一人のんびり北海道③　北海道ガーデン街道

2015/07/13 - 2015/07/18

大雪ー富良野ー十勝を結ぶ２５０kmの街道は、
２００９年に、北海道ガーデン街道と名付けられ、
現在は北海道を代表する８つのガーデンが存在します。

数年前から興味を持ち、
一部分については既に訪れてもみましたが、
時期が早かったりで、本来の姿ではありませんでした。
今回、８つのガーデンすべてを巡ることができ、
ようやく数年来の思いが実現しました。

できるなら、観光客として訪れるのではなく、
「今日は芽を出した」「今日は花をつけた」というように、
日々の変化を見守ることができたら・・・
そう思わせる花たちでした。

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

最初に訪れたのは「大雪森のガーデン」。

自然の木々を活かしながら、
森の中に創られたガーデンです。

確かに、よく見れば、ルピナスが咲いていたり、

トラの尾系でしょうか・・・が咲いたりしていますが、

お花畑が前面に出るのではなく、
木々との調和が感じられるガーデンです。

次に訪れたのは「上野ファーム」。
北海道を代表するガーデンデザイナーである
上野砂由紀さんのガーデンです。

私が北海道ガーデンに興味を持ったのも、
このガーデンがきっかけでした。

上野さんは元々米農家で、
自宅にお米を買いに来る人を喜ばせるために
ガーデン作りを始めたそうです。

その後イギリスでイングリッシュガーデンを学び、
北海道の気候風土に合わせていったのが、
北海道ガーデンの始まりだそうです。

ノームの伝説をイメージして創られた「ノームの庭」。
これは、アリウム系のお花ですね。

エリンジウムもこんなにたくさん。

左右対称に宿根草が植えられた「ミラーボーダー」の花々。

「マザーズガーデン」の入口に咲いていたクレマチス。

「白樺の小道」。

あらあら、かわいらしい子たちも遊んでいます。

３番目に訪れたのが「風のガーデン」。
倉本聰さんが、上野さんに依頼して、
２年がかりで創られたガーデンです。

上野さんらしい素敵なガーデンです。

このガーデンは富良野プリンスの敷地内にあります。

私の大好きなラムズイヤー。
訳すと仔羊の耳。
その名のとおり、肌触りがたまりません。

こちらも私が好きなスカビオサ。
儚げな姿にメロメロです。

奥には、テレビドラマで使われた「グリーンハウス」が
そのまま残されています。

入口付近には、羊ちゃんたちの姿もあります。
イギリスでよく見られるお顔が黒い種類です。

次に訪れたのは、「紫竹ガーデン」。
最近よくテレビや雑誌で取り上げられています。

お花好きな紫竹昭葉さんが
少しずつ創っていったガーデンです。

有機肥料で、できるだけ自然に近い形で育てているそうです。

クレマチスの最盛期で、よく見てみると、

上を向いて力強く咲くクレマチスや

はにかんだように下を向いて咲くクレマチス等、
様々な種類があります。

アスチルベも最盛期でした。
手前のピンクは初めてみる色でした。

小鳥さんのためのかわいらしいお家や、

リスさんのためのえさと遊具でしょうか。

こちらのガーデンは散策して回るよりも
じっと肌で感じるガーデンのような気がします。
なもので、朴の木陰に座って、

しばし、こういう感性豊かな方の本を読んだりしていました。

五番目に訪れたのは「六花の森」。
お菓子の六花亭が運営するガーデンです。

六花亭の包装紙にも描かれている
ハマナシの花。

かつての小川や湿原の風景を
再現したガーデンだそうですが

企業が運営しているだけに
とても良く整備されています。

蝦夷アジサイに、

大姥ゆり

こんなに見事な二人静。

「花柄包装紙館」は、壁一面が、
六花亭の包装紙でした。

次に訪れたのは「真鍋庭園」。
こちらは元々、造園会社の植物見本園です。

日本初のコニファーガーデンと言われるように、

もみの木等の針葉樹がいっぱい。

日本庭園もありますし、

色鮮やかなデルフィニウムも咲いていますが、

森を散策するつもりで、
ひたすら歩くのが気持ち良い場所です。

次に訪れたのが「十勝ヒルズ」。
十勝平野を見渡す丘の上にあります。

ローズガーデンや、

トンボ池もありますが、

食をテーマにした菜園があるのが

こちらのガーデンの特徴のようです。

そしていよいよ最後の８番目が
「十勝千年の森」です。

元々新聞社で、“紙を使うので木を植えよう”
ということでスタートしたそうですが、

とにかく規模の大きさに驚かされます。
様々な賞も受賞しているガーデンです。

自然の生命力を利用したガーデンです。

バラ園もありますし、

羊たちも

山羊たちもいます。
ヤギのチーズも作っているそうです。

以上で８つのガーデンすべてですが、
それぞれが特徴のある
北海道ならではのガーデンでした。

最後に、移動中に見た美瑛周辺の写真を

いくつかアップしておきます。

こちらはラベンダー畑。

のんびりゆったりの北海道旅行でした。