ホテルアンビエント蓼科滞在と車山高原ハイキング

2015/08/23 - 2015/08/25

我が家の夏の恒例になっているのが女神湖畔に建つ「ホテルアンビエント蓼科」滞在と車山高原ハイキングである。今回は娘夫婦、妻、そして私の4名で出かけた。

毎年のことなので、詳しくは以下の旅行記参照
http://www.e-funahashi.jp/japan/cest/index.htm

◎私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
（新刊『夢の豪華客船クルーズの旅
ー大衆レジャーとなった世界の船旅ー』案内あり）

エリア 白樺湖・蓼科・車山(長野)

8月23日（日）の午後、定宿である「ホテルアンビエント蓼科」に到着。残念ながら天気が悪く周囲は霧雨が降っている。

しかし、霧にかすむ女神湖（写真）は幻想的でなかなか良い。傘をさしながら歩いて女神湖を一周する。

ホテルアンビエント蓼科アネックス2号棟4階のお気に入りの部屋（写真）に入る。今回は我々夫婦と娘夫婦の大人4名で来たので、ツインルームを2部屋予約した。

リビングのスペース（写真）がツインベッドと仕切られているので「リビングルーム＋ベッドルーム」の感覚で利用できる。

私がこのホテルをこよなく愛する理由は「ミニキッチン」（写真）の存在である。地元のスーパーで食材を買い込んでここで調理すれば素泊まりにしてロングステイできる。セラヴィ・リゾート泉郷のメンバーは1人１泊3900円（平日、税・サ込）で宿泊できる。注：土曜日・休前日、ハイシーズンは1000円アップ。

初日の夜はホテルのフレンチ・レストラン「ル・プラトー」（写真）に行く。単価5000円（税・サ別）相当のフルコース・ディナーの開始である。

先ずは、ビール、ワイン、ジュース等を注文して４名で乾杯する。実は私の娘は妊娠中で既にお腹が大きくなっている。10月の出産予定日を前に、婿さんを含めて出産前の最後の家族旅行となった訳である。

サーモンの前菜（写真）を味わう。お腹がすいているだけあってうまい。しかし一口サイズなので心残りだ。

暖かいパン２種類（写真）をペロリと食べて空腹を満たす。実は私の娘と婿さんは高校の同級生で現在28才。お互い25才で結婚し、昨年、マイホームを購入、そして今年の10月に第1子の出産となる。

魚料理（写真）も実にうまい！今のところ外れなし。美味しい料理を味わいながら幸せそうな娘夫婦を見ていると、親としてこれ以上の幸せはない。

最近は結婚しない若者が普通になってきているが、我が家の長男（31才）長女（28才）共に結婚し親元から完全に独立した。子育てが完全に終了した。
お口直しのシャーベット（写真）で気分を変えて次のメイン料理に期待しよう。

肉料理は骨付きラム肉のステーキ（写真）で、まずまずの味である。さて、気になる宿泊代金であるが、今回はメンバー用の２食付きプランを利用した。

セラヴィ・リゾート泉郷は一般のホテル営業と会員制リゾートクラブの両方の運営をしている。よって、同じ部屋や料理を提供しても一般客とメンバーでは値段が違う。特に夏休みなどのハイシーズンにはメンバーのお得感が出る。

夏休み中ではあるが８月後半の日曜日（平日宿泊）にしたので、１泊２食付き税・サ込で8800円だった。オフシーズンになればメンバー用の１泊２食付き激安プラン（オフ宿プラン：5900円）もある。

8月24日（月）の朝6時起床、早速バルコニーに出てみると蓼科山に深く雲がかかっている。しかし、所々、雲の切れ間もあり天気が回復しそうである。

朝7時、オープンと同時に朝食レストラン（写真）に行き、窓側の席を確保する。夏のハイシーズン中は宿泊客が多く、メインの朝食会場（大宴会場）以外にもう１箇所レストランがオープンする。我々は外が見えるこちらを選ぶ。

