2015/08/01 - 2015/08/05
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Weiwojingさん
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小生が今フィリピンで住んでいるところは、ルソン島の北部の La Union ( ラ・ウニオン州 )のサン・フェルナンドという都市である。これをご覧になっている皆さんはおそらくまだ具体的にどの辺か見当がつかないのではないでしょうか。フィリピンの地図をお持ちでしたら、ルソン島をご覧ください。
先ずマニラは分かりますね。市内のクバオからパルタスという会社のバスで ( バスの便しかない )北に向かい、約260km離れたところにサン・フェルナンドはある。7時間位で着くことが出来る。サン・フェルナンドは世界遺産の街 Vigan ( ビガン ) や Laoag ( ラワグ ) へ行く途中必ず通るところで、交通の要所である。
同名の都市がマニラに近い Pampanga ( パンパンガ州 )にあるので、間違いやすいが、ここではなく、小生が住んでいるのはずっと北の方で、南シナ海に面したところある。
それではサン・フェルナンドをご案内しましょう。
- 旅行の満足度
- 4.5
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ここはサン・フェルナンドの街の中心部で、Jollibee とかKentuckey Fried Chikcken、MacDonaldのようなファースト・フードの店並んでいる。。
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TOWN PLAZA という名前が見えるが、ここには様々なイベントが行われる大きな広場があり、いつもは地元の青年たちがバスケットボールをしていたりしている。
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サン・フェルナンドの中心は Town Plaza という公園とその周辺で、街の人々の憩いの場所となっている。
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公園はたくさんの樹木が生い茂り、いつ来ても落ち着いた雰囲気を有し、暑い日中歩いていてもここに来るとほっとさせられる。
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公園の一角には子供向けの遊び場もあり、いつも子供連れの親子で賑わっている。
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公園を出るとすぐわきに市役所がある。人口9万人ほどの市なので、市役所の建物も大きくない。
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市役所とその前にあるホセ・リサール像。フィリピンを旅行していると、どこにでも彼の銅像が建っている。
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この方が市長で、Pablo C. Ortega という名前である。左側に書かれている文字を読んでいただきたい。
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時々タウン・プラザ周辺では季節ごとの様々なフェアが行われ、近隣からの農産物や手工芸品、日用品等の展示即売が行われている。
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市内の移動はこのようなジプニーかトライシクル、もしくはバスしかない。バスは長距離移動の際は利用するが、市内ではジプニーとトライシクルである。料金はジプニが市内移動だと8ペソ、トライシクルは20〜30ペソ程度である。8ペソというと、日本円で20円ほどである。
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サン・フェルナンドには大きなマーケットがあり、時折買い物に出かけることがある。
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午後の時間帯は客が少なく、ひっそりしている。
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マーケットの一角で午後の暑い時間帯に客も少ないせいか、顔に団扇をのせて居眠りをしている商店主がいた。周りを気にせず、ゆっくりお休みのようだ。
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魚売り場をのぞくと、見たこともないような珍しい魚が売られている。南シナ海に面しているので、魚介類は豊富である。
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新鮮なカツオが売られていているが、毎日出ているという訳ではなさそうである。見かけない日もある。水揚げされるのが毎日あるのではなさそうだ。
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この魚は体全体が薄い水色で、これまで見たこともないものだ。こちらではこうして売られているので、決して珍しい魚ではないのだろう。
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焼いた魚が売れれている。
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チキンが丸ごと売られている。ついぞ日本では見かけないものである。
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フィリピンのバナナはあまり種類がないような気がする。皮がこんなに黒ずんだものがよく売られている。
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こちらのバナナは緑色をしている。
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この赤い実は食用になるのだろうか。野菜売り場の脇で売られているので、恐らくそうだと思われる。
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Buguio Vegetables という文字があちこちの店で見える。バギオは高原野菜の生産地で、ここで栽培された野菜類が近辺の都市へ運ばれ、売られている。新鮮で品質が良いとの評判である。
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道の両側に野菜や果物を売る店が軒を並べていて、ひやかしながら見て回るのも楽しい。
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普段買い物をする場所はマーケットが多いが、時にはこのようなスーパーへ出かけることもある。この店は“savemore”といい、全国チェーンのスーパーである。
初めて行った時、売り場の隅の方に「味噌」と「たくわん」が置いてあったのには驚いた。サン・フェルナンドのような地方都市に日本の食べものがあること自体想像出来なかった。ここに在住している日本人はごくわずかで、需要はほとんどないはずである。それなのにどうして置いてあるのか。 -
そのたくわんとはこんな風なもので、日本語と英語で表示されている。
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「ジャポニカ米」という日本のコシヒカリを模した米がフィリピンで作られていて、スーパーで売られている。この店だけでなくたいていの店で見ることが出来る。多少値段は張るが、美味しい。
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サン・フェルナンド港はこのあたりでは重要な港で、国内はもとより外国からの物資の取り扱いが多い。戦前は日本との交易上重要な港で、物資はここで積み荷を解き、ここから鉄道でマニラに運ばれた。しかし、その鉄道は現在はない。
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普段港に入ることはできないが、たまたまイベントがあり、港を見学することが出来た。
