1980/11/04 - 1980/11/18
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ねんきん老人さん
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イギリスに行ったのは遥か昔のこと。それもロンドンに2泊しただけで翌日はスペインに移動するという慌ただしいツアーでした。
ですから、「イギリスに行ったことがある」 というのは気恥ずかしいくらいです。
ツアー名は「欧州教育事情視察団」。
団名を聞いただけで、公費を使っての観光旅行であることはバレバレです。
団長は某高校の校長で、事前の打ち合わせで17名の団員にきつく申し渡しました。
「イギリスは雨が多いが、決して折り畳み傘など持って行ってはなりません。かの国では長い傘を持って歩くのが男性のたしなみですから、折り畳み傘など持って行ったのでは日本人の品位が疑われます」
時代錯誤も甚だしい話ですが、この団長はイギリス紳士は無帽で歩くことはしませんとも言って、実際に黒いフェルト製の山高帽を持って行きました。
さすがに日常生活でそんなものをかぶっているイギリス人はいませんでしたので、団長もすぐにそれをバッグにしまい、その後二度と出しませんでしたが。
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
-
【 テムズ川とタワーブリッジ 】
ヒースロー空港から観光バスでロンドン市内に入って、まず目に入ってきたのはタワーブリッジです。
ロンドンの象徴のような有名な橋を自分の目で見て、感激は感激なのですが、私はそれよりも、下を流れるテムズ川の水がどす黒く濁っているのを見て、なんだかがっかりしてしまいました。
テムズ川の水が青く澄んでいるなどとはどこにも書いてないし、私自身もそんな想像はしていなかったのに、頭のどこかで「テムズ川」という有名な川を美化して捉えていたのかも知れません。
(写真はネットで拾ったものです)タワーブリッジ 建造物
-
【 大砲 】
そのタワーブリッジを見学したあと少しだけ自由時間があり、川に沿って散歩していると古い大砲が並んでいました。
珍しいというだけでなんとなく写真を撮りましたが、いつ、どう使われたものかというようなことには思いも至らず、すぐに忘れてしまいました。
最近ロンドンに行った知人と昔話になり、写真を見せたら、こんな大砲どこにもなかったよ、ということ。
そこでタワーブリッジ周辺の写真をネットで探しまくりましたが、確かにこんな大砲の写真は1枚もなく、もっと大きくて新しい大砲が2門据えてある写真ばかりでした。
古い大砲は撤去して新しいものを設置したのか、私がとんでもない記憶違いをしているのか。 後者でないことを祈りたいのですが。 -
【 墓地での式典 】
ビッグベン、ロンドン塔など、お決まりの観光をしながらバスで市内を回っていると、とある墓地の前で礼装した軍人が整列して、聖職者らしい人がなにやらお祈りをしていました。
ガイドに何をやっているのか訊くと、「追悼式です」との返事。
それはまあ、見れば判ります。 誰を追悼しているのかと重ねて訊くと、「追悼式です」と同じ答えが。 ムッ! -
【 墓地での式典 】
まあ、そのガイド(日本人女性)は気位が高く、我々が質問するととたんに不機嫌になる人だったので、私もそれ以上は訊く気にならず、夜、ホテルのフロントで訊いてみました。
11月11日が第一次世界大戦の終戦記念日で、それに最も近い日曜日が戦没者追悼記念日なので、その式典だったのだろうということでした。
この日は11月9日(日)。まさにその戦没者追悼記念日だったわけですが、これはまったくの偶然で、団長以下誰も知らなかったことです。(こんなことからも、視察旅行というのが単なる名目で、実際はただの観光旅行だったことが分かります)
もちろん予備知識もなく、ただ「何かやってるな」と言いながら通り過ぎてしまったのは、おおいに悔やまれるところです。 -
【 戦没者追悼記念パレード? 】
しばらくして、バスの前方にパレードが見え、ガイドが「戦没者追悼記念日のパレードです」と言いました。
団員たちが、降りて見物したいと強く要望し、20分くらいだったと思いますが、自由行動となりました。
カメラを持って駆け付けると、実に壮麗なパレードが展開されています。カーニバルというような派手なものではなく、整然とした行進です。 -
【 ロンドン市長就任祝賀パレード 】
通りの一角にチューダー王朝風の衣装を着た一団が整列しており、その前を白馬の指揮官を先頭にフロックコートの軍楽隊が行進しています。
近くの人に、あの黒い衣装の人は誰かと訊くと、ロンドンのナントカで、軍楽隊の行進はその就任祝賀パレードだということでした。
えっ? 戦没者追悼パレードじゃないの?
