2003/10/04 - 2003/10/06
70位(同エリア102件中)
けんいちさん
けんいちの1人旅です。
北海道の積丹半島へ旅行しようとしていたのですが、天気が良くないようなので、急遽前日に行先を山陰地方に変更しました。
寝台特急サンライズ出雲のチケットとガイドブックを持って出発です。
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東京駅からサンライズ出雲に乗り込みます。寝台車はワクワクしますね。
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「のびのび座席」です。一人分の区切りはあるものの、カーテンなど遮るものがありません。船の2等室の雰囲気に近いでしょうか。それを知らずに予約した家族連れが落胆していました。
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2日目です。
倉敷あたりで起きました。まだまだ到着までは時間があるので、シャワーを浴びたりゴロゴロしながら車窓を眺めて過ごします。 -
東京から11時間半かけて松江駅に到着です。さすがに飽きました。
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気持ちのいい青空のもと松江城に向かって歩いていきます。宍道湖(しんじこ)がすぐ近くにあり、水路も整備されています。
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宍道湖と言えば名物のしじみです。しじみ漁をしている船を見ることができます。
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駅から歩いて20分ほどで松江城に到着です。
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汗が出てくるほど気温が上がるなか、天守の石垣の下までやってきます。青空と白い雲に映える天守はとても威厳がありかっこいいです。
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天守に行く前に周辺を散策です。お堀では遊覧船が走ります。
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武家屋敷
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天守までやってきました。
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城内にある茶屋に入り、松江の郷土料理「ぼてぼて茶」というものを注文します。お茶の中に赤飯や漬物を入れて飲むお茶漬けのようなものでした。
隣で蕎麦を食べていたおばちゃんから、「私、こんなに食べられないから」と名物の割り子そばのお裾分けをいただきました。 -
松江の街をブラブラ歩きます。
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割り子そばまでいただいてお腹がいっぱいでしたが、食事処でしじみ丼をいただきます。しじみの炊き込みご飯に、しじみの佃煮、しじみのお味噌汁としじみ尽くしです。濃厚なエキスがたっぷりで美味しかったです。
蔵 -
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一畑電車に乗るために松江しんじ湖温泉駅に来ました。ガラス張りのオシャレな駅舎です。出雲大社前駅を目指します。
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キラキラ光る宍道湖を左手に見ながら、電車は結構なスピードで走ります。
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日本一長い駅名です。
ルイス・C.ティファニー庭園美術館前 -
1時間ほどで終点・出雲大社前駅に到着です。
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駅を出ると、目の前の道路には旗を持った人たちが沿道で何かを待っているようです。最初はマラソン大会でもやっているのかと思いました。しかしよく見ると旗はすべて日の丸でした。
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そこで警察官に尋ねると、緊張した面持ちで「天皇皇后両陛下が出雲大社に参拝されます」と教えてくれました。
それでも誰もいない反対車線の歩道を「旧大社駅」に向かって歩いていると、スーツの警察官に呼び止められ、「間もなく天皇皇后がお見えになります。あちらの沿道でぜひお見送りください」と半ば強制的に立ち位置まで指定されて監視されることになりました(^-^; -
数分後、天皇皇后両陛下が御乗りになった車が目の前あっという間に通り過ぎていきました。皇后美智子様が笑顔で手を振られている様子を拝見できました。
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規制が解かれたので改めて旧大社駅に向かいます。重厚で歴史を感じる建物です。
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中もレトロな雰囲気で、そこだけ時間が止まっているような感じです。
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旧大社駅から出雲大社へ向かいます。警察官の方が多くいます。気にせず鳥居をくぐって歩いていくと、前から屈強な黒スーツの警察官が来て「すいません、一般の方は4時ごろまで入れないんですよ」と言われました。
仕方なく引き返そうと後ろを振り向くと、なんと20人ほどの警察官に取り囲まれていました(^-^; (入っちゃダメなら、入り口で止めてくれればいいのに・・・)
*黒いスーツを着た警察官の方々は、屈強な体格とは裏腹に礼儀正しく、物腰柔らかで、皇室の警備を専門にされている方たちなのでしょうか。とても好感が持てました。 -
ふたたび一畑電車に乗り込みます。
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出雲市駅でJRに乗り換えて西に向かいます。
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山陽本線
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綺麗な日本海を眺めながら列車に揺られます。
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温泉津駅に到着です。「温泉津=ゆのつ」と読みます。
全国難読町村サミットの第1回開催地にもなりました。 -
温泉津温泉の街を歩きながら、共同浴場に入ります。
小浜温泉 -
