すさみ・日置川旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 紀勢自動車道が、紀伊田辺から南紀白浜を通り抜けすさみまで開通したので行ってみることにした。<br /> 僕は和歌山県日高町に住んでいる。和歌山県内の温泉地といえば白浜温泉と勝浦温泉である。日高町からこれらの温泉地に行くには白浜温泉までは約1時間半、勝浦温泉までは高速がない時代は約4時間掛かっていた。<br /> 高速道路が早く紀伊半島を一周してくれと願っていたのは県民みんなの願いである。それがこのほど国体の開幕にあわせてやっとすさみ町まで繋がった。有難いことである。さっそく”走り初め”をしたのである。<br /> 御坊南インターから高速に乗ると南紀白浜まで1時間で着くことができた。これまでよりは30分の短縮である。さて、そこからの運転である。やたらとトンネルが多いが、これは半島の和歌山県としては仕方がないところである。トンネルを作らないと時間短縮にはならない。御坊南インターから1時間30分ぐらいですさみに着いた。勝浦温泉に行くにはここから国道42号を海沿いに走ることになる。<br /> 高速が途切れたのでここで休憩をすることにした。自動車道を降りた所にちょうど「道の駅すさみ」があった。<br /> トイレを済まし昼ご飯を食べることにした。出来たばかりの施設であるので中は綺麗で快適である。「レストラン蒼海」に入るとテラス越しに南紀の海が広がっていた。なかなか眺望は素晴らしい。<br /> メニューも豊富に揃っている。定食もある。そこで僕は”干物定食”を頼むことにした。しかし、ここからが最悪だったのである。支払いはあらかじめ食券を買う。これは何処にでもあるシステムなのでこれといって不満はないのであるが、スタッフの扱い方に疑問が残った。<br /> 案内されて席に付いて食券を渡し食事が出てくるのを待つ。水等の飲物は自分で用意しなければならない。テーブルには何もない。箸も爪楊枝も、お醤油は食品を持って自分で入れに行くのである。しかし、これもまあ、良しとしよう。<br /> 混んでいたので若干料理が出てくるまで時間が掛かったが、これも、まあ、良しとしよう。やっと、僕の番がきて定食を運んできてくれた。しかし、これは”お刺身定食”であった。僕が頼んだのは”干物定食”である。まあ、間違うことも、ままあるので、混んでいることだし、これも仕方ないとして、「間違っています。僕は”干物定食”を頼んだのですが」と言って、さらに待つことにした。注文して30分ほどしてやっと、”干物定食”が出てきた。ところが、これはどう見ても干物には見えないのである。<br /> 「これ、干物ですか?」と尋ねると、<br /> 「はい、そうです。サバです」という。<br /> 仕方ないので食べることにした。ところが、どう味わっても調理したのは明らかにサバを焼いたものであった。メニューには干物の写真が載っていたので見た目から違うのである。でも、まあ、いいかと思って食べた。ところが、ご飯がまたいけなかった。家で僕が電気炊飯器で炊いたご飯の方がはるかに美味しかったのである。ご飯はニチャニチャなのであった。どうも食べられたものじゃあない。これで1、450円は高すぎるじゃあないか。これは料理人の料理じゃあない。まあ、半分ほど食べてレストランを出た。食事終わりにトイレに向かった。するとこれがまたひどかった。通常トイレはレストランの近くにあるものである。ところがここは、レストランと真反対の方向にある。道の駅の施設の西と東にある。こんなに不便な施設はないと思った。これで多分僕はもう二度とここを利用することはないだろう。行ってみないと分からないこともある、というのはこういうことをいうのだろうと思った。もしここへ行かれる方があるなら、どうか参考にしてほしい。<br /> 施設内に「カニとエビの水族館」があった。この施設には子供たちが喜ぶかも知れない。僕は勝浦温泉まで先を急ぐのでここはまた今度ということにした。<br /> 国道42号線は美しい海の景色が広がっている。串本から古座に入り太地の手前で新宮からの紀勢自動車道が伸びてきていた。さっそくこれに乗る、と、あっという間に那智勝浦に着いてしまった。途中の休憩時間を省いて、日高町から勝浦温泉までの時間を計算すると約2時間半で着いたことになる。かつては4時間掛かったものが。やはり高速自動車道は早いものである。これで勝浦温泉も気軽に行けるようになったというところである。世界遺産熊野三山にもお詣りができるというものだ。南紀にやっと春が来た感じがする。ただし、「道の駅すさみ」だけは除いてである。<br />

