2015/08/15 - 2015/08/19
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くろへいさん
“インド病”というのがある。
この病気に感染すると、ぼんやりとした得体の知れない塊のようなものが脳内に寄生する。
この塊がやっかいで、自分の意思とは関係無く時折インドへの底知れぬ郷愁や憧憬を夢想させる。
そして次第にマサラ臭が鼻腔の奥を微かに刺激するような、不確かで甘美な意識に苛まれる。
エレベーターの中で、腋臭の強い人と乗り合わせると、芳しい腋臭の香りにインドに居るような錯覚を覚え恍惚となってしまう。
交差点の真ん中でエンストし、後方から激しいクラクションが鳴るのを聞くと、チョンロギー通りかコンノートプレイスの渋滞に思いを馳せて、ついつい「チョロ!」と叫んでしまう。
こうなると、間違いなく”インド病”の再発だ。
困った事に、このインド病は突然やってくる。
原因は不明だが、何かの瞬間に突然スイッチが入り、眠っていたインドへの憧憬がムクムクと疼き出す。
気が付くと、ネットの検索履歴がインドに関するモノばかりだったりする。
僕の場合は概ね2-3年の周期で、この厄介なインド病が再発する傾向がある。
インド病を治すにはインドに行くしか無い訳で、マサラと腋臭と排気ガスに腐食された空気を吸いながら、喧騒の中に身を置き、狡っ辛いインド人を相手に理屈に理屈を重ね、僅かな小銭のやりとりを行いながらインドに居る至福を全身で感じる必要があるのだ。
何だか麻薬みたいなモンだが、この国に訪れた旅行者の多くがこのやっかいな”インド病”に罹ってしまい、熱病に摂りつかれたように再度インドを目指してしまう。
錦糸町のフィリピンパブに嵌ってしまった”ピンパブ病”のオッサンよりはマシかと思うが、腋臭の匂いにインドを重ねて萌えてしまう”インド病”も困ったモンだ。
腋臭を嗅ぐ為にインドへ行くのも変なモンだが、旅というのは5感で味わうものなので、臭覚も重要な要素といえるだろう。
という訳で、一昨年にコルカタで治癒した筈のインド病が2年ぶりに突如再発したお陰で、今回も急遽インドへの旅が決まってしまった。
8月の連休を利用した弾丸ツアーだが、インド病を治すのには数日あれば充分満足なのだ。
今回は、かねてから憧れだった”ラジャスタン州”「ジャイプール1都市滞在」で計画。
往復夜行便を利用した癒しの3泊5日インド弾丸旅行に行ってきました。
さあ13億の民よ、今こそ両腕を空にかざし、己の腋臭を心ゆくまで宇宙に解放つのだ。
フライト往路
■TG331 バンコク-デリー 23:15 02:15+1
■9W7015 デリー-ジャイプール 05:15 06:05
フライト復路
■9W2720 ジャイプール-デリー 20:25 21:30
■TG316 デリー-バンコク 23:30 05:25+1
ホテル
■Fairmont Hotel Jaipur 3泊
☆初日
バンコク-デリー移動
☆2日目
デリージャイプール移動/チャンドバウリ訪問
★3日目
市内観光
☆4日目
市内観光&Teej Festival
※初日&2日目は以下をご覧下さい
インド ラジャスタン訪問記 1/3 【インドETAビザで搭乗拒否】
http://4travel.jp/travelogue/11049346
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2日目の朝
楽園のようなFairmont Hotelですが、バカ高いわりにレパートリーが少ないので、今朝は運転手君お勧めの大衆食堂で朝食をとります。 -
清潔そうで安心
味も値段も満足、お腹もいっぱい -
Fairmont Hotelからアンベール城までおよそ5km
途中で城の手前を右折してSRI-JAGAT-SIROMNIJI寺院に寄ります
此処にはムガール王朝時代以前に造られた階段井戸もあり、小規模ながらも素晴しい彫刻に彩られた寺院です。
世界遺産ではありませんが、重要文化財に指定されているようです -
現在では、階段井戸の横に深い井戸があり、公共の蛇口が設置されています。
井戸の中には菩提樹の木が生えており、井戸水の浄化をしているとの事。 -
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階段井戸の全景
昨日訪問したチャンドバウリの階段井戸に比べると、ミニチュア版です。 -
階段井戸から、隣接している寺院を眺めます
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此処の階段井戸には柵が無いので、そのまま下部まで下りる事ができます。
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下部から寺院方面を望むと、後方に城壁が見えます
