2015/08/13 - 2015/08/18
2位(同エリア121件中)
Kちゃんさん
お盆休みの期間をちょっとずらし、モントレー、カーメルへの旅です。 羽田からサンフランシスコへは往復とも夜行便となりますが、どうせビジネスクラスで横になっていくのならホテル代も1泊分浮き好都合です。 例によって間際での手配でしたので空いているホテルも限られてしまいましたが、特にモントレーは丁度「モーターウィーク」と重なるとのことで、やっと手配したホテルもバカ高でした。 東京のウダル暑さから逃れ、青い空に涼しさを通り越して寒さを感じるような気候のなか過ごした6日間です。 前編は東京出発からモントレーまで。
モントレーは1602年にスペイン人が初めて上陸した後、スペイン領、メキシコ領を経てアメリカ領となった街。 その歴史が色濃く残るモントレーとカーメルでした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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羽田出発は、深夜0:05。 感覚的には完全に前日ですが日付が変わった後の便ですので予約は注意をしなければなりません。 何度もチケットの日付とカレンダーを確認してGoo。
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この時間の羽田ラウンジはもうガラガラでした。
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仕事を終わってから羽田に駆けつけましたので店じまい間際の鉄板焼きコーナーでハンバーグを頂きます。 このラウンジの目玉のような扱いをする記事を見ますが、お味は残念ながらファミレスレベルかと。
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一緒に手鞠寿司も頂きます。
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ラウンジには数人、しかも最終近いというのに大量のサラダが残っていますね。
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お酒も並んでいますが誰も手をつけません。
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といううちに、搭乗時刻となり出発です。 夜の羽田空港に「イッテキマ−ス」。
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離陸した機体はUターンして東京湾上を南下して房総半島の先を経由してやっと太平洋上へ出ます。 遠廻りなようですが羽田からの深夜・早朝時間帯の離着陸は騒音配慮のため昼間とは異なるルートを辿るようです。
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深夜便であるため、通常のような食事は出ません。 「温玉とグラノーラ」といったスナック程度のもののみでした。 もちろんお腹の空いている人にはアラカルトでサンドイッチ、うどん、お茶漬け、のようなものも用意されますが、廻りを見てもほとんど注文されていません。 私もラウンジでハンバーグや手鞠寿司を頂いてきましたので、この時点ではこれで充分でした。
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スナックとドリンクを頂いた後、少し横になっていたと思ったら、もうこんなところまで来ています。 自分で思うよりも熟睡していたようで、これも深夜便が睡眠のタイミングとあっていたからでしょうか?
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サンフランシスコ便はシカゴやニューヨークなど他の北米便にくらべ飛行時間は短めです。 ロサンゼルス便と比べても2時間近く短く実飛行時間は9時間弱です。
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CAさんも慌ただしく朝食の用意です。
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朝食が配られます。 まずはスムージーから。 目覚めには丁度良い飲み物でした。
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私は和食を頂きましたが、見た目は豪華で美味しそうですが箸をつけてみて気がつけばこのようにカチカチに凍ったままです。 カボチャの煮物もこのとおり。
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豆腐もこのとおり。 溶けるまで少し待ちましたがちょっとやそっとでは埒があきませんので表面の溶け出したところだけ頂いておしまいです。
全く日本の航空会社らしくないサービスレベルです。 サービスといえば、深夜便なのですからこのような食事内容になりますが、せっかくのビジネスクラスで食事も楽しもうと考える向きには、あっさりとした食事内容分だけ損といえるでしょう。 昼便でしたらオードブルからデザートまでのフルコース一食と、広範囲な選択の出来る2食目やスナックが味わえるわけですから。 -
こちらは洋食版。 フルーツからスタートして、
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オムレツとベーコンというものです。
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満足感が無いのでお膳はさげてもらいアイスクリームです。
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と言っているうちにここまで来ました。
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海岸線から大きく左旋回で着陸態勢に入ります。 眼下にはいかにもカルフォルニアらしい風景、サンノゼ方向でしょうか。
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少し雲が掛かったサンフランシスコ空港に着陸です。
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イミグレへ向かう通路です。
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イミグレの出口。 ウェルカムと迎えてくれます。 なお、最近の入国手続きはKIOSKマシーンが増えサンフランシスコ空港もほとんどがKIOSK機による処理です(条件的に使えない人も居ますし、KIOSK機の列が延びると有人カウンターへ案内されます)
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直ぐにタクシーでホテルへ向かいます。 安くするならBARTの選択なのでしょうけど、1人でなく複数でしたらBARTとの差額もぐっと縮まりますので早いタクシーが一番。
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宿泊したホテルの全景です。
