北カリフォルニア・クレーターレイクの旅（2008）　その１

2008/08/08 - 2008/08/15

今年の夏休みも例年のごとく、いつ取れるのかなかなか予定は定まらない。北京オリンピックもあるのでなおのこと。
結局、７月も中旬になろうかという頃に、お盆休みに合わせて取ることに決める。が、休み後半に夫が２泊３日で北京オリンピック観戦（応援）ツアーに（会社がらみで）参加するので、一週間しか無理みたい。
しばらくJALのサイトを見ていたらちょこちょこ特典座席に空きがある。おや、これはもしかしてと思っていたら、ちょうど日程に合うサンフランシスコ行き発見！
しかも往きはファースト、帰りはビジネス！
燃油サーチャージ＋税金で二人あわせて１２万円超、お得感薄ッ……と思っていたのが、これでかなり気分上々となった\(^o^)／
さて、サンフランシスコからどうしよう？　
カナダとかサウスダコタとかも考えたけれど、一週間しかないし〜、夫はこの頃かなりお疲れモードだし〜、あんまり飛行機乗り継ぐのも気が進まないし〜……。
ということで車で周れる範囲がいいかと、ラッセン、クレーターレイク、レッドウッドの各国立公園と、時間があったらワイナリーにも寄ることに決めた。
入国審査で時間が取られたので結果的にはこれが◎。

〈ITINERARY〉
8/8 　伊丹→(JL116)→羽田/成田→(JL002)→San Francisco　（Holiday Inn Express/Vacaville)
8/9 　Lassen Volcanic N.P. 　　　　　　　　　　（Quality Inn/Weed）
8/10　Crater Lake N.P.　　　　　　　　　　　　　(Prospect Historic Hotel-Motel/Prospect）
8/11　Redwood N.P.　　　　　　　　　　　　　　（Comfort Inn Arcata/Arcata）
8/12　海岸線を南下　　　　　　　　　　　　　　（Best Western Garden Inn/Santa Rosa）
8/13　Sonoma、San Francoscoへ　　　　　　　　　（Super 8 San Bruno/San Bruno）
8/14　San Francisco→(JL001)→成田/羽田→(JL189)→関空（8/15）（ホテル日航関西空港）

エリア アメリカ

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

８月８日
伊丹から羽田、バスで成田に移動してチェックイン。
ファーストクラスのボーディングパスなんてあまり持つこともないので、記念にパチリ。
この頃はクラスごとに色が違っていたんだね。
赤が眩しいっ！

ATMを探したり、本屋に寄ったりした後、JALのラウンジへ行った。去年は時間がなくて寄れなかったので、私は初のファーストクラスラウンジ。
落ち着いた雰囲気で広々。
食べ物、飲み物も充実している。バーカウンターもあってバーテンさんもいた（午後３時以降）。

カレーをいただいた。お肉がいっぱい入っていておいしい。

搭乗開始。ファーストクラスは前方３列、通路を挟んで２席ずつの全部で１２席。一人が窓４個分あるので、前後は本当にゆったりしている。この日は満席だった。一ヶ月を切ってよく特典座席が空いていたものだ。
機内の様子（あまり広そうに見えないけど……これは写真の撮り方が悪い）。

ファーストクラスには化粧室が二つある。つまり６人に一つの割合。これは楽。タイミングを見計らってとか、待たされるってことはほとんどない。
そしてこの化粧室には窓がある。スイッチで窓がスモークと切り替わるんだけど、これって何の意味がある……？
化粧室　スモーク状態。

このスイッチを入れると、

外が見える。

ちょっと遅れて無事離陸。昔は離陸前にウェルカムドリンクがあったけどなくなったんだよね。
水平飛行になってから、シャンパンとオードブルが出された。おいしかったけど写真を撮るのを忘れた。
食事は洋食をチョイス。ワインを飲みたかったので……でも、何を飲んだかは忘れた……。

アミューズ・ブーシェ　温かい雲丹のクリームムース

海の幸のブイヤベースゼリー寄せ

南瓜の冷製クリームスープ

みちのく岩手牛フィレステーキ　マデラワインソース添え
デザートはワゴンサービスだったけどもうお腹がけっこういっぱいだったのでフルーツだけいただいた。

San Francisco到着はちょっと遅れて午前11時５８分。
ここでハプニング勃発。指紋がうまく読み取れなかったらしくて、secondary checkを受けるように言われてしまった(>_<)　
これって別室行き？　こんなの初めて。指先、荒れてんのかなぁ〜？
どうせビザ免除、観光、一週間ときたら揉めるようなことはないだろうし、乗り継ぎもないから時間の制約もないし……。
案の定カウンターで目的と滞在期間を訊かれただけで一、二分であっさり解放されたけど、受付は順番どおりなのでそこそこ待たされた。
遅くなったので大丈夫かなぁとHertzに行くと、ちゃんと車が用意されていてホッ。去年と同じシルバーのMazda６だった。
さっそく北を目指す。San Francisco市内は珍しく（？）快晴、で道路も混んでいる。