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街の一角に「無名戦士の記念碑」と記されたモニュメントがある。太平洋戦争時にサン・フェルナンド出身の多くの名もなき兵士たちが命を落としたが、彼らを悼む記念碑である。
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サン・フェルナンドの街にモスクがあり、街を歩いていてもモスレムの方々の姿を見かけることがある。
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この女性もモスレムの方だ。顔を黒い布で覆い、目の部分しか見えない。
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大きな貝から小石程の小さいものまで、一体どこで集めたのだろうか。
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すべて貝殻で出来ている門で囲まれたお宅がキリスト像のある丘へ向かう途中にあった。これには大変な労力と時間がかかったのではないだろうか。
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やっと辿り着いた。街を見下ろす丘の一番上にキリスト像が聳えている。両手を広げて、人々を迎え入れるような姿をしている。
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その周囲にはこのような聖人像が4体建っている。
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もう一人紹介したい。聖書を手にしている修道僧のようだ。
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丘の上から眺めたサン・フェルナンドの街は南を南シナ海に面し、北は小高い山が連なっている。
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南シナ海に面した小さな半島がある。その突端にサン・フェルナド港があり、外国からの船がいつも停泊して賑わっている。
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暑い午後の昼下がり、街を歩いていると、この男性から中国人か韓国人かと聞かれた。どういう訳か日本人かと聞かれることはあまりない。
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Cafe Esperansa というカフェが街の中心部にあり、時折利用することがある。開店して70年も経っそうで、なかなかの老舗である。
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その店内の様子である。サン・フェルナンドでは歩き疲れた時などにほっと出来る店の一つで、雰囲気もよい。
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この店でアイス・コーヒーを注文したことがあったが、グラスに入ったコーヒーの上にホィップ・クリームみたいのがのっていて、何だか不思議なアイス・コーヒーであった。
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こちらは「ハロハロ」という季節限定のでデザートで、大体4月から7月までしかなかったような気がする。
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この地域で一番大きな聖ウイリアム大聖堂。
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この街には上記の大きなカトリック教会以外に小さなプロテスタント系の教会や関連施設が多いのには驚いた。
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ここはプロテスタントの“UCCP Capital Church of La Union, INC” という名前の教会である。
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”Life-Changing Church”という名前が書かれた看板がある。
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この施設は中国系のもので、学校と教会の名前が見える。
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ここは小高い丘の上にある Chinsese Pagoda ( チャイニーズ・パゴダ )で、サン・フェルナンドの街を一望できる小公園になっている。
この街には中国と関わりがあるような施設や建物が多く、地元の方に尋ねたら、多くの中国系の人々が住んでいるとのことだった。
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街を見下ろす別な丘の上にもう一つ中国との関わりを示す寺院がある。それはMA-CHO TEMPLE ( マチョ寺 )というもので、地元の中国系の人々の寄付によつて出来た寺院である。
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南シナ海を臨む丘の上に堂々としたマチョ寺があり、地元の中国系の方々が参拝に訪れている。
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マチョテラの全景。
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寺の中に入ると、地元の中国系の方たちが参拝に来ている。
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庭先にふと目が行き、よく見ると「 ASHITABA( 明日葉 )」と書かれた文字が見える。立札の前の方に明日葉が植えられている。
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街中には中国系の施設がかなり多い。
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小生の住んでいるところから毎日夕方このような夕日が沈むところを見ることが出来る。刻々移り変わる夕方の風景はずっと見ていても全く飽きないほど、変化に富んでいる。
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太陽が沈んだ後も真っ赤な空がしばらく続き、やがて暗くなっていった。毎日このような夕焼けを見ながら生活している。
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この旅行記へのコメント (3)
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- AKOさん 2015/08/24 10:13:25
- いつも
- 貴殿の住んでおられるサンフェルナンド市は、住民も穏やかそうで良い町の様ですね!
私も、ビガンの行き返りに車窓よりチラッと見ました。
改めて、行ってみたい気持ちになりました。
どうぞ、お身体に気を付けられまして、ご活躍をお祈り申し上げます。
AKO
- Weiwojingさん からの返信 2015/08/24 17:37:19
- RE: いつも
西川様
いつも見ていただき、ありがとうございます。
サン・フェルナンドは小都市ですが、落ち着いていて、周りの人も穏やかで、とても住みやすいところです。大変気に入っています。西川様もビガンの行き帰りには必ず通りますので、街の様子もご覧になられたことと思います。
この町はどいう訳か中国系の人々が多いことと戦前から日本とフィリピンを結ぶ主要な港があり、貿易が盛んなところというような特徴があります。
今度フィリピンに来られる時はぜひご訪問ください。ただ私はいつまでここにいるか分かりませんが、お越しの節はご連絡ください。
今後ともよろしくお願いします。
Tamegai
- AKOさん からの返信 2015/08/24 18:46:58
- 返信頂き恐縮致しております。
Tamegai様
ありがとうございます。
車窓から、チラッと見ただけですが、良い町ですね!
また、機会があれば、是非、伺いたいと思います。
その節は、よろしく!
ako
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