もうガイドに訊く気にはなれず、これもあとでホテルの人に訊くと、多分ロンドンのナントカでしょうという答えでした。
このナントカというのが私の英語力ではどうにも解らず、あとで調べようと思ったまま忘れていました。
今回調べてみると、どうもロンドン市長ということらしいのですが、ロンドンには行政の長としての市長と、ギルドの長としての市長とがいるらしく、あの日に黒い衣装を着ていたのはどうもそのギルドの長だったようです。
これは古い伝統に従って形式的に選ばれているらしく、完全な名誉職で、実務的な立場ではないということです。
任期は1年で、11月の第二土曜日が就任式らしいのですが、この日は日曜日。前日の就任を祝ってのパレードだったようです。
どうも文章が曖昧で申し訳ありませんが、なにしろ受け売りなのでお許しください。 -
【 OLD COMRADES ASSOCIATION ? 】
軍楽隊の後ろにはこんな一団が。
皆さん胸に勲章を並べているので、退役軍人の会だろうぐらいに思っていましたが、そのときは気が付かなかった旗の文字は何と書いてあるのでしょう?
当てずっぽうに OLD COMRADES ASSOCIATION と読んでみましたが、意味が解りません。古い仲間とか戦友とかの協会でしょうか。 まさかゲートボールの仲間ではないでしょうから、やっぱり退役軍人でしょうか。
ここではあの団長が持って行ったフェルトの山高帽をかぶっている人がいます。
団長はこういう写真をどこかで見て、それが日常の姿だと思ったのでしょうか。 -
【 アイスクリーム売りのおじさん 】
軽トラの荷台に屋台を載せたようなアイスクリーム屋さんがいました。
不愛想で、客が来ると「しょうがねぇな、売ってやっか」ってな感じでコーンにアイスクリームを載せ、黙って渡します。礼は言いません。
それでも結構売れています。
その様子がおかしくて、しばらく見ていました。 -
【 リージェントストリート 】
有名なリージェントストリートにやってきました。
リーゼントスタイルという髪型の名の由来になった通りだということは聞いていましたが、なるほど通りの曲線はまさにリーゼントスタイルです。
誰かがそれを言うと、例のガイドが
「なんですか、それ?」
と、きつい口調で言い、そんな英語はありません、意味が解りません、と言い放ちます。
あとで知ったのですが、リーゼントスタイルというのは日本でしか通じない和製英語だそうで、気位の高いガイドには許せない言葉だったのでしょう。
それならそうと、笑いながら説明すれば皆も楽しく学べたでしょうに、狭量なことです。
我々は、「ケツの穴の狭い女だな。 そーめんみてぇなクソしか出ねぇんじゃぇか?」と言い合っていました。 -
【 救世軍 】
と、またしてもパレードが。
交通は完全に遮断され、我々もバスを降りて自由行動になります。
これはもう、一目で救世軍と分かります。東京の新宿あたりでときどき見かける救世軍と服装が同じですし、「THE SALVATION ARMY」という文字が書かれた旗もお馴染みですから。 -
【 救世軍 】
このときは、なぜ救世軍がパレードをしているのか分からなかったのですが、あとから考えてみれば戦没者追悼記念日だったのですね。 -
【 救世軍 】
新宿でよく見たと書きましたが、そこでは路上に「社会鍋」というものを置いていました。
三脚で鍋を吊るしてあり、通行人がそこになにがしかの寄付金を入れて行くものです。
私も意味も分からぬままに小銭を入れたことがありましたが、あれは救世軍が貧しい人のために年越しの生活費を募金していたのですね。
ちなみに英語ではクリスマス・ケトルというそうですから、やはり年末の運動なのだと思います。 -
【 タブルデッカーの行列 】
婦人部隊に続いてロンドン名物の二階建てバスがやってきました。
何台あったでしょうか、どのバスにも乗客の姿はありません。バスそのものがパレードに参加していたようです。
実は私、この日の夜ひとりで外出してこのダブルデッカーに乗ったのですが、料金の払い方が分からず、まごまごしているうちに目的地に着いてしまったので、そのまま飛び降りました。
つまり、無賃乗車をしてしまったのです。 -
【 WANTED! 】
パレードが終わりバスに戻ると、ガイドが待っていて、近くの店に連れて行かれました。
買い物に興味がないのでバスの出る時間だけ聞いて抜け出し、近くの公園に。