茶褐色の濃いお湯です。
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今日の宿は長命館で1,400年の歴史があるそうです。その長命館が持つ外湯に入浴です。
元湯泉薬湯 -
熱い湯舟と温い湯舟があります。湯舟の淵や床は長年の温泉成分が岩のように固まり、このお風呂が只者ではない雰囲気を醸し出しています。
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お風呂から戻って夕ご飯です。
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食事のランクが一番高いコースを頼んだら・・・真鯛の塩焼き、イワシの刺身、さざえの壷焼き、カニ、蕎麦、陶板焼きなど地元の名物がこれでもかと出てきました(≧▽≦)
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夕ご飯のあとは夜の街で下駄をカランコロンと鳴らしてお散歩です。コンビニや娯楽施設が無い昔からの湯治場の雰囲気です。
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薬師湯に入浴です。
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ここも雰囲気のいいお風呂でした。
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3日目です。
朝6時に起きて朝風呂に行きました。昨日も見かけた地元の常連さんの顔ぶれは同じでした。 -
宿を出て改めて温泉津温泉を散策です。ひと昔前の日本の風景といった感じです。
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鄙びた温泉街に真っ赤なフェアレディZ いいですね~(^-^)
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まだこんな昭和な洗濯洗剤を売ってるのですね(^-^;
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ちょんマゲからナウな髪形まで (^-^;
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温泉津駅から山陰本線を少し戻るかたちで太田駅に行き、そこからタクシーに乗って石見銀山(いわみぎんざん)を訪れます。
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銀の採掘で栄えた街並みが2キロほど残っていて、レトロな雰囲気の中を歩きます。
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大森地区
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住居や店舗が並ぶエリアを抜けると緑が生い茂る道になります。いろいろなところに間歩(まぶ)が見られます。
間歩=鉱山で鉱石を取るために掘った穴。坑道。 -
龍源寺間歩を見学です。
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300メールとほどの間歩を歩くことができます。出口では銀製品を売るお土産屋さんがありました。
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大森地区に戻ってお昼ご飯です。近くの海で獲れたという沖いわし唐揚げ定食をいただきました。帰りはバスで仁万駅に向かいます。
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駅での待ち時間で、今日の目的地を山口の湯田温泉と決めました。太陽の光が海に反射して眩しい景色を見ながら西に進みます。
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益田駅から山口線に乗り換えて山の中を進みます。日本海とはここでお別れです。
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湯田温泉は昨日の温泉津温泉とは真逆で、ホテルや飲食店が立ち並ぶ今時の温泉街でした。夕ご飯は山口B級グルメを出す居酒屋です。とても美味しいお店でした。
兆治 -
4日目・最終日です。
湯田温泉からバスに乗って秋吉台にやってきました。まずは鍾乳洞の秋芳洞を見学です。 -
照明はあるのですがとても暗いです。
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圧巻は百枚皿です。段々畑のようになっていて、これが十数万年かかってできたものと思うと神秘的です。
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終点まで行ったのですがもう1度見たくて入り口まで戻ってきました。入り口近くには「秋芳洞冒険コース」という別料金の道がありました。懐中電灯を持って冒険開始です。
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鍾乳洞を登っていくコースで、滑って怖いコースでした。
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秋芳洞から歩くこと40分でカルスト台地に来ました。緑の草原に無数の岩が点在する景色は素晴らしいの一言です。
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空も綺麗です。若竹山と呼ばれる展望台まで往復してきました。
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JR美祢駅にバスで向かいます。美祢線で瀬戸内海の厚狭駅へ向かいます。
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列車を乗り継ぎ山口宇部空港の最寄り駅・草江駅に到着です。
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駅から空港までは歩いていきますが、その途中に鉄板が1枚だけのお好み焼きやさんに入ります。店名どおり目の前でおかあさんがお好み焼きを焼いてくれるのですが、その間にこの旅行の話をしたりしました。
帰り際に「またぜひ来てね」のおかあさんの笑顔に、「また来ます」の返事をしてお店を出ました。旅の最後でいい出会いがありました(^-^)
かあちゃん -
4日間に及ぶ島根・山口の旅もこれで終わりです。羽田空港に向けて飛び立ちました。
島根の出雲大社・温泉津・石見銀山、山口の秋吉台と見どころたくさんの山陰路でした。食べ物も美味しくて大満足です(^-^)
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