ドルトムント観戦@Signal Iduna Park

2015/09/26 - 2015/09/28

絶好調の香川が どーーーしても観たい!!
ということで、サッカーを見るためだけにドイツへ行って来ました。

エリア ドルトムント(ドイツ)

写真は ドルトムント中央駅。

おそらく日本からドルトムントへ行く場合はまずドイツのデュッセルドルフ空港へ着き、そこからICE(超特急)やRE(快速)列車に乗って このドルトムント中央駅(Hbf) という経路が最短でしょう。
デュッセルドルフ空港→ドルトムント中央駅は 13.7ユーロ、所要約1時間。
ドルトムントには中央駅以外にも色々駅があるので、必ず中央駅(Hbf)行きに乗ることに注意。それ以外の駅だとまわりに何もない田園地帯ですので、到着したところでタクシーも無くどうしようもありませんから。
（万一よくわからなかったら、デュッセルドルフ空港のICE, RE乗り場で5番ホームから出る列車に乗ってください）

ジグナルイドゥナパークは このドルトムント中央駅からU-Bahnという地下鉄の45 or 46番線に乗って5駅前後の「Westfalenhallen」駅が最寄です。
最寄り駅からはほぼ目の前なので迷うことはないでしょう。

ドルトムントは想像以上に 非常にこじんまりした街です。
ガイドブックにもほとんど記述がなく情報が少なくて困りますが、
私が行った日は日曜日。
中央駅からすぐにある中心街であるはずのこのカンプ通り（Kampstr.)は、真昼間にも関わらず人はガラガラ、店舗もほとんどがお休みでした。。。

試合が日曜開催の場合は気をつけましょうね 笑
見事にどこも開いてません。。

ちなみに現地に行く前に、大事なチケットの入手方法について。

おそらく実際に現地での観戦を考える多くの人が、Webで検索し、そのチケット入手金額の高さに閉口することでしょう。
日本語対応の日本の業者に手配依頼すると、1人3万円前後は当たり前。
バイエルンやシャルケなどの人気クラブが相手のときはさらに高騰して1人で5万6万になってくる。
ドイツへの渡航費用もかかるのに、試合を見るのにも更にそんなにお金がかかっては大変です。

そこで私がお勧めするのは、ぜひ、ドルトムント公式Webサイトで自分でチケットを購入すること。
英語対応すらしておらず、ドイツ語のみというのが非常に厄介なのですが、いくつか必要なドイツ語の単語を事前に辞書で調べておいて、あとは購入方法をガイドしてくれるブログもあるので、それらを参考にしながらやれば私もなんとか地力で購入できました。

ただ、注意しなければならないのは、このドルトムントというクラブは非常に人気があり、８万５千の収容人数にも関わらず、チケットはその多くが地元のファンクラブ会員によって占められ毎回ほぼ満席。
ファンクラブ以外の一般用にチケットが販売開始される日には、その残ったわずかな席を奪い合うという現象が起こるということ。
これが人気クラブが対戦相手のときはさらに絶望的。
ほとんど市場に出回りません。

なので、少なくとも狙った試合の一般販売開始を待ち構えていて、販売開始後即アクセスして確保しないと、悠長にしていては まず手に入らないということです。
なおかつ 人気薄の対戦相手をなるべく選ばないとムリ。

私の場合は一般販売開始は試合のちょうど６日前の夕方（日本時間）。１ヶ月前から毎日１日数回、公式サイトをチェックして今か今かと待っていましたが、そんな私ですら、数時間気付くのが遅れ、ロングサイドでの残席はたったの８席。２人並び席にするためには一番後ろの席しか空いていないという状況でした。

でも、ちゃんと公式価格で手に入りましたよ!!

日本の代理業者は、ファンクラブ会員になって、一般販売の前にチケットを大量に取得、その後、どうしても観たいが手に入らないという日本人客向けに、ボッタクリ価格で転売するということをしているのでしょうね。
写真にもあるように、公式価格はたった48ユーロ(約７千円）でしたが、業者手配価格を確認するとやはり３万円前後でした。
もし業者からチケットを買った場合、当日チケットを受け取って、そこに印字されている公式価格を目の当たりにし、自分が払った金額との差を見て悲しくなるのでしょう。

まぁ お金はいくら出してでも、バイエルンやシャルケとの試合を観たいというのであれば、確かに業者に依頼するのが確実ですので、今回の私の話は参考にならないですけどね。
ただ、我々ユーザー側がもっと賢くならないと、こういった手配業者がいつまでも蔓延し、多くの人が 大金を払わないとサッカーが観れないという残念な現状はなかなか改善されないでしょうね。
その為にも是非、頑張って公式サイトで買いましょう!