ベンチでぼんやりしていると、みすぼらしい男が声をかけてきました。
私のことをアメリカ人かと訊くので日本人だと答えると、今度はケモノ(着物)はいくらぐらいするかと訊いてきます。
あれこれくだらない雑談をしている中で、どのくらいロンドンに住んでいるのかと訊かれ、あなたの国には今日着いたばかりだと答えると、私はイギリス人ではない、スコットランド人だ、と言って次のような話を始めました。
「私は船乗りで、リバプールまで来て汽車で帰る予定だったが、2人組の男に襲われ、有り金を全部とられた。もう2日も何も食べていない。もしできたら食事代をいくらか援助してもらえないか」
いかにも哀れっぽく懇願するその態度に、これは引っかかったと思いました。最初から狙いは私の金だったのです。しかし、成り行きがこうなっては仕方がないと思い、1ポンド(当時のレートで約510円)を渡しました。
あろうことか、男は身をよじるようにして私の顔を見つめ、「プリーズ!」と悲しげな声を出します。
チクショウと思った私は、「知り合った記念にあなたの写真を撮らせてくれたらもう1ポンド出そう」と言って男の写真を撮りました。
そして1ポンドを渡すと、男は私の手を両手で握り、くどくどと礼を言って消えて行きました。
その写真がこれです。私は後日、これを国際指名手配だと言ってマンチェスターの知人に送りましたが、私の迂闊さを笑う手紙が来ただけで、いまだに捕まっていません。
どなたか見つけた方は捕まえてください。
賞金は・・・2ポンドです。 -
【 1ポンド紙幣 】
私が男にやったのは1ポンド紙幣2枚です。
当時は1ポンド紙幣というものがあり、お国柄が現れたデザインで趣きがありました。
でも、エリザベス女王もケチな詐欺野郎に使われるのは心外だと思います。 -
【 ストリートミュージシャン 】
その日の夜、団長に内緒でピカデリーサーカスに遊びに行きました。
いかがわしいショーをやっている劇場がいくつもあって驚きましたが、それよりもそういう場所に夫婦と思しき二人連れや若いアベック(この言葉、年金世代でなければ知らないでしょうね)が楽しげに堂々と入って行くのにもっと驚きました。
写真は行きに乗った地下鉄のコンコースで見たストリートミュージシャンです。(帰りは例の無賃乗車です) -
【 Charterhouse School 】
翌日はロンドン郊外にあるチャーターハウス・スクールという私立の寄宿学校を視察に行きました。(公費での旅行ですから、一応こういう所にも行かないとまずいのです)
たいへんなエリート校ということで、なるほどたいしたものだとは思ったのですが、日本の高校とは違って生徒は教師が入ってきても礼をしないし、ガムをかんだり足を投げ出したりしたまま授業を聴いていて、違和感がありました。
(写真は学校のパンプレットからの借用です) -
【 案内の学生 】
団員一人に学生二人がついて別々に校内を案内してくれます。私にはスティーブ君(左)ともう一人(名前は忘れました)がついてくれました。
寮も見せてもらいましたが、壁にはどぎついヌード写真がベタベタと貼られていました。先生に叱られないのかと訊くと、寮は完全自治制で、教師の監督は及ばないのだと、すましたものです。
その二人と学食で昼飯を食べましたが、紳士の国のエリート高校生がこういう食べ方をするのかと呆れるくらい行儀が悪く、私が前日の2ポンドの話をすると周りのテーブルの学生にそれを伝え、みんなで大笑いです。遠来の客に申し訳ないというような気はまったくないようでした。 -
【 木工室 】
木工室です。
先生が一人で授業の準備をしていました。
この旅行ではドイツの学校にも行ったのですが、そこの木工室と比べるとかなり見劣りがします。 -
【 キャンパス内にはリスも 】
木工室を出ると、リスが落ち葉の中で木の実か何かを探しているようでした。
コンクリートばかりの日本の高校とは違う雰囲気で、羨ましいと思いました。 -
【 軍事教練 】
軍事教練もあります。
低学年でしょうか、みんな童顔で動きもぎこちなく、彼らが実戦に出る日は永遠にこないだろうと思われました。
もっとも、エリートばかりですから、軍隊に入れば最初から作戦本部あたりでモニターを見ながら戦略を指示するような立場に立つのでしょう。
ですから、銃の扱いなどは“一応の体験”でいいのだと思います。 -
【 軍事教練 】
それにしてもこのザマはなんでしょう!