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そしてお部屋。 決してギンギラに豪華ではありませんが上質に落ち着いた雰囲気です。
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ホテルの部屋からの風景です。 遠くオークランド側と手前にはSFジャイアンツの本拠地であるAT&Tパークが望めます。
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一休みしたあと、夕食に出掛けます。 今回、サンフランシスコ市内での宿泊は今晩だけですので少し遠出ですがフィッシャーマンズワーフへ。
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夜のフィッシャーマンワーフです。 平日でしかも寒いくらいの気温ですので、21時頃にはそれぞれのレストランの中以外には歩く人も減ってきます
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どこのレストランにするか迷いましたが39桟橋の先端にある「ネプチューン」へ入ってみます。
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生牡蠣とカルマリ。
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シーフードパスタ
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サーモンソテーです。
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食事を終わって外に出れば、歩く人は更にまばらでメリーゴーランドも開店休業状態(営業が終わって電気が灯いているだけ)
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通りも若干の人通りはありますが車も減っています。
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こちらはルート66ショップ。 R66にちなんだお土産/グッズ専門店でした。
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それでもホテル近くのPOWELLまでケーブルカーで帰ります。 ケーブルカーも夜は空いていて真っ暗な室内に乗客が数人居るだけです。
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翌朝、ホテルの朝食です。 フルーツのコーナー。
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ソーセージ/チーズのコーナー
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パンケーキと焼いたトマトです。
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で、私の朝食はこのとおり。 食べ過ぎないように注意します。
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さて、ホテル向かいにあるレンタカーオフィスで車をピックアップしてモントレーへ向かいます。 このオフィスは地図でだいたいの場所を把握しておいたのですが、地図上の感覚よりも近くホテルのほぼ真ん前50m程の近さでしたのでスーツケースを引っ張って言っても苦になりません。。
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借り出した車は、GMの「EQUINOX」というSUV。 クラスとしてはMID SUVにあたりFORD EDGE辺りと同等でしょうか?(エクスプローラーよりは一つ下になります) 以前はこのクラスの車両は3000ccV6エンジンというのが相場だったと思いますが最近は排気量が小さくなり2500ccクラスの4気筒になってしまいます。 2人〜4人で乗る分には車内の広さとか走っているときの馬力は全く問題ないのですが、アメ車の雰囲気はだんだんと薄れていきます。
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レンタカーオフィスからHoward通りを西へ向かい6番街を左折して高速入り口へ向かいます。
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市内を出ると101号線を南下、サンフランシスコ空港の横を通りサンノゼを過ぎます。(フロントウインドウ越しの逆光で画像が上手く写りませんでした)
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101号線はロスアンゼルスに至る主要幹線道路ですが、サンノゼを過ぎ山間部へ入るとこんな車幅の部分もありビックリです。
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101号線から156線へ右折、モントレー半島を目指します。
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156号線から(ウェストコースト)ハイウェイ1へ入ると前方に海が見えてきます。
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海岸線へ出た辺りで高速を降ります。
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道はデルモンテ・アベニュー、モントレーの街へ入っていきます。
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まずはどこかへ車を置こうと、とりあえずカナリーロウ/水族館辺りを目指してフィッシャーマンズワーフの角を右折です。 ここまでサンフランシスコの街中から2時間半弱だったでしょうか。 快適なドライブでした。
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車を駐車場にいれ、カナリーロウの方向へ向かいます。 空は真っ青の快晴。
なお、カナリーロウとはCANNERY ROW、つまり「缶詰工場通り」に由来しますので「キャナリー」と記さねばならないのでしょうけれど、簡単にカナリーと表現させてもらいます。 -
カナリーロウの角にある昔の缶詰工場跡。 いまの内部はおみやげ物屋など。
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カナリーロウです。 この通りの両側は観光客向けの飲食店や土産物店が並びます。
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作家、スタインベックの像がある一帯です(像は画面の左側)。 中央のモニュメントを中心に人々がくつろぎます。
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少し違う角度から。
