秋色に染まる比叡山延暦寺へ 2015

2015/11/06 - 2015/11/06

今年の紅葉狩りは比叡山延暦寺から。
少し早いかと思いましたが，それなりに楽しめました。

エリア 大津(滋賀)

比叡山坂本駅から表参道を歩いて延暦寺・東塔エリアに到着。
のんびり歩いて1時間ぐらいです。

まずは東塔の中心，根本中堂へ。
文殊楼前から見下ろすアングルは定番ですね。

階段を下りていき，根本中堂前へ。
まだ開堂前だったので，扉は閉まったまま。
扉が開いているほうが絵になりそうな気がしたので，後ほど再訪することに。

根本中堂と文殊楼を結ぶ傾斜のキツイ階段は，紅葉で彩られていました。
染まり具合から判断するに，見頃は3日ほどあとだったかも。

開堂までの間，東塔エリアを彷徨いました。

根本中堂脇の坂道を逆行で見るとこんな感じ。

坂道の途中で振り返って，根本中堂を見下ろします。
やはり紅葉の染まり具合は浅いかな。

ここは根本中堂からの坂道を登り切ったところ。

この石柱の背後の紅葉はいつも鮮やか。
朝日を正面から受け，真っ赤に燃えていました。

青空とのコラボレーションも見事。

大黒堂。

大黒堂の釣燈籠と紅葉。

大講堂へと向かいます。
途中の石段から自衛消防団側を見ると，朝方はちょうど逆光となります。
紅葉は逆光で見るのがいいですね。

開運の鐘。

大講堂脇の楓の木の下から。

和様・唐様両様式を合わせ持っている戒壇院。

戒壇院周辺にも楓があります。
染まり具合は五分程度だったかな。

阿弥陀堂の周辺に楓の木は無し。
秋を感じることはないですけど，空が開けて開放感があるのがいいですね。

お経の放送が聞こえてきたら，時刻は8時30分。
開堂の時間です。
根本中堂の扉も開いている状態での写真を撮りに戻りました。

階段の上から。
平日の朝ということもあり，無人になるまでは時間がかからなかったです。

横川へのシャトルバスの出発まで時間があったので，西塔へと向かいました。

ところで，今回初めてシャトルバスの一日乗車券を購入したのですが，拝観料の割引が付いているんですね。
先に拝観チケットを買ってしまっていたので，損した気分になりました。


話を戻して，東塔の券売所近くの弁慶水。

少し歩いて浄土院。
東塔と西塔の間にあるため，訪れる人は少なく，静かな雰囲気の場所です。

水面に映る紅葉。

種明かしはこれ。
奥の紅葉が映っているのです。

建物の中に入ることはできませんが，自由に境内を散策できます。

浄土院の裏手から。

燈籠に三つ葉葵の紋。
徳川家の手がかかっているということなのでしょう。

西塔エリアに到着。
ここにはあまり紅葉はありません。
釈迦堂周辺もこんな感じです。
人が来ないことがわかっているのか，巡拝受付に誰もいませんでした…

にない堂の常行堂そばに楓の木がありますが青葉のまま。

唯一，箕淵弁財天周辺が秋を感じさせてくれる光景でしたね。

西塔から横川まではシャトルバスで約10分。
あっという間に到着です。
ちなみに歩くと1時間以上かかります。

駐車場から坂道を下っていき，横川中堂に到着。

延暦寺の3エリアのうち，一番北にあるのが横川。
そのため，紅葉の進み具合が他のエリアよりも早いです。

個人的に中央やや左のオレンジの楓が基準にしており，ここが落葉していると来るのが遅かった，色付いたまま残っているとちょうど見頃としています。
今年は落葉前に来れたのでちょうど見頃だったと思います。

横川中堂から元三大師堂へと向かいます。

元三大師堂(四季講堂)も紅葉の綺麗なところです。

山門の中から見る紅葉。

手水舎脇の楓の木の下から。
グラデーションが綺麗でした。

水溜まりに映る紅葉。

何か取材があり，モデルさんがお堂に向かって行くところをプロのカメラマンが撮影していました。

元三大師堂から鐘楼へ。
鐘楼前の燈籠を何となく撮影。
ちょっと明るすぎたか。

鐘楼付近も紅葉が多いです。
晴れているとコントラストがキツイので，陰るのを待って撮影。

恵心堂へのアプローチは個人的に気に入っています。
石畳がカーブを描いているところが良いです。

恵心堂と紅葉。

では横川中堂へと戻りましょう。

最後は根本如法塔。
ここはまだ青葉が目立っていました。
山の中ということもあり，陽当たりの違いで紅葉の進み具合が異なります。

以上，今年の最初の紅葉狩り，比叡山延暦寺の紅葉でした。