教官も諦め顔です。 -
【 吹奏楽部 】
サプライズが起こりました。
吹奏楽部の部活を覗いたときに、団員の一人(某高校の音楽教員)が日本の童謡「里の秋」の楽譜をプレゼントすると、先生が一人の生徒にそれをコピーしてくるように命じました。
しばらくして戻ってきた生徒がその楽譜を全員に配り、その場で演奏したのです。
毎日練習している曲のようによどみなく演奏し、私は感極まってしまいました。
後日この話を音楽の教員にすると、楽譜があればまったく知らない曲をその場で演奏するのはそんなに難しいことではないということでした。本当でしょうか? -
【 礼拝室 】
よく分かりませんが、イングランド国教会のナントカ派の学校だそうで、校内には礼拝室もあります。
寮の壁に貼ったヌード写真を眺めてニヤけていた生徒たちは毎週何時間かここでお祈りをするのだそうです。
イギリスというと、なんとなく洗練された紳士の国というイメージを持っていましたが、行ってみると、足かけ3日、それもロンドンだけというわずかな見聞ながら実に雑多な面を持っている国だと感じました。
名誉職の市長(つまりたいしたことはない)のために伝統的な衣装でパレードをしたり、戦没者追悼のためにおごそかな式典を開いたりする気高い面と、観光客からわずかな金をせしめるさもしい面、さらにエリート学生たちが無礼な態度で授業を受ける乱れた面、そしてその学生たちが外国からの視察団を案内するのに、事前にヌード写真を剥がそうともしない無神経な面・・・。
一言で説明できないイギリスの多面性を見たような気がしました。
最後にお叱りを覚悟で白状します。
私は現役時代に「視察旅行」と名のつく旅行に数えきれないほど行きました。もちろん出張ですから費用は公費ですし、出張手当も出ます。
しかし、その実情はだいたいが観光旅行で、アリバイ作りに一応何か所か視察らしいことをするものの、夜はもっぱら酒場めぐりです。
個人的には視察部分よりも観光部分での収穫の方が血肉となっているのですが、やはり手当まで貰ったのは不適切であったと、今になってみれば思います。
そんな旅行でのイギリス滞在でしたので、名所旧跡での観光については記述を憚りました。学校視察の記事など退屈でしかないのに、最後までお目を通していただき、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (13)
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- kiyoさん 2025/12/29 08:32:02
- いろいろと驚くことばかり
- ねんきん老人さん、こんにちは。
あっという間に年の瀬ですが、いかがお過ごしですか。
冷え込む日が続いていますが、
どうぞ暖かくして良い年末年始をお迎えください。
ところで、1980年のロンドンの様子を興味深く拝見しました。
ロンドンに行政の長の市長と、
ギルドの長の市長がいるとは知りませんでした。
ギルドと言えば、中世のイメージでしたが、
現在でも続いていたとは驚きです。
ロンドンの二階建てバス、タブルデッカー。
料金の払い方が分からず、目的地で飛び降りた。
私にも覚えがあります(^^;)
1998年にロンドンのアートカレッジのサマーコースに
通っていた時、後方からダブルデッカーに乗り込んだら、
混雑していて前方にいる車掌さんの所まで辿りつけず。
あたふたしているうちに目的地に着いたので飛び降りました。
今ではロンドンの二階建てバスはハイブリッド化も進み、
後方の出入り口はなくなったので、こんな事はできませんね。
1ポンド約510円(@@!
