曇っていても三陸は素敵 ちょっとあまちゃん気分も？

2015/08/28 - 2015/08/30

岩手県は広い。下閉伊郡という郡も広い。岩泉町も広い。その岩泉町に住んでいる友人と三陸海岸をちょっとだけ旅することにしました。海岸が美しいので有名な「浄土ヶ浜」とリアス式の崖が美しいので有名な「北山崎」をリクエストしたのですが、距離感と友人の運転技術がわからないので、どの程度動けるのかちょっと心配。 おまけに秋雨前線なんか張り出しちゃって天気はうんと心配。基本晴れ女たちなんですけどね。

エリア 野田・普代・田野畑(岩手)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

１日目の宿泊は、「道の駅いわいずみ」のすぐ裏にある「ふれあいランド岩泉」のコテッジです。六人用を二人で使うので、広々として贅沢。
二人用のトレーラーハウスや大人数用のブルートレインも宿泊に提供されます。
お風呂は、ちゃんとした家庭用のお風呂でしたが、車で１０分くらいのところにある、龍泉洞温泉に立ち寄り湯をしました。５00円でした。

道の駅 いわいずみ 道の駅

ウッドデッキは素敵でしたが、夜はちょっと寒くなって来たので、乾杯だけして、こんなに広々としたダイニングで、東京駅や盛岡で買ってきたオードブルセットなどいただきました。
外では若者たちのバーベキューをする良いにおいがしていました。

ウッドデッキに履物を出しっぱなしにすると、キツネに持っていかれると聞いていて、ちょっと楽しみだったのですが、キツネは姿を見せず、代わりに朝４時ころに、キツツキ？が木をつつく響きで起こされました。
家をたたかれているのかと思うほどのかなりの響きでした。

ふれあいランド岩泉の中は、「パレットゴルフ場」もあって、川も流れていてすがすがしいところです。これは「コケモモ」の木。栗も緑のいがをつけていました。

岩泉は薄日も差していたのに、途中で霧雨が降ってきました。友人に言わせると、雨ではなく「ヤマセ」で霧のようなもの。「ヤマセ」が吹くと寒くなるのだそうです。峠を越えると雨は止み、最初に海の見えるポイントに。晴れているときれいだといわれましたが、波で煙っている感じもまた、幻想的でした。

熊の鼻展望台 名所・史跡

さて最初の目的地、浄土ヶ浜。
ここは、広範囲を回る大きい遊覧船と、最大で５人しか乗れない小さな「ザッパ船」があって、値段はそれほど変わりません。観光センターの地下から遊歩道がつながっていて、トンネルを一つ越えると遊覧船、二つ越えると「ザッパ船」の乗り場に出ます。
私たちは「ザッパ船」を選びました。

みやこ浄土ヶ浜遊覧船 乗り物

救命胴衣とヘルメットと「かっぱえびせん」を渡されます。うねりがあって、桟橋を渡って船にたどり着くのに、へっぴり腰になってしまいました。ヘルメットって？？と思いましたが、えびせんの袋の音だけで、海猫が寄ってきて頭にとまるので納得です。フンも怖いですからね。

この岩は波がいつも越えてくるので木や草が生えないのだそうです。

「ザッパ船」はこの青の洞窟という岩の中に入って、波を吹く岩と、碧の海を見せるのが醍醐味なのですが、「今日は波が高くてこれ以上は入れないから、振り向いてこの辺りの写真だけとるように」と言われました。
波を吹く岩は良く見えたのですが、タイミングが難しくて写真はとれず、言われるままに撮った写真を後から見ると、こんなにきれいな色でした
。
桟橋に戻ると、船長さんは、「もう今日は危険だからザッパ船は中止」と言って、出ている船も青の洞窟の方に行かないように迎えに行きました。

その日最後の船に乗れた私たちはラッキーだったということでしょう。

そこから歩いて砂浜のある浄土ヶ浜へ。
良い海水浴場だそうですが泳げるのは８月１６日まででした。
寒いから泳ぎたくはなかったですけどね。

みやこ浄土ヶ浜遊覧船 乗り物

海猫ちゃんです。ともかくたくさんいて、食べ物があると寄ってくるので、鳥の苦手な人はちょっと辛いと思います。

レストハウス浄土ヶ浜でお昼ご飯。ウニラーメンは、８３０円だったかなぁ？麺にウニが練りこまれて、スープはあっさり。トッピングにウニがちゃんと乗っていてお勧めです。

浄土ヶ浜レストハウス グルメ・レストラン

時間的には、よい時間ではなかったのですが、宮古の魚菜市場に行ってきました。
生うにや、海鞘のシーズンはおわっちゃったのかな？塩ウニや、焼きウニ。干しカレイなど魅力的に並んでいました。右下の「招き海猫」がかわいい！！