ビュッフェカウンターから先ずは洋食を中心に選んで私の朝食メニュー（写真）を作る。この他、和食メニューもある。

ゆっくり朝食をとって9時頃部屋に帰ってくる。バルコニーに出てみると朝方の雲は去り青空（写真）が広がっている。これは有り難い。夫婦共に元気が出てくる。もうハイキングに行くしかない。

朝のビーナスラインを快適にドライブし「霧ヶ峰ロイヤルイン」前の広い駐車場に車を置く。ここから我々夫婦のハイキングのスタートをする。身重の娘と婿さんは軽井沢にドライブである。

コロボックリヒュッテを左に見て車山肩の斜面（写真）を登っていく。青い空と白い雲がいかにも夏山らしい。

高山植物を見ながらのんびり登山道を登っていく。約40分くらいで車山山頂（1925m）に到着。風が冷たい…。

車山山頂からの眺め（写真）。ここは車山スキー場のリフトを乗り継いで来ることもできるので一般の観光客も多い。

今日のハイキングは長い。トイレ休憩のためリフト１本の下りを使ってレストラン「トップ360°」（写真）に入る。

コーヒーを注文して休憩タイムにする。

ここからの眺めがいい。晴れていれば八ヶ岳連峰が見える。レストラン前の芝生では子供達が弁当を食べている。

レストラン「トップ360°」での休憩の後、車山を再び登りはじめる。背後に八ヶ岳連峰が見える。

車山の頂上と八島湿原への分岐点（車山乗越）に来る。ここで右折して車山湿原沿いに長い道のりを歩く。

道路沿いに高山植物が沢山咲いており、妻は嬉々として花に語りかける。見て見て綺麗な「カワラナデシコ」よ。

青い空、白い雲、分岐点に立つ道路標識（写真）。

車山乗越から蝶々深山へ、草原地帯（写真）を登っていく。ここはレンゲツツジの群落地という。

蝶々深山（1836m）に到着。ここで軽いお昼にする。白樺湖畔のコンビニで買ったおにぎりを食べる。うまい！

車山乗越から1時間くらいで物見石山（1792m）に到着する。ここまで来ると八島湿原は近い。

目の前に八島湿原（写真）が広がる。

八島湿原まで降りてくると「アサマフウロ」（写真）の群生地に出会う。

八島湿原との合流地点（写真）に到着。ここには簡素なトイレがある。

ビジターセンターへの分岐点（写真）から沢渡方面に足を向ける。ここから八島湿原の東側を通り抜ける。

八島湿原は高山植物（写真）の宝庫なので、花好きな妻は大満足である。

妻に花の名前を教えてもらいながら先を急ぐ。

花に興味がない私にとっては妻の教えは無駄に近い。一向に頭に入らない。人間、興味を持つことが一番大事である。
写真：ノコギリソウ

八島湿原と別れて沢渡に向かう。遊歩道左のカラマツ林が綺麗！

沢渡を過ぎて最後の登り（写真）になる。ここらで疲れが一気に押し寄せる。

そんな時、登山道の可憐な高山植物（写真）が疲れた心身を慰めてくれる。

車山の天体ドーム（写真）が見えてきた。ここまで来るとゴールは近い。

そして、やっとスタート地点の車山肩（写真）に到着。約5時間のハイキングであった。

午後3時頃、ホテルに帰ってきて、大浴場に直行する。ハイキングで汗を流した後の露天風呂は最高だ。やはり、人間、少しは苦しい思いをしないと高い満足感は得られない。風呂上がり、部屋のバルコニーから眺める景色（写真）は一段と輝いている。

その後、ベッドで大休憩（仮眠）し、夜、女神湖通りにある洋食レストランで夕食（写真）にする。この日、身重の娘と婿さんは軽井沢にドライブに行き、お互いの旅の話に大いに盛り上がる。
追伸：10月7日、娘は無事出産（男児）を終え、現在は我が家にもどって赤ちゃんの世話をしている。母子共に元気で何よりである。