北カリフォルニア・クレーターレイクの旅（2008）　その３

2008/08/08 - 2008/08/15

Redwood国立公園で巨木の森を散策した後、海岸に沿って南下し、San Franciscoに向かう。
その途中で、Sonomaに立ち寄って、何軒かのワイナリーを訪れた。
高級ワインには縁がないので、もっぱらお手頃価格のデイリーワインばかりだけど。

〈ITINERARY〉
8/8 　伊丹→(JL116)→羽田/成田→(JL002)→San Francisco　（Holiday Inn Express/Vacaville)
8/9 　Lassen Volcanic N.P. 　　　　　　　　　　（Quality Inn/Weed）
8/10　Crater Lake N.P.　　　　　　　　　　　　　(Prospect Historic Hotel-Motel/Prospect）
8/11　Redwood N.P.　　　　　　　　　　　　　　（Comfort Inn Arcata/Arcata）
8/12　海岸線を南下　　　　　　　　　　　　　　（Best Western Garden Inn/Santa Rosa）
8/13　Sonoma、San Francoscoへ　　　　　　　　　（Super 8 San Bruno/San Bruno）
8/14　San Francisco→(JL001)→成田/羽田→(JL189)→関空（8/15）（ホテル日航関西空港）

エリア レッドウッド国立・州立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

８月11日
Redwood国立公園に着いたのは午後１２時頃。この国立公園は三つの州立公園と共同で運営、管理しているらしく（？）、国立公園は入場無料でも州立公園の管轄地では入場料が要ったりしてとてもわかりにくい。
とりあえず道路沿いにあったHiouchi Information Centerに行って、パンフレットや地図をもらった。歩こうかと思っていたStout GroveはJedediah Smith Redwood州立公園内にあるらしい。
道路の反対側にある小屋のような州立公園のビジターセンターにも寄る。どうもよくわからないけれど、とりあえず州立公園のゲートで入場料US$6を支払って入る。入ってすぐのところはキャンプ場になっていて、どう進めばいいのかはっきりしないままにキャンプ場内をうろうろする。たしか去年もこんなことしたなぁ。そういえばあそこは森林局の管轄地だっけ。国立公園に比べると、イマイチわかりにくような気がする。
結局キャンプ場を何周かしたあと再びゲートに戻ってレンジャーに行き方を訊ねた。最初から訊けばよかったんだけど……。
教えられた番号のキャンプサイトの奥から小道を抜けると河原に出ることができた。少し下流にレンジャーが言ったとおりに、簡単なフットブリッジがかけられている。河原ではのんびりくつろぐ人や、水着を着て川遊びをしている家族連れがいた。

透きとおったきれいな水。

橋を渡ってStout Groveのトレイルに入る。巨木の森をめぐる短いトレイルだ。天に向かってまっすぐ伸びるコースト・レッドウッドはジャイアント・セコイアよりもすらっとしている。

右下に小さく写ってるのが夫。
比べると、いかに大きな木かがわかる。

乾いた感じのするセコイアの森に比べると、レッドウッドの森は水気が多くシダが茂ってうっそうとしているが、この日は天気が好いせいか思ったより明るくて、気持ちよく歩くことができた。

海岸からつかず離れずといった感じで公園と交錯しながら伸びるUS-101を南へ走る。海岸線はフォグベルトになっていて、冬場は雨が多く、夏は霧につつまれることが多い。ところどころにヘッドライト点灯の標識があって、そんなところはたいてい濃い霧が発生したりしている。

途中で国道を外れて、海岸沿いのCoastal Driveに入ってみた。この道は海岸に出られるようになっていて、靄にかすむ荒々しい太平洋を望むことができる。風が強いのにキャンプしている人もいるようだ。

元の道に戻ってさらに進むとなぜか前方で車が止まっている。道路の左脇にエルクの群れがいるのが見えた。立派な角を持つ雄もいる。ルーズベルトエルクという大型のエルクだ。

泊まったのはAcrataのComfort Inn。

朝起きて、外を見ると靄にかすんでいる。やっぱり海岸沿いは天気が悪いみたいだ。
昨夜、手洗いで洗濯をしてそのまま干しておいたのだけど、ちょっと生乾きといった感じ。やっぱりユタ・アリゾナみたいには乾燥していないので仕方がない。幸い部屋にアイロンがあったので、下着まで全部かけて乾かした。

