蜂蜜色に輝くバロック建築の美しさにうっとり。”かかと”の街「レッチェ」

2015/09/24 - 2015/09/24

2015年の夏休みはイタリアへ！
訪れた街々での思い出を旅行記として残しておきたいと思います。

ここでは、バーリ近郊のチーズ工房で牛さんのミルクを搾乳するところからモッツアレラチーズが出来るまでをじーっくり見学させてもらった後に訪れた、バーリのさらに南に位置する、バロック建築で名の知れた街｢レッチェ」での思い出を綴っています。

↓チーズ作り見学についてはこちらにレポートしています。

http://4travel.jp/travelogue/11063287?lid=notice_vote_travelog

「レッチェ」を訪れたことがある友人全員が｢素敵｣｢リピートしたい｣と絶賛していたので、かなり興味津々で今回の旅程に組み込んだのですが、友人達が絶賛するのがわかりました！！

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バーリのホテルに大きな荷物は置いたまま、1泊分だけの荷物を携え、フロントの兄ちゃんに｢今夜は外泊するけど心配しないで！明日のお掃除も不要よ！｣と挨拶して、さらに南の街｢レッチェ｣を目指しました。

16時ちょうどにレッチェ駅到着。
駅前通りのＢ＆Ｂにチェックイン！Ｂ＆Ｂのオーナーがくれたマップを頼りに早速レッチェ探訪に出かけました。

街中がまるで歴史博物館のよう(≧▽≦)。
あちこちで目にするレッチェ・ゴシックの彫刻は、緻密で繊細、時に凛々しい一面も覗かせ、優雅で贅沢な気持ちにさせてくれます。

夕日に反射して蜂蜜色に輝くレッチェ・バロックの美しさにうっとり(*'▽')

小さな街なので、１７時頃から散策し始め、３時間ほどでほとんどの名所を一通り巡れてしまいました。

翌朝は夜が明け切る前からジョギング開始！
旧市街から少し離れた「サンティ・ニコロ・エ・カタルド教会｣は、昨日巡らずに朝のジョギング用に残しておきました（笑）

レッチェ大学脇の大通り（大学通り）から「Ｓ・ニコロ通り」に進み、立派な門が見えてきたら、そこが「サンティ・ニコロ・エ・カタルド教会｣に続く道への入り口です。
門を抜けると、高い木々に囲まれた美しい緑道が真っ直ぐ広がっていて、行き止まりに｢サンティ・ニコロ・エ・カタルド教会｣があります。ボンジョルノ〜♪

予定では、レッチェ2日目の午前中にレッチェの旧市街を巡るつもりだったのですが、よくよく考えて見ると、昨夜と今朝のジョギングでほとんどの名所を訪れてしまいました。

朝食を頂きながら、ガイドブックをペラペラ。
フム？レッチェからイタリアの東端｢オートラント｣まで、意外と近くないかい？

「オートラント」初めて聞く名前だけど、行ってみよう！と言うことで、次の旅行記オートラント編へと続くのでした〜（笑）


【今回の旅程】
◇9月20日(日)　21:20成田発エディハド航空（アブダビ経由）
◇9月21日(月)　13:25ミラノ着→パドヴァへ
◇9月22日(火)　ベネチア〜ブラーノ観光
◇9月23日(水)　パドヴァ〜ヴェローナ観光
◇※ボローニャから寝台列車でバーリへ
◆9月24日(木)　6:00バーリ中央駅着→チーズ工房見学→レッチェへ
◇9月25日(金)　オートラント観光→バーリに戻り、予約しておいたレストラン「アンティキ・サポーリ」でディナー
◇9月26日(土)　アルベロベッロ〜マルティーナ・フランカ観光
◇9月27日(日)　オストゥーニ観光→21:50バーリ発のeasy-Jetでミラノへ(23:20着)
◇9月28日(月)　11:15ミラノ発→アブダビ経由→
◇9月29日(火)　→12:25成田空港着

【宿泊先】←いずれも駅近重視でチョイス。
・パドヴァ：「Hotel Grand'Italia」
・バーリ：「Hotel City」
・レッチェ：「Volver B&B」