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お決まりの幾何学模様
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隣接する寺院です。
観光客は僕らだけで、地元の人がお参りに訪れています -
ガイドブックには紹介されてませんが、この寺院の彫刻は素晴しく必見です。
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世界遺産のアンベール城は、イスラミック様式の建築なので具象的な意匠はあまりありません。
然し、此処はムガール王朝以前に造られたのでヒンズー様式です。
ヒンズーのコテコテの具象彫刻とアンベールの幾何学的なイスラミック意匠との対比が面白いので、アンベール城との組み合わせは必見です。 -
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奥に鎮座する仏像
ご本尊様に該当するのかは不明
中には入れません -
位置的には此方が寺院の中心にあるので、ご本尊様のような気がします
寺男?の爺さんが良い味を出してます -
寺院の外観の一部
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お参りに来ていた家族
寺院に入る時は子供でもきちんと靴を脱ぎます -
次はメインイベントの"アンベール城"です
公共のバス停"Amer Fort"周辺に駐車場があるので、此処で車を待たせます
【市バス AC-1番とAC-5番が停車】
殆どの外国人旅行者は、池の向かい側の道路から"象タクシー"で正門に向います
在タイのくろへい夫婦にとって、象乗りは珍しく無いので、徒歩で池を渡りお城に行きます。 -
これは、城から俯瞰した景色
池の左奥がバス停です。
インド人観光客は此処から城に歩いて行きますが、象に乗る観光客は手前左手奥が入口と分かれています -
歩くのが億劫で象も乗らない場合は、お城の裏側(西側)まで車で乗り入れる事が可能です。
然しながら、やはり正門を見ながら歩いて行った方が感動的です。
バス停から正門までは徒歩約30分程度
象タクシーは900Rps(高い!)
城の裏までジープが運行しており、こちらは250Rpsとの事
バス停から歩けば無料アンベール城 城・宮殿
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象に乗ってやって来る外国人旅行者達
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外国人旅行者で象に乗らないで城まで歩いている奴は殆ど見かけません。
ちょっと目立ちます -
城から下りてくる象タクシー
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象に乗るのは片道のみ
此処で働く象は全てメス
運行回数は決まっており、規定の回数を往復すると終わりになります。
その為、午後になると象に乗れない事もあるそうです -
ボディーペイントされた象さん
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歩くと、道脇に諸々な風景が見れます
彼らはジプシーの家族 -
焼きとうもろこし屋さん
とうもろこしは、甘みが無くボソボソして、歯が欠けるくらい硬いです。
日本の夜店で売られている"とうもろこし"をイメージするとトンでも無い事に… -
弦楽器を奏でる人
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ジプシーの少女
路上に体重計を置いて商売してます
どのくらいの稼ぎになるんだろう? -
アクセサリー用のダイスを売っているジプシー
細かいダイスの奥に黒い素足が覗いてます -
こちらもダイス売りのジプシー
ルンギの間から赤ちゃんが見えます
彼女達はロマ族の末裔と言われてます。
元々定住を好まない"移動型民族"のため、古来の交易路を経て欧州まで拡大したと言われています。 -
ロマ族の名前の由来には諸説ありますが、パンジャブ語で歌舞音曲をなりわいとする下層カースト民を"ドム"と呼ぶ単語が、アラビア半島に達する間にロマに変化したという説が有力です。
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欧州ではロマ族は、宗教や肌の色、異なる文化から差別の対象となってます。
日本ではロマ族の事を"ジプシー"と呼んでいます。