私がロンドンにいた1998年は、1ポンドが250円でした。
とんでもなくイギリスの物価は高いと思っていましたが、
さらに上を行く時代があったとは。
紳士の国のエリート高校生がの食べ方が呆れるくらい行儀が悪い。
さもありなんと思います。
ロンドンでは道行く人や、駅のホームでびしっと背広を着こんだ
ビジネスマンがチョコバーやバナナをかじっていたり、
タイトスカートのキャリアウーマン風な女性がブドウを一房、
手に持ち、パクパク食べているなど日常茶飯事でした。
イギリスでは食べ方に対する行儀を厳しくしつけることが
ないのかもしれませんね。
そのうち自分も感化され、歩きながら食べることに
抵抗がなくなったりもしました(^^;
kiyo
-
- はなまりんさん 2024/08/14 11:13:49
- 年金老人さんの文章の謎が少しだけ解けました。
- 年金老人さん おはようございます。
ただ者じゃないなと思っていましたが、謎がちょっぴり解けました。
教育関係のお仕事をなさっていたんですね? それもかなりお偉いさん。
見識の高さ、ウィットの効いた美しい日本語でユニークな視点からビシッと対象に切り込んでいく見事さの一端は、こんな所にもルーツがあるんでしょうか?
今回のロンドン旅行記も、とても面白く読ませて頂きました。
はなまりん
- ねんきん老人さん からの返信 2024/08/14 16:05:57
- 過分なお言葉、身の処し方に困っています。
- はなまりんさん、こんにちは。
わざわざの書き込みをいただき、嬉しさの極みではありながら、身の置き所に困っております。
確かに高校の教員で、歴史の授業などしておりましたが、歴史の教員などというものは、会ったこともない豊臣秀吉のことをあたかも自分の叔父さんででもあるように語り、縄文時代の人々がどんな服を着ていたかなどと見てきたように説明するのが仕事で、いつも後ろめたい思いをしていました。
後年、教員たちを管理する立場に立つと、生徒から離れ、教育委員会の顔色を窺い、かつて自認していた「熱血先生」を抑えることに忙しい毎日を送るようにもなりました。
現在老境にさまよいながら、見るもの聞くものことごとくに我が身の無知を思い知らされている毎日で、自分の旅行記なども読み返す度に忸怩たる思いに捉われています。
でも、愚痴りながら死んでゆくのも本分ではありませんので、折角はなまりんさんがおだててくださったご厚意を無駄にせず、「その気になって」頑張ってみるのも悪くはないと思っています。
「次回は」「次回こそ」と少しでもマシなものが書けるよう、気持だけは維持することが、はなまりんさんの優しさに応える道だと自分に言い聞かせています。
ありがとうございました。 人は年をとってもやっぱり「褒められると嬉しい」ものだと、恥ずかしながら浮いております。
ねんきん老人
-
- yumidongさん 2024/04/17 13:18:58
- 同業者!?
- いつも私の拙い日記に拍手をありがとうございます。
今回貴方のこの日記を読んで初めて、私の亡き夫と同業者であったことを知りました。
夫も、オーストラリア&ニュージーランドへ視察旅行へ行ったことがあるからです。
1994年視察旅行はほとんど実費?だったのかどうか、私はもう忘れてしまいましたが、2週間で100万円くらいかかり、どうにかしてその旅行を阻もうと説得しましたが、いつになく強硬に行きたがりました。
そしてその経験を生かして、翌年家族で初めてハワイへ行き、その視察旅行がいかに贅沢な旅行だったかを夫も私も知りました。私たちは本当に貧乏旅行だったからです。それでも、海外旅行に味を占めた私たちは、毎年家族で海外旅行へ行くことが夏休みの恒例行事となったのです。
私たち家族にとって、夫の視察旅行は痛い出費でしたが、そのおかげで海外旅行歴が始まるのですから、視察旅行様々と言っても、今は過言ではありません。
夫が逝って5月でもう9年になりますが、コロナ禍の4年間を除けば、毎年海外へ出かけています。
心身ともに弱い私にはそろそろ限界のような気もしますが…(-_-;)
お互いに一人でも、旅を楽しめる限り楽しみましょう!