公式サイトでチケットを買った場合は、購入するときに登録したメールアドレス宛にPDFの確認書が送られてきますので、それを試合当日、このスタジアム横にある公式ファンショップ１Ｆへ持参し、本物のチケットと交換します。
パスポートで本人確認をされますので持参するのを忘れないように。

ちなみに、Webでチケット購入の際、
Versandart：チケット受取方法　の選択で「Pickup foreigh order」を選んで下さいね。

このファンショップは非常に大きくて様々な種類のグッズが充実。
翌週にロンドンでチェルシーのホーム スタンフォードブリッジを訪れるのですが、そこと比べて "雲泥の差" の充実ぶりでした。

お客さんも非常に多く、ドルトムントの人気ぶりを実感。
我々は試合前に１時間くらいここで買い物をしてしまいました。
香川真司のシャツもここで購入。
シャツを選んでレジに持っていけば、背中に名前を入れますか？と聞いてくれるので、「シンジ!!」と言えばOK（別途10ユーロ要）。

キックオフ３時間前のスタジアム周辺。
すでに観客が集まり始め、露天も開店をはじめる。

キックオフの１時間前に選手が練習を始め、またファンショップでグッズの買い物を１時間することを考えると、スタジアムには２時間前には到着した方がよいです。

試合開始１時間半前のゴール裏観客席（黄色い壁）

試合開始１時間前

そしてキックオフ直前。
昇格組のダルムシュタット戦ですら ほぼ満員です。

キックオフ

我々の席はスタジアムの一番上。でも全く問題なし。
ピッチと観客席との距離が近い上に、観客席の角度がかなり急な造りになっている為、選手が小さくて見えないなんてことはありません。充分満足。

そりゃ勿論 最前列で見れるものならそれが良いが、地元に住んでいる熱烈サポーターじゃないと多分ムリなんだろうな。
ナゼって、ドルトムント戦のチケット入手難易度は前述の通り、
私は公式サイトでたった２枚の並び席を確保するのも大変な苦労をしたのだが、
我々の１列前の席には団体の日本人７〜８人と、団体の中国人６名。それぞれ全部並び席。
この並び席は明らかに業者による手配じゃないとムリ。
おそらく皆、１人３万円前後の大金を払ったのだろう。
にも関わらず、席は48ユーロしか払っていない我々のわずか１列前。
つまり手配業者ですら、ベストポジションの席を確保することは容易ではないということですよね。
それ程の人気クラブ。

試合は2-2のドロー。
ドルトムント今期の連勝が止まってしまい、昇格組を相手にホームでまさかのドローという結果も、
たしかに対戦相手のダルムシュタットは良いチームだった。

こういう試合なら、ファンクラブに入り、年パスを買って毎週末スタジアムに応援にいくサポーターの気持ちも理解できる。
実にうらやましいと思った。

昇格組相手のドローに落胆したのか
黄色い壁のサポーターも試合後は意外とあっさり解散。
対戦相手サポーターは大喜びだったが。

試合中スタジアムでは、ドイツ名物のビールやソーセージをメインに売店でさまざま飲食物を購入できるが、その際はこのカードが必要。
売店では現金は使えず、このカードを毎回レジでかざして買う。
スタジアム内にある売店の前に、おねーさんが何人か立っているので、その人から直接買うのです。
5ユーロ、10ユーロ、20ユーロのチャージの中から選び購入。
もちろん後で追加チャージ可能。

私は売店でホットドッグを購入したが、正直味はたいしたことない。
パンが固くて食べずらかった。

なお、スタジアム内はペットボトルの持ち込みは禁止。
入り口のセキュリティで荷物検査があり、確実に没収されます。
カメラ ビデオの持込はＮＧと書いてあるブログがいくつか所見されましたが、私は手荷物検査でガッツリ カメラもビデオも見られましたが全く問題なしでした。

ちなみに試合後は8万人を越える人間が一斉に移動しますので、当然周辺は大渋滞。
最寄の地下鉄駅は大変なことになってます。
しかもドルトムント中央駅に向かうU-Bahnの車両はたったの２両編制。駅は大混雑で普通なら10分程度で到着する距離が、1時間半くらいかかるらしいです。

それを見越してわれわれ、スタジアムから徒歩10分程度にある
ラディソンブルホテルに滞在しました。
これは本当に正解だった。
大混雑を横目に、試合後に徒歩で帰れるのは助かります。

ホテルからスタジアムへは、こういった看板が沢山あり迷うことはありませんし、ホテル真横にある陸橋を渡ってほとんど真直ぐ。

最後に 観戦に際して１つ気をつけたいこと。
ジグナルイドゥナは８万人以上収容するにも関わらず、なるべくピッチからの距離が離れないように設計されているため、観客席の間隔が非常に狭く、また上下の勾配も急な造りになっています。
よって一旦試合が始まってしまうと席を移動することは困難。
トイレに立つことも大変です。
ましてや熱狂する観客席のど真ん中などの席を手配していると、試合中にそこに辿りつくためには周りの観客に多大な迷惑をかけることになりヒンシュクを買いますので、
試合開始には遅れないようにちゃんと席に到着するように心がけた方が良いと思います。
また ハーフタイムではスタジアムのトイレ（特に男子トイレ）は劇混みしますので、猛ダッシュしないと後半開始までに席に戻れませんので注意。