250年続く植物園　キューガーデン（Kew Garden）

2010/07/10 - 2010/07/10

小学校3〜5年（1961〜1964）の間、父親の駐在の関係で、私はロンドンに住んでいました。当時、日本では、家の前の道路も舗装されておらず、トイレも汲み取り式で、公園は無かったのでは無いでしょうか？　ロンドンに住んでびっくりしたのは、狭い路地まで全て舗装され、芝生が敷かれた立派な公園で家族一同がのんびりと日を浴びて、６ペンスの各種アイスクリームを食べる豊かさです。しかも、空を見あげると、ヒースロー空港へ続々とプロペラジェット旅客機が着陸態勢で通過しました。

50年が経過し、Richmond Parkに引き続き、再度、キューガーデンを訪問しました。まあ、懐かしいです。Kew Gardenのような素晴らしい植物園を250年（2009年で250）も提供しているのは素晴らしいことです。

ロンドンにも色々と良い所がありますが、Kew Gardenは私が何時までも忘れられない所です。

エリア キュー・ガーデンズ周辺(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩

鉄道のKew Garden駅です。50年前と同じ建物だと記憶します。2:30PM頃です。駅前にカフェがあります。

駐在時に、父親の同僚が住んでいた家。イギリスの家はリファービッシュしながら数百年使うように思います。木造が多い、日本とは違います。

キューガーデン（Victoria Gate）入口。

キューガーデンに入った所。

Victoria　Gateを入った所。

同じく。

有名な温室（パームハウス）で1848年に出来たそうです。ロンドンで建設された水晶宮に似て居るのでしょうか？

Victoria Gate傍の池です。

子供連れが沢山楽しんで居ます。

中国のパゴダ。懐かしい。

中国のパゴダの上空青空を、ヒースローへ着陸する旅客機が、続々と飛んでいきます。50年前と同じ。違いは、50年前はジェットプロペラ機でブーンと五月蠅かったが、今は静音ジェット機。

キューガーデンの木はでかい。ところで、今回、つくづく思いましたが、こういう植物園の植木職人は大変だと思います。木々を植えたときに、その後、50年、100年のイメージを持って管理していく事が必要。その間に、そもそも木は生長して枝振りが変わるし、風雨もあれば、虫害や病害もあるのでしょう。それらを予想した上で、公園の見栄えや、植物園としての価値も考えて何の木をを植えて、どうやって植栽するのかを計画しているのだと思います。植木屋の次の代へ引き継いでいくのでしょう。

実は私の曾祖父が1886〜88年にロンドンへ、祖父が1913〜15年にグラスゴーに住んでいましたが、何れもがキューガーデンを訪問しています。（私の子供等で5世代連続）　それぞれの代で見ている景色は違うのでしょうが、一方で、同じ様な価値観を提供しているのでしょう。

日本の勅使門（京都西本願寺勅使門）のレプリカだそうです。これとパゴダと水晶宮そしてロードレンドラント（シャクナゲ）は子供の頃の記憶のままでした。

中国のパゴダは遠方からも見えます。上空を飛んでいく旅客機をノンビリと見ると、50年前の景色そのままです。

これは50年前は無かった様に思いますが、樹上の観察散歩道です。高さが18mくらいあるのでしょうか？　歩いて見ましたが、「ジュラシックパークの映画」を思い出しました。

同じく、空中散歩路を下から見上げました。下から見ても怖いが、散歩路から見下ろすと大変怖いです。

大きな池があります。

キューガーデン内を歩いていると、所々、このように長大に見通せるところがあります。私は、自然の豊かさを感じました。

因みに、Google MapのStreet Viewを使うと、Kew Garden内はかなりの所が見えますので、この景色も含め、散歩した時の印象が分かります。時代が変わったのですね。行かなくても雰囲気は分かります。

ラベンダー？が見えます。遠方に、Victoria Gate傍の塔が見えます。

蓮の温室です。

不思議な植物。キューガーデンには、色々と不思議な植物が沢山あります。

Victoria　Gateの近くにある池

4PM頃です。比較的最近に建てられたダイアナ妃の名前がついた温室です。