていたが例年にない暖かさの為かまだ紅葉しておらず所々に花が咲いていた。

奈良町の中心にある元興寺の塔の跡。町の中にひっそりと残されている。

奈良町の町家。