気分は信長、たまには優雅に～ぎふ長良川鵜飼鑑賞、岐阜街歩き

2015/08/21 - 2015/08/22

短い夏休みは実家に帰ることに。両親を連れだし、近場の岐阜へ1泊旅行。1300年以上も続く鵜飼を鑑賞、舟遊びを堪能。岐阜川原町の古い街並みを歩き、岐阜城にも立ち寄りました。

【旅程】
8月21日（金）名古屋駅（JR)岐阜駅（バス）長良橋　「十八楼」に宿泊
8月22日（土）宿（徒歩）岐阜公園・岐阜城（タクシー）岐阜駅（JR）？？に寄り道して名古屋駅

エリア 岐阜市(岐阜)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

名古屋駅からＪＲ東海道線の新快速で18分、岐阜駅に到着。駅前には金ピカの織田信長像があります。2017年は信長の岐阜城入城450年記念イベントが予定されているようです。

黄金の織田信長公像 名所・史跡

ＪＲ岐阜駅から路線バスで約15分、長良橋へ。長良橋から今晩お世話になる旅館「十八楼」と鵜飼観覧船を望みます。

長良橋 名所・史跡

創業150年の老舗旅館「十八楼」にチェックイン。長良川に面した部屋になりました。ここの旅館は鵜飼遊覧船乗り場に直結しています。

長良川温泉　十八楼 宿・ホテル

17時30分過ぎから鵜飼遊覧船乗り場で鵜匠による鵜飼の説明があります。今日の説明者は代表鵜匠の山下純司氏。鵜飼の奥深さをユーモアを交えて説明。

ぎふ長良川の鵜飼 祭り・イベント

鵜匠の説明の後、遊覧船に乗船します。

遊覧船は昔ながらの木造船。人力です。時間短縮のためかしばらくすると動力船で引っ張られて川を上りました。

今回は十八楼の「船内食コース」で宿泊。十八楼貸切の遊覧船内での夕食となります。十八楼の仲居さんも乗船し飲み物などを配膳してくれます。旬の食材を活かした料理でどれも美味い。

長良川温泉　十八楼 宿・ホテル

涼しい川風に当たりながらの、船上の食事は格別です。

長良川鵜飼観覧船 乗り物

鵜飼のスタート地点に到着。鵜飼開始まで着岸します。着岸している間は「御手洗船」（写真左の船）で用を足すことが可能です。ビールを飲みすぎても安心です。

鮎の塩焼き船がやって来ました。

焼きたての鮎の塩焼きをいただきます。焼き方が絶妙。これ以上うまい塩焼き鮎を食べたことがありません。

徐々に日が暮れてきました。

食事のシメは鮎雑炊。繊細な鮎の出汁が効いています。

すっかりほろ酔い気分。夜風が心地いい。

19時45分に花火を合図に鵜飼が始まります。

自分たちの乗った船は4番目の鵜舟とともに川を下ります。各遊覧船がどの鵜舟に付くかは、当日のくじ引きで決まるそうです。

ぎふ長良川の鵜飼 祭り・イベント

鵜匠は杉山市三郎氏。見事な手さばきで鵜を操ります。岐阜長良川の鵜匠は宮内庁式部職であり、世襲で受け継がれています。

鵜は茨城県で採取されたウミウ。カワウより大きいことから鵜飼にはウミウが用いられています。小さい魚は飲み込めるように縄が絞められているそうです。

人鳥一体となった漁。本当に素晴らしい。織田信長は何を想いながら鵜飼を観覧したのだろうか。

川を下ったところでクライマックスの「総がらみ」を見物します。

６隻の鵜舟が一列になって浅瀬に鮎を追い込んでいます。幻想的な光景です。

鵜が獲った鮎を見せてくれました。歯型が付いています。鵜が飲み込むことで活きジメされることから味は良いとのことですが、一般に販売されないそうです。

長良橋の船着き場に向けてゆっくり進みます。

20時45分に長良橋下流の船着き場に到着しました。３時間弱の乗船は優雅な舟遊びでした。宿の温泉に浸かり夜が更けて行きました。

早めに目が覚め、宿の近く「川原町」を散策します。川原町は江戸時代には長良川の港町として栄え、今も古い街並が残っています。

川原町の古い町並み 名所・史跡

レトロなポストが街並みに溶け込んでいます。

家々の軒先には岐阜提灯がつるされてます。

建物は適度に手が入れられており、保存状態は良好です。今も人々が暮らしている町家もあり静かに巡ります。

檜皮が貼られた蔵。

横丁や路地裏も風情があります。

散歩の後は朝食。ビュッフェ形式で種類が豊富です。岐阜名物のほう葉味噌もあり、ご飯が進みます。鮎雑炊もいただきました。

長良川温泉　十八楼 宿・ホテル

宿を後にし、徒歩10分程度で岐阜公園に着きました。

岐阜公園 公園・植物園

金華山ロープウェーで岐阜城を目指します。宿でもらった「ぎふ長良川散策マップ」に付いているクーポンで割引になりました。

ぎふ金華山ロープウェー 乗り物

ロープウェー山頂駅からさらに登ります。

岐阜城は金華山の山頂にあります。

岐阜城 名所・史跡

「天守閣」は昭和31年に建築されたもので鉄筋コンクリート造りです。最上階からの眺めは最高。標高も300メートル以上あって吹き込む風が涼しい。

天守閣内部には織田信長像がありあります。この地を岐阜と名付けたのは信長。信長は９年間居城とし、天下統一に向けた拠点としました。

城跡から発掘された品々が展示されています。

金華山から下山し、岐阜駅前の「問屋町」を歩きました。繊維関係の問屋街ですが、土曜日なのでほとんどの店が休み、閑散としています。

岐阜繊維問屋街 名所・史跡

岐阜駅隣のアクティブＧの中にあるカフェで軽く昼食。金華山をモチーフにした金華山メロンパン（写真右上）は抹茶風味のメロンパン。

アクア・パラディーゾ グルメ・レストラン

ＪＲ東海道線の各駅停車で岐阜を後にし、名古屋方面に向かいました。ここでおしまいと言いたいのですが、おまけが付きます。

岐阜駅 駅

名古屋駅のひとつ手前の枇杷島駅で下車。目的はここです。実家に帰宅前にできたてのビールを飲む企みです。

キリンビアパーク名古屋 名所・史跡

一番搾り麦汁と二番搾り麦汁の試飲を含めた見学ですっかり一番搾りファンに。見学のあとは試飲。約20分で３杯まで飲めます。チーズ味の柿の種をつまみに、１杯目は一番搾りスタウト、２杯目、３杯目は一番搾りをいただきました。これだけでは足りず、実家に帰っても飲みヘベレケに。（おわり）