赤白のボーダーでギネスに挑戦。ハウステンボスへ。

2015/10/11 - 2015/10/11

「突然だけどギネスに挑戦する気ない？」そんな誘いに乗っかり，初めてのハウステンボスです．(実は長崎オランダ村時代に一度来たことがあるけれど)
ウォーリーを探せ！の仮装をして集まり，その人数の世界最高記録を目指すというチャレンジで，現在の記録は2011年にアイルランド・ダブリンで記録された3872人．誰が最初にこんなこと始めたのでしょう．いや，大好きですけれど．
建物ばかりでなくその緑も，ヨーロッパの街並みを思い出させる景色は歩いていてとても楽しいもので，チューリップの時季にまた来てもいいと思いながら，街人がみな普段着であったときに物足りなさを感じやしないかと少々懸念しています．

エリア ハウステンボス周辺(長崎)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0

交通手段は迷いましたが，JR特急ハウステンボス号を利用．有田焼の有田ってここなんだ，武雄温泉ってこの辺りなんだね，図書館行きたいと，通過するだけの佐賀県に新発見をしながら，あっという間に終点ハウステンボス駅へと到着．目的のイベントにはブルーのジーンズ着用が必須．着ている人を見るとこの人も同志かと思わず内心にやついてしまいます．

駅から見えていたいかにもな建物でテンションが上がるのですが，実はまだハウステンボスに入ってもおらず，こちらはホテルオークラJRハウステンボス．アムステルダム中央駅をモチーフに作られたということで，なるほどヨーロッパの駅ホテルの格好良さは尋常でないものね．納得．

早くも第一ウォーリー発見．ちびウォーリー猛烈にかわいいな．

ウォーリー衣装付きのパスポートを事前に購入していたので，入り口で受け取り，まるで儀式のように着替えて入場，もとい入国．
晴天も手伝い超ヨーロッパ…な湖畔風景．綺麗じゃないかハウステンボス．

ちょうど世界のビール展なんてやっていて．
昼間っからアルコールは少し気が咎めるのですが，海外だと抵抗なし．さきほど“入国”したのだからまったくもって問題ないでしょう．

ベルギーへ行った時に好きだったヒューガルデンと，ドイツのビットブルガーを．佐世保バーガーも食べておきます．

非日常な街並み，次第にこういう国なのだと思えてくる．

タワーシティ．塔があれば登る，それが旅先でのポリシー．

野外コンサートが行われていました．演奏者も当然ウォーリー．白人さんがやるとリアルだ．

さてイベント開始の14時を前にそろそろ会場に向かわなければ．
入るまでにも幾多のウォーリーが折り返して折り返して長蛇の列．

珍妙な試みであってもギネスはギネス，審査は厳密で，規定を満たさない者どもは会場に入ることすらできません．
記録認定のためには定められた5分間，一定のエリアから出ることなくウォーリーの姿を維持することが求められます．つまり帽子や眼鏡が一瞬でも外れたらアウト．大村湾に面した広場は風が強く，帽子が飛んでいかないかひやひやしながら時を待ちます．

集計発表まで1時間ほどあったのでその間に散策．ショコラ伯爵の館は蛇口からホットチョコレートが出るというのでぜひとも入ってみたかったのです．でもカップのここまでなんて線を引かれてしまうと興ざめしちゃうよね…ひねればひねるだけっていう無尽蔵な感じが夢をかき立てるのに．

ただの街歩きが好きな自分には，こういった風景はウォーリーなしでも十分に見ごたえがあって，オランダへ行きたくなったらもうここで良いです．ついでにベネルクス３国の雰囲気全て取り込んでくれたらもっと嬉しい．

クルーザーでパーク内を周遊した後，ギネス更新の瞬間に立ち会うべく広場へと戻ってきました．どこを歩いても溢れかえっているウォーリー達に達成を疑いもしなかったのですが，まさかの更新ならず．それも500人近くも足りず…アイルランド恐るべし．ウォーリー生みの国の意地か意気込みか．挑戦は失敗しましたが，その後のパレードでなんだか楽しい気分になったのでよしとします．

辺りがだんだん暗くなってきました．光の王国を謳うからには，日が暮れた後がここの真骨頂なのでしょう．童話の舞台のようなアムステルダム広場 ガラス美術館の前．

光の運河越しのタワーシティも昼間と違った顔を見せます．本当はブルーに照らされた瞬間がもっと綺麗だった．

ハロウィンの時節にありがちなかくれんぼの一幕．幾人ものウォーリーが檻に入れられている光景が実にシュール．

散策中にさんざん食べ飲み歩いているにもかかわらず，オランダといえばチーズだとフォンデュをして帰ることにします．

最後にタワーの展望台から．
昨年の今頃も，大分の大型温泉施設でイルミネーションだとかプロジェクションマッピングにまみれていたことを思い出しました．明るく綺麗なものに吸い寄せられる人間の習性でしょうか．

偶然なのですが，訪れた日付が誕生日と近く(３日以内のようです)，行く先々でバースデー特典をいただきました．板チョコ，ミッフィーの紙ふうせんやポストカードのプレゼントの他，アトラクションの特別バージョンや食事後のジェラートサービス，お買いものの割引など，予想した以上の恩恵が受けられてびっくり．
記念日はやはり外に出ていくものだと，現金な話ですが思いました．