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1時近くなっていましたので、まずは昼食です。 突堤の先端に建つ「Fish Hopper」という店に入ります。 店前の売店でもサンドイッチやクラムチャウダーなどテイクアウト用に販売しており、近くの磯に腰掛けて食べている人が多くいました。
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この「Fish Hopper」はこのように磯の上に組んだデッキに建っています。 このデッキは海岸沿いに数百m続き、インターコンチネンタルホテルや水族館へ続いています。
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お昼は、クラムチャウダーから。
後で知りましたが、カーメルの名物は大きなパンをくり抜いた中にクラムチャウダーを注いで出すもので、普通にカップのクラムチャウダーをオーダーしてしまってから気がつきました。 -
蟹のサラダです。
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そしてハンバーガー。 このお店のは比較的小振りでした。
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食事をした「FISH HOPPER」からカナリーロウの方向です。
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食事を終わって水族館まで歩きます。 途中には昔の漁船を道ばたに飾ったレストランも。 このレストランの名前にもあるように、また缶詰工場の跡もそうですが、この一帯の漁はSARDIN、つまり大量の鰯がとれ、それを加工する産業が栄えていたようです。
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海岸を散歩する人達。 鳥も慣れているのか怖がりません。
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正面が水族館です。
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水族館のエントランス。 なぜか小名浜の大漁旗がディスプレイされています。
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エントランスから直ぐの大水槽は「藻の海」がテーマ。
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鰯の大群は圧巻です。
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トロピカルな魚。
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ラッコも居ました。
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クラゲ、などディスプレイは多彩です。
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外へ出ると子供達向けのイベントが始まっています。
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これは水族館内の入り江(プール)で子供達に潜水の体験をさせるものでした。
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水族館を出て「パシフィックグローブ」へ向かいます。 水族館やカナリーロウのあたりは賑やかですが通り一本隔てれば直ぐにこんな景色の住宅街です。 この辺りの住宅街はとても高価で、また売りに出される物件も少ないため、カリフォルニアの裕福な人にとってもなかなか買えないようです。 一軒一軒はそれほど豪華な造りには見えないのですが。
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モントレー半島の先端に位置するパシフィックグローブ辺りの海岸線です。 蒼い海と青い空。
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借りているレンタカーも一緒に。
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丁度モントレー/カーメルは「モーターウィーク」と称して車関係のイベントの真っ最中でした。 条件の良いホテルはどこも満室でやっと取ったのがこのホテル。 たぶん普段は100ドルチョットで泊まれるはずですが、足下をみられたかのように今回はその数倍します。 まあ、モントレーのフィッシャーマンズワーフへ車で5分くらいですのでロケーションは悪くないのですが、部屋代に含まれる朝食も「オマケ」くらいのものでしかなく、完全にハズレを引きました。
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部屋の様子です。 狭くもなくこぎれいですがイベント時とはいえ料金に見合いません。
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その朝食です。 皿は発泡スチロール、スプーン、ナイフもプラスチックです。 アジアや他の地域でこのブランドのホテルは何度も使っていますが、こんなハズレは初めてです。 これが100ドルなら我慢かもしれませんが、イベントシーズン料金とはいえ数倍払ってのことですのでなおさらです。 翌日から朝食は近くのスタバとなりました。
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これはモーターウィークイベントの一コマ。 翌日のオークションを待つ車達です。
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夕暮れのヨットハーバーです。
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こちらは陽が暮れた後の様子。
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夕方のプロムナード。 両側に洒落たブティックや雑貨店が並びます。
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桟橋の風景。 「オールドフィッシャーマンズワーフ」と呼ばれるここは両側にレストランや土産物店が並びますがサンフランシスコのフィッシャーマンズワーフのようなケバケバしさはありません。 また水族館などのあるカナリーロウ辺りからは少し離れて位置します。
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桟橋上のレストラン店頭ではスナック類の販売が始まります。 並んでいる大きなパンはクラムチャウダーの「BREAD BOWL」用のもの。
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こちらのお店も氷の上にいろいろなものを並べています。
