初・寝台列車☆パドヴァからボローニャを経由してバーリへお得に移動！・・・からの、チーズ工房見学！！

2015/09/23 - 2015/09/24

2015年の夏休みはイタリアへ！
訪れた街々での思い出を旅行記として残しておきたいと思います。

ここから今回の旅の後半戦に突入します。
イタリア北部から南部はプーリア州へ大移動。

人生初海外での寝台列車体験レポート＆チーズ工房見学の様子を綴っています。

***
ベローナ散策からパドヴァに戻ってきて、ホテルに預けておいた荷物をピックアップし、休む暇なくボローニャに向かいました。
寝台列車に乗るためです。

ベローナの旅行記はこちら↓
http://i.4travel.jp/travelogue/show/11062991

ボローニャ22:00発→バーリ翌朝6:00着の寝台列車で一気に南イタリアへ。

寝台列車、かなりいい！！はまりそうです。
何よりも時間が節約でき、安いチケットが残っていればかなりのコスパだと思います。
幸いにもスーパーエコノミー席が残っていたので、迷うことなく購入。
ボローニャ→バーリ間が、３人部屋を贅沢にもシングルユースして、朝食付でななんと７９ユーロでした。初めての寝台列車で相部屋が不安だったのでシングルユースにしたのですが、シングルユースにしていなければもっと安いってこと？ですね。

寝台列車の様子は以下にレポートしています。私の寝室も大公開！（笑）どうぞご覧ください。

寝台列車は定刻通りバーリ中央駅に到着。
バーリ近郊に住んでいるお友達にピックアップしてもらい、彼女の知り合いのアグリツーリズモの中にあるチーズ工房へ連れていってもらいました。

牛さんの搾乳時間に間に合い、予定外の搾乳シーン見学！ラッキー☆
牛さん、おっぱいデカい。羨ましい（笑）

続いて、搾乳されたばかりのミルクがチーズ工房に運ばれ、そのミルクを使ってモッツアレラチーズが作られていくところを間近で見学させてもらい、出来立てをご馳走になりました！

なかなか出来ない貴重な体験！
我ながら濃厚な旅だなぁ〜と感心しながら、次の訪問地「レッチェ」へ向かうのでした〜。

あと少しだけ旅は続きます。
どうぞお付き合いください。

※チーズ職人ご本人から写真掲載ＯＫ！もらっています。
｢もっと写真撮って撮って〜。自分が働いている姿の写真が欲しいから後でメールして〜。｣とお願いされました（笑）けど、彼はパソコンを使ったことないらしい。とっても陽気でチャーミングな職人さんでした♪


【今回の旅程】
◇9月20日(日)　21:20成田発エディハド航空（アブダビ経由）
◇9月21日(月)　13:25ミラノ着→パドヴァへ
◇9月22日(火)　ベネチア〜ブラーノ観光
◇9月23日(水)　パドヴァ〜ヴェローナ観光
◆※ボローニャから寝台列車でバーリへ
◆9月24日(木)　6:00バーリ中央駅着→チーズ工房見学→レッチェへ
◇9月25日(金)　オートラント観光→バーリに戻り、予約しておいたレストラン「アンティキ・サポーリ」でディナー
◇9月26日(土)　アルベロベッロ〜マルティーナ・フランカ観光
◇9月27日(日)　オストゥーニ観光→21:50バーリ発のeasy-Jetでミラノへ(23:20着)
◇9月28日(月)　11:15ミラノ発→アブダビ経由→
◇9月29日(火)　→12:25成田空港着

【宿泊先】←いずれも駅近重視でチョイス。
・パドヴァ：「Hotel Grand'Italia」
・バーリ：「Hotel City」
・レッチェ：「Volver B&B」

★１ユーロ＝約135円

エリア バーリ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

ベローナ散策後、再びパドヴァに戻ってきました。
ホテルに預けていたスーツケースをピックアップし、寝台列車に乗るべく、ボローニャを目指しました。

19:53発No.9455のフレッチャルジェントは....何番線？
1番線ね！ラッキー(*^▽^)/
1番線はホームをまたがなくて済む（階段を上り下りしなくて済む）から助かるぜ！！

来たー！イタリア鉄道「フレッチャルジェント」！！
シルバー車両のフレッチャルジェント、カッコいい(≧∇≦)
私、鉄子じゃないですよ（笑）

定刻通りボローニャ中央駅に到着！！

２年前ボローニャを訪れたことがあるのですが、駅通路が新しくなっていて、エレベーター、エスカレーターも設置されていて、この変貌ぶりにビックリしました。
スーツケースを運ぶ旅行者には非常に喜ばしいことです。
Grazie!!