初日の宿は予約してなかったけど、とりあえず目星をつけていたのはVacavilleまで。ここにはPremium Outletがあるのだ。
着いたのはもう夕方。駐車場もがらがらだった。お店はまだ開いているのでいくつか寄ってみる。
でも宿が決まってないのでなんとなく落ち着かない。買い物は翌日にしてモーテルを探すことにした。
アウトレットのすぐ隣にいくつかモーテルが並んでいて、Motel6の前には＄49くらいでVacancyの看板が出ている。なのに夫が嫌だと言ってそのすぐ奥にあったHoliday Inn Expressにチェックイン。
モーテル室内　キチネット付き。

リビング部分にもテレビ 、でもリモコンは１台。

近くのセーフウェイを探してワインやスナックを調達、夕食はつつましく中華のデリでテイクアウトにした。

お仕事ちう （テレビではオリンピック中継　バレーボールかな？）

８月９日
チェックアウトしてすぐそばのPremium Outletに寄る。ここは広い敷地の中に建物が散らばっていて、それぞれに何軒かの店舗が入っている。車で周るようになっているので、と〜っても時間がかかる。
昼近くなってやっと出発。思わぬ時間を取られてしまった。
I-5を北上。

前を走るトマト？（それともリンゴ？）満載のトラック

昼食は途中の町で、久しぶりのカールスジュニア。

途中、眠かったので休憩を取ったりしていたらLassen Volcanic国立公園に着いたのはかなり遅くなってしまった。
公園に入ると気持ちのよいドライブルートが続く。
山肌がきれいだ。山道をぐんぐんかなりの高さまで登っていく。

サルファーワークス。蒸気が上がっている。

ラッセン山。

山頂。

説明パネル。

ブロークオフ山の名前の由来に納得。

エメラルド湖。

ヘレン湖。
２つの湖はすぐ近くなのに、こんなに色が違うのは不思議。

快晴の空。

地味な国立公園だと思っていたけれど、夏休み中の週末とあってかけっこう人は多い。
Bumpass Hell Trail入り口の駐車場には車がいっぱい止まっていた。隣の車のシニア夫婦はかなりの重装備をしている。どこまで行くんだろう？　短パン姿の夫を見て寒くないのかと声をかけられる。いえ、ぜんぜん寒くはありませんが……。

歩き出すとなだらかな登り坂が続く。

あたりには紫色の可愛らしい花が一面に咲いている。

しばらく登っていくと硫黄の臭いがしてきた。そろそろかなと思っていると、ゴボゴボという音が聞こえてくる。やがて視界が開けると、その名のとおりの地獄（Hell）、つまり湯が湧いている小さな谷が見えてきた。
右側からぐるっと回り込むように下っていく。底まで下りるとボードウォークがつけられていた。Yellowstone N.P.のNorris Geyser Basinの小型版といった雰囲気だ。こじんまりとしているのがかえっていい感じ。

右端に小さく写っているのが人。

右端にボードウォークの先端。

ボードウォークの突き当りには小さな池があった。

帰り道の登りがほんの短い距離なのになかなかしんどい。運動不足を痛感してしまう。谷を登りきると後は駐車場までなだらかな下りが続く。帰り着いた頃には車が数台しか残っていなかった。
すっかり遅くなってしまった。
Summit Lakeのあたりまで来るともう日暮れも近い。湖では湖畔のキャンプ場に泊まっているらしい子供たちが遊んでいた。

すっかり日が落ちてしまったので、寄りたかったMcArthur-Burney Falls Memorial州立公園は諦めるしかない。きれいな滝らしいのでちょっと残念。

途中、工事中で一方通行の箇所があった。数分待てと言われて、工事のお兄さんと何処から来たの？とか話しながら待っていると、対面から先導車がやってきた。あの車の後について行けと言われる。

予約していたWeedのモーテルに着いたのは午後１０時半を過ぎていた。フロント係に訊くと近くのグローサリーストアは１０時に閉店とのこと。
仕方なく隣のガソリンスタンド併設の店でビールや水を買い込み、タコベルでブリトーとナッチョスをテイクアウトして夕食にした。
ガススタで、思わず撮ってしまった　高いなぁ〜