因みに、スペインの伝統舞踊"フラメンコ"もロマ族の文化から生まれ、その起源はラジャスタンにあるという説が有力です。 -
お城の入口に到着
此処は、世界で一番美しい門と呼ばれる"ガーネーシャゲート" -
門の正面にあるガーネーシャの紋
抽象模様のイスラミックスタイルと、ヒンズースタイルのコラボです。
基本的にイスラミックスタイルにこの様な具象的な意匠を用いる事は殆ど無く、美術史的にも極めて貴重だと思います。 -
ガーネーシャゲートの近くでチケットを買い、階段を上って中庭へ
当時は、此処が庶民とマハラジャとの謁見の場所だったそうです -
中庭から更に上方のパレスを見ます
アンベール城ではイヤホンガイドが借りれるので詳細な説明が聞けて非常に助かりました。 -
鏡の間 だったような
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外光にガラスが反射して美しい模様が浮かびます
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宮殿の内部は複雑な構造になっています
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宮殿内にあるカフェ
ブラックアイス珈琲を頂きました
チャイ天国のインドですが、珈琲も美味しく頂きました -
宮殿内には、幾つかの土産モノ屋さんがあります
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城内の宮殿からジャイガール要塞 (Jaigarh Fort)を望みます
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上方が宮殿で、下方は兵士や使用人が居住してたそうです。
石畳の道に置かれた、黒く丸いものは、兵士達への食事を調理した鍋との事
何人分のカレーライスができたのかな? -
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イチオシ
テラスから庶民を見下ろす美女発見
望遠レンズを向けると、ポーズをとってくれました。 -
パンジャブ風の服を着た少女
スカーフを被る瞬間を撮りました -
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イチオシ
ラジャスタンスタイルのおばさん
色彩が美しい -
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イチオシ
歩き疲れて座っていたら、隣にシークの父娘が座りました。
「チャーミングな娘さんを撮らせて下さい」
とお願いして撮ったら
「どうだ、俺の娘は美人だろう。モデル料で100ドルくれ」
との事
「勿論、但し現金が無いのでアメックスで払える?」
「わっははははっ、OKだ、その代わりリボ払いはできねーよ」
インド人は話好きな人が多いので、ちょっと気を利かせたフレーズを使うと会話がスムーズになります。
これをウザイと思う内は、インドを楽しめないかも… -
途中で出会った女子高生の団体
大きな望遠ズームを装着した一眼レフは重くて難儀しますが、インドでは効果抜群。レンズを向けると、皆大騒ぎ! -
わざと、低い位置や角度を変えてオーバーアクション気味にレンズを向ける度に、キャーキャー大騒ぎ。
モデル風にカメラ目線の女の子に焦点を合わせてみました。
嗚呼、可愛い -
暫し、女子高生をモデルに撮影大会
すると、いきなり中年のおっさんがやってきました。
「私は別のグループの学生を引率してきた教師です。此方の方も撮ってくれますか?」
見ると、臭そうな男子高校生の集団がああああ・・・・
一言"ノー"と言うと、男子から大ヒンシュクのブーイングが。
「ヘイヘイ、お前はガールズ専門かよ?」
まあね -
ロマ族のコブラ使い
20Rpsのチップで観賞させて貰いました -
コブラが舌がチロチロ
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蛇使い見習い中?
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上ってきた道をそのまま下ります。
此処は、お供え物屋さん -
店主に撮影の承諾を頂こうとすると…
「ちょっと待て」 -
「さあ、撮れ!ジャパニ」
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アンベール城の観光を終えて、待たせていた車に乗り込んで市内に向います。
ウダイプルのような湖上の宮殿を通過します。ジャル マハル 城・宮殿
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