2015/06/11 - 2015/06/12
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endless446さん
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アッシジは2000年の歴史の有る町ですが、13世紀に 聖フランチエスコ(San.Francesco)神父がここで悟りを開いた町で
観光地というよりも、カソリックの「フランチェスコ会」の総本山です
アメリカ西海岸の町のサン・フランシスコはこの人にちなんで名付けられました。
アッシジのもうひとつの面は、、町全体が中世ヨーロッパの石のレンガ(ツフ(凝灰岩))の町並で、そのまま保存されている世界遺産の町の観光地でもあります
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
アッシジに行くにはローマから鉄道又はバスですが、歩き方に寄ると、バスの方が景色が良いというので、行きはバス、帰りは鉄道にしました
アッシジについて、キリスト教になじみの薄い日本人に、誤解を恐れずに簡単に説明すると
カソリックにも仏教と同じく宗派があって お釈迦様に相当するのがイエス・キリストとすると
「曹洞宗」に相当するのが「フランチェスコ会」という会派
曹洞宗を開いた「道元」に相当するのが「聖フランチエスコ」神父で
曹洞宗の総本山のある福井県永平寺町が アッシジ(Assisi)になり、
総本山の永平寺がサン・フランチェスコ聖堂になります
という訳で、世界中からフランチェスコ会の信者が日頃は不信心でも、これを挽回すべくこの世界遺産の町に観光を兼ねて巡礼に訪れるのです -
確かに、バスはこれぞイタリアの田舎町という風景の中を進みますが、道路は殆どは鉄道と平行しています
バスの方が景色が良いと言うのは、鉄道の窓はゴミの付着だらけで外の風景を見るには適しないが、バスの窓は綺麗に拭かれていて、景色が綺麗に見えるということだと思います。 -
あちらこちらの山の上に、城塞都市が有ります。
時間が有れば行って見たいですね、きっと素敵な町だと思います -
バスは途中、同じ古い町のベルージャ(Perugia)に寄りますが、われわれ以外の乗客はここで降りてしまい、ここから先は大きなバスに我々だけ
とんでもない辺鄙な田舎町に着たのではないかと一瞬不安になりました、
いよいよアッシジの町が見えてきました -
ローマからのバスの着くサンピエトロ広場に着くと辺鄙な田舎どころか観光バスがゾロゾロと行き来する大観光地の雰囲気です。広場から坂道を上がるとサンフランチェスコ聖堂(1230~1253年に建立)の下層階の入り口に着きます
まずは上層階の、聖堂から入場します
(注) 聖堂内部は撮影禁止ですので以下何枚かは、HPより借用です -
まずは上層階の、聖堂から入場します
-
内部には28枚の「聖フランチェスコの生涯」を描いた壁画で埋り、世界中から来た巡礼者の10-20人のグループを神父様が説明して回る
各国語のツアーが引っ切り無しに通過します。英語ツアーは多いときには15分毎に出発だとか
ちなみに、日本語のツアーもありますが、日本でカソリックの教会経由で申し込むとツアーを組んでくれます、現地申し込みはありません。
大半の観光客(巡礼者)は巡礼ツアーでこの地を訪れる様です -
一番有名な
小鳥に説教する聖フランチェスコの壁画
聖フランチェスコについては
http://www.ofm.jp/wp/archives/474
を参照 -
中庭も洒落ていて、それなりの雰囲気
この後、町中で出会った日本人シスターによると、日本の教会経由の数人の日本語ツアーも1回/2日くらい、日本からも3回/年くらいは50人を超すような、大巡礼団が来るそうです
巡礼団は、所属教会の大部屋の宿(宿坊)に泊まってごろ寝だそうです。
巡礼に来るような熱心な信者は3,4泊は普通で、1週間もアッシジに滞在する人も珍しくないとか。 -
下層階にも教会があります、引用の写真よりも暗いですが
ここも神父様率いるツアーが引っ切り無しです。
地下には聖フランチェスコのお墓があります。 -
サン・フランチェスコ聖堂を出て町の中心へ向かいます
メイン道路のサンフランチェスコ通です
石畳で周りの建物はすべて石のレンガ積みか、その上に漆喰です
16世紀の町並みだとか -
昔の城塞都市ですので、町中に敵を防ぐ門があります
町の膨張に伴って、この門の外側に門を作って町を広げました -
この景色は中世と変わっていないのでしょう
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町の中心のコムーネ広場に着きました
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石つくりの中世の建物に囲まれています
昔は宮殿だったコムーネ広場に面するプリオーり宮殿 -
アメリカ人の巡礼団がツアーガイドの説明を聞いています
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英語、ドイツ語、スペイン語の巡礼団が、ゾロゾロと通ります
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広場からチョット入った左のピンクの漆喰の建物が今日の宿泊先
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今夜の宿の、ホテル、デイ・プリオリ
16世紀に立てられた古い建物で、内部を改造してホテルにしました
勿論この入り口の石組みのアーチは16世紀のもの -
ホテルの中は大幅な改造がされて、近代的です
16世紀の建物でも、勿論、改装時にエレベータ、空調完備です
これを見ると、日本の白川郷なんか、もっと割り切って内部を改造して
商業施設として利用にすれば、保存もずいぶんと楽なのだと思います -
ホテルの窓から外を見ると、屋根も昔ながらの瓦で、白川郷みたいに、トタン屋根なんか有りません。
