2015/08/17 - 2015/08/21
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Weiwojingさん
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Baguio(バギオ)は芸術活動の盛んな都市である。以前やや衰退したこともあったが、最近は新進芸術家がこの地を拠点にして活動を始めるようになり、再び芸術活動を盛り返し始めた。そうした活動を見るのもバギオでの楽しみの一つである。
これまでバギオには何度も訪れ、その都度美術館を見て回ってきた。その記録ともいうべきものが本篇である。訪ねたところは以下の通り。
① ベンカブ美術館 ( BenCab Museum )
② サンクチュアリー・ギャラリー ( Sanctuary Gallery )
③ タム・アワン・ビレッジ( Tam-awan Village )
更に、博物館も訪ねてみた。
① バギオ博物館 ( Baguio Museum )
② セント・ルイス博物館 ( St. Louis Museum )
- 旅行の満足度
- 4.5
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バギオの中心部から車で20分くらい離れた郊外にベンカブ美術館がある。ベンカブというのはフィリピンを代表するバギオ在住のベネディクト・カブレーラ ( Benedict Cabrera ) のことで、通称ベンカブと言われている。
ここは彼の私設美術館で、広大な敷地にモダンな建物を配し、バギオ在住のアーテイストを中心に、この国の現代作家のコレクションをテーマ別に展示している。 -
館内に入ると、まず目を引いたのが山岳民族の彫像である。これらのすべてはベネディクト・カブレーラ自身が収集したものばかりで、ベンキャブ美術館には彼らの彫像や生活用品、楽器などの収蔵品が多く、その独特なに作風に興味を覚えた。
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全身に入れ墨を施した人物像だが、顔中に虫が纏わりついていて、少々気味が悪い。
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ベンキャブ自身が描いた作品も数多く展示されている。これは”Summer”(2013年作)という作品である。
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ベンキャブ作 ”GOSSHIP”(2010年作)
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Enmanuel Garibay作:タイトル未題( 2007年制作 )
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たまたま訪れた時に日本軍の兵隊たちをモチーフにしたスケッチ展が開かれていて、太平洋戦争時のフィリピンでの日本軍兵士の姿を描いたものを見ることが出来た。
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軍刀とピストルを手にした日本人兵士。どれもいかめしく描かれていて、当時のフィリピン人たちが彼らをどんなふうにいていたか窺うことが出来る。
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他のいかめしく、怖そうな人物に比べると、ややユーモラスなところも感じられる作品である。
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ここは美術館に併設されたカフェで、園内で採れた野菜やハーブを使ったオーガ二ック料理が特徴であるが、残念ながらこの日はカフェを利用することができなかった。
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美術館の裏側には大きな庭園があり、池や森、山岳民族の住居などが作られていて、館内だけでなく外での散策も楽しむことが出来る。
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山岳民族の家を模した建物がいくつあり、今では見かけることがなくなった彼らの住まいの様子を知ることが出来る。
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ここは Sancutuary Gallery のある Maryknoll Ecological Sanctuary で、環境教育を行っている施設として、広大な敷地を有している。
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Maryknoll Ecological Sanctuary はもとカトリック教会付属の教育機関であった。
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サンクチュアリー・ギャラリー入口。たまたま訪れた時は”i Nima 2 Lincut Print”という展覧会が開かれていた。
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今回この展覧会を開いた Leonard Aquinaldo 氏で、フィリピンではかなり著名なアーティストのようである。
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今回の作品は20点余りで、すべて山岳民族の人々の生活や習慣などを描いたもので、どれも興味深いものばかりであった。
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これは別の展覧会の様子で、日本の国際交流基金 ( Japan Foundation ) 主催の防災教育をテーマにしたものが行われた。
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タム・タム・ビレッジの入口。
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山岳民族の楽器
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山岳民族の人々をモチーフとした人形が展示されていて、山岳民族と言っても様々な種族がいるそうだ。
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園内には小さなカフェがあり、しばらく休憩した。
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水牛のスカルが屋根の上に飾られている。
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「バギオ博物館」は小さいながらコルデリア地方の歴史や人々のことを紹介していて、興味を覚えた。
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バギオには戦前から多くの日本人ガ住んでいて、この写真のような日本人経営の商店もあった。
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バギオにある博物館の中では、Museum of St. Louis University ( セント・ルイス大学博物館 )が一番充実していた。山岳民族の歴史や文化を伝える様々な資料が展示されていて、大変勉強になった。
この博物館では館内の写真撮影は不可であったので、内部の写真は撮ることができず、残念であった。ただ、学芸員が丁寧に説明をしてくれたせいか、様々な展示品の価値を十分理解できた。 -
博物館の入り口に、ここに展示されているものを象徴しているような山岳民族の人物像や仮面が置かれている。
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博物館の近くにこのようなレリーフがあった。2人の若者がそれぞれ本とトーチを手にしているが、これは学問への意欲・探究心を表しているのではないだろうか。
この大学については別の稿で紹介するつもりなので、詳しいことは別稿を見ていただきたい。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 川岸 町子さん 2015/10/21 20:14:13
- 台風
- Tamegaiさん、おばんでした☆
フィリピンの台風のニュースを見ました。
川が氾濫して、その中を歩いている人々の姿がありました。
台風が多くて、慣れてしまわれたかもしれませんが、大丈夫ですか?
ご無事でありますよう
ご不自由がありませんよう
願っています。
何だか急にアドボが食べたくなりました(笑)
町子
- Weiwojingさん からの返信 2015/10/21 20:36:40
- RE: 台風
- 町子さん、おばんです。
メッセージをありがとうございます。先週からフィリピンでは大きな台風がやって来て、各地に被害を与えています。
幸いにして、今私は日本に来ています。また私が住んでいるところは何の被害もありませんでしたので、大丈夫です。昨年から今年にかけて私の住んでいるサン・フェルナンドはほとんど台風の影響はありませんでした。1度だけ1週間くらい雨が降り続き、大変な時がありました。
フィリピンを襲った台風の多くはその後日本に向かい、さらに日本に被害を与えていることが多いのですね。今回の台風も日本に近づいて、多少被害を与えたようです。
町子さんはアドボがおすきですか。私もよく食べています。自分では作るのが大変ですので、知人が作ってくれたり、レストランで食べたりしています。
また、ご心配いただき、ありがとうございました。
Tamegai
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