念願の奥能登半島大周遊４（角海家～ヤセの断崖～能登金剛・巌門～千里浜）

2015/09/13 - 2015/09/15

天気の良い日は日本海を隔てた水平線に微かに望める能登半島。
そんな地で育ちながら上京し、なかなか訪れる機会が無かった能登半島！
行きたい、行きたいと思いながらなかなか気に入ったコースを見つけられずに
いました。
今回、「北陸新幹線で往く！！北陸さいはての秘境　奥能登半島大周遊と
３つの絶景遊覧３日間」というコースを見つけ参加してきました。
お天気にも恵まれ、大満足の３日間でした。

エリア 輪島(石川)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス 新幹線
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

あっという間にツアー最終日。

今日も抜けるような青空！です。

最初に訪れたのは、

輪島市天領黒島角海家（かどみけ）

「角海家住宅」は明治5年に建築されたそうですが、
能登半島地震で全壊してしまったそうです。
今の建物は、平成23年に復元工事が完了したもので、
県指定有形文化財となっているそうです。

角海家は北前船の廻船問屋として栄えていたそうです。

簡単なものは、昔、理科の実験で使いましたね。

懐かしい・・

女性たちは２階で寝泊まり。階段は引き上げられる
作りになっているので、気の荒い船乗りさんたちが
大勢いても安心して眠ることができたのだとか。

主人は、この窓から海を眺め、角海家の北前船が
戻ってくるのを待っていたそうです。

大きなかまど。
大勢の使用人の食事を賄っていたのでしょう。

裏木戸をあけると日本海が広がっています。

雨どいの水受けに能登瓦が・・・。

能登瓦は厚く釉薬が塗られ、高温で焼成されることで
独特のつややかな風合いがあり、耐久性の高い瓦と
なるそうです。

次に訪れたのは義経の船隠し。

源義経が奥州に逃亡する際、追っ手から逃れるために
舟を隠したと言い伝えられている断崖絶壁の入り江です。

この狭いスペースに48隻もの舟を隠したのだとか。
小舟だとしても、よく隠せましたね。

手すりもない狭い道を先端目指して歩いてみます・・・が。
途中で断念。

右上の先端の方まで行くと、義経の舟隠しの断崖は
見えなくなります。

松本清張氏の名作「ゼロの焦点」の舞台となった断崖絶壁。

周辺の土地がやせていたことや、断崖に立つと身が「やせる」思いが
することから、「ヤセ」の名がついたと言われているそうですが、
今は柵に囲まれているため、断崖に立つことができません。
残念。

断崖を実感することはできませんが、望む景色は素晴らしい。

一幅の画のような景色。

能登金剛・巌門

安藤広重の描いた海側から見た絵。

で、現在の能登滝之浦・・・

ちょっと写真が近すぎますね。

駐車場から階段を下りて、遊覧船乗り場へ向かいます。
中央のそそり立つ大きな岩は、鷹の巣岩というそうです。
あまりの断崖に今まで誰の頂上を極めた人はいないとのこと。
その昔、鷹が巣を作っていたところからからこの名が付いた
そうです。

陸側から見た巌門。
向こうに遊覧船が止まっています。

巌門洞窟を抜けて遊覧船乗り場へ向かいます。短い距離ですが
内部はかなり暗いです。

いよいよ乗船して遊覧に出発！

海から眺める能登金剛
海水も済んでいて綺麗です。

右上の方に橋が見えます。

中央に見える二つの岩は夫婦岩です。

最初に陸側から巌門を見ましたが、これは海側から見た巌門。

風を受けてのクルーズは最高！

私が育った海辺の町は砂浜でしたので、こういう岩場の海も
ス・テ・キ！

あの橋から海を見てみた〜い！
後で行ってみよう〜。

アッという間に２０分間の遊覧が終わり、真っ先に
駆けつけたのがさっき海上から見た橋。
「幸せのがんもん橋」という可愛い名前がついていました。

橋の上から見た景色。
遊覧船乗り場や碁盤島が見えます。

千里浜なぎさドライブウェイ

岩場の海岸も良いけど、砂浜の海岸も良いですね〜。

このツアー最後の観光。
滑川駅から富山地方鉄道に乗って・・・

電車が入ってきました。

車内、最後尾の様子。

車窓からは田んぼの先に日本海が見え隠れします。
そして海の向こうにはさっきまで居た能登半島も
綺麗に見えました。

あっという間に電鉄黒部駅に到着！

電鉄黒部駅。

黒部から、また観光バスに乗り北陸自動車道に。
休憩した越中境パーキングエリアに
松尾芭蕉が市振の関で詠んだ
「一つ家に遊女も寝たり萩と月」の碑が。
私の故郷の偉人、相馬御風（そうまぎょふう）の筆とのこと。

そういえば・・「一つ家」って和菓子の包装紙の字がこんな
字体だったような・・・。

帰りは長岡から上越新幹線で東京に向かいます。
最後の休憩は米山サービスエリア。

ここには松尾芭蕉の
「荒海や　佐渡に横たふ　天の川」の句碑が。

そして、海の向こうに佐渡島がはっきり見えました。

お天気に恵まれて、大満足の能登半島の旅でした。

今度は、個人旅行で、気に入った場所に車を止めて
気のすむまで海を眺める旅をしてみたいと思います。

そうそう、カメラの電池は越中境ＰＡでＮＧに。
（後はスマホのカメラで。）

短い旅でも、カメラやスマホの充電器はしっかり持たないとダメですね。