「道の駅すさみ」は最悪だった

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2015/09/14 - 2015/09/14

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nakaohideki

nakaohidekiさん

 紀勢自動車道が、紀伊田辺から南紀白浜を通り抜けすさみまで開通したので行ってみることにした。
 僕は和歌山県日高町に住んでいる。和歌山県内の温泉地といえば白浜温泉と勝浦温泉である。日高町からこれらの温泉地に行くには白浜温泉までは約1時間半、勝浦温泉までは高速がない時代は約4時間掛かっていた。
 高速道路が早く紀伊半島を一周してくれと願っていたのは県民みんなの願いである。それがこのほど国体の開幕にあわせてやっとすさみ町まで繋がった。有難いことである。さっそく”走り初め”をしたのである。
 御坊南インターから高速に乗ると南紀白浜まで1時間で着くことができた。これまでよりは30分の短縮である。さて、そこからの運転である。やたらとトンネルが多いが、これは半島の和歌山県としては仕方がないところである。トンネルを作らないと時間短縮にはならない。御坊南インターから1時間30分ぐらいですさみに着いた。勝浦温泉に行くにはここから国道42号を海沿いに走ることになる。
 高速が途切れたのでここで休憩をすることにした。自動車道を降りた所にちょうど「道の駅すさみ」があった。
 トイレを済まし昼ご飯を食べることにした。出来たばかりの施設であるので中は綺麗で快適である。「レストラン蒼海」に入るとテラス越しに南紀の海が広がっていた。なかなか眺望は素晴らしい。
 メニューも豊富に揃っている。定食もある。そこで僕は”干物定食”を頼むことにした。しかし、ここからが最悪だったのである。支払いはあらかじめ食券を買う。これは何処にでもあるシステムなのでこれといって不満はないのであるが、スタッフの扱い方に疑問が残った。
 案内されて席に付いて食券を渡し食事が出てくるのを待つ。水等の飲物は自分で用意しなければならない。テーブルには何もない。箸も爪楊枝も、お醤油は食品を持って自分で入れに行くのである。しかし、これもまあ、良しとしよう。
 混んでいたので若干料理が出てくるまで時間が掛かったが、これも、まあ、良しとしよう。やっと、僕の番がきて定食を運んできてくれた。しかし、これは”お刺身定食”であった。僕が頼んだのは”干物定食”である。まあ、間違うことも、ままあるので、混んでいることだし、これも仕方ないとして、「間違っています。僕は”干物定食”を頼んだのですが」と言って、さらに待つことにした。注文して30分ほどしてやっと、”干物定食”が出てきた。ところが、これはどう見ても干物には見えないのである。
 「これ、干物ですか?」と尋ねると、
 「はい、そうです。サバです」という。
 仕方ないので食べることにした。ところが、どう味わっても調理したのは明らかにサバを焼いたものであった。メニューには干物の写真が載っていたので見た目から違うのである。でも、まあ、いいかと思って食べた。ところが、ご飯がまたいけなかった。家で僕が電気炊飯器で炊いたご飯の方がはるかに美味しかったのである。ご飯はニチャニチャなのであった。どうも食べられたものじゃあない。これで1、450円は高すぎるじゃあないか。これは料理人の料理じゃあない。まあ、半分ほど食べてレストランを出た。食事終わりにトイレに向かった。するとこれがまたひどかった。通常トイレはレストランの近くにあるものである。ところがここは、レストランと真反対の方向にある。道の駅の施設の西と東にある。こんなに不便な施設はないと思った。これで多分僕はもう二度とここを利用することはないだろう。行ってみないと分からないこともある、というのはこういうことをいうのだろうと思った。もしここへ行かれる方があるなら、どうか参考にしてほしい。
 施設内に「カニとエビの水族館」があった。この施設には子供たちが喜ぶかも知れない。僕は勝浦温泉まで先を急ぐのでここはまた今度ということにした。
 国道42号線は美しい海の景色が広がっている。串本から古座に入り太地の手前で新宮からの紀勢自動車道が伸びてきていた。さっそくこれに乗る、と、あっという間に那智勝浦に着いてしまった。途中の休憩時間を省いて、日高町から勝浦温泉までの時間を計算すると約2時間半で着いたことになる。かつては4時間掛かったものが。やはり高速自動車道は早いものである。これで勝浦温泉も気軽に行けるようになったというところである。世界遺産熊野三山にもお詣りができるというものだ。南紀にやっと春が来た感じがする。ただし、「道の駅すさみ」だけは除いてである。