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こちらのレストランも氷の上に食材を並べてお客を誘います。
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美味しそうですね。 つい入る店を迷ってしまいます。
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結局こちらの「BIG FISH GRILL」に入ることにしました。
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この写真はまだ日暮れ前の散策時に撮ったもの。
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アメリカンなバーカウンターですね。
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メニューです。
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念願のクラムチャウダー「BREAD BOWL」です。 皿の左は蓋というかクラムチャウダーを入れるためにくり抜いた部分です。
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FISH and CHIPS
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クラブサンドです。
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帰りがけに翌朝のホエールウォッチングツアーを予約します。 この看板を観ると毎日何かしら観られているようですので空振りの無いことを祈ります。 HUMPBACK WHALESとはザトウクジラのようです。
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翌朝の船乗り場。 出船の30分も前から乗船客が集まっています。
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出航です。
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昨晩は気がつきませんでしたが港内の至る所にアシカの姿が見えます。
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こんなオチャメに泳いでいたり。 この白っぽいのは「アザラシ」でしょうか? アシカとアザラシは動物園で観ても何気なく区別出来ていなかったりしますが、実は全く別種の生物だそうです。
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船の係留ブイを一人占めしているアシカもいます。
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しかし、港出口の堤防の上を見るとおびただしい数のアシカが居てビックリです。
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船が少し沖へ出ると海面から蒸発するのか、一面の霧の中に突入します。
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しばらくするとおびただしい数の鳥が海面に漂い、船が来ると一斉に飛び立ちます。 この黒い鳥は海鵜でしょうか?
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飛び立とうとする海鵜です。 羽根を広げ、脚で海面を蹴って滑走していきます。 飛び立てるスピードに達するまで100m以上も掛かっているようでした。
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海鳥が居ると言うことは、餌になる小魚が居る。 小魚が居るということはコレを狙う鯨が居る。 ということで、あっという間に鯨の出現です。 判る人は判るのでしょうが、我々にはどこに鯨が出現するか判らないので常に海面を探します。 しかもだいたいの場合は気がついた時にはもう潜水の体制に入っています。
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潜水する鯨の尾。
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だいぶ先に潮吹きが観られました。
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船の中には簡単な売店がありコーヒーやスナックの販売をしています。 コーヒーを頼んだら「インスタントだけど良いか?」と聞かれました。 インスタントでもこのような船上で飲む暖かいコーヒーはとても美味しく感じてしまいました。
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こちらは別の業者の船。 我々の船よりだいぶ大きいようです。
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鯨が終わると今度はイルカの出現です。
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船の真横にも来ます。
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と、2時間ほどの航海を終えて帰港します。海から観たカナリーロウ辺りです
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この湾内ではカヤックも盛んでした
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港内に入ります。 「イルカウォッチング」とか「ホエールウォッチング」というツアーには何度か参加したことがありますが、実際に鯨やイルカを観られたのは今回が初めてでした。
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船を降りると埠頭付近のあちこちで自動車関連のイベント。 これはサザビーのオークション会場です。
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オールドフィッシャーマンズワーフ入り口付近に建つ、かつての税関庁舎跡。 このあたりがメキシコ領からアメリカ領となった1820年頃のものと書かれています。
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スペイン人が上陸してからのモントレー港の歴史を示した碑です。
このあと、ペブルビーチやカーメルの街、またサンフランシスコに戻りサンフランシスコジャイアンツのナイター観戦など「後編」にまとめます。
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