- ねんきん老人さん からの返信 2024/04/17 14:40:12
- 行けるなら視察だって下見だっていいですね。
- yumidong さん、こんにちは。 昔の旅行記をご覧くださって、ありがとうございました。
ご主人様の視察旅行がきっかけで海外旅行が恒例化したとのこと、なによりだと思います。 2週間で約100万円というのは大きな出費でしたが、では行かなければ100万円が残っていたかといえば、そういうことはないでしょうから、有益な出費だったと思います。
私の欧州視察は2週間で70数万円(1980年)でしたから、まあ同じようなものでしょう。 私の場合は全額公費でしたので、自分の出したのはその旅行中に何かと口実を作って個人行動をとっていた分ぐらいです。
思えば、40年以上の勤務の中で、視察・研修・下見・接待という類の旅行、つまり自己負担なしの旅行には数え切れないくらい行きましたが、ほとんどは観光が主体のいい加減なものでした。
でも、おかげで未知の土地を知ることができましたし、後日自分でそこに行くモチベーションが構築されたのはとても良いことだったと思っています。
ご主人様も、その視察旅行で得たものが多かったからこそ、その後は奥様とのご旅行を大切になさったのでしょう。
若くしてお亡くなりになられたご主人様は、もっともっとyumidong さんとのご旅行に出られたかったであろうと思うと言葉もありませんが、その後 yumidong さんがご自分を奮い立たせるようにお出かけになっていらっしゃることで、さぞかし安心なさっていることだろうとも思います。
私の妻も5月に死に、間もなく7年になります。 私は子供たち以外には妻のことを話題にすることはありませんし、妻の死後も旅行には頻繁に出かけていますので、周囲は私が平気でいると思っているようです。
でも、本当は今でも毎日悲しいし、毎日淋しい、毎日悔しい・・・。
周囲は私が能天気に旅行ばかりしていると思っているようですが、今の私の旅行は以前にも増して妻との二人旅だと思っています。 妻と行ったことのある土地では「昔のままだねえ」「ずいぶん変わったねえ」と心の中で話しかけていますし、行ったことのない土地では「やっと来られたねえ」と話しかけています。
妻を北陸に連れて行ったことはなく、私としては大きな心残りだったのですが、一昨年、yumidong さんの北陸旅行記に刺激されて思い切って行ってきました。 多分ですが、妻も喜んでいると思います。 ありがとうございました。
経済的にも体力的にも、この先何回旅行できるかは分からなくなってきましたが、思い出も大きな財産ですので、それだけでも私は幸せな人生を得たものだと喜んでいます。
yumidong さんに分けていただいたご旅行の思い出も、私の財産として生きています。
本当にありがとうございます。
ねんきん老人
-
- olive kenjiさん 2020/03/07 14:42:28
- コロナなんか吹き飛ばす 楽しき英国旅行記
- ねんきん老人さま ドロミテ旅行記にいいね有難うございました。
おそらく、しばらく新着旅行記ないけどお元気ですか とのご挨拶かと思いますが、私も慌てて先輩の新着旅行記読み忘れないかと拝見しましたが無いようなので、この旅行記を読まさせて頂きました。
40年前の旅行を5年前にお書きになったのでしょうが、相変わらず面白くて面白くて。このユーモアのセンスは40年前か5年前から発生したものでしょうか。
山高帽に傘の団長様の勘違いは笑っちゃいましたけど、よく考えるとそーいうのは自分にもありました。1970年頃、日本人の黒髪は北欧女性には珍しくもてるとの記事を読み、それを信じて初めて北欧へ期待満々で行ったのですが、ジプシーやトルコ人出稼ぎなど沢山の黒髪人がいて珍しくも何も無く、もてるどころじゃありませんでした。
お金ねだる人のお話も面白いですね。その方の写真を撮るなんて、英国高校生どころか私も大笑いです。
でもwantedのお方のお顔は、品も良さそうで流石紳士の国の方に見えるんだから不思議です。
高校生の行儀や躾の悪さは、その頃からあったのですね。だから数年前に欧州に行った時餓鬼の躾の悪さにイラッとしたのですが、親がそうだから子もそうかと納得です。
ところで今はコロナ感染で嫌な雰囲気になりましたね。
私は以前から自宅待機状態なので感染の恐れはないみたなので他人事みたいに思っていましたが、お彼岸の法事を多人数で行う段取りをしていましたが、遂に取りやめとなり少人数で行うこととなり、母さん(Ⅿy mother)ごめんなさいです。