あまちゃんにも出てきた田野畑の駅に行ってみました。
売店が閉まってしまっていたのが残念でした。宮沢賢治の銀河鉄道の夜の登場人物の名前がついていました。

無人駅でホームまで上れたので、あまちゃん気分を味わいました。
あのトンネル確かに出てきたと思う。

５時近くなってしまったので、この日に北山崎に行くのは諦めて、二日目の宿泊地 国民宿舎くろさき荘に行くことにしました。
せっかく晴れてきてもったいないので、黒崎灯台へ。
灯台近辺を歩いていると、あっちの方に望遠鏡もある展望台があると、通りがかりのおじさんが(多分、国民宿舎の関係の人)教えてくれました。

黒埼灯台 名所・史跡

とりあえずチェックインをして、展望台の場所を聞いてみると、歩いても５分ぐらいで行けるということでしたが、望遠鏡は使えないかもと言われました。
期待しないで行ってみたのですが、望遠鏡もちゃんと使えたし、太平洋側なのに、夕陽も見ることが出来て、大満足でした。

黒崎展望台 名所・史跡

特別料理で船盛コースを頼んでいたら、こんなに豪華！！
ちゃんと二人で食べきれる量でこれもまた満足でした。

国民宿舎 くろさき荘 宿・ホテル

満月だったので月明かりが海に反射してとてもきれいでした

国民宿舎 くろさき荘 宿・ホテル

日の出は４時５０分と聞いていました。
ちょっと遅れて５時起床。ちょっと遅くてせっかく出た朝日は、すぐ上の雲に入ってしまっていました。

その日の予定を考えました。
天気予報は曇り時々雨。
走っている三陸鉄道北リアス線も見たい。
でも、とりあえず雨の降らないうちに北山崎に先に行くことにしました。
これは、第一展望台から、iPhoneの望遠で撮った風景です。
前日の黒崎展望台も、階段があったので、出来れば階段は避けたいところです。

北山崎展望台 自然・景勝地

第二展望台までは３６０段の階段だとあります。
第三展望台も階段ありと書いてありました。
第二展望台まで行ったら、きっと「うゎー！！」っという眺めがあるに違いない。ものすごく辛そうだったら戻って来ればよいと、階段を降り始めました。

階段は、柔らかいコルクの様で、足の裏にとても優しくて、水たまりも滑りそうな感じもなく、歩きやすいものでした。
１０段ごとに「あと５０段」などと書いてあるので、目安にも励ましにもなります。

そして第二展望台からはこの風景。
３６０段来た甲斐があったというものです。

反対側の崖は木が多くてちょっと見にくくて残念！！
きっと第三展望台まで行けは満足いくのでしょうが、上ったり下りたりの３６０段のあと、更なる階段に挑戦する意欲はありませんでした。

１０時１７分久慈行きの電車を目指して譜代の駅に。
途中、大津波から人々を守った譜代水門を通りました。
海際は、海水浴場としての姿を取り戻して、きれいな砂浜になっていましたが、そこから水門までは、開発された造成地のようになにもありませんでした。

普代駅 駅

楽しみにしていた三陸鉄道北リアス線にお目にかかれました。
田野畑の駅と同じ桜の模様でおしゃれしていました。
日曜日だったせいでしょうか、結構人が乗っていました。
ここから北が海岸線を走るのですよね。
でも、残念！ 友人の車で来ているので、写真だけとって帰路についたのでした。

この旅行記へのコメント （2）

• ここいったさん 2015/09/27 10:33:23

  初めまして

  初めまして　ここいったと申します。
  
  秋だなと紅葉どこへ行こうと
  候補地探していて、こちらへお邪魔しました。
  
  浄土平、良いですよね。
  私は、遊覧船よりザッパ船の方が楽しめましたけど
  やっぱり海猫の餌くれ攻撃ちょっと苦手でした。
  
  北山崎、素敵です。
  ３６０段の階段下りて登って大変そうですが
  スニーカーにトレッキングポールでも用意して
  いつか必ず行ってみたいです。
  
  プロフィールで書かれてらっしゃる
  行くまでの計画段階が大好き。
  旅は計画から始まりますよね。私も大好きです。
  突然、失礼しました。
  
  　　　　　　　　　　　ここいった
  

  クワドラさん からの返信 2015/09/27 14:33:53

  お便りありがとうございました

  ここいったさん
  
  はじめまして、クワドラです。
  
  国民宿秋の方が、靄らなくてはっきり見えてきれいなんだとか。
  
  若いころに、友人たちと五能線に乗って、十二湖に行ったことがあります。
  
  その頃は、世界遺産なんて言葉もなかったし、あの辺が白神山地だなんて意識もありませんでした。
  もっと堪能しておくのだった！
  
  鯵ヶ沢や、千畳敷は、駅名や途中の景色として印象に残っています。
  椿山荘のお風呂、いつか入ってみたい、宿泊がよいかなぁと思いました。