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奥州仙台道を福島県と宮城県の県境に向かってぐんぐん登り歩行です。勾配は緩いが延々と登りです。藤田宿~貝田宿~越河宿でやっと福島県を縦断終了です。

奥州仙台道を宮城県に向かって進む。貝田宿(17)~藤田~越河宿(18)でやっと福島県を縦断。(奥州仙台道歩き No16)

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2015/05/14 - 2015/05/14

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ムッシュ

ムッシュさん

奥州仙台道を福島県と宮城県の県境に向かってぐんぐん登り歩行です。勾配は緩いが延々と登りです。藤田宿~貝田宿~越河宿でやっと福島県を縦断終了です。

旅行の満足度
4.5

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  • 大正10年に建築された和洋折衷の住宅、国登録有形文化財奥山家住宅<br />西洋館は八角の塔屋を持ち、外壁はタイル貼り、土台は高い積石となっている。

    大正10年に建築された和洋折衷の住宅、国登録有形文化財奥山家住宅
    西洋館は八角の塔屋を持ち、外壁はタイル貼り、土台は高い積石となっている。

  • 【鹿島神社】<br />鎮守府将軍大野東人が蝦夷征伐に陸奥へきたのが720年頃で、養老ー神亀(721ー724)にかけて藤田柵を築き、鹿嶋神社を鎮座したと云われている。<br />藤田柵は今の源三山付近とも云われ、丑寅の方向に鹿嶋神社を建立したとのこと。永禄年間(1558ー69)社殿が焼失し、元亀年間(1570ー72)地頭藤田兵庫によって社殿が再建された。享保9年(1724年)古鹿島の地から現在の地(薬師如来境内)に遷座され享保10年新宮が改築されたとのこと。

    【鹿島神社】
    鎮守府将軍大野東人が蝦夷征伐に陸奥へきたのが720年頃で、養老ー神亀(721ー724)にかけて藤田柵を築き、鹿嶋神社を鎮座したと云われている。
    藤田柵は今の源三山付近とも云われ、丑寅の方向に鹿嶋神社を建立したとのこと。永禄年間(1558ー69)社殿が焼失し、元亀年間(1570ー72)地頭藤田兵庫によって社殿が再建された。享保9年(1724年)古鹿島の地から現在の地(薬師如来境内)に遷座され享保10年新宮が改築されたとのこと。

  • 芭蕉翁をはじめ多くの俳人が足跡を残して培われた俳諧活動の伝統を続けていこうとの趣意のようである。

    芭蕉翁をはじめ多くの俳人が足跡を残して培われた俳諧活動の伝統を続けていこうとの趣意のようである。

  • 【鹿島神社】<br />鹿島神社は常陸国より鹿島明神を勧請したもの

    【鹿島神社】
    鹿島神社は常陸国より鹿島明神を勧請したもの

  • 古戦場跡の説明板

    古戦場跡の説明板

  • 市内方面の遠望<br />

    市内方面の遠望

  • 街道<br />

    街道

  • ここは【貝田宿】<br />この辺に検断屋敷、制札場(せいさつば)が置かれ、この左手に問屋場を兼ねていた名主伊左衛門の居宅があった。<br />石垣によって区切られた屋敷割りは江戸時代からのもので、町中を流れる風呂沢川(姥上沢)を挟んで、道幅4間(7.3m)、長さ4丁(435m)の街道沿いに、60戸前後の家並みがあった。<br />【奥州街道 貝田宿】<br /> 江戸時代、奥州街道の宿場町としてにぎわいをみせた貝田宿は、町中を流れる風呂沢川(姥上沢)をはさんで、長さが四丁(約435m)、道路幅四間(約七・三m)あります。戸数は六十戸前後で推移しましたが、度々の大火で家並みの大半は焼失し、昔のおもかげをとどめていません。<br /> 下の図は元禄ごろ(1687~1703)の貝田宿の家並みを描いたもので、町の中ほどには検断屋敷、制札場が置かれています。道の両側には町屋が軒をつらね、石垣によって区切られた屋敷割りは、現在でも残っており、また、宿場町時代の旅籠屋などの屋号を持つ家もあります。問屋場を兼ねていた名主の家は、東大枝宿に通じる梁川道の基点の反対側で、一段高いところにあります。<br /> 街道を南に向うと町頭、国見峠を越え藤田宿に入ります。風呂沢橋を渡って北へ進むと町尻より街道は左に折れ、ゆるい坂道を上がって口留番所岡田家、最禅寺の前を通り仙台藩領、越河宿へと向かいます。<br /> にぎわった貝田宿も、江戸幕府が崩壊すると大名の参勤交代が廃止され、また、東北本線の開通によって宿泊者が激減して宿場町としての歴史的な使命を終えました。<br />     平成五年三月 国見町教育委員会 国見町貝田町内会 国見町郷土史研究会貝田方部会

