2014/04/25 - 2014/05/05
149位(同エリア273件中)
ちゃおさん
ビガン旧市街の住宅街の中にひと際古めかしい建物があり、見るとMuseum、と表札されていたので、時間に任せ入って見たが、どうも古い生活什器を集めた民芸調の博物館のようだった。入口から直ぐに2階に上がる階段があり、先に2階に回って幾つかの部屋の展示物を眺めたが、それは見るからに金持ちのスペイン系大家族の系統を引いた豪華な住宅の跡だった。
2階から1階に降りて、改めてこの博物館の生い立ち、謂れ、などを見ると、そもそもこの博物館は「Crisologo Museum」という名前だ。Crisologoとは人の名前で、1階には彼の大きな執務室が保存されていたが、元々この家は、Crisologo家族が住んでいた場所で、現戸主Floro Crisologo氏は、この町出身の下院議員だった。執務室の解説によれば、1970年10月、この町の大聖堂で祈りをした時、何者かに射殺され、その後家族はこの住宅を博物館として寄贈した、とのことだった。執務室には暗殺当時の、床に倒れ、頭から血を流している生々しい彼の写真、新聞記事等々が掲示されていた。
フィリピンの血塗られた歴史。情熱的なスペイン人の血を引いているのか、現代フィリピン人も短気で、血気盛ん。何かあれば直ぐにもピストルを取り出し、ズドンと1発。それですべての問題は解決できると思っているようだ。現フィリピン大統領の父親、コラソン上院議員もこのCrisologoが暗殺された頃、マニラ空港で暗殺されている。有名人に限らず、身近な知人間でもトラブルの最終的解決手段としてピストルが物を言う。過去何人の日本人旅行者が銃弾に斃れたか・・。この歴史資料館で、前世期の人々の生活様式を眺めると同時に、フィリピンの裏面に流れるピストル文化の恐ろしさも感じた。
- 旅行の満足度
- 4.5
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ちゃおさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
フィリピンで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
フィリピン最安
356円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
10