旅行の満足度
1.5
観光
1.5
グルメ
1.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車

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  • レストラン蒼海。眺望は綺麗なのだが・・・・・・?

    レストラン蒼海。眺望は綺麗なのだが・・・・・・?

  • 施設内のある「エビとカニの水族館」。子供には喜ばれそう。

    施設内のある「エビとカニの水族館」。子供には喜ばれそう。

  • 道の駅すさみ

    道の駅すさみ

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この旅行記へのコメント (2)

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  • たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん 2015/09/17 01:26:24
    通りすがりで失礼致します。
    県民の声がお聞きでき興味深く聞かせて頂いた滋賀県民で、8月と今日和歌山より紀伊半島を2周してきたもの好きです(笑)。和歌山県民の期待を背負った紀勢自動車道とそれに纏わる施設の充実を切に願っておられるお気持ちが痛いほどわかります。折しもきのくに国体の年に開通した自動車道、期待していたものとそうでないものとの対比。2回に分けての4日間経験したものとしては・・・、何もかもが準備不足のような印象を受けました。夏場の多客に合わせ、無理やり学生のバイトで補ったものの、学校が始まってようやく慣れた学生がこなくなり、未経験のスポット的な派遣スタッフでまかなっているのが、シルバーウィークを前にした現状とのことでした。南紀田辺から尾鷲南間で開通した自動車道の?一般道路区間?における大きな道の駅は、レストランはもとより?レジスタッフ?ですら酷いものでした。しかし始めは皆?ど素人?から始まる接客業、指導のできる?チーフ?の役割ができる人が育って初めてゼロスタートだと思います。
    直接的なやりとりのトンチンカンさにご立腹されたようですが、それイコール施設のレベルと思って頂きたくないように思います。今まで冷やかしレベルの客数しか来ていなかったところに、観光バスや駐車場に止められない数の人が来るに免疫があるとは思えません。
    県外の客に来てもらうには、まず県人の評価が不可欠ではないか、そう思います。ご立腹された?道の駅すさみ?を忘れた頃に再訪され、?変わった?と感心される時が来ることを、きのくに国体のボート競技が行われた近江の国の住人は切に願います。

    通りすがりで失礼致しました。

    たかティム。

    nakaohideki

    nakaohidekiさん からの返信 2015/09/17 13:54:43
    RE: 通りすがりで失礼致します。
    たかティム様へ

    投稿有難うございます。
    まあ、和歌山県は”文化果てる地”ですから僕はあまり期待していません。もっと文化的に進んでいればもっと早く高速も通っていたはずだと思いますから。滋賀は京都や名古屋にも近くて進んでいる地域だと思いますよ。
    和歌山県民はこんなおもてなしでも”良し”と思っている県民なのです。センスがないのです。
    今後も宜しくご指導お願いいたします。
    まずはコメントのお礼まで。

    nakaohidekiより

    >
    > たかティム。

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