まさか、こんなところにも影響が及んで来るとは思ってもいませんでした。
自宅待機中の私としては、久しぶりに先輩とお話が出来、嬉しく思っています。
コロナに負けず、元気でいて下さいませ。
- ねんきん老人さん からの返信 2020/03/08 11:46:18
- 法事の予定まで狂わせるとは・・・
- olive kenji さん、カビの生えた古い駄文をお読みくださって、ありがとうございます。
あの「視察旅行」のメンバーは半分が既に他界し、残り半分のそのまた半分は音信不通です。 そんな古い旅行の記録にお付き合いいただいたということに、恐縮を超えて罪悪感さえ感じているところです。
olive kenji さんが黒髪を武器に北欧を闊歩されていたころからも、半世紀が経つのですね。 でも有形財産と違って、何十年経とうと旅行での見聞はなくならないのですから、日ごろ体験こそ財産と言い続けている私のスタンスは間違っていないのだと、改めて思いました。
その後のご旅行でも若者の躾の悪さを慨嘆されたそうですが、私も仕事でホームステイの高校生を引率していたときなど、行儀の悪い生徒を恥じたり、先方の高校生がもっと行儀が悪いので安心したりという連続で、世界はこの先どうなってしまうんだろうと思ったことを思い出しました。
それはそうと、母上の法事が新型コロナウイルスの騒ぎで縮小されたとか。
法事というのは、深い付き合いのある、お互いによく知っている方だけの集まりですのに、それさえ普通にできないという状況は何とも悲しいものですね。
私はテレビで毎日言っている手洗い・うがい・マスク等々の対策はとうてい実践できないので、運を天に任せるしかないと、数日前にもバス遠足に行ってきました。
その折聞いたのですが、そのバス会社は2~3月はキャンセルが続き、催行したのは2月に数件、3月は私たちの遠足ただ1件だけだそうです。
一日も早くこの騒ぎが収束して、また自由に旅行できるようになることを祈らずにはいられません。
olive kenji さんも、まあできる範囲での注意をなさって、嵐の通り過ぎるのを待ちながら過ごされますよう。
ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- solさん 2016/01/12 02:07:42
- 旅行記拝見しました。
- ねんきん老人さん、こんにちは。
旅行記拝見しました。
日本で教職につかれた方の目線、興味深く拝読しました。
私はブラジルに20年住んでいますので、イギリスでは感心することばかりでしたよ。(笑)ブラジルのいい加減差に比べたら、イギリスは天国です。ちなみに、日本はありえない夢の国です。(笑)去年10年ぶりに帰国して、本当にそう思いました。
イギリス旅行にはついてきてくれていた子どもたちももう大学生、それほど海外旅行は興味がないようです。今の時代は行きたいと思う前に親が海外旅行を手配してくれる時代、昔のように外国に恋焦がれる時代は終わったようです。
先週、ペルーへ行って参りましたが、隣国であるにもかかわらず、高所のため、体の不調で大変な目にあいました。
やはり イギリスは世界の中でも 旅行しやすい国の一つだと思います。
- ねんきん老人さん からの返信 2016/01/12 10:14:42
- 旅のスタイルに羨望を覚えます。
- solさん、お早うございます。
小生の「行っただけ」の記録をお読みくださり、ありがとうございました。
ブラジルに20年もいらっしゃったということで、どんな方かと思って旅行記を拝読しました。
さすが・・・、小生のようにガイドについて歩いただけの旅行と違って、ご自分の興味・関心に沿った観光をなさっているご様子に敬服と羨望を覚えました。
小生、海外旅行に行くと、自分でも感心するぐらい「我慢強く諦め易い」人間に豹変してしまい、あとで「あれも見なかった、あれも食べなかった」と地団駄を踏むことばかりです。
そもそも、小生が使う英語で一番多いのは「もう一度言ってください」というもので、ホテルに戻るともう英語を聞きたくないのでテレビもつけないというのが実情です。
solさんのように「イギリスは世界の中でも旅行しやすい国の一つ」と言えるようになれたらどんなにいいだろうと思いますが、一つ覚える間に二つ忘れる昨今、どうにもなりません。
