８６歳と８４歳と６２歳と５９歳の世界遺産（姫路城）珍道中

2015/07/22 - 2015/07/22

　年齢的に無理かな、と思いながら、妻の両親と４人で出かけました。
　列車の中で雨が降り始めたので、姫路駅ですぐに傘を購入。

　しかし雨は降らず、４本の傘が、予定外の荷物になってしまったのです。

　加えて、菱の門、いの門、ろの門、はの門、にの門を過ぎたところで、
　両親がギブアップ。　

　私はというと、苦手な写真を撮るのに四苦八苦です。
　結局、世界遺産をゆっくりと堪能できたのは、妻一人だけでした。
　
　帰りの列車でも、またまた大失敗。
　車両を切り離すことを、知らないままに乗車したのです。

　それまでは、シルバー席に４人で座っていたのですが、
　米原駅で、違う車両に、あわてて乗り換えました。

　超満員の車両の中で、私たちが立っていると、
　すぐに、２人の女性が立ち上がって、両親に席を譲ってくれました。

　「ありがとうございます」私と妻が、女性たちにお礼を言っていると、
　横に座っていた、２人の男子高校生までが、立ち上がります。

「いいです、いいです」何度も遠慮したのですが、
　高校生は「どうぞ」と言って、バッグを持って席を離れて行きました。

　４人で向かい合って、座席に座り、
　姫路駅で買い込んだ、駅弁を広げます。　

　失敗の多い珍道中でしたが、
　暖かな心に触れて、素晴らしい旅になりました。

　終わり良ければ、すべてよし。　

旅で出会った皆さん、ありがとうございました。

エリア 姫路(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

ログハウスの、新疋田駅から出発。
駐車場も空いていて、無料なのがいいです。

新疋田駅（しんひきだえき）

駅構内には、ＳＬなどの様々な写真が掲示してあります。

姫路駅について、すぐに駅構内の観光案内所で、

城周遊観光ループバス・１日乗車券・大人３００円を購入しました。

１日乗り放題の、お得なチケットです。

ループバスは、６番乗り場です。

座席数は２０席ほどの、レトロな外観のバスです。

お堀の外からの姫路城です。

案内板（大手門と桜門橋）

桜門橋

（江戸時代の木橋をイメージして、平成１９年に築いたものです。）

桜門橋

・雨が降りそうな曇り空で、それほど熱くもなく、

　７月としては過ごしやすい日でした。

大手門

（昭和１３年に完成したもので、位置や大きさは、江戸時代のものとは全く異なっています。）

門中からの姫路城

菱の門に向って、歩き続けます。

菱の門（案内板）

菱の門

（東方土塀８８.７ｍ）

菱の門

(表玄関にふさわしく格調高い櫓門。

　正面の冠木に名前の由来となっている木製の「花菱」が飾られています。)

国寶姫路城

天守閣へ向かいます。

ただひたすら・・・

歩き続けました。

が、天守閣を前に、８６歳と８４歳はギブアップしました。

狭間（さま）

天守や櫓、土塀の壁面に開けられた、矢や鉄砲を放つための穴。

狭間（三角）

狭間（長方形）

歩きます。

もう少し。

天守閣へ。

瓦

（平瓦と丸瓦を交互に組み合わせた本瓦葺です。）

揚羽蝶紋四半瓦

（あげはちょうもんしはんがわら）

十二菊紋鬼瓦

（じゅうにぎくもんおにがわら）

素晴らしい瓦を眺めながら、

上り続けます。

窓

（太い格子がはめられた幅半間の格子窓）

武具庫（ぶぐこ）

しゃちほこ

長壁（形部）神社

二人でお参りしました。

屋根瓦の継ぎ目には、屋根目地と呼ばれる漆喰を使用。

別名「白鷺城」と呼ばれる所以なのでしょうか。

とてもきれいで、見とれてしまいました。

武者隠し（むしゃかくし）

武者隠し

石落とし（いしおとし）

石落とし

西大柱（２４.６ｍ）

東大柱（２４.６ｍ）

別の角度から。

別の角度から。

黒田官兵衛が築いた石垣

黒田官兵衛は軍師としてだけでなく、城造りにおいても名手と言われています。

漆喰に目を奪われます。

お菊井戸

お菊井戸

（播州皿屋敷のお菊が投げ込まれたと言われる井戸です。）

お菊井戸

お昼ごはんを食べた、お店の窓からのお城が、

また格別でした。

(お店に置いてあった空ビンで、お酒は飲んでいません。)

名物「姫路おでん」

ループバスで、県立博物館へ移動。

更にループバスで、好古園へ移動。

好古園

（姫路城西御屋敷跡の遺構を生かした日本庭園で広さはおよそ１万坪です。）

とても素晴らしく、見ごたえのある庭園でした。

失敗だらけの珍道中でしたが、暖かな人の心に触れることが出来て、

とても幸せな気分になりました。

共通の楽しみを持つことの、大切さを教えてくれた、

しんちゃんさんに、心からお礼を言います。

ありがとうございました。