★１ユーロ＝約135円

エリア レッチェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

バーリのホテルに大きな荷物を置いて、１泊分の荷物を携え、列車に乗ること約２時間。レッチェ駅に到着！！

延々に続くオリーブ畑とその先に広がる海（アドリア海）を見ていたら、あっという間の２時間でした。

腕時計を見るとちょうど１６時でした。
が、駅の時計は１５時。あれ？１６時の時計もある。
どっちやねん！！！サマータイム用と普通用ってことかい？？

笑えるし、こういうところが南イタリアっぽくて許せちゃうなぁ〜♪

レッチェ駅 駅

今回１泊だけお世話になった「Volver B&B」。
http://www.booking.com/hotel/it/volver-b-b.ja.html

レッチェ駅前通り沿いのＢ＆Ｂ。駅近でとっても便利♪
私のお部屋は最上階の左側！白いカーテンがちらっと見えている部屋です。
とても素敵なお部屋に通してくれました。
いくつかあるお部屋の中で一番旧市街に近いお部屋。
ちょっとだけ他の部屋の人より景色がいいんじゃない？ポジティブシンキング〜（笑）

「Volver B&B」の私のお部屋。
とっても広くて、素敵すぎて、お部屋に通された瞬間「Wow!!! wonderful!! sooooo cute!!・・・」と声を出してしまいました。

家具類がみんなおそろいでピカピカに磨き上げられていて、とっても可愛い☆
なんだかお姫様になった気分です(*^-^*)

私のお部屋から見える旧市街の景色。
※これはズームで撮っています。

Ｂ＆Ｂの使い方を教わり、お部屋の撮影が終わり（笑）、レッチェの街を上から眺め、早速レッチェ散策スタート！！です。

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

駅前通りを駅をバックに真っ直ぐに進んで行くと、いつの間にか旧市街を歩いていました（笑）

気が付けば、レッチェ旧市街の中心的広場「サントロンツォ広場」が目の前に・・・♪

サントロンツォ広場 広場・公園

サントロンツォ広場の真ん中にそびえ立つ円柱。
円柱の上には、街の守護神「サントロンツォ」が手を振っています（笑）。
じゃなくって、街を見守ってくれています。

サントロンツォ円柱 (レッチェの古代ローマ円柱) 史跡・遺跡

ドーモ広場に出てきました！
ドーモ広場に立つ「鐘楼（左側）」と「ドーモ」。

カンパニーレ (ドゥオーモの鐘楼) 寺院・教会

ドーモにズーム！

ドゥオーモ (レッチェ) 寺院・教会

ドーモの内部。
外観の繊細な感じと違って厳かな空気が漂っています。

ドゥオーモ (レッチェ) 寺院・教会

エレガントな街並み。
散策が楽しい♪

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

たくさんの人が出入りする教会に近づいてきました。
マップをチェック！
「サンティレーネ教会」でした。
ガイドブックには「レッチェバロック様式のサファードを持つサンティレーネ教会」と書かれていました。
サファードに注目です！！

サンティレーネ教会 寺院・教会

サンティレーネ教会の内部。
彫刻が緻密で美しいバロック様式の内装に感動☆
どうやら、「レッチェで最も美しい」と言われているらしい。

サンティレーネ教会 寺院・教会

通りを歩いていて気になった場所。
もしかしたら、私有地かもしれないけど、こっそりお邪魔して一枚いただき！と侵入！！
そしたら、住人の方らしき人が現れ、注意されるかとドキドキしていたら、「ボナセラ〜」と挨拶して笑顔で通り過ぎていきました。
不審なアジア人にも気さくに挨拶。人が温かいです♪

地図を見ずにフラフラ散策しながらだったので、どこをどう歩いたのかわかりませんが、バロック様式の傑作とも言われている「サンタ・クローチェ聖堂」に出てきました。
これこれ、これを見たかったんです！！(≧▽≦)
あれれ？鉄骨被ってないかい？？
残念、改修工事中なのね〜。
鉄骨が邪魔にはなりますが、やっぱり素晴らしいバロックの彫刻です。

サンタ クローチェ聖堂 寺院・教会

バロック様式の傑作とも言われている「サンタ・クローチェ聖堂」。
彫刻が緻密すぎる！ホントに繊細です(≧▽≦)
ちょうど私が訪れた時間帯は聖堂に夕日が反射して、形容詞難い色に輝いていました。
何かの雑誌（だったかなぁ？）でレッチェの街を「蜂蜜色」と表現していたのを思い出しました。そうそう、蜂蜜色。優しい蜂蜜色。

サンタ クローチェ聖堂 寺院・教会

バロック様式の傑作とも言われている「サンタ・クローチェ聖堂」の美しいサファードを見守るように備え付けられた銅像。
これも見事な彫刻です！

サンタ クローチェ聖堂 寺院・教会

「サンタ・クローチェ聖堂」のサファードの一部。

サンタ クローチェ聖堂 寺院・教会

「サンタ・クローチェ聖堂」のサファードの一部。

サンタ クローチェ聖堂 寺院・教会

バロック様式の傑作とも言われている「サンタ・クローチェ聖堂」の中に入ってみました。
石柱が規則正しく並んでいて、荘厳な空気が流れていました。

サンタ クローチェ聖堂 寺院・教会

バロック様式の傑作とも言われている「サンタ・クローチェ聖堂」の内部、木製の天井にズーム。
天井の真ん中にはめ込まれた絵は金縁で囲まれ、とってもゴージャスな感じ。美しい。
寝っ転がってずーっと見ていたい！