とはいえ、旅行にはまだまだ興味も未練もありますので、これからもsolさんはじめ皆さんの旅行記を拝読しながらバーチャルトリップに出かけようと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ねんきん老人
-
- 前日光さん 2015/11/24 00:31:52
- 視察旅行…ふふ( ̄∇ ̄)
- ねんきん老人さん、こんばんは。
はじめまして…なのに、タイトルが不遜極まりなくて申し訳ございません<(_ _)>
どうやら同じ職業に就いていたようですので、私も同様、「ねんきん老人」でございます。それが何か?( ・∀・)
退職してあまり経っていませんので、支給は少ないのですが、退職しますとさほどお金も使わないので、なんとか生活しております。
再任用などというものもまっぴら御免ですので、時間だけは自由になりました。
ところで視察旅行というものには、私は全く無縁でした。
せいぜい修学旅行の引率ぐらいですが、修学旅行の場合、共学校ですと、夜の見回りが大変で、睡眠不足で帰ってくるのがオチでした。
最後の勤務校が女子校でしたので、これは正直楽でした。
って。。。
延々こんなことを書いてもラチがあきませんね。
私が個人的に大好きな国イギリスですが、彼の国は階級社会ですし、その裏面はいろいろ…だと思います。
今回は、英国ウラ社会?を具に拝見させていただきまして、ありがとうございます。
でもそれでも、けっこうイギリスが好き!と言ってしまいそうです。
長々とすみませんでした。
これからもよろしくお願いいたします。
前日光
- ねんきん老人さん からの返信 2015/11/24 10:03:11
- 味方ができた思いです。
- 前日光さん、お早うございます。
小生の不確かな記憶での駄文にお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
ご同業とのこと、それだけでにんまりしたところですが、「再任用などというものもまっぴら御免」との心意気、我が意を得た思いでした。
口幅ったいようですが、在職中は天職を得たと思って働いていました。しかし、それだけに先輩たちが再任用で中途半端な仕事をしながら居心地悪そうにしているのを見て、自分はスパッと辞めようと思っていました。
愚妻が再任用とか他の仕事とか言い出さなかったのは何よりで、それだけで般若が天女に見えたものです。
毎年減り続ける年金で、この先どうなることかとは思いますが、昼はコンビニ、夜は車中泊というスタイルながら旅行もできていますので、まずは有難いことだと思っています。
島根はお定まりの観光コースを何回か回っていますが、前日光さんの旅行記を拝見すると、「へー、こんな所が!?」というような所をさらっと覗いているフットワークの軽さに惹かれます。
これからも沢山の旅行記を順に読ませていただこうと思っていますので、よろしくお願いいたします。
ねんきん老人
-
- pedaruさん 2015/11/17 07:20:07
- 誇り高き・・・
- ねんきん老人さん お早うございます。
興味深く拝見しました。
帽子を着用、折り畳み傘は禁止・・明治時代の視察ですか?では、船で行かれたのでしょうか?
しまったーっ 今年の春スコットランドに行ったのですが、この旅行記を見ていれば
この指名手配犯を探すことが出来たかもしれない、ロンドンにいられなくてスコットランドに舞い戻って来たかもしれません。 捕まえていたなら2ポンド手にすることが出来たのに残念です。
pedaru
- ねんきん老人さん からの返信 2015/11/17 11:29:25
- 強い味方ができた思いです。
- pedaru さん、こんにちは。 ユーモラスな書き込みありがとうございます。
船で行ったのかとのコメントに大笑いしてしまいました。
今春のスコットランド旅行の際に指名手配犯のことをご存じなかったというのは、私にとって歯ぎしりするほど残念なことです。
でも頻繁にご旅行なさっているpedaru さんのことですから、いずれまたロンドンに行かれることでしょう。
そのときは是非、シャーロック・ホームズのようなマントを羽織ってあの詐欺犯探索にご協力ください。
それまで拙宅の柱には1ポンド紙幣2枚をピンで留めておきます。
いつもpedaru さんの旅行記を妬みに近い羨望を覚えながら拝読しています。
これからも多彩な旅行記を楽しませてください。
重ねて、ありがとうございました。
ねんきん老人
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