ボローニャ中央駅 駅

来た、来た、来たー！
寝台列車が来たー。
約８時間お世話になります。
安全運転・定刻運転、よろしくね(o^-')b

ボローニャ中央駅 駅

寝台用の車両に乗車。
乗車する前に切符を車掌さんに渡します。

あれ？私何号室だったっけ？？切符渡しちゃったよ。

確かに、車掌さんは、私から切符を受け取りながら私の号室を呼び上げてたなぁ。けど、覚えてないよ（汗）

バックして、車掌さんに確認すると、ええっ、もう忘れちゃったの？と冗談めいた笑いを浮かべ、切符を見せてくれました。

寝台列車を利用される方は、自分の部屋番号くらいは覚えて乗車しましょうね（笑）

寝台車両の通路です。狭いけど、清潔です。

ジャーン。
私のお部屋を大公開しちゃいます（笑）

私の今夜の寝床！！
剥き出しの毛布だけかと思っていたのですが、ちゃんと毛布カバーがかけられていれ、シーツもピーンとしたもの。
いいねぇ〜。

一つ一つお部屋チェック！
なかなか出来ない体験ですからね☆

狭いながらも、ちゃんとした洗面台が付いています。
コンセントの指し口も数多く付いています。

この前の写真にあるように、狭い洗面台だなぁと思っていたら、右側扉が開くじゃん。
腕をぶつけることなく顔を洗えます（笑）

タオルなど、２セット付いています。
シングルで予約していたのに、間違えて置かれていたのか？？それとも、夜用・朝用なのか？
お水のサービスは1本だけだったので、後者かしらね^^

お泊りセットです。
石鹸・歯磨きセット・綿棒・爪磨き・お化粧パッド・おしぼり・トイレの便座シートが入っていました☆

女性一人・初寝台だったので不安もあり、割高にはなりますが、３人部屋をシングルユースで予約しました。
スーパーエコノミー券が残っていたので、売切れてしまわないうちにすかさず購入。
旅行中に１日１本の列車を変更することはまず無いはず！と変更・払い戻し不可のエコノミー券にしました。

スーパーエコノミーだと、シングルユースで７９ユーロでした。飛行機代、空港までのバス代、ホテル代が７９ユーロで済んでしまいました。こりゃー、お得だ！
寝台列車クセになりそうだわ(*^-^*)

窓の真上にもベットがありました。
３人で使う場合、あそこにも誰かが寝るってこと？
高所恐怖症の私にはムリムリ！！

シングルユースにして大正解でした。

列車が動き始めてしばらくすると「トントン」とノックが。乗車する際に切符を渡した車掌さんでした。切符を返してくれ、一通り車両の使い方を教えてくれ、「あなたはバーリで下車だね！朝6時にバーリに着くから5:40にお越しにくるね！お休み☆」と言ってお隣さんへ。

そして、朝5:40ちょうどに「トントン」とノック。朝食を持ってお越しに来てくれました！

定刻通り、朝6時にバーリ中央駅に到着！
夜明け前で、駅のホームもガラーンとしています。

この静寂が、私のテンションをいっそうアゲアゲに・・・。大好きなプーリアに来ちゃったー！
静寂の中、じんわりと実感。

バーリ中央駅。

３年前にバーリ近郊に嫁いだというお友達（facebookで繋がっているだけで会ったことがない方）と6:15に駅前で待ち合わせ。
朝早いのでタクシーの運転手以外ほどんど人が居なく、日本人の女性とイタリア人男性のご夫婦、すぐに見つかりました。
「facebookではお世話になっています。はじめまして」と変な挨拶をして、早速チーズ工房へ連れていってもらうことに。

チーズ工房に向かってる途中に夜が明けてきました。
朝焼けがとってもキレイ(≧▽≦)
けど、雲が続々と増えてきてるぞ。
雨になるのか？（苦笑）

チーズ工房があるアグリツーリズモに到着！
朝7時から約束していたらしいのですが、ドアが閉まってる。
お友達のご主人が中の方に言って、確認すると、今日は8時からだ！だって。
いやー、イタリアらしい（笑）

8時まで1時間以上も時間があるので、周囲をお散歩。
そしたら、虹が・・・。キレイ☆
タイミングよくワンちゃん通過。絵になる！（笑）
（牛のお世話をしているワンちゃんらしい）
昨日、ベローナでも虹に出会えし、今回の旅は虹とのご縁があるらしい(*^-^*)

牛舎を覗くと、搾乳中だったので、お友達が「中に入ってもいい？」と聞いてくれ、中に入って見学させてもらいました。
酪農体験もできるなんて！
チーズ工房見学開始時間が7→8時になってくれたお蔭です。ラッキー☆

６〜７頭ずつ牛さんがやってきて、スタンバイ！
乳房を消毒→搾乳機をつけ→一斉に搾乳開始。
牛さんにとって搾乳されるのって気持ちいいらしいです。

搾乳中の牛さん、言われて見れば、とっても気持ち良さそうなお顔しています（笑）

左側が牛舎、右側がチーズ工房。
牛舎からチーズ工房へ、搾り立てのミルクがパイプを通って送られます。

チーズ工房に送られてきた新鮮ミルク。

モッツァレラチーズを作っているところを見学させてもらいます。
見学用にデモンストレーションしてくれるのではなく、いつも通りに（レストランで使う分、店頭で売る分、予約が入ってる分を）作っているところを覗かせてもらいます。