サンタ クローチェ聖堂 寺院・教会

蜂蜜色に輝くお家。

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

黄金に輝く立派な門が見えてきました！
夕日が反射して、眩しい(≧∇≦)

おおっ、これがレッチェの凱旋門か。

凱旋門 (レッチェ) 建造物

レッチェの凱旋門を裏側（旧市街側）から見ると・・
こんな感じ。

凱旋門 (レッチェ) 建造物

凱旋門の脇にあった教会。
CHIESA DI SANTA MARIA DRLLA PORTA O DI SAN LUIGI教会。
↑
看板より

CHIESA DI SANTA MARIA DRLLA PORTA O DI SAN LUIGI教会の内部。
外観はどことなくぼてっとしていましたが、内部はパステル調の優しいピンクに塗られた壁がちょっぴり可愛らしい教会でした。

凱旋門のほん近くに「レッチェ大学」がありました。
正面玄関ではないと思いますが、レッチェ訪問記念に一枚！
ボローニャ大学、バドヴァ大学のように歴史を感じる古き良さ的なものは感じはありませんが、レッチェの旧市街脇に位置する大学ですから、「学び」としては素晴らしい授業が行われてるんだろうなぁ〜と勝手な想像（笑）

いつのまにやらグルッと旧市街を回ってしまい、再び「サントロンツォ広場」に出てきてしまいました。

広場の奥の方で人だかりが。何かあるぞ！
と、近づいてみると円形闘技場でした。
街のど真ん中に円形闘技場・・・歴史と共存している街ですね！素敵☆

ロマーノ円形闘技場 史跡・遺跡

ありました！こんなところにも！！！
愛の南京錠です。
円形闘技場の脇で見つけました。

愛を誓うのに相応しいとは言い難い場所でしたがが、愛し合う二人に場所なんて関係ないんでしょうね（笑）

ロマーノ円形闘技場 史跡・遺跡

カルロ５世の城の一部にある噴水。

カルロ5世の城 城・宮殿

噴水の真ん中に立つ銅像にズーム。
戦っているのか、愛し合っているのか！？（笑）

カルロ5世の城 城・宮殿

テクテク♪

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

壁の隙間から植物の芽がチョキ！

the 生命力！！

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

素敵な窓☆
レッチェの旧市街には個人の大邸宅を見て回るだけでも楽しそうなお家が立ち並んでいます。

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

カメラのシャッターを押す手が止らない！

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

こういう感じ、好きだな〜。

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

雑貨屋さんのディスプレイも絵になる〜♪

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

大邸宅に囲まれた通り。
なんだかリッチな気分（笑）

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

ヴィットリオ エマニュエーレ2世広場に面して建つ「サンタキアラ教会」

サンタ キアラ教会 寺院・教会

サンタキアラ教会の内部はとても優雅で美しかったです☆

サンタ キアラ教会 寺院・教会

どころなく寂し気な通り。
けど、それが絵になるんだよな(*'▽')

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

骨董品っぽく見えるベンチ。
座るのが勿体ない！

持って行ってしまう人が居るのか？くさりで繋がれています（苦笑）

丸く曲線に作られた教会「サン・マッティオ教会」

サン マッテオ教会 寺院・教会

サン・マッティオ教会では、ちょうどミサが行われている最中でした。

サン マッテオ教会 寺院・教会

お洒落なワインショップ！
夜道散策、楽しいわ〜！

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

レッチェ旧市街の中心的広場「サントロンツォ広場」の夜の顔☆
雨が降ったわけではないのに、路面が光っていて、美しい。

サントロンツォ広場 広場・公園

ドーモ広場に立つ「鐘楼（左側）」と「ドーモ」の夜の顔。
ドーモの上には月が輝いています。
いいじゃん、いいじゃん、ロマンティックじゃん♪
月さん、いい仕事してる〜（笑）

カンパニーレ (ドゥオーモの鐘楼) 寺院・教会

夜になるとレッチェの旧市街にはランプに明かりが灯り、とってもロマンティック。
ただ歩いているだけの夜の散策、楽し〜い。
治安いい〜。

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

ちょっと休憩でもしますかっ！
と、ザリオ教会近くのオープンカフェで白ワインで乾杯！！！！
キーンと冷えた白ワインが身に染みる〜。
美味しい(≧▽≦)

