オルメドからバリャドリードに向かう車中、いつのまにか眠ってしまった。<br />目が覚めると窓の外は何だか見たことあるような大通り、「もしや、ここって？」と思ったら友人宅の近くまで到着していた。<br />「夜の予定はサプライズね」と言われていたけど、何のことはない、予想通り友人宅にお泊りだった。<br />ライトアップされたバリャドリードの美しいマヨール広場まで来たら、夜バルに繰り出す。この町に来たら、ワインはリベラ・デル・デュエロだ。<br /><br />

居心地の良い場所へ SWスペイン(5) バリャドリードの夜は美味しい～マドリードから1泊２日で古城とワインの旅～

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2015/09/19 - 2015/09/19

3位(同エリア20件中)

#グルメ

Mirabellaさん

オルメドからバリャドリードに向かう車中、いつのまにか眠ってしまった。
目が覚めると窓の外は何だか見たことあるような大通り、「もしや、ここって？」と思ったら友人宅の近くまで到着していた。
「夜の予定はサプライズね」と言われていたけど、何のことはない、予想通り友人宅にお泊りだった。
ライトアップされたバリャドリードの美しいマヨール広場まで来たら、夜バルに繰り出す。この町に来たら、ワインはリベラ・デル・デュエロだ。

エリア

バリャドリッド(スペイン)

旅行の満足度: 3.5

まずマヨール広場に着いて驚いたのは、人の多さ。
確かに土曜の夜ではあるけど、あの人もこの人も広場に散歩に来たのかしら。
「しばらく雨が続いて気温も低かったのが、ようやく天気が回復したから、みんな出歩きたくなったのかもね」って友人が話してたけど、きっと毎週末このくらいの人出はあるんだろうな。
散歩好きなスペイン人。
街を歩いてバルで一杯軽くひっかけてから、家に帰って家族で夜ごはん。そんなファミリーも多いんだろう。
ライトアップされたバリャドリードのマヨール広場は、やっぱり良いなぁ、と眺めた後は、バル・リーダーの案内について行こう。
最初の店は広場からすぐの、Alarcon（アラルコン）。立ち飲みバルにレストランと店舗を増やした人気店らしい。
ワインはラベルが見えてないけど、以前リベラ・デ・デュエロにボデガ見学に行ったアルスアガの赤。手頃な値段で美味しいと友人のお気に入りは、LA PLANTA。

久しぶりにアルスアガのHPを見たら日本語対応してました。
http://www.arzuaganavarro.com/index.php/ja/vinos
店に来るまでの会話で「豚の耳は気に入ったか？」なんて聞かれて、「せっかくだから、夜は耳よりも別のもの食べたい」と答えておいたけど、アラルコンに来たらTorreznos（トレスノス）を注文するのが定番らしい。
トレスノスって私もよく分からなかったけど、豚バラを炒めたものになるのかしら。
これが一番人気のセットらしくて、結局また豚バラや豚耳らしきフライを食べることに。
あまり乗り気じゃなかったけど食べてみたらアツアツ・ジューシーで美味しい！こんなの食べたらワインが進むに決まってる。
本当は、もう少し油分控えめが嬉しいけど、こうだからこそ美味しいんだろう。

右側は "パドロン" と呼ばれる大きめのシシトウのようなもの。パドロンの素揚げに少しの荒塩、これだけでもお酒が進む。
友人が一緒の良い点は、まず自分じゃ注文しないものを食べるきっかけができること。現地の人が好んで食べるものを味わっておかないとね。

こうしてワイワイ飲んでたら、友人のお姉さん家族が「いつも噂話で聞いてたから会いにきたのよ」と、店に現れた。なので、ここからは総勢8人になった。
2軒目はRIVERAにやってきたが、友人は絶対に来ない店らしい。この店で飲もうと主張したのは義理のお兄さま。
友人がアラルコンで飲んだLA PLANTAを注文すると、品切れだからと店員が写真のワインをゴリ押し。「良いワインかもしれないけど、その値段は高い」と店員に交渉してた友人、きっとこの店で飲むのが嫌だったんだろう。
でも、Carmelo Roderoはみんな納得の美味しいワインだった。
グラスを傾けてクルクル回すとワインの涙ができるが、粒が大きくて、すごくゆっくりグラスに沿って落ちていく。
確か PLUMA（プルーマ）って呼んでた肉、どの部位なのかは不明。
味は、まあまあといったところ。

入口付近で立ち飲みしてたら、店の奥から日本人グループが出てきた。こんな場所で出くわすなんて、私も添乗員さんもお互いに驚きだった。
なんでもワイナリー巡りのこだわりツアーらしくて、今日はプロト、明日は収穫祭のリオハに行くってことだった。
ちなみに友人が2軒目に私達を案内したかったのは、老舗バルのLA TASQUITA。
http://www.la-tasquita.com/
私も一度行ったことがあるけど、アリオリソースの上にエビを並べたトーストが美味しいのだ。
前回は昼にきたパッサージュだけど、夜の方が断然きれいでお勧め。
短いパッサージュを抜けて、出てきたのがここ。
スペインの本当の夜は、今からが本番ってとこかしら。
マヨール広場に戻ってきたら、なんなの？このべスパの数！
べスパ祭でもやってるのかしら。
「買わないか」と声掛けてくる人はいなかったから、販売ではなさそうだった。
ちょっとググってみたらべスパ愛好家の Vesperdidosってグループのイベントかも知れないけど、夜中に走るんだろうか。
これでスペイン2日目は終了。そろそろ家に帰って寝るとしますか。
明日はいよいよ、ルエダへワイナリー見学。