写真は、テストしているシーンです。
ちょっとだけのミルクをすくって、レンネット（ミルクを固める酵素：牛の第四胃からとれる酵素）を加え、固まり具合をチェックしているところです。失敗は許されませんからね！

今度はチーズの伸び具合のチェックです。
何度かやり直していました。と言うことは伸び具合がイマイチだったようですね。

職人さんの感覚で、本日のモッツァレラチーズが作られていきます。
ここでとれたミルクで作られたチーズ種とこの地域でとれた塩を混ぜ合わせていきます。

熱湯でチーズをコネコネ♪

チーズが溶けて伸びが出てきました。

びよ〜ん。
こんなに伸びるんですね！
職人さん、とても小柄な人で、実は台の上に乗って伸ばしていました。

「この台の高さの職人の技の一つ？」と突っ込んでみると、笑いながら、まじめに「ノン」と返ってきました。
お仕事中に冗談失礼しました（苦笑）

ほぼ熱湯の中、素手でチーズを成形していきます。
熱くないの？と聞くと（誰もが質問するであろう質問をしてしまった（汗））、「この仕事を始めて、もう50年だからね。手の感覚なんてないさ。」と、当然の言葉が返ってきました。ですよね〜。
いやー、これぞ職人！リスペクトです！！

このチーズ工房は一人で任されていて、作りながら、後片付けしながら、翌日の仕込みもする・・・大忙しです。
にもかか、いつの間にか一口サイズを作ってくれていて、試食させてくれました。
出来たてで、まだほんのりと温かいチーズ。
ミルク感たっぷりで美味しい(≧▽≦)最高！

熟成庫も見せてくれました！
写真は撮らなくてもいいの？と職人さん。
まるで取材の方みたいです（笑）

熟成庫にはチーズがずらり。

忙しいのにサービス精神旺盛な職人さん。
「ちょっと待ってて、手元を見ないでよ〜」と、何やらハサミを使って作ってるなぁと手元を見ないようjにしていると、「ほ〜ら、何だと思う？可愛いだろ！！」と嬉しそうな笑みを浮かべながら、次から次へといろんな動物の形をしたカキョカバロを作ってくれました。

豚、キリン、像、ウサギ、魚、三つ編み・・・
とにかくいろんなものを作って見せてくれました。

そして、最後にひとこと。
「日本で仕事ないかな！？いろんなの作れるぜ」「飛行機には乗ったことないけどね！」
とにかく笑わせてくれる職人さんです☆

ひととおり見学させてもらい、外に出ると快晴\(^o^)／
（実は、チーズ作りを見学中、結構雨が降っていたんです）

牛さんのエサ（干し草）の前でハイ！ポーズ！じゃなくって、ここは、ハイ！チーズ！ですね（笑）

十分すぎるくらい見学させて頂き、12時を回ったところで（8時から一度も休憩なし）、職人さんにそろそろ失礼します。と言うと、「これから違う種類のチーズを作るところで、見せてやろうと思ってたんだけど。急げば良かったね。ごめんね。」と言われてしまいました。
職人さん人が良過ぎる〜。
そのお気持ちありがたく頂戴します。

週末の準備で多忙な時にお邪魔させてもらい、工房の中の方まで見せてもらい、いろんなお話（若い頃の経験談とか）を聞かせててもらい、本当に貴重な体験をさせてもらいました！心からGrazie mille(≧▽≦)

チーズ工房からバーリ中央駅に向かう車の中からの景色。延々とオリーブ畑が広がっています。
風が気持ちいい〜~(＾◇^)/

今回の旅の後半戦は、とっても爽やかにスタートを切ることができました。

さて、次は・・・
バーリのホテルに大きな荷物は置いておいて、さらに南の街「レッチェ」へ向かいます。

この旅行記へのコメント （3）

• menchiさん 2018/06/07 07:24:57

  素敵な体験!

  おはよう!
  バーリでのチーズ工房見学体験、楽しさが伝わって来ました!
  私も行きたーい!
  
  

  くるみちゃんさん からの返信 2018/06/10 15:51:55

  Re:素敵な体験!

  menchiさん。
  こんにちは(oﾟ▽ﾟ)o
  
  はい、とっても楽しかったです！
  出来立てチーズ、最高に美味しかったですよ。
  
  本当に貴重な体験でした。
  

  くるみちゃんさん からの返信 2018/06/10 15:52:07

  Re:素敵な体験!

  menchiさん。
  こんにちは(oﾟ▽ﾟ)o
  
  はい、とっても楽しかったです！
  出来立てチーズ、最高に美味しかったですよ。
  
  本当に貴重な体験でした。