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

オープンカフェは実はジェラート屋さんでした。

お会計してもらいに店内に入ったら美味しそうなジェラートがずらり。こんなの見ちゃったら買っちゃうでしょ（笑）

ピッコロサイズ（もっとも小さいサイズ）なのにテンコ盛り(*^-^*)　これで1.8ユーロ。
安くて美味しい、文句なしです☆

ジェラートを食べながら、そろそろＢ＆Ｂに戻ることにしました。

いい歳した女性が一人、ジェラートにかぶりつきながら夜道散策。
海外だからこそやれてしまう行動です（苦笑）

レッチェ旧市街 旧市街・古い町並み

翌朝は、夜が明けきる前から朝のランニングへ。
レッチェの凱旋門。

昨日は夕日の反射して眩しかった凱旋門も朝はとても静かです。

凱旋門 (レッチェ) 建造物

立派なゲートです。
このゲートの奥に緑道が続き、その先にサンティ・ニコロ・エ・カタルド教会があります。

サンティ ニコロ エ カタルド教会 寺院・教会

サンティ・ニコロ・エ・カタルド教会に続く森林。
この一直線の道を独占状態で朝ランニング。
気持ちよか〜っ☆

サンティ ニコロ エ カタルド教会 寺院・教会

サンティ・ニコロ・エ・カタルド教会。
遠目に見ると、シンプルで簡素な雰囲気を感じました。
それもそのはず、
サンティ ニコロ エ カタルド教会は霊園の中に建っているいるんですもんね！

サンティ ニコロ エ カタルド教会 寺院・教会

サンティ・ニコロ・エ・カタルド教会の正面扉。
美しい☆

サンティ ニコロ エ カタルド教会 寺院・教会

サンティ・ニコロ・エ・カタルド教会前の広場に立つ銅像。
「神様、おはようございます。今日も快晴、ありがとう」と挨拶しているように見えます（笑）

サンティ ニコロ エ カタルド教会 寺院・教会

再び緑道の間を抜け、旧市街方面へ戻ります。
夜が明け、朝日が射し込んできました。
ジョギングがとっても気持ちいい〜♪

ウニヴェルシタ通りの真ん中に立っている「オベリスク」。
凱旋門（ナポリ門）の目の前にあります。

ウニヴェルシタ通り 散歩・街歩き

朝日を浴びて、気持ち良さそうな教会のサファード。

朝ジョギングから戻って来てシャワーを浴びて、さっぱりしたところで、ゆっくり朝食タイム！

さてと、今日はどこへ行こうかな〜。
ガイドブックをペラペラ。
レッチェの街をもう一度ゆっくりと巡るのもいいなぁ。レッチェ近郊の街を訪れて、戻って来てから再びレッチェの街を巡るってのもあるなぁ・・・。

ガイドブックをベラベラ。
おおっ、オートラント？？
イタリアの最東端って「オートラント」なの！？
レッチェから早いと５０分ほどで行けちゃうの？？
よーし、オートラントへ行ってみよう！！

朝食後、チェックアウトを済ませ、Ｂ＆Ｂに荷物を置かせてもらい、オートラントへ向かいました！

この旅行記へのコメント （2）

• Pメテオラさん 2015/10/18 11:13:45

  そこはかとなく

  南欧レッチェのけだるい空気の中に潜むバロックの街の魅力がそこはかとなく伝わって来ました。写真のアングルが良いですね。レッチェの風景に絞ったストーリーなので、とても読みやすかったです。

  くるみちゃんさん からの返信 2015/10/18 19:01:12

  RE: そこはかとなく

  
  Pメテオラさん、はじめまして。
  嬉しいコメント、ありがとうございます(^-^)
  
  エレガントでリッチな雰囲気が漂っているのに、気取ることなく控え目な感じする街で、今まで訪れたことがある南イタリアの街とは全く違う空気感が堪らなく気に入りました！
  私が訪れたときは見事に快晴で街中が"蜂蜜色"に輝いて見えましたが、真冬の寒くて曇りがちの重い空気の中でみるレッチェもいいかも？と思ったりしています。
  
  ところで、ペンネーム"Ｐメテオラ"に反応しています（笑）。あの修道院のあるメテオラですよね？
  いつか訪れてみたいと思っている場所です。
  
  くるみちゃん。より
  
  
  > 南欧レッチェのけだるい空気の中に潜むバロックの街の魅力がそこはかとなく伝わって来ました。写真のアングルが良いですね。レッチェの風景に絞ったストーリーなので、とても読みやすかったです。