    ここは【貝田宿】
    この辺に検断屋敷、制札場(せいさつば)が置かれ、この左手に問屋場を兼ねていた名主伊左衛門の居宅があった。
    石垣によって区切られた屋敷割りは江戸時代からのもので、町中を流れる風呂沢川(姥上沢)を挟んで、道幅4間(7.3m)、長さ4丁(435m)の街道沿いに、60戸前後の家並みがあった。
    【奥州街道 貝田宿】
     江戸時代、奥州街道の宿場町としてにぎわいをみせた貝田宿は、町中を流れる風呂沢川(姥上沢)をはさんで、長さが四丁(約435m)、道路幅四間(約七・三m)あります。戸数は六十戸前後で推移しましたが、度々の大火で家並みの大半は焼失し、昔のおもかげをとどめていません。
     下の図は元禄ごろ(1687~1703)の貝田宿の家並みを描いたもので、町の中ほどには検断屋敷、制札場が置かれています。道の両側には町屋が軒をつらね、石垣によって区切られた屋敷割りは、現在でも残っており、また、宿場町時代の旅籠屋などの屋号を持つ家もあります。問屋場を兼ねていた名主の家は、東大枝宿に通じる梁川道の基点の反対側で、一段高いところにあります。
     街道を南に向うと町頭、国見峠を越え藤田宿に入ります。風呂沢橋を渡って北へ進むと町尻より街道は左に折れ、ゆるい坂道を上がって口留番所岡田家、最禅寺の前を通り仙台藩領、越河宿へと向かいます。
     にぎわった貝田宿も、江戸幕府が崩壊すると大名の参勤交代が廃止され、また、東北本線の開通によって宿泊者が激減して宿場町としての歴史的な使命を終えました。
         平成五年三月 国見町教育委員会 国見町貝田町内会 国見町郷土史研究会貝田方部会

  • 貝田宿。曹洞宗最禅寺がある。<br />「最禅寺」 の参道には大きな庚申塔が数多く集められていた。

    貝田宿。曹洞宗最禅寺がある。
    「最禅寺」 の参道には大きな庚申塔が数多く集められていた。

  • 【曹洞宗最禅寺】がある。<br />寺のおかみさんから冷たい水のほどこしを得た。ありがとうございました。

    【曹洞宗最禅寺】がある。
    寺のおかみさんから冷たい水のほどこしを得た。ありがとうございました。

  • これから白石市

    これから白石市

  • 福島県国見町から宮城県白石市に変わる。

    福島県国見町から宮城県白石市に変わる。

  • 定光寺。宿の入り口から、500mほど進むと「定光寺」 と書かれた標識が立っていて、東北本線のガードを潜って進む。「光日堂」と額の掛かったお堂と、本堂が建っている。<br />

    定光寺。宿の入り口から、500mほど進むと「定光寺」 と書かれた標識が立っていて、東北本線のガードを潜って進む。「光日堂」と額の掛かったお堂と、本堂が建っている。

  • ここは越河宿。「白鳥神社」<br />日本武尊が白鳥に化した伝説(古事記)に因む神社。

    ここは越河宿。「白鳥神社」
    日本武尊が白鳥に化した伝説(古事記)に因む神社。

  • 境内から見おろす石段。

    境内から見おろす石段。

  • JR越河駅

    JR越河駅

  • 越河駅を過ぎて、右側が開けた田園地帯を進み、国道に合流すると、1Kmほど先に「馬牛沼」 がある。説明板によれば、「9 世紀の初め頃、征夷大将軍坂上田村麻呂の馬がこの沼に落ちて死んだので「馬入沼」といい、また、沼の中の弧(こ)洲が馬に似ているので「馬形沼」、さら に、この沼に馬首牛身の異獣が泳ぎ回っていたので「馬牛沼」と名付けたなどの伝承がある。また、馬牛沼では明治30年ごろから鯉の養殖が盛んで、晩秋に行 われる「沼乾し(水を抜く)」の行事は秋の風物詩となっている」と書かれていた。

    越河駅を過ぎて、右側が開けた田園地帯を進み、国道に合流すると、1Kmほど先に「馬牛沼」 がある。説明板によれば、「9 世紀の初め頃、征夷大将軍坂上田村麻呂の馬がこの沼に落ちて死んだので「馬入沼」といい、また、沼の中の弧(こ)洲が馬に似ているので「馬形沼」、さら に、この沼に馬首牛身の異獣が泳ぎ回っていたので「馬牛沼」と名付けたなどの伝承がある。また、馬牛沼では明治30年ごろから鯉の養殖が盛んで、晩秋に行 われる「沼乾し(水を抜く)」の行事は秋の風物詩となっている」と書かれていた。

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