それには、行政の強力な規制と、援助が必要なのでしょう
建て直しも、改装も出来なくて、廃屋らしき建物もありますが
逆に、数百年前の建物を外観はそのままで内部を改造して有料の公衆トイレにしたり
観光案内所にしたりもしていました -
ホテルの窓からコムーネ広場を見るです
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相変わらず世界中からの巡礼者でごった返しています
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街歩きの再開です
コムーネ広場に面するミネルヴァ神殿
2000年くらい前の古い建物で、教会として使われてきたとか -
コムーネ広場から街の上のほうへ行ってみます
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素敵な脇道
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サン・ルフィーノ大聖堂
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次は街の上に聳え立つあの、城址(ロッカ・マジョーレ)を目指します
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街中の細い素敵な路地の階段を登って行くのですが
ともかく長い階段で、疲れます -
街中をぬけて、やっと城址の見える麓まで来ました
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先ほど訪れたサン・ルフィーノ大聖堂が見えます
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聖フランチエスコは豪商の息子だったが、若いときは放蕩三昧で荒れた生活をしていたが、ある時、このアッシジの風景を見て悟りを開いたそうです
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城址に入場します
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お城らしく銃眼があります
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あの、見張り塔に登ります
内部に螺旋階段があり、城壁の上まで上れます -
城壁の上です、攻め入る敵に応戦すべくこのような構造でした
この城壁は二重構造で、この道の下にさらに地下道があちらの見張り塔まで通じています -
アッシジの町
やや左の中央にある高い塔のあるところが先ほどのコムーネ広場です -
町へ降りてきました
-
遅い昼食を食べようと、レストランを物色します
しゃれたところばかりで迷います -
お洒落ですねーー
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食事が終わり、今度は街の下のほうを散策です
サンタ・アキーラ聖堂 -
入り口の両側にライオンの像が、狛犬みたいなものでしょうか
この町にはライオンの像がいくつもあります
何か意味があるのでしょうか -
さらに、道を下ってゆきます
-
生活道路です
中世の格好をした、オバサンが箒とバケツを持って出てきそう -
何世紀にも渡って、何回も増設と改築を繰り返した結果この建物なのでしょうが、それなりの形になっています、
下層階は窓に大きなガラスがはまっていてレストランになっていて、これが許される最大の改装なのでしょう。
石組の壁をモルタルにするのは許されて居ないようです。 -
古い石つくりの路地を通って、帰路につきます
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聖フランチェスコが生まれたという言い伝えがある、馬小屋の礼拝所
サン・ピッコリーノ礼拝所(実際は薄暗い)
(注)撮影禁止の為、HPより
馬小屋で生まれたキリストの話をそろえたみたいな伝説でしょうが
建物の外見は正真正銘の貧相な馬小屋でした -
ホテルに着くまで、古い路地が続きます
-
このあたりは住民の住居地区で
観光客(巡礼者)もまばらで、買い物の住民に合います -
石のレンガが綺麗な家
石組の壁が良い具合に風化されて、綺麗に浮き出して、良い感じです -
車の代わりに、馬に乗った騎士が居るほうが、自然な風景ですよね
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細い路地
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建物の中を通る路地
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コムーネ広場に近い
ヌオーヴァ教会 -
ヌオーヴァ教会の壁にはイコン風のタイル絵が
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宗教の街だけ有って、土産物屋もそれらしい
エンジェルの飾り物 -
聖フランチェスコの置物屋さん
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ピノキオ人形
そういえばピノキオはイタリア民話ですね -
建物の壁に吊り下げられた生け花
造花じゃありません、日本人とは別のセンスなので感心します -
夜がふけて来ても、コムーネ広場は観光客(巡礼者)でいっぱいです
バスキングの大道芸人も出てきて音楽が響きます
この分では深夜まで若者巡礼者達の徘徊は続きそうです
アッシジはローマからの日帰り、又は+ペルージャを含めた日帰りの人が多いようですが、石造りの中世の町がそのまま残っている町です
一泊する価値は十分にある素敵な町でした
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