途中の町のマクドナルドで休憩。店の前に真っ黄色のバイクが止まっていて思わず写真を撮る。店の中でその持ち主らしいバイカーを見かけたが、ウエアも黄色のしぶいおじさんだった。

南に走ってSonomaに入った。ワイナリーの場所がよくわからないが、適当に周ってみるとどこも４時とか５時とかでクローズとなっている。
すでに夕方なので諦めて宿に向かった。予約していたBest Westernの周りは車のディーラーが多くてどうかな？と思ったが、わりと小ぎれいな宿だった。
Santa Rosaの中心あたりにある日本食の店で夕食をテイクアウトした。

今夜のワイン。

８月13日
朝はわりとゆっくり起きた。モーテル内にカフェがあったので、そこで久しぶりにアメリカンなフルブレックファーストを食べた。コーヒー、オレンジジュース、トーストに卵２個とハッシュドブラウン。

またしてもお仕事ちう。

事前にワイナリーを調べることができなかったので、予約の必要なところには行けない。以前オットが行ったことのあるワイナリー、Dry Creek Vineyardに行った。テイスティングで最初に出されたフュメがおいしかったので２本お買い上げ。あとは赤を３種類試して重めのを２本買った。ここはけっこうポピュラーのようで次々に人がやってくる。

次はRidgeで、ここも別のところにあるRidgeにはオットが行ったことがあるらしい。知っているところばかりに行ってもしょうがないのかもしれないが、初めてなので新規開拓する気力と時間がない。

お腹がすいてきたのでHealsburgの町に戻って昼食を食べることにした。レストランやカフェ、ギャラリー、ギフトショップなどが立ち並ぶ可愛い町だ。観光客も多い
デリでパスタとサラダを買って、店のテラスで食べた。買ったものをワイナリーに持っていってワインを飲みながら楽しむ人も多いのだろうけれど、いちおう車なので水にしておいた。

もう一軒だけということで、Clos Du Boisに寄る。

ソノマ　ワイナリーの案内標識。

たわわに実るブドウ畑。

さあ、そろそろSan Franciscoに向かおう。ゴールデンゲートグリッジの手前でフリーウェイを降りてレクレーションエリアに寄る。大勢の人が歩いたり、自転車に乗ったりして楽しそうにしていた。

対岸から　サンフランシスコの街。

８月14日
帰途につく。
シェルフラットシートはエコノミーよりは楽だけど、やっぱり脚はだるくなる。機内はけっこう暑い。日系の会社って米系の会社より設定温度が高いんだろうか？

ウエルカム・ドリンク

オードブル

機内食は二回とも和食をいただいた。炊きたての御飯と漬物がおいしい。
機内食（１回目）　八つの肴

台の物　鰻の博多焼き

機内食（２回目）

デザート

８月15日
成田に到着。やっぱり疲れた。
バスで羽田へ向かう。道路はすいていたのでスムーズに移動できた。
羽田で早い便に変更できないか訊いてみたけど、特典航空券ではダメとのこと。仕方ないので空港ビル内で夕食にした。
その後はラウンジで時間をつぶす。窓から遠くでやっている花火大会が見えた。
やっと時間が来て搭乗開始。遅い時間のせいかそれほど混んではいない。
関西空港到着は１０時過ぎ。暑い〜！　むちゃくちゃ暑い！　大阪は東京よりぜったい暑い！
今夜は関空直結のホテル日航に泊まる。翌朝、夫はそのまま北京に向かう予定。

ホテルは省エネなのか、廊下がすっごく暑いんですけど〜。部屋に入っても、廊下よりは多少ましだけどやっぱり暑い。
空調の温度設定を一番下げてもなかなか涼しくならない。アメリカの安モーテルのブンブンうるさいエアコンとはまったく違って、たしかに音はとっても静かで上品きわまりない。だけど冷えない〜(^_^;)
仕方ないのでシャワーを浴びて寝ちゃおう。おやすみなさい〜。